モノクマ小劇場・あるモノクマの物語チャプター2

【登場モノクマ紹介】
  • クマベー(モノクマB):お調子者でいい加減でテキトーでマイペースという典型的なモノクマ。
  • シグマ(モノクマC):真面目に見えるけど根はテキトーでマイペースという典型的なモノクマ。
  • サクマ(モノクマS):配属になったばかりで新環境に色々と不安を隠せない典型的なモノクマ。
  • 先生(元祖モノクマ):江ノ島 盾子(本物)が遠隔操作しながら喋っている典型的なモノクマ。


※(全員モノクマの声でイメージしています)
『ボクの名前はモ~ノッ♪(ヘイヘイ!)』
『ボクの名前はク~マッ♪(ヘイヘイ!)』
『二匹合わせてモノクマだぁ♪(ヘイ!)』
『キ~ミとボクとでモノクマだぁ♪(ヘイ!)』
『小さな希望が♪』
『大きな絶望を♪』
『ガンガン論破だダンガンローンパぁ~~ぁ♪(いぇーい!)』


クマベー「ふひー。やっぱり朝はラジオ体操に限るねぇ」
サクマ「えーとぉ毎日歌詞とリズムが違う気がするんだけど気のせいかなぁ?」
クマベー「宇宙は常に膨張しているんだよ。今日の僕は昨日の僕とは違うってことさ」
シグマ「まあ語感さえ良ければ意味なんて分からなくても良いじゃない」
クマベー「そーそー、都会の天気予報のように一分一秒コロコロ変わるのが僕らのポリシーさ」
サクマ「つまり『テキトーにやれ』ってことだね」
クマベー「Exactly(その通りでございます)」

先生「はぁい、オマエラおはようございます!」
三匹「「「おはようございまーす」」」
先生「今日も早いねぇ、うんうん」
シグマ「だって僕ら寝る必要ないし」
クマベー「あ、でも枕投げは大好きだよ」
サクマ「(ひそひそ)通信で済むのに先生は毎日アイサツに来るねぇ」
クマベー「(ひそひそ)きっと寂しがり屋なんだよ。緊急時以外は何かにつけて顔を出すし」
シグマ「(ひそひそ)前に『退屈ー!』ってゴロゴロ悶えてる中の人を見たことあるよ」
クマベー「(ひそひそ)一人じゃババヌキもできないしねぇ」

(ワイワイガヤガヤ)
先生「はい静かに~。お口にチャック!」
(し~ん)
先生「皆さんに大事なお知らせがあります。知っての通り第一回の学級裁判が終了しました」
クマベー「アイドルと野球選手の痴情の縺れ殺人だっけ?」
サクマ「あいつら電撃結婚とかしては直ぐに別れるもんねぇ」
シグマ「昔の同級生の男の子の部屋で殺されたらしいしよ。絶スポ(絶望スポーツ)に書いてあったし」
サクマ「それでかぁ。世知辛い世の中だねぇ」
先生「裁判の実体はこっちに置いといてぇ、今日からこの校舎の二階を生徒に開放することになりました」
クマベー「ええ!? じゃあこのトレーニングルームは?」
先生「今日から生徒専用になります。というか生徒が来る前に早く三階に移動してね」
クマベー「ショボーン。毎朝のトレーニングは健康に欠かせないのに……」
シグマ「図書室は? まだ読みかけの電話帳があるんだけど」
先生「そこも生徒専用になります。読みたい本があるなら各自で持っていくように」
シグマ「ラッキー。んじゃ栃木県と川崎市とカムチャッカの電話帳を持っていこ」
サクマ「あ、僕も恋愛小説持ってっていい? 腐川冬子の」
先生「まとめて持ってって良いから手早く三階に移動すること! 遅れたらオヤツ抜きだよ!」
三匹「「「はーい!」」」

クマベー「これで二階ともお別れかぁ。ルームランナーで延々と走るの好きだったんだけど」
サクマ「走るだけなら廊下でも往復してればいいんじゃない?」
クマベー「分かってないなぁ。いくら走っても前に進めないところがマイブームなんだよ」
シグマ「それに廊下は走っちゃいけないんだ。×ボタン押しながらランニングなんて持っての他だよ」
サクマ「色々あるんだねぇ。(きゅぴーん!)あ、出番だ! どうしよ……初出番だよ」
クマベー「スクランブルだ~緊急出動~油断をするな~♪」
サクマ「えーと場所はトレーニングルーム前で生徒に電子ロックの説明だって(おろおろ……)」
クマベー「大丈夫。肩の力を抜いて普段どおりテキトーでオケ」
サクマ「だ、大丈夫かなぁ? 緊張するなぁ」
シグマ「要請があって生徒と面対する時は先生が裏で監視してるからフォローしてくれるし」
クマベー「というか、ノッてくると途中から勝手にマイクとか操作権限を取られるけど」
シグマ「先生って自分からは話題を振らないくせに話が盛り上がると口出したがるんだよねぇ」
クマベー「なんていうかバラエティで他人をイジるだけの偉そうな芸人って感じ?」
サクマ「ううー、とにかく時間がないんで行ってきまーす」(ダストシュートへダイブして現場へ急行)
クマベー「この緊急移動システムとかって誰が作ったんだろうね?」
シグマ「さあね。超高校生級のこんな事もあろうかととか何とか」
サクマ「ただいまぁ。案ずるより産むが易しって感じだったよ」
クマベー「だよねー」

(あらあら~ほらほら~それからどんどこしょ~)

シグマ「二階が開放されて早数日。そろそろ次の事件かな?」
クマベー「それってテンポ早くない? どっかの探偵漫画だって一週間は間を空けるよ?」
サクマ「でも昨夜また殺されちゃったじゃない。TVでやってたし、脳内受信の」
クマベー「うっそ~。また決定的な瞬間を見逃しちゃったよ」
シグマ「僕も電話帳に夢中になりすぎてた」

先生『死体が発見されました。一定時間後に学級裁判を開廷いたします』

サクマ「ほらね」
クマベー「う~ん……でも物は考えようだね。僕らも犯人を推理してみよう」
シグマ「そだね。せっかくだし」
クマベー「そんなわけでネタバレはナッシングな方向で」
サクマ「あ、はい」
シグマ「僕としてはこの壁の文字が犯人に関係していると思うな」
クマベー「ねえ、ポスターが違うよ。女子の方は先生がトルネードのポスター貼ってたじゃん」
シグマ「そういえば『今時トルネードなんてw』とか言っちゃったからアクマくんは自爆させられたのかな?」
クマベー「ああ、それはあるかもしれない。僕らも注意しよう」
(あーだこーだ、あーだこーだ)
サクマ「……仲間ハズレだ。ショボーン」

クマベー「とまあ、楽しく推理している内に学級裁判が始まって僕らのお仕事タイムになったわけだね」
サクマ「誰に向かって説明しているんだか」
シグマ「僕らの結論としては謎の殺人鬼『ジェノサイダー翔』を事件の犯人と断定したわけだ」
クマベー「うんうん。我ながら名推理だねぇ。あ、この絨毯は交換だね。血が固まっちゃってるし」
サクマ「……(うずうず)」←ネタバレしたいクマ
シグマ「ハリツケも外さないと。誰かそっち手を外して」
サクマ「オーライ~。硬結びとかされると後片付けが面倒だね。よいしょっと」
クマベー「僕ら手がマンマルだから。クマの爪、ロシア語でベアークローでスパッと行こうか」
シグマ「それ英語だろ。ソ連出身のロボ超人が使ってたけど」
サクマ「そういえばクマベーくんのBはビーじゃなくてベーだよね。それもロシア語?」
クマベー「ドイツ語だよ。格好良いだろうエッヘン」
サクマ「クマの方はドイツ語じゃないの?」
クマベー「綴りが長いからパス」
シグマ「キミらしいね」

シグマ「ふぅー。やっと降ろせたよ」
クマベー「んじゃ担架に載せてナマモノ室に運ぼうか」
サクマ「その間に凶器も洗っておくね~」

『エマージェンシー! エマージェンシー! 緊急事態発生! 直ちに現場を事件後の状況に復旧せよ!』

クマベー「ん、脳内に響く緊急通信……ボリュームが大きいなぁ」
シグマ「大変だ。生徒がこっちに来るって」
サクマ「急いでハリツケにしなきゃ。えーとどんな風に結んでたっけ?」
クマベー「絨毯引き直し、ポスターも貼りなおして……丸めてクシャクシャポイしないで良かったぁ」
サクマ「あー! 壁の血文字どうしよう、どうしよう!」
シグマ「掃除しちゃったねぇ」
クマベー「あ、そこは上から新しい壁紙を張っただけだから剥がせば大丈夫」
シグマ「ナイス手抜き」
クマベー「ふふん。こんな事もあろうかと、さ」
サクマ「あああ、もうすぐ生徒が来ちゃうー!」

(ドタバタドタバタ)

クマベー「ふひー。何とか間に合ったぁ」
シグマ「一時はどうなるかと思ったよ」
サクマ「仕事って早く片付けるだけじゃダメなんだねぇ」
クマベー「先生は言ってることがコロコロ変わるからねぇ。きっと中の人が沢山いるんだよ」
シグマ「前に見た時は一人だったけど、あの中に何人か入っているのかな?」
サクマ「一人で何体も動かすより更に効率悪いと思うけどなぁ」
クマベー「でも重要な決断をする時って自分会議とかしない?」
シグマ「なるほど。どっかのスパコンみたいに何体かのAIが自分会議してるのかもね」
サクマ「船頭多くして船山登るって言葉があったような……」
クマベー「それはあるよねー。僕もババヌキでどっちを引くか自分会議までして悩んでもダメなこと多いし」
シグマ「キミのはまた別の問題だと思うよ」

<チャプター2 END>


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