kk13_73-74

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『シ○○ッ○』 現在希望ヶ峰学園は冬休み中 クラスメートのほとんどは実家に帰ったり仕事だったりして現在学園にはいない 僕は実家に帰る前に部屋の掃除をしていた そして終わったころ外の空気を吸いたくなり屋上へと向かった ドアを開けると流れ込む冷たい冬の空気に身を震わせる 「寒くなってきたなぁ」 はぁ、と吐いた息は白くなり空へと消えていく ポケットに手を突っ込み目的のものを取り出す それを箱から出す 「うーん……手袋つけたままだとやっぱり剥がれないか」 仕方なく右手の手袋を外し封を破る 焼け爛れた右手が露わになるが気にせずそのまま箱の中身を取り出し口に咥える 希望ヶ峰学園の校章が描かれた黒い手袋をはめ直した 「……」 咥えたそれの味をかみ締める 久しぶりに見かけたこれを思わず衝動買いしてしまったけどこれは正解だったかな? 「苗木君……!?」 「霧切さん?」 声に気づき僕が振り返ると信じられないものを見たような霧切さん つかつかと歩み寄り僕の咥えていたそれを奪い取る 「霧切さん!?」 「苗木君!あなたがこんな物を吸うなんて……」 「えっ?」 吸う? ……僕は吸ってなんかしないんだけど? 「こんなもの吸ってたら体を悪くするわよ!それ以前に未成年じゃない!!」 「……もしかして霧切さん勘違いしてない?」 霧切さんの発言から僕はある事に気づいた 確かにこれはよくあれに似ている 昔、妹にも勘違いされ一度僕はまったく悪くないのに怒られた記憶があるし…… 「勘違いですって……言い訳は見苦しいわよ」 「いやいや言い訳じゃなくてさ……ああもういいや」 手っ取り早くポケットから残りを取り出し一本取り出す それを文句を言われる前に霧切さんの口に無理やり咥えさせる 「ちょっと苗木くっむぐ!?」 「はい霧切さんも一本あげるよ」 「そういう事じゃ……えっ甘い?」 咥えさせられたそれを手に取りまじまじと霧切さんは見る 繋ぎ目を見つけ外装を器用に剥がす 「……チョコレート?」 「うん、タバコっぽいやつ。たまたま見かけて懐かしくて買っちゃったんだ」 そう。 僕が咥えていたのはタバコに似せた包装紙に包まれたチョコレートだ 誰もがやったであろう冬に買って白い息を吐いてタバコを吸ってるようにするというアレ ちょっとした気分転換になればいいかなぁ、と思ってそれをやりにきたのだが…… 「……」 「……」 霧切さんはチョコを片手に固まっている 気まずいのと霧切さんの機嫌取りのために彼女の持ってるそれを奪う 「霧切さん、ポッキーゲームってあるよね?」 「……」 それを口に咥えると霧切さんと向かい合う 「霧切ふぁん、ここまふぇいえふぁふぁかふよね?」 「……」 何も言わず霧切さんは反対側を咥えてくれた

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