ある日の夜

「なんだか眠れないなぁ・・・・あっそうだ」

苗木はポケットからあるものを取り出した。

「この睡眠薬大丈夫かな? 死体のように眠れますって書いてるけど・・・ええい なるようになれ!」

そう言って苗木は睡眠薬を飲んでやっと眠ることができた。
次の日

「今日苗木君見なかったけどどうかしたのかな?」

そういいながら霧切は苗木の部屋の前に来ていた。

コンコン コンコン

「苗木君ー 居ないの?  どこ行ったのかしら・・・・・あら? カギが開いてる」

カギが開いてるのに気付き恐る恐る部屋をのぞいてみた。 そこに苗木はいた。

「苗木君寝てるのかしら・・・・お邪魔します」

霧切はそう言って部屋に入った。
やはり苗木は眠っていた。

「ふふ、かわいらしい寝顔ね 幸せそうに眠ってる」

そのころモノクマ操作室。

「あー絶望的に退屈ですわぁ~ っん? アレは苗木と霧切・・・あっ いい事考え付いた」

霧切が苗木の寝顔を見て30秒くらいたったぐらいにモニターの電源がついた。

「あら、何かしら?」
「あーあー校内放送校内放送、マイクは言ってるよね そんじゃ行くよー」

「死体が発見されました!」
「えっ死体?・・・・・まさか!」

霧切は嫌な予感がしていた。 

「苗木君、起きて ねぇ苗木君」

しかしいくらゆすっても苗木は起きなかった。

「やっぱり死体って・・・・苗木君なの・・・そんなはずはないわ。なにか起こす方法はないの」

霧切は懸命に考えた、 そして

「人工呼吸・・・しかないわよね」

そう言って霧切は苗木の胸に手を当てマッサージを始めた。



「苗木君!  起き   て!  お願い  だか  ら」

7回ほどマッサージをして次は人工呼吸と言うときに一瞬戸惑った。
なんせこれが彼女にとってファーストキスだからである。

「(落ち着くのよ私、たかがキスくらいで慌てちゃいけないわ。相手は苗木君なのよ・・・苗木君)」

彼女の顔が次第に赤くなって行った

「でもそんなこと言ってられないわ・・・ごめんね苗木君」

そう言って苗木の唇に自分の唇を押しつけた。

「(ん? なんだか柔らかいものが唇に当たってるような・・・・)」
「ん・・・・ちゅ」
「(って 霧切さん!?)  んーんんー んー」

苗木は驚きのせいで眠気が吹っ飛んだ。

「苗木君!  良かったぁ」
「霧切さん  いいいいいっいいい一体なななななな何を」
「苗木君死にかけてたのよ モノクマに死体扱いされてたけれど」
「死体?・・・あっ まさかこれのせいか」
「何かしら?」
「睡眠薬だよ、保健室にあったのをちょっと貰ったんだ。 ほらここに死体のように眠れますって」
「なんて人騒がせな人なのよあなたは。 私がどれだけ心配したと思ってるの?」
「ごっごめんね霧切さん。 ん? でもじゃあ死体って一体」

「うぷぷー大成功♪ 苗木の部屋だけに死体コールしたら何が起きるかなって思ってたらまさかの人工呼吸。 いやぁこれは外の連中に希望を与えちゃったけどいいわ、それを絶望にするのが楽しいのだから うぷぷー」

結局死体なんて無かった 誰も死んでなかった。

「誤作動か何かだったんだよきっと」
「誤作動にしてはタイミングが良すぎるわ。 そのせいで私は苗木君と・・・・」
「霧切さん何か言った?」
「なっなんでもないわ」
「そっか。 ねぇ霧切さん」
「なにかしら?」
「その・・・・もう一度キスしていいかな?」
「え?」
「だって僕は眠ってて意識が無かった訳だし霧切さんだけずるいというか・・・」
「苗木君 あなたって人は」

霧切は顔が真っ赤になっていた。

「あっ ごめんね。 嫌だよね僕となんて」
「嫌なわけじゃないわ」
「え?」
「私は構わないわ。 ただし苗木君、今度はあなたからしなさい」

そう言って彼女は眼を閉じた。

「じゃあ 行くよ霧切さん」

そう言って僕は霧切さんの唇に僕の唇を押しつけた。
これが僕にとってのファーストキスだった。


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