発端
- 2010年12月31日 食べログに投稿された口コミから事態は発覚した
これが来るはずだったのに…どうよ?
このお店が販売している「おせち」についてです。
お店では21000円で販売しているものを、グルーポンから半額の10500円で購入。
グルーポンでは500人が購入したと表示されていました。
年末の買い物を終えて、「今年はおせちの準備がラクでいいなぁ」などと家内といいながら、
帰宅して届いた「おせち」を見てびっくり。
内容はスッカスカ。
これで4人前?
まるで叩き付けたように盛りつけたような、雑な盛りつけ。
全部で33品と書いてあったのに、あれ?25、6品?
- 問題のおせちは「バードカフェ横浜店」が共同購入割引サイト「グルーポン」で受注したものだった
・定価21,000円→10,500円
・横浜の有名店が厳選素材で調理した、ワインに合うオリジナルおせち
・100件限定のところ、ご好評につき500件を予約販売
・1セットは4人前
・お届けは12/31 時間帯は注文確認後に店から連絡して都合を聞く
- 衝撃的な写真から瞬く間にネットで注目され、年明けには様々な問題点が明るみに出た
・予約時に掲載された写真・品目と全く一致しない食材、貧相な内容(詳細は
食品偽装疑惑参照)
・縁起物のお祝い膳とは思えない雑な盛り付け
・見本写真は各段9分割仕切りだったが、実物は4分割
・4人前なのに2切れしかないハムや1ピースしかないチーズ(4人で分けようがない)
・鶏肉や煮物は届いた時点で臭いや味に異常があり傷んでいた
・本来は保存食(年末に作って3が日の間に食べきる)であるおせちの賞味期限が1月1日
・そもそも1月1日時点で届いていない客も多く、苦情殺到(結局届かなかったケースも多数)
・クール便ではなく通常便(一般小包)で発送された報告多数
・問合せしようにも電話がほとんど繋がらない・店からも連絡がない
これらの悲惨な状況が報告されるたび、高額のおせちを楽しみにしていた注文者はお正月を台無しにされ、多くの人々の関心を集めたことから大騒動に発展した
このおせちを販売したバードカフェを経営する外食文化研究所の掲示板や社長のブログ・Twitter、系列店のブログ等から、いいかげんな作業状況、不衛生な環境でのおせち箱詰めの写真などが公開され、さらなる問題が浮上した。
またグルーポンでの、おせち販売実績のない居酒屋店の商品に、21,000円の定価表示が妥当なものか疑問の声が上がった。
元々1万円以下の予算の製品に対し不当に高値をつけ、割引率50%として表示していた可能性が高い。
本来500件もの受注に対応できないのに受注した店側は、満足な製品を届ける目処がないにも関わらず、事前に注文者への連絡は一切行っていなかった。
後日、水口社長は「見通しが甘く無理をした。力不足だった。」と事前にトラブルを予測できず悪気は無かったと釈明したが、品目に提示した食材と全く異なる物を仕入れていること、仕切りが変わったのは手配が間に合わなかったと言う割に、店名ロゴが箔押しされたオーダー品の箱を大量に用意していたことなど、最初から見本通りの商品を販売するつもりがあったのか疑わしい。
最終更新:2011年01月08日 11:10