kk12_900

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<ボクトケイヤクシテマホウショウジョニナッテホシインダ 画面に移る白いマスコットみたいなキャラが喋るとそのままエンディング曲が流れはじめた。 「あっ、第1話が終わったみたい」 「……苗木君もこういうアニメを見るのね」 「山田君が貸してくれたんだよ。暇なら苗木誠殿も見てはいかがかなって言われて」 ノートパソコンを不二咲くんから借りて僕が山田君から借りたDVDを見ていた。 そこに霧切さんが来て何も言わず隣に座り観賞してたんだけど…… 「こんな得体の知れない存在にいきなり魔法少女になれ、だなんて言われてなる少女がいたら見てみたいわね。」 「ははは……」 どうも霧切さんには不評みたいだ。 ちなみに僕としては第1話を見た限り面白いとは思ったけどね。 <ボクハ、キミタチノネガイゴトヲナンデモヒトツカナエテアゲル 気がつけばそのまま第2話が始まって先ほどの白いマスコットがそんな台詞を喋っていた。 ふと僕は思った事を聞いてみる事にする。 「霧切さんはもし願い事が1つ叶うなら何を叶えてもらう?」 「そうね……教えてほしかったら苗木君が先に教えなさい」 そう言われ僕は少しだけ考えて口にする。 「そうだなぁ……この日常がいつまでも続くこと、かな?」 「ある意味苗木君らしい答えね」 微笑む霧切さん。 「褒め言葉だと思っておくよ。で、僕は答えたんだから霧切さんも教えてよ」 「ないわ」 即答。 それはひどいよ、と言おうとする前に霧切さんの言葉は続く ――だって私の叶えたい願いは 霧切さんが僕の肩に寄りかかりながら自分の腕と僕の腕を組み…… ――もう叶ってるもの そっと僕の指と彼女の指が絡み合った。
<ボクトケイヤクシテマホウショウジョニナッテホシインダ 画面に移る白いマスコットみたいなキャラが喋るとそのままエンディング曲が流れはじめた。 「あっ、第1話が終わったみたい」 「……苗木君もこういうアニメを見るのね」 「山田君が貸してくれたんだよ。暇なら苗木誠殿も見てはいかがかなって言われて」 ノートパソコンを不二咲くんから借りて僕が山田君から借りたDVDを見ていた。 そこに霧切さんが来て何も言わず隣に座り観賞してたんだけど…… 「こんな得体の知れない存在にいきなり魔法少女になれ、だなんて言われてなる少女がいたら見てみたいわね。」 「ははは……」 どうも霧切さんには不評みたいだ。 ちなみに僕としては第1話を見た限り面白いとは思ったけどね。 <ボクハ、キミタチノネガイゴトヲナンデモヒトツカナエテアゲル 気がつけばそのまま第2話が始まって先ほどの白いマスコットがそんな台詞を喋っていた。 ふと僕は思った事を聞いてみる事にする。 「霧切さんはもし願い事が1つ叶うなら何を叶えてもらう?」 「そうね……教えてほしかったら苗木君が先に教えなさい」 そう言われ僕は少しだけ考えて口にする。 「そうだなぁ……この日常がいつまでも続くこと、かな?」 「ある意味苗木君らしい答えね」 微笑む霧切さん。 「褒め言葉だと思っておくよ。で、僕は答えたんだから霧切さんも教えてよ」 「ないわ」 即答。 それはひどいよ、と言おうとする前に霧切さんの言葉は続く ――だって私の叶えたい願いは 霧切さんが僕の肩に寄りかかりながら自分の腕と僕の腕を組み…… ――もう叶ってるもの そっと僕の指と彼女の指が絡み合った。 ----

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