kk6_897-898

苗「…その、霧切さん」
霧「何かしら、苗木君」

苗「僕の部屋に遊びに来るたびにガサ入れするの、止めてくれないかな…」
霧「あら、何か不都合でもあるのかしら?」
苗「あるよ、そりゃ…見られたくないものだって、色々あるし」
霧「…こういう本とか?」
苗「……」

霧「私がガサ入れするってわかってるのに、よく毎度懲りずに買ってくるわね…今回は洋モノ?」
苗「ぼ、僕が買ってるんじゃないよ! 桑田君が勝手に…」
霧「その割には大事そうに机の棚に仕舞ってあったけど? 要らないのなら捨てればいいと思うわ」
苗「う……」

霧「…モザイク処理がほとんどされてないわね。検閲とか大丈夫なのかしら」
苗「ちょ、勝手に読まないでってば!」
霧「……口の利き方がなってないわね、苗木君。舞園さん辺りにバラしてもいいのよ?」
苗「なっ!? そ、そんなの酷いよ…」
霧「酷いというなら、こっち本の方ね。強姦紛いの企画モノなんて犯罪すれすれの…」
苗「そうじゃなくてっ! …誰にだって知られたくない秘密とか、プライベートなことってあるでしょ…!?」
霧「そういう偉そうな台詞は、十八歳以上になってから言いなさい」
苗「う、うぅ…」

霧(それにしても…どれもこれも、スタイルの良い女性ばかり)
霧(そういえばこれまで見つけた本も、巨乳の女性が多かったわね…)

苗「はぁ……」
霧「…あなた、胸は大きい方が好みなの?」
苗「ぶふっ……と、突然何?」
霧「…別に。そういう女性ばかり写っているから、そうなのかと思って」
苗「まあ、そういう本だから…」
霧「それで…どうなの?」
苗「…なんでそんなこと、霧切さんに言わなきゃいけないのさ」

霧「…腐川さんや朝日奈さんが知ったら、二度と口を聞いてくれないんじゃないかしら」
苗「う、ぐっ……」

苗「…っていうか、何で霧切さんは気にしてないの?」
霧「思春期の高校生男子としては妥当な行動だと理解しているからよ。それに、これくらいで怯んでいては探偵は務まらないもの」
苗「…なんていうか、理詰めだね」
霧「話を反らさないで、私の質問に答えなさい」

苗「…あんまり、そういうの気にしたこと無いから」
霧「へえ…女なら何でもいい、ってこと?」
苗「違うってば! その、なんていうか…大きくても小さくても、っていうか、胸だけ見ているんじゃない、っていうか…」
霧「じゃあ、どこを見ているの?」
苗「な、なんで今日はそんなグイグイ来るの!?」
霧「……」

苗(霧切さん、探偵の目になってる…これは逃げられそうもないな)
苗(適当かつ無難に嘘をついて、乗り切るしか…)

苗「お…」
霧「……」
苗「お尻…かな」


霧「お尻…ですって…?」
苗「う、うん…」
霧「……」
苗「あの、霧切さん…?」

霧「……帰るわ」
苗「そ、そう? …って、なんで本も持っていくの?」
霧「…桑田君が勝手に置いていったものなら、要らないでしょう?」
苗「それは、そうだけど…」
霧「この部屋に置いていったせいで、万が一にもあなたがいかがわしいことをしないために…この本は没収よ」


苗(なんか釈然としないけど…霧切さん、なんか怖いし…)
苗(もしかして、僕が適当に「お尻」とか言ったからかな…)
苗(…もしかして、僕が霧切さんのお尻をジロジロ見ていた、とか思われてるんじゃ…?)

霧(…お尻、だなんて…完全に想定の範囲外だったわ)
霧(引き締まった形の良いお尻が好き、ということかしら…それとも大きさとか柔らかさ…?)
霧(どちらにせよ、この本を読んで詳しく学ぶ必要があるわね…)


あー! 霧切ちゃん、エッチな本持ってるー!!>
違っ、これは誤解よ朝日奈さん…>



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