kk8_981


「おい!!やべーぞ苗木の奴息してねー」
「苗木くん!!」
「舞園さん!急いで先生を呼んで来て!それと救急車も」
水泳の授業中に苗木君が溺れてしまったのだ。
タイミングの悪いことに教師が居らず、朝日奈さんも珍しく欠席していた。
これ幸いと授業をサボってプールから出て行った人も居る。

「これはマズいですぞ苗木誠殿!」
「おい苗木!しっかりしろ」
「苗木くん!しっかりしたまえ」

彼等は役に立ちそうに無いわね

「そこをどいて!…すぐに心肺蘇生を試みないと」
苗木君…こんなとこで死なせないわよ

「おい、霧切!お前やり方は分かるんだろうな」
「一応ね。昔講習は受けたから」

胸部圧迫、気道を確保…そして人工呼吸

苗木君…お願い目を覚まして!

必死になって繰り返す内に
ゴプ……
…口の中に水が!

「ぶはっ…ゴホッ…ゴホッ!ゲホッ……ヒューヒュー」
「見ろよ!苗木の顔の色がよくなってる」
「よかった!苗木君!気がついた?」
「……霧…切さん?…僕はどうして……」

「霧切さーん!先生と救急車を呼んできました…苗木君!!」
「ありがとう舞園さん、苗木君は目が覚めたところよ」
「すぐに病院へ」

――病院――
「霧切さんが助けてくれたんでしょ?本当にありがとう」
「人として当然の事をしたまでよ」
「…さっき桑田クンに聞いたよ、僕の事必死になって助けてくれたって」
「だから人として…」
「その……人工呼吸もしてくれたって」
「…そうしなければ助けられないでしょ?」
「それはありがとう、でも僕初めてだったから……」
「私が初めてで悪かったわね」
「犬に噛まれたとでも思って忘れなさい、人工呼吸はカウントに入らないでしょ」
「それは違うよ!…僕の初めてが霧切さんで良かったよ」
「……苗木君、あなた何を言って――」
「だから、ファーストキスの相手が霧切さんで良かったって」
「苗木君のクセに生意気ね(……私もよ)///」
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。