大人ナエギリ 初雪

苗「霧切さん、雪だよ雪!初雪!」
霧「苗木君窓を閉めなさい今すぐに…」

苗「……ちょっとくらい感動しようよ」
霧「犬じゃないんだから、雪を見たくらいでキャンキャン騒がないで」
苗「見かけによらず寒がりなんだから…」
霧「どうせ死体に躊躇なく触れる、血も涙もない冷血女よ」
苗「そ、そういう意味じゃないけど…涼しげなイメージっていうか、雪が似合いそうっていうか」
霧「…褒めてくれているなら嬉しいけど、私としては似合いたくないわね」
苗(雪女の仮装とか、似合いそうだなぁ)

霧「苗木君、ちょっとそこのミカンとってくれない?」
苗「えー…霧切さんの方が近いじゃないか」
霧「…私は今コタツに閉じ込められて出られないのよ。無理矢理出ると、凍え死んでしまうわ」
苗「はいはい…」

 ヒョイ ムキムキ

霧「…別に、剥いてくれなくても大丈夫なのだけれど…」
苗「手袋じゃ剥きにくいかな、と」
霧「剥きにくかったら、手袋くらい脱ぐわよ」
苗「でも…その、家族になる人にしか、見せたくないんでしょ。その手袋の中は」
霧「…問題無いわ。その…家族のような付き合いでしょう、あなたとは」
苗「ダメだよ、嫁入り前でしょ。僕はこう見えても男なんだから、僕の目の届く場所では…」
霧「何か、色々間違っている気がするわ…」

霧(というか…ホント、この草食動物はいつになったら…)


苗「ホラ、剥けたよ…どうしたの?」
霧「……別に」
苗「食べないの?」
霧「コタツから腕を出すのも億劫…」
苗「横着しすぎだよ、もう…」
霧「コタツを生みだした人は天才ね。ノーベル平和賞モノだわ」
苗「それはいいけど…ミカン、どうするの? 剥いちゃったけど」

霧「そう、ね……食べさせて」
苗「……はい、あーん」
霧「…あ、む」

 パクッ

苗「ちょ、それ、僕の指…」
霧「ん、む…」

 チュパチュパ ペロペロ

苗「き、霧切さん…!」
霧「…ぷは。ごちそうさま、苗木君」
苗「も、もう…からかわないでよ」
霧「さっきの仕返しよ」
苗「仕返し、って…僕、何もしてないじゃないか…」
霧「……何もしてこないからよ」


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