五限目続き

僕は再び舐め取る作業を再開させた。服の中に頭を滑り込ませ、おへそから胸へと少しずつ上昇し始めた。
また抵抗されるのも嫌なので、ブラを剥ぎ取るのは諦めて谷間部分に顔を埋めた。

凄く甘い香りがした。うなじや鎖骨よりももっと濃い、理性を消し飛ばす強い香り。
同時に不思議と落ち着く。赤ちゃんは母親の心音を聞いて落ち着くらしいけど、僕もそんな心境になる。

頭の片隅に『何をやっているんだ』と思う自分がいる。いるけれどそれ以上に彼女が欲しい。
頭と同様に両手を服の中に入れ、背中を滑らせる。左手で背中を撫でて、右手は腰に向かって下りブルマの手前で止まった。

口での抗議も手で抑え付けてくることも無かったが、少し身体が震えている。
僕はそんな震えを抑える為に一度愛撫を止め、服から頭と手を抜き出した。
頭を引きずり出して見上げたときに彼女の抗議するような視線を感じた。但し、その眼は途中で止められたことに対する抗議の意味合いの方が強かった。


目つきは厳しいけれど、確かにその瞳が強く訴えていた『止めないで』と。
口にも態度にも表していないけれど瞳を見れば分かる。――あまりにも可愛く。素直じゃない生意気な態度に僕の中の何かが切れた。


僕は両手で彼女を抱き寄せ、僅かな隙間も無いように密着し。
少し驚いた顔の――眼は悦楽の色を映し出しているその瞳をキスで閉ざし。
すぐさま耳を甘噛みし、左手で強く身体を引き寄せ、同時に右手で罰を与えるように柔らかく且つ弾力のあるお尻を強く揉みしだいた。
僕の指から溢れるお肉。ブルマの上からでも僕の手に吸い付いて離さない。鍛えてある故に張りもあるけれど、僕の指でその形は自由自在に変化する。


ただでさえ赤くなっていた顔がまるで茹でタコのよう。
彼女が言葉を発しようとする度に、僕は指先に力を込める。魅力的過ぎるからいけない。僕をその気にさせてしまうから――。
身じろぎをしようとする度に耳を舐め、左手に力を込めて抱き寄せる。ここまで密着していたら抵抗は出来ないだろう。

徐々に僕にかかる重みが増してきた。そうだよ、素直に僕に身を委ねて。

いよいよ邪魔なブルマという隔たりを剥いで、直接肌に触れようとしたその時に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
何より規則を遵守する彼の声が――――。


「――そうなんだ、霧切さんがちょっと気分が悪くなったみたいで……」
彼はもうすぐ授業が終わるというのに戻ってこない僕らを捜しに来たらしい。
彼にはランニング途中で急に気分が悪くなってしまったと伝えた。『少し休んだら大丈夫だと思ったからここで休憩していたんだ』と。

事実、その通りに彼には見えているだろう。彼の声が聞こえる直前に、身体を小刻みに震えさせてだらしなく僕にもたれ掛かっていたんだから。
邪魔が入らなければなぁ……そう思う反面、よく来てくれたとも思っていた。

あのまま我を忘れても、それはそれで良かったかもしれないが、さすがに彼女の痴態を他の誰かに見せるようなことはしたくない。
響子は僕の――僕だけのものだから。万一にも彼女の素肌を見る奴がいたら、僕はそいつをただじゃ済まさない。

自分でも少しばかり歪んでいるとは思うが、これも愛ゆえ。

ともかく先導する彼の後を追うように僕は歩いている。脚に力が入らない彼女を背負って。
肩を貸そうか、と提案する彼を断って僕がおんぶしている。僕の方が背は低いが、他の誰にも触れさせたくない。

それに、一人だけ愉しんだ彼女にオシオキしないと。

道中彼が何か声をかけてくれている。おそらく彼女の体調についてだろう。僕が代わりに適当に相槌を打っている。
僕は勿論、彼女も上の空だからだ。
彼女の腕が僕の肩にまわされ身体を預けている。無論僕は落ちないように両手で彼女を支えている――両手を受け皿にして。


背中に感じる二つの膨らみよりも、僕はこの手の重みの方が好きだ。
歩くたびに振動で手のひらから零れそうになるのを抑えながら、僕の手で無限に形を変え、僕を虜にしてやまないこの温もりが。

徐々に彼との距離が開いていく――。僕が自分の望みどおりに変形させるたびに首筋にかかる熱い吐息。もう肩にかけられた腕に力は入っていない。
艶かしい吐息がかかる度に足を上げる速度が落ちる。自然歩く速度も落ちる。
彼女を背負っているせいで前かがみになっていることにも原因はある。

彼女がこの終わりの見えないオシオキに終止符を打つため、僕の耳を噛んできた。が、全く力が入っておらず逆に僕の指先に力が入った。
いかなる抵抗も無駄。僕の背中は、彼女と密着している為に汗でびしょびしょだ。折角舐め取ってあげたのにね……。
とうとう抵抗することを諦めた彼女は、僕に全身を委ねることにしたみたいだ。一気に心地よい重さが増した。


始まりがあれば終わりもある。このオシオキも終わってしまい、皆が集まっているグラウンドに着いた。
だけど、僕は彼女を連れて保健室へと向かった。
何故なら、先に着いていた彼が大げさに説明したみたいで、皆にすぐ保健室へ向かうよう説得されたからだ。

確かに傍から見れば彼女の容態は悪いように見える。目は虚ろだし、脱力しきっているし、息遣いもあらいし、何より顔が真っ赤だ。
仕方なしに彼女を再び負ぶって、保健室へ連れて行った。
後から朝比奈さんが着替えを持ってきてくれるそうで、養護教諭に嘘の事情を説明して、保健室のベッドに寝かしてもらうことになった。

僕がまいた種とはいえ、離れ離れになるのは辛い。ベッドに横たわる彼女の手を握り締めて、教諭の目を盗んで素早くキスした。
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