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苗「霧切さん、トリックオアトリート!」
霧「……何の真似かしら」
苗「いや、モノクマが言ってたんだけどさ…今日ってハロウィンらしいんだよね。この中にいると日付の感覚とか全然ないけど」
霧「ふうん…残念だけど、お菓子は持ってないわ。……イタズラしてみる?」
苗「へ……え、えっ?」
霧「冗談よ。なに赤くなってるのかしら」
苗「もう…すぐからかうんだからなあ」
霧「そもそも『お菓子くれなきゃイタズラするぞ』っていうのは仮装して言う台詞じゃない。あなたの姿はただの苗木君に見えるけど?」
苗「うっ…だって、衣装とかないしさ……そこはほら、人に化けるのが得意な人狼とかそういうのってことで」
霧「やだわ、狼なんて…やっぱり襲う気なのね」
苗「だだだから違うってば!」
霧「二日目の朝に第一犠牲者として発見されてしまうのね」
苗「そっちの人狼だったの!?」



苗「はい霧切さん、コーヒー淹れたよ」
霧「ありがとう。…要するにハロウィンにかこつけてお菓子を食べたかっただけなのね」
苗「あはは、まあね…。倉庫にあったお菓子だけど、せっかくだから誰かと一緒に食べたくて」
霧「別に私じゃなくても、舞園さんや朝日奈さんなら喜んで付き合ってくれたと思うけど」
苗「……えっと、もしかして迷惑だった?」
霧「まさか…あなたと過ごす時間は割と好きだもの」
苗「はは…割と、ね」
霧「ええ。……花やコーヒーも、『割と』好きよ」
苗「あれ、そうなんだ?てっきり大好きだとばっかり…っていひゃいいひゃい!いきなり何ひゅんの!?」



苗「あー美味しかった…付き合ってくれてありがとう、霧切さん」
霧「いえ、こちらこそごちそうさま。……それにしても、結局イタズラはしなかったわね?コーヒーに塩を入れるとか」
苗「まあ、単に雰囲気を楽しみたかっただけだしね。っていうかそれやったら口きいてくれなくなるじゃない」
霧「ふふ、そうね…。……ねえ、苗木君は毎晩村人を噛み殺す人狼だったわよね」
苗「あ、まだそれ生きてるんだ…」
霧「実は私は妖狐なのよ。同じく人に化けるのが得意だから仮装はしていないけれど」
苗「霧切さんが狐かあ…強そうな狐だね」
霧「ええ、強いわよ。狼に噛まれても死なないから。……だから、抵抗もしないわ」
苗「……」
霧「苗木君は…どうする?撤回して猫又でもカミングアウトする?それとも…狐かどうか確かめる為に、噛んでみる?」
苗「……霧切さん、ゴメン。やっぱり…イタズラ、してもいいかな」

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