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「苗木っちってどんな娘がいいんだべ?」

始まりはそんな質問だった。



「どんな娘って・・・・・?」

葉隠君の突然の質問に意味が理解できず、僕はつい疑問符で返してしまった。一体何の話だ?

「だからー・・・今桑田っちと「どんな女が最高か」って話をしてたんだべが、そういえば苗木っちからそんな話
聞いた事ねえべなーって話になったんだべ。」
「つーかさ、ぶっちゃけ苗木ってどんな女の子が好みなんだよ?・・・ちなみにおれは舞園ちゃんみたいな清楚で
可愛い子!まじさいこーっす!!」
「俺はやっぱりオッパイが大きい子だべ!!男は皆オッパイ星人だべ!!」
「ああん!?勝手に決めてんじゃねーよ!!・・・女つーのはこう・・守ってやりてーみたいなんがいいんだよ!!」

僕達の会話が聞こえていたのだろう、隣で不二咲君と石丸君と話していた大和田君も話に入ってきた。

      • ちなみにこんな女子に聞かれたらドン引きモノの会話が出来るのには勿論理由がある。
今この時間は女子は家庭科、男子は技術で分かれている為、ここには男子しかいないのだ。
しかも先生が急用とかで自習になった為、男子は皆好き勝手にしている訳だ。

「お、大和田君落ち着いてっ!?・・ぼ、僕は・・・こんなんだから引っ張ってくれる感じの人がいいなあ・・///」

激昂する大和田君を宥める不二咲君。え、ていうかもうこれ好みとか言わなきゃ駄目な流れなの?
なんか普通に不二咲君答えてるけど・・・

「ふん、下らん事を・・・女など所詮は子孫を残すための道具だ。優秀な遺伝子を持っていればそれでいい」

おお、普段なら絶対関わらないであろう十神君でさえ答えてる!?どうやら告白していく流れなのは間違いないらしい・・。

「それは違うぞ、十神君!!女性は生命を宿すことが出来る神聖な存在だ!!・・・ちなみに僕は大和撫子な女性が
理想的だな!」

普段なら真っ先にこういう話題を止めそうな石丸君でさえ、話に加わってきた。以前と比べて柔軟になったのはいいけど、
ここは止めなきゃ駄目なんじゃ・・・・?

「今時大和撫子って・・・絶滅危惧種ですな!最高の女の子など2次元にしかいないでありますぞ!?
特にブー子等は今世紀最高の・・・」

うん、山田君は何時も通りだ。良かった。
        • けどそんな事いってるけど山田君とセレスさんって仲良いよね?あれはそういうのとは違うのかな・・・?

「オメーは黙ってろ、ブーデー!!つーかさ、今は苗木だよ、苗木! で、お前は結局どんな娘が好みなんだよ?」
「ええっ、いきなりそんな事言われても・・・・」

正直、あんまり好みとかって考えたことないんだけど・・・・芸能人とかモデルさんとかみて綺麗とか可愛いとかは思うけど
別にどれが好きなタイプってわけじゃないしなあ・・・・

「あー、はっきりしねえな!・・・じゃあさ、質問形式でいくからそれに答えろよ、な?」
「う、うん。わかった」

それなら答えられるかな・・・?

場面変わって同時刻の女性陣


「いやーしかしびっくりしたよね!?家庭科の先生急に倒れちゃうんだもん!」
「本当ですね、私目の前で倒れられたからびっくりしちゃいました・・・!」
「そうね・・・まあでも只の貧血みたいだったから良かったわ」

私達はこの時間家庭科だったのだが、先ほど突然家庭科の先生が急に倒れるという事件が起こった。
幸い只の過労による貧血のようだったので安心したが、念のため先生は早退する事になった為、急遽家庭科は
自習となってしまったのだ。
とはいってもそのまま家庭科室にいても何もする事は無かったので、皆とりあえず自分達の教室に戻る事にしたのだ。
確か今日は男子も自習との事なので、教室にいるはずだ。

「さーてと男子は何してんのかなー・・・て江ノ島ちゃん?なにやってんの?」
「しーー!?・・・・今男子がおもろい事話してるから静かに・・・・・!」
「面白い事・・・ですか?」

教室まですぐそこという処で、先に教室に向かっていた江ノ島さんが教室には入らずに教室の前で何か聞き耳を立てていた。
どうやら教室の中で、男子が何かを議論しているみたいだけど・・・・?

「いやーさっきまでは葉隠達が「どんな女の子がいいか」みたいなくだらねー事だったんだけどさー・・・」
「・・・本当にくだらないですわね」
「・・・・・どうでもいいな」
「ど、どうせ胸がどうとか、顔がどうとかって、く、くだらないことでしょっ!?」
「いやーまあそれはそうなんだけどさ・・・・うぷぷw今は何か苗木の好みの話になってるぽいよ?」
「!!・・・苗木くんの・・・!?」
「こ、好み・・・・!?」

苗木君の好み・・・・?それは話の流れからして女性の・・・・・と言う事よね?

「・・・どうやら今から丁度質問形式で話すようだ・・・」
「って残念お姉ちゃん、いつの間に!?」

聞くや否やいつの間にか戦場さんが教室の壁に耳を当てて中の様子を探っていた。
この人・・・ついさっきまでどうでもいいとか言っていたくせに、相変わらず苗木君のことになると性格変わるわね・・・・。

「ちょ、ちょっとそっち詰めてください、戦場さん!?私も聞きたいです!」
「わ、私もちょっと興味あるかなーって・・・///」
「ふっ・・・・・朝日奈も乙女だな」
「ふう・・・・まあ苗木君は数少ない私のナイト候補・・・・・・聞くまでも無いですが一応確認の為、拝聴いたしましょう」
「静かにしろ、貴様ら。・・・・・・・あと盾子、残念言うな」

どうやら皆そのまま盗み聞きすることに決定したようだ・・・ま、まあ私は別に興味はないけれど・・・・・けど助手である
苗木君の事は知っておく必要があるわよ・・・ね?
そうこれは必要な事なのよ・・・・私はそう自分に言い聞かせながら身体を壁に寄り添わせた。

「・・・・・・霧切よ、おまえのそう聴診器はいつも持ち歩いているのか?」
「・・・・・探偵の嗜みよ」
「あっずるいです霧切さん!私にも貸してくださいよ!?」
「嫌よ」
「・・・・だから貴様ら静かにしろと言っている・・!」
「いやお姉ちゃん必死すぎでしょ・・・」



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