言弾「ロッカールームで見つけた手帳」

「そうだ、学園を出る前にあの事だけは聞いておかないと。」
苗木はそう言ってとある人物を尋ねた。
相手はもちろん霧切さんだ。
「あら、苗木君。 どうかしたの?」
「霧切さん、実は出る前に確認したい事があるんだ」
「確認? 何のことかしら」
「霧切さん、僕の事好き?」
「!?」
さすがの霧切さんも驚いた様子だった、 顔も赤くなってた。

「突然何を言い出すの、苗木君? 私があなたの事が好きですって…」
「ふっ、 (そんなことありえないわ!)」

言弾「ロッカールームで見つけた手帳」

「それは違うよ!」

「霧切さん、ロッカールームで見つけた手帳だけど、アレって確かに霧切さんの手帳だよね?」
「ええそうよ 私のよ。私の字だったわ」
「学級裁判の時は最後のページしか見てなかったけど他のページとかも読んでみた?」
「いえ、後で読もうと思っててまだ読んでないわ」
「じゃあちょっと読んでみてよ」
「……まぁいいわ」

そう言って霧切さんは手帳を読み返した。
そこには日記が書いてあった。 そこにはこう書いてあった

「○月○日
今日は苗木君と日直だ、放課後の仕事の後苗木君を誘ってどこかに行こうと思う。」

「○月×日
昨日苗木君を誘ってみたら、苗木君はあの後舞園さんと出かける予定が入っていたようだ。
昨日は仕方なかったので今日朝苗木君に声をかけたら、今日はセレスさんと出かけるらしい。
最近苗木君は女の子とばかり出かけてる気がする。 
何故か胸が苦しくなる。」

といった感じに苗木の事ばかりが書かれていた。
そして日記の最後には

「苗木君、切ないよ……」 
と書かれていた。



「霧切さん、どう?」
「確かに私の字だから私が書いたのだと思うわ」
「じゃあ…」
「でも今は記憶を失っているから何とも言えないわ」
「そう・・・だよね、 あははは ごめんね霧切さん、変なこと聞いて」

そう言って苗木は部屋を出ようとした。

「待って、苗木君」

それを霧切さんが呼びとめる

「苗木君、ヒントよ。」
「え?」
「確かに私は記憶を失う前はあなたの事が好きだったのかも知れない、でも記憶を失ってもその気持ちまで消えるのかしら?」
「この生活で初めて会ったときから気になっていた、そしてあなたと触れ合っていくうちにどんどん気になっていった。そして今、私はこんなに苗木君の一緒に居たいと思ってる」
「霧切さん……それって」
「苗木君、ここまで言えばわかるわよね?」


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