kk6_82-84

霧「心理テストよ、苗木君」
苗「…また唐突な。っていうか、霧切さんって心理テストとか信じるんだ」
霧「あたりまえでしょう。私だって乙女なのよ」
苗「…、……へえ」

霧「苗木君、言いたいことがあるならはっきり言っていいわよ」
苗「いっ、いや…何も…」
霧「……犯罪心理や聞き込みで相手の本音を見破るのに必要だから、探偵には不可欠なものなの」
苗「あ、なるほどね。納得したよ」

霧「…苗木君の本音はよくわかったわ。よっぽど私に喧嘩を売りたいようね」
苗「えぇっ!?…あの…、ごめん、なさい…?」
霧「苗木君のくせに生意気ね…」

霧「コホン。気を取り直して…心理テストよ」
苗「う、うん」

霧「大都会の人混みのど真ん中に、あなたは立っています。
  向こうからよく見知った人間が、赤い花束を持ってあなたに声をかけてきました。
  さあ、その見知った人間とは誰かしら?」

苗「……」
霧「深く考えなくていいのよ。こういうのは直感が大事なんだから」

苗「…霧切さん、かな」
霧「えっ…?」
苗「ダメ、かな」
霧「だ、ダメということは、その…ないのだけれど…」

苗「ちなみに、答えは?」
霧「…ヒミツよ。教える必要はないわ」
苗「……そっか」

苗「じゃ、霧切さんだったら誰を思い浮かべるの?」
霧「私…?」
苗「その心理テストでさ。それくらいなら教えてくれてもいいでしょ?」
霧「…そう、ね」

霧「私も、あなたを…苗木君を思い浮かべるわ…」

苗「ほ、ホント!?」
霧「え?」
苗「……あ」
霧「……」

霧「…意地が悪いわよ、苗木君。あなた、最初からこの心理テストの答え、知っていたでしょう」
苗「あ、はは…ごめん。だってソレ、今朝のテレビの占いでやってたやつでしょ」
霧「答えを知っていたのなら、正確な心理テストにならないじゃない…」
苗「でも、霧切さんがそういう意地悪な心理テスト出してくるからさ…ちょっと反撃してみたくなったんだ」

苗「…それに、正解を知る前でも…僕、霧切さんって答えたよ」
霧「……」
苗「霧切さんは…?」
霧「…絶対教えない」
苗「……そっか」

霧「堂々と言えるわけないでしょう…『気になっている相手』だなんて…」


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