生徒会報改竄事件


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生徒会会報記録連続改竄事件


FILE No.01:生徒会会計記憶喪失事件[1日目―ことの発端―](7/8)

7月8日昼前、生徒会室で生徒会会計が気を失っているのが発見された。
さらに、氏が書いた生徒会報が何者かの手によって改竄されていた。

会計氏はその改竄について、かなりのショックを受けているようだ。
しかし、どこがどのように改竄されたのか質問しても、曖昧な返事しか返ってこない。
何かが原因で、一時的な記憶喪失に陥っているのだろうか。

学園の一室に対策本部が設置され、犯人捜しが行われることとなった。
以下に、改竄された日記の一部を抜粋しておく。

学生寮について
内装がまだ未完成な部分もありますが、個室が完成しました。
寮によっては個室項目未表記ですが、あくまで未表記なだけで、ちゃんと家具はそろっております。
入寮手続きは、入学案内からお願いします。
これまでは、生徒会役員が中心となって学園開校まで盛り上げて参りましたが、
ここからは、生徒の皆さんが積極的に学園を盛り上げていってください。

さて、いくら普段はだらだらと遊んでいるとは言え、会計という仕事をやっていれば、
領収書から物の流れが少しはわかるようになるんですね。
それで、一つ気づいちゃったんですよ。
  と  の 寮で、どう考えても物資の流れがおかしいんですよ。
これは、        が存在すると言うことなのか。
あの寮は、    といい といい      が多いので、 今度立ち入り調査してみる必要がありそうですね。

生徒会会計: 禁断の器官への介入完了

―ふと会計が鏡に視線を向けると
 嗚呼、彼 の背後には「仮面の男」が立っていた――
 どこまでが、彼 の筆によるもので、そして、どこからが改竄されたものなのか……
 この改竄された可能性があるという文章事態が、混乱を招くために意図的に付け加えられたものである可能性もある。
 嗚呼、それは本当に真実なのだろうか…… 真実を知っているのは だ。


我々調査委員会は全力で犯人捜しにあたるつもりだが、
犯人はまだこの学園に潜んでいる可能性が高い。
生徒諸氏はくれぐれも気をつけて欲しい。

FILE No.01:生徒会会計記憶喪失事件[2日目―捜査開始―](7/9)

我々捜査本部は、日誌に記述されていた「仮面の男」の線から事件の調査を開始した。
生徒達に「仮面の男」について知っていることを聞いて回ったところ、様々な情報が得られた。
以下に列挙しておく。
・赤い彗星?
・いや、クローンじゃないの。
・乙女座の男
・どこかの国の王子様という線も。
・バグ?
・大抵が噛ませ犬の暗部
・水使いのプロレスラー
・包帯ぐるぐる巻きの維新志士崩れ
・包帯ぐるぐる巻き、街のヒーロー
・闇の男爵
・借金残してバックれた師匠
・タキシード?
・お金持ちのお嬢様 ぁ、男じゃないか…
・虚弱体質の蝶変態
・ヴェネツィアの祭
・そういうタイトルの映画があったな…
大半が役に立ちそうにない意見だったが、
一方で、気になる情報もあった。
・この学園には「仮面の男」がいる。誰も見たことがないけど、そういう世界観だから多分いる。
我々は、この「仮面の男」の都市伝説に焦点を絞り、「仮面の男」の正体について探ることにした。

FILE No.01:生徒会会計記憶喪失事件[3日目―捜査2日目―](7/10)

都市伝説「仮面の男」について生徒、教職員に尋ねて回ったが、
得られた情報は、そういう都市伝説があるということの裏付けだけだった。
生徒のほとんどがこの都市伝説について知っているようだが、
それ以上の情報となると、個人によって内容がかなり大きくことなっているようで
あまり参考にはならないだろう。


捜査が難航して我々捜査本部にも疲労の色が隠せない。
捜査員の1人が、ちょっと休憩して軽食を取ろうと立ち寄った購買部で面白い話を聞く。

購買部では、「仮面」を取り扱っているらしい。
近々、仮装パーティーが開かれるらしいので入荷したとのことだ。
現時点で、「仮面」を購入した人は全部で13人。
模倣犯を防ぐため、「仮面」の販売を中止してもらい、
さらに、レジを担当してる女性店員の記憶に基づく購入者リストを提供してもらった。

リスト掲載者全員に、確認を取ったところ確かに「仮面」を購入したとの返答が全員から得られた。
生徒の顔と名前をしっかりと把握している女性店員には敬意を表さねばなるまい。
明日、「仮面」所持者に事情を聴取するアポを取り付けた。

FILE No.01:生徒会会計記憶喪失事件[4日目―事情聴取―](7/11)

「仮面」所持者への任意聴取を行った。
しかし、全員に堅固なアリバイがあった。
どうやら、この線もここで行き止まりらしい。
模倣犯を防ぐため、「仮面」を一時接収する。

これで、捜査本部には全部で13枚の仮面が集まった。
仮面に何か細工が無いか、理科教員に科学分析を依頼した。結果が出るのは、2日後。

FILE No.01:生徒会会計記憶喪失事件[5日目―行き詰まり―](7/12)

これで、購買つながっていた、仮装用「仮面」の線も潰えた。
捜査は行き詰まり、何か、見落としている事実はないか…

実は、仮面の男ではなく、仮面の女なのでは?
そんな考えが浮かんだが、そもそも仮面購入者全員に事情聴取をしたのだから、
それはすでに検討済みの問題であった。
そんな単純なことにすらすぐには気づかないほどに焦っている。
事件の真相究明の糸口がない。

FILE No.01:生徒会会計記憶喪失事件[6日目―再び狙われる会計―](7/13)

仮面の科学分析の結果が出た。
2種類ある仮面の素材は、それぞれ、アルミニウムと石膏。ごく一般的な仮面で、
購買の展示品と比べても特に細工されている様子はない
とのことだった。

「仮面の男」は実在するのか。
犯人の狙いは一体何なのか。
捜査は混迷を窮める。



そんな折―

会計氏が再び生徒会室で倒れているのが発見された。
今回もまた、会計が独りで会報を書いているところを狙われたようだ。

しかし、これで犯人の目的が明らかになってきた。
犯人にとって、都合の悪い何かを会計は知ってしまったに違いない。

会計氏は、1度目の襲撃後と同様に、記憶が曖昧となっているようだ。
氏が「何か」を思い出してくれれば、犯人の糸口がつかめるかも知れない。

現場には、犯人の挑戦状か謎の文様が残してあった。
我々は、この文様の解析に全力を持って取り組むつもりだ。
絶対に犯人は許さない―

【追記】
会計氏は、2度の記憶消失がトラウマになっているようで襲撃に怯えている様子だ。
これ以上、被害を出してはならない。我々は、会計氏に護衛をつけることにした。

生徒会室への立ち入りは規則だからと固く断られたが、
部屋の外で護衛が待機しているので、外部からの襲撃は無理だろう―

!!

だとすれば、犯人はどうやって生徒会室へ侵入したのだろう。
生徒会メンバーへの緊急事情聴取を明日行う。
これで、事件も解決へ向かうだろう。

【追記2】
捜査チームの暗号解読班が夜を徹して、
犯人が残した謎の文様の解読に試みたが、全く解読方法が分からないらしい。
ここに、文様のコピーを掲載しておくので、解読方法を思いついた者は
捜査本部まで連絡を頂きたい。
  • 会計氏の生徒会報に残されていた謎の文様
  #ref error : ファイルが見つかりません (message.png)
丁度会報の黒塗りされた部分に貼り付けられるようにして残されていた
犯人からの何らかのメッセージなのか…?

FILE No.01:生徒会会計記憶喪失事件[7日目―探偵登場―](7/14)

事情聴取の準備をしていたところ、
季節錯誤も甚だしいファー付コートの男と、ドレスの少女が捜査本部へ押しかけてきた。
「お困りのようですね。僕は私立探偵をしております。」
「名前は― River Haurant(リヴェール・オーラン)とでも名乗っておきましょうか。」
「こちらは助手のオルタン君。」
「Bonjour,monsieur.」
「もう一人の助手ヴィオリン君には今現在、少年少女探偵団の指揮を執って貰っています。」
「オルタン君も、ヴィオリン君も、僕にベタ惚れで…」
聞いてもいないのに、自己紹介を始めやがった。しかも脱線しているし…
はっきりいって邪魔なので、要件だけ聞いて、さっさと追い返すことにした。
「実はですね、事件について思いついたことがあるんですよ。」
「オルタン君、例の物を。」
「むしゅー、例の物なんてありましたか?」
「いや、言ってみたかっただけだよ。」
「オルタン君、君は助手なのだから、的外れな推理を披露したりして探偵役を引き立てるのが役割だろう。」
「ごめんなさい、むしゅー。」
さっさと、要 件 を 言 え!
「おっとこれは失礼。それで、気になった点というのはですね」
「第一発見者を疑ってみるのが良いのではないかと。」
そんなこと遠の昔にやっている。怒鳴りたくなるのを堪えながら、あくまでも紳士的に対応した。
「それから、事件現場は本当に密室だったのですか。」
それに関しては、我々も迂闊だったと認めざるを得ないが、事情聴取の前準備として調査は済ませてある。
「あとはですね―」
自称私立探偵の青年の助言はどれもこれも、役に立ちそうにないものばかりだった。本格推理小説の読み過ぎだ!
珍客のせいで3時間ほど遅れてしまったが、生徒会メンバーへの事情聴取が行われた。
しかし、どのメンバーも入室記録面・他人の証言の双方の面からアリバイがあった。彼らは犯人ではないのか……

※この事件に登場する探偵その他諸々は、似て非なる人とは似て非なる人です。

FILE No.01:生徒会会計記憶喪失事件[8日目―盲点―](7/15)

我々は、「仮面の男」という記述に囚われすぎているのかもしれない。
その記述自体も改竄、つまり、「仮面の男」に恨みを持つ何者かが彼に濡れ衣を着せるために改竄したのではないか。
今まで無視してきた、「仮面の男」にまつわる都市伝説を再度洗い直したところ、
・楽園と奈落の寮の閉ざされた研究所の所長が仮面の男を恨んでいる
というものを見つけた。
我々は、一縷の望みを託して、研究所長に対する事情聴取を行うことにした。

FILE No.01:生徒会会計記憶喪失事件[9日目―重要参考人―] (7/16)

「生徒会報の改竄?そんなのやってませんよ!大体、生徒会室にはロックがかかっているでしょうに。」
「確かに、うちの研究所は厳重なロック機構を採用していますが、学園のロック機構は全くの別系統。」
「私どもでは解除できませんよ。それに、私が''『仮面の男』''を恨んでいるなんてデマですよ。」
「確かに、奴はうちの被験体を持っていきましたが―」
「大体、''『仮面の男』''を疑っているなら、本人に聞けばいいでしょうが。うr―」
ん、''「仮面の男」''の居場所を知っているのか?
「いえいえ、滅相もない。全く存じておりませぬよ。」
知っていることがあるなら、包み隠さず話した方が身のためだが?
「だから、知らないですってバ!」
押し問答は、日を跨いで続けられた。
恐らく、彼は何らかの秘密を握っている。
事件の犯人なのか、あるいは、「仮面の男」に繋がる何かを持っているのか…

そんな果てなき不毛な押し問答は、突如として打ち切られた。
「ボス、大変です。またやられましたッ!」

FILE No.01:生徒会会報記録改竄事件[10日目―3度目の事件―](7/17)

「ボス、大変です。またやられましたッ!」
学園に朝が訪れようかという頃、護衛の男から連絡が入った。
連絡を受けた我々捜査員は、最低限の見張り人員を残し、
捜査本部から事件現場――密室であったはずの生徒会室へと向かった。

早朝の事務作業にやってきた生徒会スタッフが部屋に入ったところ、
床に横たわったまま動かない会計氏を発見したとのことだ。

そして、会計氏の手には携帯電話。
生徒・教職員の間ならば、「地平線の羽」で自由に会話できる。
それでは何故、会計氏はわざわざ携帯電話という前時代的な通信機器を所持していたのか。
その画面に貼り付けられたメモには、黒地に白文字で次の文章が書かれていた。
8*44*33/55*33*999/666*333/8*44*33/2*22*999*7777*7777

この文章は、ダイイングメッセージもどきなのかもしれない。
生徒会報を改竄するほど注意深い犯人だ。
普通の手段では、気づかれてしまうと判断し、
記憶がなくなる前に、とっさにメッセージを残したのかもしれない。
我々捜査本部は、現在、この文章の意味するところを把握しようと全力を尽くしている。

唯一の現実的な出入り口は、ロックされており、さらに護衛が監視していた。
つまるところ、いわゆる密室事件というわけだ。
いかにも、あの青年River Haurantが好みそうなシチュエーションという訳だ。
しかし、現実に事件を捜査する我々調査委員会としてはたまったものではない。
事件の「不可能性」が話題に更に拍車をかけて、
新聞部の取材や、ミステリマニアの自説売り込み、オカルト研究会の霊体犯人説、
などなど余計な対応に、人員を割かれ、精神力を削られることになる…

本当にこの事件は解決するのか。 加害者は誰で、被害者は誰だ。

【犯人】の笑い声が高らかに響き渡る…


FILE No.01:生徒会会報記録改竄事件[11日目―事件の真相―](7/18)

事件の情報を改めて整理していると、
捜査本部に、例のファー付コートの男と、ドレスの少女2名が入ってきた。
またこいつらか…
「僕は安楽椅子探偵のPhilip(フィリップ)。」
フィリップ?
「こちらの2人は、僕の後を付いてくるハートキャッチな2人組です。」
ハートキャッチ??
「僕が『星屑の本棚』で検索したところ興味深いことがわかりました。」
星屑の本棚… 星の図書館… 地球の本棚? あぁ、ライダーか! こいつ本当に影響されやすいな…
「改竄されたという例の生徒会報。改竄された部分の分析はしてみましたか?」
会報は、証拠物件として押収して既に調査をしてみたが、筆跡は全て会計氏のものだった。
黒塗りの部分も、何が書かれているのか分からない
というより何も書かれていないように見えたが…
「恐らく、それが真実です。」
どういうことだ?
「ですから、会計氏の意志に反した改竄なんて初めから存在しなかった。そういうことですよ。」
いや、そう言われても理解できないのだが…
「第1の事件。犯人は、''「仮面の男」''の都市伝説を利用することで、注目を浴びよう画策しました。」
「次に、第2の事件。二度目の襲撃によって、僕たちは、会計氏が何か重大な秘密を握っていると認識するよう仕向けられました。」
「そして第3の事件。この事件で、犯人はあるメッサージュを示しました。これで、犯人の目的は達成されたと言っていいでしょう。」
メッサージュ? それは、どういう?
「それを僕から発表するのは、地平線違いです。それを解き明かすのは、皆さんの役割ですよ。」
「ただ、一つ。卑怯な改竄が数ヶ所ありますね。あれは許せません。」
あぁ、現場を見ていれば一目で分かる"悪質な"改竄があるな、確かに。



「さて、これで僕の役目も終わりですね。待たせたね、ヴィオリン、オルタン。さぁ、帰るよ。」
『むしゅー、私達何のために連れて来られたんですか?』
「ん? いや、一世一代の推理を披露する場面なんだから、せっかくなら、華が欲しいじゃないか。花が。」
『それだけのために?』
「そうだけど?」
『たったそれだけのために?』
「うん。それだけのために、だけど?」
『もう、むしゅーったら!!ひどいっ!』ぺちぺち
「あはははは、痛いよ、ヴィオリン、オルタン。」

「あはははは、それでは、Au revoir! いて、いてっ…髪を引っ張るのはやめてっ」
大騒動になったとはいえ、犠牲者が出たわけではない。
犯人への処分は、厳重注意と「図書館の書庫整理1週間」で済ませることとなった。
この処分は、騒動に対して軽すぎると言わざるを得ない。
しかし、犯人の伝えたかった「メッサージュ」の内容。
そして、それを開示することによる身の危険を考量するならば、この処分は妥当なのかもしれない……


※この事件に登場する探偵その他諸々は、似て非なる人とは似て非なる人です。
※この事件に登場する探偵その他諸々は、似て非なる人とは似て非なる人です。
大事なことなので2度言いました。
(fin)







FILE No.01:生徒会会計記憶喪失事件[後日譚]

事件の数日後、我が新聞部に、ある広告が寄稿されました。
愉快犯による寄稿という可能性もありましたが、コインの詰まった袋が添えられていたので、、
捜査本部の方との相談の上、掲載させて頂くはこびとなりました。


私の名は《ABYSS》「仮面の男」と言った方が君たちには分かりやすいかね。
最近、私の名前を騙った愚か者が学園を騒がせているようだが、
私は、この一件には関与していない。

なぜなら、私は今忙しいのだ。
ヱビスとの因縁にカタが付いたと思ったら、こんな果たし状が届いた。

よくもヱビスを!しかし、奴は我ら七覆神の中で一番弱い。
アビス、我ら残る6人がお前の命をいただきに参上する。覚悟しておけ!

こんな噛ませ犬的な設定の奴を6人も相手にせねばならないのだよ、私は。
しかも、命を奪いに行こうという相手に対して、謙譲語を使うとかどうなの。
はぁ、こんなどうでもいい相手のせいで、おそらく私は7thにも呼ばれないのだろう…
嗚呼、ABYSS Golden Age をもう一度…

そういうわけで、私は今忙しいのだ。
パレード参加者を迎えに行っている暇はない!
だが、来る物は拒まない。パレードに参加したい者はいるかね?
愛すべき「ピエロ」のお陰で、扉は半開きになった。
奈落の寮[→side:A→]へ堕ちたい者は堕ちて来るがいい。