kk7_485

苗「双子の幼女が誘拐された事件、知ってる?」
霧「…知らないわ。それがどうかしたの?」
苗「ケータイでニュースサイト見てたんだけど…その双子が発見されたらしいよ」
霧「良かったじゃない」
苗「うーん、一概に『良かった』って言っていいのか…」
霧「…何か事情があるのね。その事件の概要を教えてもらえるかしら」

苗「双子の幼女には、血の繋がらない母親と、失職してから暴力を振るうようになった父親が…」
霧「…可哀そうには思うけれど、そういう背景はいらないわ。事件の説明だけをお願い」

苗「…了解。双子は一緒に下校しているところを、車に乗せられて誘拐された。目撃者もいる」
霧「犯人の容貌は?」
苗「仮面を被っていたから、詳しくはわからないんだって。助けられた双子も、素顔は見ていないって答えたらしいよ」
霧「…へえ」

苗「それで目隠しをされて、変な声で脅されたんだって」
霧「変な声?」
苗「ヘリウムガスとかボイスチェンジャーの類を使ったらしいよ」
霧「…犯人はなんて脅したの?」
苗「えっと…妹には『騒いだら姉を殺す』、姉には『騒いだら妹を殺す』って」
霧「そう…酷い親も居たものね。身代金目当ての狂言誘拐、といったところかしら?」


 僕は驚いた。
 どうして霧切さんは、僕がネタばらしをする前に、犯人が双子の親だって気付いたんだろう?


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