【新春ダンガンバトル】 ~前編~

【新春ダンガンバトル】
モノクマ「オマエラ、今日もあけましておめでとうございます。
     さっそくですが新春恒例のダンガンバトルの時間がやってまいりました」
朝日奈「新年早々無茶振り来たよ」
不二咲「でも恒例ってなんだろ?」
石丸「毎年行なっている行事ということではなかろうか?」
江ノ島「別に言葉の意味は聞いてないって」
大和田「テキトーぶっこいてんじゃねーのか?」
大神「どちらにせよ我らには参加以外、選択の余地はないのだろう」
舞園「何だかお正月のバラエティー特番みたいですね」
モノクマ「似たような物だよ。勝ったチームには豪華特典があるから頑張ってね」
十神「ふっ。バカバカしい。この俺に豪華と思わせる物がそうあるとは思えんがな」
モノクマ「なら『負けたチームは全員お仕置き』にした方が気合い入るかい?」
桑田「余計なこと言うんじゃねーよアホ御曹司!」
葉隠「豪華特典でいいべ。いや、豪華特典にしてくださいだべ」
霧切「ところでチームというなら割り振りはどうするの?」
モノクマ「分かり易く男子チームvs女子チームだよ。個人戦を7戦やっての星取り戦ね」
桑田「じゃあオーガとタイマンの可能性も……」
大和田「女殴るなんざやってらんねえぞ」
モノクマ「野蛮だなぁ。バトル=喧嘩なの君たち? バトル内容は毎回ランダムに決めるよ」
山田「直前まで対決競技が分からないという炎の転校生方式ですな」
モノクマ「例えばカルタやトランプなら不二咲くんでも大神さんに勝機あるだろ。僕は公平なんだよ」
江ノ島「本当に何でもありなんだ…」
腐川「でもそういう方式なら何とかなるかも…」
苗木「ちょっと待ってよ! 7戦って言ったけど男子は8人いるんだ!」
モノクマ「はい、それに気がついた苗木くんが実況兼雑用係に決定しましたよ。たった今」
十神「何の特技もないのだから雑用がお似合いだな」
朝日奈「苗木は安パイだと思ったのにな」
苗木「みんな酷い・・・」
モノクマ「さて気になる最初の対決者は・・・あ、こっちもランダムに決めてるからね」
石丸「本当に公平にこだわっているのだな」
霧切「どこまで本当だか…」
モノクマ「じゃ~ん! 記念すべき第一回戦は大和田くんvsセレスティア何とかさん!」

第一回戦【大和田vsセレス】
大和田「新年初っぱなたぁ景気がいいじゃねーか」
セレス「野蛮な競技でなければいいのですが…」
モノクマ「気になる対決方式は…はい、苗木くんがクジ引いてね」
苗木「何で僕が!」
モノクマ「僕が変な競技を引いたら恨まれるじゃないか。そんなの嫌だよ」
苗木「何か理不尽だな……えい! えーと【ドーナツ大食い競争】だって」
モノクマ「15分で特製ドーナツ30個をいくつ減らせるかという競技だね」
大和田「はっはっは。お上品な嬢ちゃんには負ける気しねえな」
セレス「全く野蛮ですわ」
霧切「特製ドーナツというのは? 妙なものじゃないわよね?」
モノクマ「白糖生地と黒糖生地を組み合わせた特製モノクマドーナツさ! 一生懸命作ったんだよ!」
不二咲「可愛い……」
苗木「あのさ。この競技を引かなかったらどうするつもりだったの?」
モノクマ「競技の途中でお茶の時間に皆さんで食べようかと」
大神「意外とマメなのだな」
朝日奈「私たちの分はないの?」
モノクマ「ありません。コーヒー煎れてあげるから指でもくわえててね」
朝日奈「むぎゅう…」
大和田「いいからさっさと始めろや」
モノクマ「じゃあ準備はいい。ヨーイ、ドン!」
大和田「おっしゃぁ! (もぐもぐ)ん、意外と美味いな」
セレス「(もぐもぐ)ええ、良い味ですわ」
桑田「よーしガンガン食べろよ~!」
十神「手掴みとは下品な・・・」
葉隠「食えりゃいいべ」
舞園「でも時と場合によりますよ」
不二咲「セレスさん、こんな時にもナイフとフォークで食べてる…」
石丸「更に口元が汚れる度にナプキンで拭いているな。ご両親の教育の賜物だろう」
腐川「び、白夜様の前だからって可愛い子ぶって!」
セレス「(もぐもぐ)……」
霧切「!?」
大神(ほう……)
大和田「く…さすがに辛くなってきやがった。残りが減ってる気がしねえぜ」


(中略)
モノクマ「ハイ終了~! 苗木くん、残り個数を数えてね~」
苗木「え~と大和田くんは……残り16個!」
大和田「かなり食った気もするがそんなとこか」
江ノ島「14個も食べるなんて凄いわ」
苗木「セレスさんの方は……えっ、残り14個!」
朝日奈「うっそぉ!」
舞園「あの食べ方でそんなに……」
セレス「スイーツは別腹、ということですわ」
モノクマ「では勝者・セレスティア何とかさん! 女子チーム1勝!」
大和田「マジかよ……皆、すまねえ」
石丸「女性の持つ別腹は異次元と聞いてはいたが本当だったとは」
モノクマ「それじゃ、余ったドーナツは片付けるね。あ、後でスタッフが美味しく戴きますから」
桑田「スタッフって誰だよ!?」
朝日奈「ああん。私もドーナツ食べたかったよ~」
腐川「みっともない…」
セレス「これでよろしければどうぞ。皆さんの分もありますわよ」
葉隠「手品みたいにドーナツがセレスっちの手から出てきたべ!」
大和田「なんだそりゃ……(ハッ!)てめぇインチキしてやがったな!」
セレス「失礼な。私は後で皆さんで食べようと準備しただけですわ(手を拭き拭き)」
十神「いいのか? 明らかな不正だぞ」
モノクマ「裁定は覆らないよ。残り数を数えたのは苗木くんだからね。文句は苗木くんに言って」
苗木「そんな…分かるわけないよ!」
大神「大和田よ。不正を見抜けなかった責任ならお主にもある」
大和田「何だと!」
霧切「勝負中、一瞬のスキを付いて貴方の皿のドーナツが増えていたのに気が付かなかった?」
大神「それが誰のものかは考えずとも分かるだろう」
不二咲「大和田くん、熱くなると周囲が見えくなるから……」
セレス「私、初めての早食い勝負で焦ってしまい、ドーナツを別のお皿に落としてしまったようですわ」
江ノ島「うわぁ。凄い棒読み」
モノクマ「いいんじゃない? 何が反則とか決めてなかったし。じゃあ敗者の罰ゲームいってみよ~」
大和田「き、聞いてねえぞ!」
モノクマ「大丈夫、痛くないからね~」
大和田「やめろ……やめやがれ! うわーーーー!!」

第一回戦【●大和田vsセレス○】ドーナツ早食い競争



第二回戦【山田vs舞園】
モノクマ「次は上の組み合わせです、まる」
苗木「いきなり端折ってきたね」
大和田「さっさと終わらせやがれ!」
葉隠「まあまあ大和田っちも落ちつくベ」
江ノ島「そーそー。結構カッコイイじゃん、その髪型。うぷぷぷぷ」
山田「定番通り髪を下ろしたらイケメンでしたな。ぷっ」
不二咲「あはは、でも罰ゲームが『変な髪型にする』で良かったね」
十神「元々が妙な髪型だったから普通になっただけではないか」
モノクマ「公平に罰ゲームもランダムで決めてるからね」
舞園「(くすくす)でも普通の罰ゲームみたいで安心しました。負ける気はありませんけど」
苗木「じゃあ次の対決方法を決めるよ。次は……【校内マラソン】だって」
モノクマ「な~んだ普通のか。障害物マラソンとかトライアスロンとかも入れといたのに」
朝日奈「でもマラソンって体育館を走り回るの?」
モノクマ「校舎内を端から端まで10周だね。42.195kmでも良いけど見てる方がヒマだし」
桑田「その意見には全面的に賛成だな。マラソン観戦なんてどこが面白いのか理解できねー」
モノクマ「そうなんだよね僕もすぐ飽きちゃう。あ、二人の走りは監視カメラで中継するから」
霧切「ざっと計算して1周1km弱だから合計で10kmほど。大丈夫かしら?」
舞園「任せてください。コンサートとか体力勝負ですから私、意外と筋力あるんですよ」
葉隠「舞園っちやる気十分だべ。それに引き換えこっちは……」
山田「失敬な。やる時はやる男ですぞ! やらない時はやりませんけど」
朝日奈「ダメじゃん!」

モノクマ「ではヨーイ、ドン!」
苗木「二人とも頑張って」
不二咲「舞園さんが先に出た!」
セレス「綺麗なスタートダッシュですわね。これは決まりましたか」
大和田「廊下も階段も狭いからな。ちょっとやそっとじゃ抜けねーぞ」
(中略)
大神「二人とも安定したペース。いや山田の方が多少呼吸が荒いか」
モノクマ「なんかレースも終盤なのに退屈な展開だね~」
霧切「妙ね…舞園さんのハイペースに山田君が付いていけるなんて」
苗木「そういえば同人イベントってフルマラソン並の体力が必要と言っていたような……」
石丸「おそらく誇張ではなかろう。山田くんの足取りには乱れが見えないからな」
大和田「デブのくせに意外と根性見せるじゃねーか」

葉隠「いやアレは根性じゃないべ…」
桑田「あ、お前もそう思うか。やっぱアレか」
不二咲「アレって?」
葉隠「舞園っちは制服のまま走ってるべ」
桑田「だから登り階段でよ。その…舞園のスカートがだな…」
腐川「さ、サイテーだわ! 人として!」
セレス「しかし彼は三次元には興味ないのでは?」
桑田「超高校生級のアイドルをナメんな! 男として正しい反応なんだよ!」
朝日奈「説得力あるようなないような」
十神「だとすると舞園の感じているプレッシャーは相当なものだな」
江ノ島「走っても走っても鼻息荒いオタクが後にピッタリ……うわぁ」
苗木「舞園さんはハイペースなんじゃない。プレッシャーでペースを狂わされていたんだ」
十神「ふっ、このままならゴール前での逆転もありうるということだ」

モノクマ「そうこうしている内に二人同時にゴール! 結果は写真判定に映ります!」
舞園「(はあはあ)……ふう」
山田「(ハァハァ)……ふぅ」
モノクマ「写真判定の結果は……胸の差で山田くんが先にゴールしていましたー! うぷぷぷ」
セレス「胸の差、ですか」
石丸「この写真だと確かに山田君の方が先だな。身体が大きいのも有利というわけだ」
桑田「カタチは良いんだけどなー。これで朝日奈か江ノ島(盛ってる)並にあれば……」
山田「勝因は日頃の行いですかな。堪能致しました」
舞園「……ぐすん」
霧切「貴方はよく頑張ったわ。泣いていいのよ」
モノクマ「なんか綺麗にまとめてるけど罰ゲームいっくよ~」
舞園「いやぁぁぁぁ!!」

苗木「あの……舞園さん?」
舞園「……ぐすん」
朝日奈「えーと、ヒヒマイだっけ?」
大神「獅子舞だな。正月に獅子舞の踊りを見ることで一年の健康を願うという」
山田「顔が隠れるコスプレってアイドルとしてどうかと思いますがね」
大和田「次の対決が終わるまでらしいから我慢しろや。やっと俺はリーゼント直せるぜ」
舞園「……ぐすん」
霧切「貴方はよく頑張ったわ。泣いていいのよ。ぷっ……」

第二回戦【○山田vs舞園●】校内マラソン


第三回戦【石丸vs霧切】

モノクマ「さあ続けていくよ~」
石丸「正々堂々と力の限り戦おうじゃないか」
霧切「程々にお願いするわ」
苗木「次のお題は・・・【モグラ叩き】?」
モノクマ「制限時間10分で沢山叩いた方が勝ちだよ。分かりやすいでしょ」
桑田「こういう簡単な競技に当たりてえ」
不二咲「本当だね」
モノクマ「外野は放っといてヨーイ、スタート!」

(ピコッ! ピコッ! ピコッ! ピコッ!)
大神「体力と反射神経は石丸が有利といったところか」
不二咲「でも出現パターンを読んでいる霧切さんも中々・・・」
石丸「(ピコ、ピコ!)どんどんスピードアップするようだが、パターンはさほど多くないな!」
霧切「(ピコ、ピコ!)今のところはね・・・(必ず何か仕掛けて来るはず)」
舞園「・・・・・・!」←応援してるが獅子舞の着ぐるみで声がでない
苗木「ところでコレ、モグラじゃなくてモノクマのぬいぐるみだよね?」
朝日奈「うわ~私も凄く叩きたい」
モノクマ「手頃なモグラ人形がなかったからね。スパイクから販売用を強奪してきたのさ」
山田「ちょっと待った! まさかコミケのぬいぐるみ即完売は!」
セレス「許されることではありませんわ!」
腐川「ぬ、ぬいぐるみなんてどうでもいいじゃない! ね、白夜様・・・」
十神「無論だ。既にネットで落札したからどうでもいい」
桑田「買ったのかよ・・・」


(ピコピコピコピコッ!)
モノクマ「ここでタイムアーップ! 苗木くん得点を集計してください」
苗木「えーと石丸くん192点、霧切さん188点」
モノクマ「ということは石丸くんの勝利ー!」
石丸「日頃の鍛錬の成果がでたようだな」
霧切「絶対、何か仕掛けてくると思ったのに・・・」
大神「その迷いが明暗を分けたようだな」
モノクマ「クマを疑いすぎなんだよね~。もっと素直にならなきゃ。さあ罰ゲームだよ。うぷぷぷ」
苗木「ごめんね霧切さん」
霧切「ここまでのようね」

舞園「霧切さん、気を落とさずに・・・(くすくす)」
腐川「なにあの格好?」
モノクマ「プリティーチャーミーな『モノクマ変身コスプレセット』だよ」
苗木「着ぐるみですらなく全身タイツにクマ耳だなんて///」
桑田「ピッチピチで凄ぇエロいな」
霧切「くっ、なんて屈辱・・・」

第三回戦【○石丸vs霧切●】モノクマ叩き



第四戦【不二咲vs大神】

モノクマ「次は・・・ありゃりゃ。競技によっては瞬殺だね~」
不二咲「う・・・」
大和田「気合いさえありゃ何とかなるぜ」
山田「そんな無責任なことを・・・」
大神「・・・して、競技は一体?」
苗木「(責任重大かな?)・・・よし! 次は『オセロ』対決だよ」
モノクマ「オセロ! 白と黒の織り成す芸術的ゲーム! 僕、大好きなんだよ」
朝日奈「カラーリングが同じだから?」
モノクマ「次のモノクマグッズは是非オセロにするべきだね。僕のリバーシブルデザインでさ」
葉隠「やったな不二咲っち。少なくとも死ぬことはないべ」
石丸「ゲームならば不二咲くんが有利か」
モノクマ「ところで二人ともオセロの経験は?」
不二咲「パソコンのリバーシなら。勝率は・・・50%」
大神「我も朝日奈と何度か勝負したことがある」
朝日奈「さくらちゃん、凄く強いよ」
霧切「それなら良い勝負になりそうね(キリッ)」
セレス「モノクマのコスプレで言われると腹筋に響きますわね」
舞園「あんまり触れないであげてください・・・ぷぷぷ」
モノクマ「では正式ルールに乗っ取って三回勝負(ニ本先取)で行います」
十神「やけに優遇するのだな」
モノクマ「好きなんだよ。見るのもやるのも。白が黒にパタパタ変わるのがもう最高」
苗木「取り敢えず1本目スタート! 先攻後攻はジャンケンで決めてね」
不二咲「(ジャンケン、ぽん!)私が先手だね。あの・・・大神さん、ごめんなさい」
大神「ん?」
十神「なるほど。勝率50%か」
腐川「?」
(中略)
大神「むむむ、惨敗だな」
不二咲「ごめんなさい・・・」
霧切「あれはまさか・・・」
十神「だろうな」
朝日奈「何なの? 不二咲くんが何かインチキでもしたの?」
不二咲「あの・・・リバーシには先手側の必勝法があるんです。だから・・・」
霧切「コンピューターが必要な難解な次元だけれどね」
十神「先攻後攻ジャンケンに勝てば必勝。勝率50%とはよく言ったものだ」
不二咲「ごめんなさい」

モノクマ「つまらない展開だなあ。大神さん、まだ続ける?」
大神「無論だ。ただニ本目以降も先攻後攻はジャンケンで決めさせて欲しい」
不二咲「私は構わないけど・・・」
モノクマ「んじゃさっさとニ本目スタート!」
(ジャンケンぽん)
大神「次は我の先手だな。こおぉぉぉぉ(パチッ)」
(中略)
不二咲「こ、これは・・・」
朝日奈「不二咲くんと互角、いや押してるよ!」
十神「何故だ? 後攻だろうと必勝パターン以外では不二咲には勝てないはず」
霧切「つまり大神さんも必勝パターンを読めるなんて・・・」
葉隠「俺には見えるべ。大神っち宿る不二咲っち自身のオーラが!」
山田「いわゆる究極奥義・夢想転生! っていうかオセロに究極奥義ぃ!?」
不二咲「ま、負けました・・・」
大神「ふっ。三本目、次のジャンケンで全てが決まる! ゆくぞ!」
不二咲「ええ!」
二人「ジャンケンぽん! アイコでしょ! アイコでしょ! アイコでしょ!」
(岸部露伴ばりのジャンケンバトル開催中)
不二咲「ごめんなさい・・・私の・・・負けです。13連続でグーを出すなんて私には出来ない・・・」
大神「我が生涯で三番目に手強い相手だったぞ不二咲」
江ノ島「もう何の勝負なんだか?」
桑田「もはやオセロ関係ねえ!」
苗木「えーと。本人同士が納得しているので大神さんの勝ちー!」
モノクマ「んじゃ罰ゲームね!」

不二咲「ぐすん。恥ずかしいよぉ・・・」
山田「ば、バニーガールぅ!?」
大和田「ハマり過ぎだろ・・・」
モノクマ「今年は卯年だからね~。バニーは色々なところに需要あるし」
葉隠「もし不二咲っちが勝ってたらオーガの・・・」
桑田「勝ったオーガにマジ感謝だな」
不二咲「ふえぇ~ん」

第四戦【●不二咲vs大神○】オセロ勝負


第五回戦【桑田vs朝日奈】
朝日奈「よーっし。私の出番だね」
桑田「ていうか5番目で助かったぜ」
葉隠「助かったって、どういうことだべ?」
セレス「現在の戦況は男女ともに二勝、つまり次の勝負ではまだ決着しないということでしょう」
霧切「つまり責任を追いたくないわけね」
桑田「敗戦投手にゃなりたかねぇからな。かといって自責点を出すつもりもないけどよ」
朝日奈「負けないからね。先に王手をかけてやるから」
モノクマ「どっちも似たようなタイプだからどの競技でも白熱した勝負になりそうだねえ。次の競技は?」
苗木「えーと【抜き打ち学力テスト】…だってさ。はは…」
朝日奈「学…力…」
桑田「テストぉーっ!」
十神「確かに白熱した勝負になりそうだ。低次元のな」
腐川「ど、どっちも体力馬鹿…」
霧切「朝日奈さん、自信は?」
朝日奈「あんまり……いやかなり自信ない…」
桑田「俺も練習以上に勉強は嫌いでよー。つーか勉強したことないしー」
モノクマ「9科目もあって時間掛るんだからツベコベ言わずにちゃっちゃと開始ー!」

(学力テスト中です。しばらくお待ち下さい)
大和田「勉強嫌いについては俺らも人のこと笑えねーな」
江ノ島「そりゃそうだけどさーw みんなは成績良かったの? 勉強って好き?」
セレス「私は『容姿端麗成績優秀』という肩書きのために努力を惜しんでおりませんわ」
霧切「良い方ではなかったわね。毎週毎週、事件で忙しくて出席数が少ないから」
舞園「実は私もあまり学校の成績は……テヘッ♪ 苗木くんは?」
苗木「僕は知っての通り、全科目平均点レベルさ」
腐川「わ、私も普通くらい……白夜様はどうですか?」
十神「あまり良くないな。悔しいことだが日本だけで見ても俺よりも上位な奴が数人いる」
石丸「テストの点数が全てではない。学生たるもの勉学に励む姿勢が重要なのだ!」←その全国上位者の1人
不二咲「簡単な授業でも毎日予習復習をするのって普通だよね……」
葉隠「えぇー! 勉強嫌いって少数派なんか? や、山田っちは俺の味方だよな?」
山田「普通に成績優秀ですが何か? 『オタクだから』勉強が出来ないと言われるのは我慢なりませんからな」
大神「我も武術家が力だけの者と思われぬため、学舎では勉学に励んでいる」
(ワイワイガヤガヤ……)

(キーンコーンカーンコーン!)
モノクマ「はい、そこまで! 答案用紙を回収しまーす」
朝日奈「疲れたー。頭がパンクしそうー」
桑田「でも意外に出来たぜ。俺って実は頭良かったのかも」
モノクマ「出来てくれなきゃ困るよ。だって中学1年生レベルの問題だもの」
霧切「テストが簡単でも条件が同じなら変わらないわ」
舞園「嫌な意味で展開が読ませんね」
モノクマ「えーと採点が終了したんだけど先生は悲しいよ。人前で点数を言うのを躊躇っちゃう」
大和田「酷い言いようだな」
セレス「逆にどんな点数か気になりますわね」
モノクマ「もしスポーツ特待生制度がなかったらと想像するだけで先生は涙を禁じえません」
桑田「嫌味は分かったからよ。さっさと発表して終わりにしろって」
朝日奈「そうだよ。このままじゃ私たち晒し者じゃない」
モノクマ「んじゃ単刀直入に言うね。総合点で桑田くんの勝ちー」
桑田「よっしゃ! これが俺の実力だぜ」
朝日奈「うっそー! 何かの間違いじゃないの!」
モノクマ「どの教科も中学生の平均点を下回る白熱した争いだったけど、保健体育で大きく差がついてね」
石丸「なるほど。得意科目があったのだな!」
セレス「ふう。保健体育が得意科目ですか……」
腐川「ふ、不潔よ! 人としてサイテーだわ!」
葉隠「気持ちは分かるベ」
山田「気になる単語に興味津々でアンダーライン、男子として当然の行動です」
桑田「か、勝ったんだから良いだろそんなの!」
モノクマ「そうだね。勝てば官軍、というわけでお待ちかねの罰ゲームでーす!」

朝日奈「やだ、何なのよこれは!」
モノクマ「保健体育が勝負を分けたので体操服とブルマだよ。中学生用だからすこ~し小さいかもね」
朝日奈「小さ過ぎでしょ! もうサイテー!」
山田「ぴっちぴちのパッツンパッツンゆっさゆさ……モノクマ殿、グッジョブですぞ!」
セレス「ことさらに胸を強調している衣装なのが嫌味っぽくて不愉快ですわ」
大和田「どっちかっていうと食い込みの方がヤベェな」
朝日奈「ジロジロ見ないでよ~」
十神「競泳水着と布面積は大差なかろうに何をやっているんだか……」
桑田「このエロさが理解できないとか、やっぱ勉強が出来るだけじゃダメだろ」
モノクマ「そうそう何でも『だけ』じゃ駄目だね。キミはもっと別の科目を勉強しなさい」
桑田「はい……」

第五戦【○桑田vs朝日奈●】抜き打ち学力テスト




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