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*風 ◆LQDxlRz1mQ  天の道を往く男は、一時のみ天を外れて、ある建物で休息を取っていた。  情報──まずは殺し合いの状況の有無よりも、それを探して。  しばらく時間は経過しているが、現在のところ天道は他の参加者に会っていない。  そのせいで戦いが行われているかの有無さえ、彼は未だ掴んではいないのだから。  それならば、戦いに赴く前に出来うる限りの情報を得るが吉である。 (支給品は──どちらも他のライダーの強化アイテムか)  天道に支給されたものは三つとも、カブトには関係のない──他の仮面ライダーたちのパワーアップアイテムである。  仮面ライダーディエンドの強化道具・青のケータッチ。  仮面ライダーナイトの強化道具・疾風のサバイブ。  いずれも、対象ライダーが信用に足る存在だと知らなければ渡すことはできない道具だ。 (なら、ハイパーゼクターやパーフェクトゼクターも誰かに支給されているのか?)  数時間前に一度、天道は「変身」をしている。  あくまで、「変身したまま行動する」という行動ができるか否かを試しての行動である。戦闘行動は行われては居ない。  だが、天道の予想した通り、それはできなかった。時計が指したのは丁度十分の経過と、そのときに急速にカブトの力を振り払うような強力すぎる力。  参加者の変身時間を計って、その上で一定時間が過ぎたら変身が解けるようなシステムを持っているのだろうか。──時間自体も細かく、その可能性は非常に高い。  ゼクターの能力を解析して、ゼクターの改造でもしたのだろうか──その行動も、ワームの乃木怜司や間宮麗奈には対処できない。  ライダーの変身システムなら変身解除のシステムを作ることも可能かもしれないが、直接変身する相手にはおそらく不可能。──ということは、制限を行っているものは非常に身近にあるものと考えられる。 (この首輪とか、な……)  その中でも、特に怪しいのはこの首輪である。  参加者全員が共通して身につけているものといえば、首輪である。或いは、踏んでいる地だろうか。  空を飛ぶような能力を持っていれば、それも不可能。首輪ならば、外すこともままならない道具であり、制限を付与するには最も有効だ。  制限はおそらくこれだけではない。  カブトゼクターが天道の元から離れないのも、おそらくその一つ。彼の資格者の元へのワープ能力も制限されている。  また、カブトに変身したままパーフェクトゼクターやハイパーゼクターを呼ぶこともできなかった。  空間そのものにも何らかのワープ制限を加えられているという可能性は高い。 (それなら、この場所は一体……?)  建物は全て、天道の世界と同じ構造。てっきり、どこかの世界の街の人間を追い出して使っているのかと思っていたが、それならば何故、制限などを設けられるのか。  どこかにそんな装置があるということか、それともその空間に街を運んできたのか。  ここで考えられるのはやはり、前者である。街を空間に運ぶなど、たとえ仮面ライダーが怪人と戦う世界においても難易な話である。  装置があると考えた方が、始めに天道が広間からワープをしたことに関しても、その装置を使ったと考えれば説明がつく。 (まずはその装置を破壊して、大ショッカーの元に向かいたいが……それは【禁止エリア】に抵触する可能性が高い)  それだけ重要なエリアがあるなら、それはおそらく禁止エリア。  主催者にとって都合の悪いエリアに参加者を入れさせないのは当然である。 (つまり、首輪からどうにかしなければならないということか)  天道は首の巻かれたそれを触ると、ため息をついた。  いくら天道であっても、見えもしないものを解除するのは不可能。  誰かしらの協力者は必要となる。 (得られる限りの情報は得た。他の参加者を探しに行くか……できるなら加賀美──お前を)  運命は、彼を親友とめぐり合わせてはくれない。 △ ▽ 「はぁっ!」 「せやぁっ!」  ウルフオルフェノク、仮面ライダーライア。形状の異なる二人の戦士が、目の前の敵にパンチ、キック、チョップ──多様な攻撃で攻める。  だが、ユートピア・ドーパントはそれを軽々と避けていく。  彼の持つ戦闘力が破格な以上、それは仕方のないことなのかもしれない。攻撃が一撃も当たらないもどかしさを感じながら、二人の戦士は退かずに攻撃を送り込む。  無論、そのプレゼントは敵に届くことはないのだが。 「二人がかりで当たらないなんて……」 「全然怖くないなぁ。──もっと僕を怖がらせて、もっと僕を笑顔にしてよ」  そのプレゼントを送り返すように、ユートピアの両手が二つの顔面に叩き込まれた。  豪腕と呼ぶに相応しいその両腕は、二人の頭を重力に帰す。体ごと転がっていく二人は、再び目の前の敵を見据えた。  そんなライアとウルフオルフェノクはユートピアの力で強制的に──見えない力に立ち上がらされる。 「ぐっ……」  立ち上がった二人は、そのまま体をぶつけ合う。  意思ではない。そんなものは最早、ユートピアの力を前には無意味であった。  再び倒れこんだ二人に、ユートピアは余裕で、しかし不満そうに見つめながら向かっていた。 「メモリの能力が強すぎる……」  流石はゴールドメモリというところである。一日に二度もそんな相手と戦う自分の不幸を呪ってしまう。  テラー・フィールドの効果はおそらく働いていない。──それでも霧彦は、目の前の相手が怖かった。  そう、この敵が予言したとおり、恐怖させられているのだ。  近づいてくる目の前の相手に、ライアは一言呟く。 「接近戦では勝ち目がないな」 「だが、ファイズに変身できなきゃ、俺は──」  ファイズならまだしも、ウルフオルフェノクには飛び道具がない。  メリケンサックや刃物を武具とするウルフオルフェノクには勝率がないということになるだろう。  そんなウルフオルフェノクにかけるべき言葉を、ライアはかける。 「私に任せろ」  ──SWING VENT──  ライアの手に空から落ちるのは、エビルダイバーの尾──エビルウィップである。  このライダーもまた遠距離戦の道具ではないが、ライアはそれを振るい、ユートピアのヒットから外れて敵に確実に一撃を与えていく。  まるでライア自身に跳ね返ってしまいそうなほどの勢いで振るわれる鞭の一撃がユートピアを一時翻弄する。 「少し、痛いけど──」  エビルウィップを振るわれながらもそれが平常であるかのように、ユートピアは、ダグバの姿が自然発火をするときのように右手を翳した。  そう、それは彼にとって最も出しやすい「炎」の出し方なのだ。  ──ユートピアの能力にも、その力は在った。 「──怖くは、ないね」  ライアの体を、突如炎が包む。  装甲から伝わってきた霧彦の体を襲う熱。  その力は強大すぎるためにユートピアの力は一定であったが──それは火達磨となったライアの中で戦う霧彦を苦しませるに充分な攻撃であった。 「霧彦!」  ウルフオルフェノクは前線に出てライアを庇い戦おうとするが、そんな巧を制止するように、ライアが悲痛を堪えて堂々と立ち上がる。  前に出てこようとする巧をどうこうしようというつもりはない。  確かに霧彦は街を愛で、その中で何か大切なことを成し遂げようとし続けた男である。  だが── 「待て……この方が……好都合だ……」  ──今の彼を突き動かすのは、見知らぬ男の心配ではなく、街を汚す「園咲」の力への反抗であった。  何が風都の未来を担う子供たちを狂わせてきたのか。  何が風都を愛する霧彦の心を利用してきたのか。  何が冴子や若菜を狂わせてしまったのか。  そう、全ては園咲琉兵衛──彼のゴールドメモリによる暗躍である。  ライアは、目の前の金色のドーパントを睨み、その体めがめて脚力の限界を発揮して走り出す。  当然、体は燃え盛り、今にも全てを灰にしようと業火が攻めてくる。  だが、もはや自分の体など近いうちに滅びる運命なのだ。  それなら──  彼がしようとしているのは、無茶な特攻である。  炎に包まれた体で敵の体にその業火を移す。それが彼の目的である。 「おい、やめろ……! 霧彦!」 「ぐっ……! ぐぁっ……!」  ──FINAL VENT──  巧の呼びかけを拒否して、霧彦はカードをセットする。  エビルダイバーの体に炎の体を移し、ライアは炎のハイドベノンを試みる。  カードに準拠したエビルダイバーはファイナルベントの発動を拒むことはなかった。  まっすぐ、まっすぐ、まっすぐ。加速していく炎のエビルダイバー。  後悔しても、止まらない。  そこから下りることもできない。  たとえ下りたとしても、それが敵を倒すことはない。  その体は望みどおり、ユートピアの体と接触──いや、激突と呼べる動作でユートピアの体に炎を移した。 「ぐあああああぁあぁあぁぁぁぁっぁぁぁぁぁあぁぁぁあ!!!!」  ──それは、ン・ダグバ・ゼバのものではなく、これまで堪えていた園咲霧彦の雄たけびである。  炎に痺れる彼の体が、強い力の中でこげたような臭いを発する。  それは彼の装甲には耐え難く……中で熱に耐えていた霧彦をライアの中から解き放った。 「ふはっ……!! ふははははっ!! いいね……面白い攻撃だよ」  クウガの放つ炎を思わせる、ダグバの体を焼く炎。  その輝きに、ダグバはかつての戦いを映していた。  それに──炎で目立たないが、激突の痛みも相当なものであった。 「狂人がぁっ!!」  そんなユートピアに、突き刺さる一撃。  一瞬で間合いを狭めたウルフオルフェノクは、その体に強く重い一撃を与える。  その手の棘が突き刺さる。それはウルフオルフェノクの拳が感じているものよりも遥かに痛いはずなのに、ユートピアは笑っていた。  体に痛みを与えないとしても、ウルフオルフェノクは確かに、敵に「痛手」を与えていた。 「壊してやったぜ、霧彦ぉ……! 諸悪の根源を……」  ユートピアはその右腕を掴み、霧彦の元へと吹き飛ばした。  ウルフオルフェノクは霧彦に傷をつけないため、霧彦に激突する直前に変身を解く。  そして、目の前の敵もまた── 「もう終っちゃったんだ」  ウルフオルフェノクの拳は、的確にゴールドメモリを破壊していたのだ。  変身が解けたダグバは、白い服を汚しながらも笑顔で三つの体を見下ろしていた。  その体が、ゆっくりと巧の下へと向かっていた。この中で戦えそうな相手は一人だけなのだから。  巧の頬を、ダグバの右腕が殴り飛ばす。  ダグバの頬を、巧の右腕が殴り飛ばす。  あんなに力の差が開いているように見えていた二人は、今、互角の力で殴りあう。  怪人と怪人。その戦いには違いない。  だが、善と悪。二つがぶつかっていた。  右。左。下。正面。  あらゆる方向から顔に飛んでくる拳を、二人は真正面から受けた。  ダグバは、食らうのが目的だった。  巧は、体力が避けることを許してくれなかった。  いずれにせよ、二人の攻撃は全て当たっていた。 「もっともっと……僕を笑顔にしてよ、リントの戦士……」 「ああ、させてやる……俺はお前を倒して、全部真っ白にしてやるさ……」 「あははっ……。真っ白に……ね!」 「今は、お前が、この、世界の、汚れだ!」  二人のパンチは止まない。  まっすぐに、あるいは真横から、あるいは下から、攻撃というものを飛ばしてくる。  先に倒れてしまった方が、死ぬ。  巧の視界は歪んで、敵の顔などもはや見えない。  ただ、そこにある歪んだ肌色──あるいは赤色をひたすらに突いているだけである。 「どうしたの? もう弱いよ」  ダグバはまっすぐ、巧の正面にジャブに近いパンチを打ち込んだ。  ダウン──テンカウントはおろか、何カウントあったとしても立ち上がれないような体の疲労と激痛。  そこに、ダグバが近づいていることに巧は気づけない。  だが、ダグバは次の一瞬で「別のもの」に興味を示すことになった。  今のダグバにとって大切なことは、人を殺すことではなく、自分を怖がらせる存在を探すことなのだから。 「穏やかじゃないな」  天道総司。天の道を往く男が、その悪魔に近づいていたのだ。  彼は血まみれの喧嘩で笑っている青年に、底知れぬ狂気を感じつつも、三つの倒れた体を眺めたうえで──介入すべきだと判断した。 「……他のリントだね。僕を笑顔にしてくれるかな?」 「ああ……俺が笑顔を教えてやる。  ──お前はその体で二人連れて逃げられるか?」  二つ目の問いは自分に向けられたものだと、巧は気づく。  それに対する答えは── 「ああ、だが……少し……キツイな……」  二人も運ぶのは、この体では至難。  ただでさえ、二人は成人男性なのだから。 「俺を忘れてもらっては困るなぁ、巧」  だが、そんな言葉とともに音也は立ち上がる。  彼もまた、テラーの──ゴールドメモリの力に抗った男だったのか。  その力を前に倒された人間としては、明らかに起き上がるのが早かった。 「音也! てめえいつの間に……」 「まあ、俺は男は助けないが」 「……んなこと言ってる場合かよ」 「だが、コイツの奏でる音楽だけは、俺が護ってやる」 「──決定だな」  天道がダグバと対峙している間に、音也と巧は霧彦を担いで、よろよろと逃げていく。  ダグバはもはや、そんな敗者たちに興味はなかった。  見逃そうと、今のダグバのゲゲルにはあまり関係ないのだ。 「じゃあ、僕が君を殺してあげるよ」 「それは、不可能だ。──何故ならお前には、速さが足りない」  ──HEN-SHIN──  ──CAST OFF──  天道はすぐに仮面ライダーカブト・ライダーフォームの姿に変身する。  生身の人間が仮面ライダーに敵うはずはないのだ。  ──だが  ──CLOCK UP──  一瞬でカブトの姿はダグバの前から消える。  否、──逃げた。 「あいつ……っ!!」 △ ▽ 「おばあちゃんが言っていた……戦いとは、逃げるが勝ち。足の速いやつが勝つ……と」 「説得力がねえな」  建物の中で、四人の成人男性が休養をとっていた。  深刻なのは、園咲霧彦と乾巧である。  全身大火傷の霧彦は動くこともままならない。通常なら、全治何ヶ月という大怪我である。 「なあ、乾君、紅君、それに……天道君だったか」  霧彦は簡易ベットの上で、無残な火傷の傷を晒したまま三人に語りかける。 「託したいものがある」 「おい、死ぬみたいなことを言うなよ!」 「良かった……これは、無事だったのか……」  怒る巧を前に、霧彦は笑っていた。  彼は自分の顔の前に、スカーフをかざしていた。それは燃え尽きては居ない。  自分の体が今にもそうなろうとしているのに、そんな小さなものの安全を見て霧彦は満足そうに見つめていた。 「妹がくれたスカーフだ。これを、乾君……君に、洗濯してもらいたいんだ」  そんな霧彦に、怒号をかけたくなったが──やめた。  巧でもわかってしまう。──彼は本当に、これで最期なのだ。  折角、こうして会うことのできた相手を最後に怒鳴ってしまうような真似はしたくなかった。 「…………ああ、わかったよ。これでもクリーニング屋だからな」 「ありがとう……」 「お前の嫁さんも、俺たちが代わりに護ってやるさ」 「ありがとう……」 「お前の街も護ってやる。お前の妹だって死なせやしない。お前の好きな風を、世界中に吹かせてやる」  霧彦は、巧がそれだけ「人を幸せにするコツ」を知っていたことを思うと、笑顔が漏れてしまう。  彼は不器用そうに見えてきっと、人を幸せにすることを誰よりも強く願い続けているのだろう。今まで与えた少ない情報で、これだけ霧彦の望みを考え出すことができたのだから。 「──それなら、早く行ったほうがいいんじゃないか? 世界に良い風を吹かせるために……」 「ああ、お前を看取ったらな……」 「──そんなことはいいんだ。行けよ、人類の味方・仮面ライダー君」  それは、巧の親友である男が、霧彦の親友にかけた言葉と同じであった。  この言葉は仮面ライダーを背負う親友への最期の言葉である。  命令されたなら、逆らってその姿を看取ることなどできない。  いや、本当はそんな理由で呑み込んだわけではないのだろう。  何故なら、それは彼らの使命だったのだから──。 「また来るぜ。綺麗になった世界をあんたに見てもらうためにもな」  それから、霧彦は何度か振り返る彼らに背を向けるように転がると、目を瞑った。  ドアの開く音が聞こえると安心する。──彼らは行ったのだと。 (死に場所は選んだつもりだったんだが……いや、ここもいずれは良い風が吹く、か……  その時が……楽しみだなぁ……早く、見せてくれよ……仮面、ライダー君……)  先ほどまで燃え盛っていたはずの体は冷たくなっていく。  本当の本当に、誰かと話すだけの力もなくなってしまった。拳を握る力も、立ち上がる力もない。  無論、風都のために戦う力も、冴子を止める力もない。  だが、それを代わりにやってくれる男たちがいる。ただそれだけで、園咲霧彦は満足だった。  ──彼は仮面ライダーを押していく、「良い風」となれたのだから。 &color(red){【園咲霧彦@仮面ライダーW 死亡確認】 } &color(red){残り52人 } 【1日目 午後】 【F-5 市街地】 【乾巧@仮面ライダー555】 【時間軸】原作終了後 【状態】顔中に複数の打撲、疲労(大)、ウルフオルフェノクに二時間変身不可、仮面ライダーファイズに一時間半程度変身不可 【装備】ファイズギア+ファイズショット@仮面ライダー555、 【道具】支給品一式×2、ルナメモリ@仮面ライダーW、首輪探知機、ガイアメモリ(ナスカ)+ガイアドライバー@仮面ライダーW、霧彦のスカーフ@仮面ライダーW 【思考・状況】 1:打倒大ショッカー。世界を守る。 2:仲間を探して協力を呼びかける。 3:霧彦のスカーフを洗濯する。 4:後でまた霧彦のいた場所に戻り、綺麗になった世界を見せたい。 【紅音也@仮面ライダーキバ】 【時間軸】原作終盤(少なくとも渡を自分の息子と認識している時期) 【状態】疲労(大) 【装備】イクサナックル(プロトタイプ)@仮面ライダーキバ、ライアのデッキ@仮面ライダー龍騎 【道具】支給品一式、不明支給品0~2 【思考・状況】 1:最後まで生き残り、元の世界に帰還する 2:女性を見たらとりあえず口説く 【天道総司@仮面ライダーカブト】 【時間軸】最終回後 【状態】健康 カブトの二時間変身不可 【装備】ライダーベルト(カブト)+カブトゼクター@仮面ライダーカブト 【道具】支給品一式、ディエンド用ケータッチ@仮面ライダー電王トリロジー、サバイブ(疾風)@仮面ライダー龍騎 【思考・状況】 1:仲間達と合流して、この殺し合いを打破する。 2:首輪をどうにかする。 3:間宮麗奈、乃木怜司を警戒。 4:情報を集める。 【備考】 ※首輪による制限が十分であることと、二時間~三時間ほどで再変身が可能だと認識しました。 ※空間自体にも制限があり、そのための装置がどこかにあると考えています。 【1日目 午後】 【F-6 市街地】 【ン・ダグバ・ゼバ@仮面ライダークウガ】 【時間軸】不明 【状態】疲労(中)、腹部の強いダメージ、顔面出血、苛立ち、怪人体に1時間程度変身不可、一応ユートピアにも二時間変身不可 【装備】ガイアドライバー@仮面ライダーW 【道具】支給品一式 【思考・状況】 1:恐怖をもっと味わいたい。楽しみたい 2:目の前の二人が恐怖をもたらしてくれる事を期待 【備考】 ※ガイアドライバーを使って変身しているため、メモリの副作用がありません。 ※ユートピアメモリは破壊されました。 |037:[[敵か味方か?]]|投下順|039:[[究極の幕開け]]| |037:[[敵か味方か?]]|時系列順|039:[[究極の幕開け]]| |016:[[光を背負い]]|[[天道総司]]|051:[[綺想曲♭もう一人のカブトと音也]]| |016:[[動き出す闇]]|[[乾巧]]|051:[[綺想曲♭もう一人のカブトと音也]]| |016:[[動き出す闇]]|[[紅音也]]|051:[[綺想曲♭もう一人のカブトと音也]]| |016:[[動き出す闇]]|[[園咲霧彦]]|&color(red){GAME OVER}| |016:[[動き出す闇]]|[[ン・ダグバ・ゼバ]]|042:[[三様]]| ----
*風 ◆LQDxlRz1mQ  天の道を往く男は、一時のみ天を外れて、ある建物で休息を取っていた。  情報──まずは殺し合いの状況の有無よりも、それを探して。  しばらく時間は経過しているが、現在のところ天道は他の参加者に会っていない。  そのせいで戦いが行われているかの有無さえ、彼は未だ掴んではいないのだから。  それならば、戦いに赴く前に出来うる限りの情報を得るが吉である。 (支給品は──どちらも他のライダーの強化アイテムか)  天道に支給されたものは三つとも、カブトには関係のない──他の仮面ライダーたちのパワーアップアイテムである。  仮面ライダーディエンドの強化道具・青のケータッチ。  仮面ライダーナイトの強化道具・疾風のサバイブ。  いずれも、対象ライダーが信用に足る存在だと知らなければ渡すことはできない道具だ。 (なら、ハイパーゼクターやパーフェクトゼクターも誰かに支給されているのか?)  数時間前に一度、天道は「変身」をしている。  あくまで、「変身したまま行動する」という行動ができるか否かを試しての行動である。戦闘行動は行われては居ない。  だが、天道の予想した通り、それはできなかった。時計が指したのは丁度十分の経過と、そのときに急速にカブトの力を振り払うような強力すぎる力。  参加者の変身時間を計って、その上で一定時間が過ぎたら変身が解けるようなシステムを持っているのだろうか。──時間自体も細かく、その可能性は非常に高い。  ゼクターの能力を解析して、ゼクターの改造でもしたのだろうか──その行動も、ワームの乃木怜司や間宮麗奈には対処できない。  ライダーの変身システムなら変身解除のシステムを作ることも可能かもしれないが、直接変身する相手にはおそらく不可能。──ということは、制限を行っているものは非常に身近にあるものと考えられる。 (この首輪とか、な……)  その中でも、特に怪しいのはこの首輪である。  参加者全員が共通して身につけているものといえば、首輪である。或いは、踏んでいる地だろうか。  空を飛ぶような能力を持っていれば、それも不可能。首輪ならば、外すこともままならない道具であり、制限を付与するには最も有効だ。  制限はおそらくこれだけではない。  カブトゼクターが天道の元から離れないのも、おそらくその一つ。彼の資格者の元へのワープ能力も制限されている。  また、カブトに変身したままパーフェクトゼクターやハイパーゼクターを呼ぶこともできなかった。  空間そのものにも何らかのワープ制限を加えられているという可能性は高い。 (それなら、この場所は一体……?)  建物は全て、天道の世界と同じ構造。てっきり、どこかの世界の街の人間を追い出して使っているのかと思っていたが、それならば何故、制限などを設けられるのか。  どこかにそんな装置があるということか、それともその空間に街を運んできたのか。  ここで考えられるのはやはり、前者である。街を空間に運ぶなど、たとえ仮面ライダーが怪人と戦う世界においても難易な話である。  装置があると考えた方が、始めに天道が広間からワープをしたことに関しても、その装置を使ったと考えれば説明がつく。 (まずはその装置を破壊して、大ショッカーの元に向かいたいが……それは【禁止エリア】に抵触する可能性が高い)  それだけ重要なエリアがあるなら、それはおそらく禁止エリア。  主催者にとって都合の悪いエリアに参加者を入れさせないのは当然である。 (つまり、首輪からどうにかしなければならないということか)  天道は首の巻かれたそれを触ると、ため息をついた。  いくら天道であっても、見えもしないものを解除するのは不可能。  誰かしらの協力者は必要となる。 (得られる限りの情報は得た。他の参加者を探しに行くか……できるなら加賀美──お前を)  運命は、彼を親友とめぐり合わせてはくれない。 △ ▽ 「はぁっ!」 「せやぁっ!」  ウルフオルフェノク、仮面ライダーライア。形状の異なる二人の戦士が、目の前の敵にパンチ、キック、チョップ──多様な攻撃で攻める。  だが、ユートピア・ドーパントはそれを軽々と避けていく。  彼の持つ戦闘力が破格な以上、それは仕方のないことなのかもしれない。攻撃が一撃も当たらないもどかしさを感じながら、二人の戦士は退かずに攻撃を送り込む。  無論、そのプレゼントは敵に届くことはないのだが。 「二人がかりで当たらないなんて……」 「全然怖くないなぁ。──もっと僕を怖がらせて、もっと僕を笑顔にしてよ」  そのプレゼントを送り返すように、ユートピアの両手が二つの顔面に叩き込まれた。  豪腕と呼ぶに相応しいその両腕は、二人の頭を重力に帰す。体ごと転がっていく二人は、再び目の前の敵を見据えた。  そんなライアとウルフオルフェノクはユートピアの力で強制的に──見えない力に立ち上がらされる。 「ぐっ……」  立ち上がった二人は、そのまま体をぶつけ合う。  意思ではない。そんなものは最早、ユートピアの力を前には無意味であった。  再び倒れこんだ二人に、ユートピアは余裕で、しかし不満そうに見つめながら向かっていた。 「メモリの能力が強すぎる……」  流石はゴールドメモリというところである。一日に二度もそんな相手と戦う自分の不幸を呪ってしまう。  テラー・フィールドの効果はおそらく働いていない。──それでも霧彦は、目の前の相手が怖かった。  そう、この敵が予言したとおり、恐怖させられているのだ。  近づいてくる目の前の相手に、ライアは一言呟く。 「接近戦では勝ち目がないな」 「だが、ファイズに変身できなきゃ、俺は──」  ファイズならまだしも、ウルフオルフェノクには飛び道具がない。  メリケンサックや刃物を武具とするウルフオルフェノクには勝率がないということになるだろう。  そんなウルフオルフェノクにかけるべき言葉を、ライアはかける。 「私に任せろ」  ──SWING VENT──  ライアの手に空から落ちるのは、エビルダイバーの尾──エビルウィップである。  このライダーもまた遠距離戦の道具ではないが、ライアはそれを振るい、ユートピアのヒットから外れて敵に確実に一撃を与えていく。  まるでライア自身に跳ね返ってしまいそうなほどの勢いで振るわれる鞭の一撃がユートピアを一時翻弄する。 「少し、痛いけど──」  エビルウィップを振るわれながらもそれが平常であるかのように、ユートピアは、ダグバの姿が自然発火をするときのように右手を翳した。  そう、それは彼にとって最も出しやすい「炎」の出し方なのだ。  ──ユートピアの能力にも、その力は在った。 「──怖くは、ないね」  ライアの体を、突如炎が包む。  装甲から伝わってきた霧彦の体を襲う熱。  その力は強大すぎるためにユートピアの力は一定であったが──それは火達磨となったライアの中で戦う霧彦を苦しませるに充分な攻撃であった。 「霧彦!」  ウルフオルフェノクは前線に出てライアを庇い戦おうとするが、そんな巧を制止するように、ライアが悲痛を堪えて堂々と立ち上がる。  前に出てこようとする巧をどうこうしようというつもりはない。  確かに霧彦は街を愛で、その中で何か大切なことを成し遂げようとし続けた男である。  だが── 「待て……この方が……好都合だ……」  ──今の彼を突き動かすのは、見知らぬ男の心配ではなく、街を汚す「園咲」の力への反抗であった。  何が風都の未来を担う子供たちを狂わせてきたのか。  何が風都を愛する霧彦の心を利用してきたのか。  何が冴子や若菜を狂わせてしまったのか。  そう、全ては園咲琉兵衛──彼のゴールドメモリによる暗躍である。  ライアは、目の前の金色のドーパントを睨み、その体めがめて脚力の限界を発揮して走り出す。  当然、体は燃え盛り、今にも全てを灰にしようと業火が攻めてくる。  だが、もはや自分の体など近いうちに滅びる運命なのだ。  それなら──  彼がしようとしているのは、無茶な特攻である。  炎に包まれた体で敵の体にその業火を移す。それが彼の目的である。 「おい、やめろ……! 霧彦!」 「ぐっ……! ぐぁっ……!」  ──FINAL VENT──  巧の呼びかけを拒否して、霧彦はカードをセットする。  エビルダイバーの体に炎の体を移し、ライアは炎のハイドベノンを試みる。  カードに準拠したエビルダイバーはファイナルベントの発動を拒むことはなかった。  まっすぐ、まっすぐ、まっすぐ。加速していく炎のエビルダイバー。  後悔しても、止まらない。  そこから下りることもできない。  たとえ下りたとしても、それが敵を倒すことはない。  その体は望みどおり、ユートピアの体と接触──いや、激突と呼べる動作でユートピアの体に炎を移した。 「ぐあああああぁあぁあぁぁぁぁっぁぁぁぁぁあぁぁぁあ!!!!」  ──それは、ン・ダグバ・ゼバのものではなく、これまで堪えていた園咲霧彦の雄たけびである。  炎に痺れる彼の体が、強い力の中でこげたような臭いを発する。  それは彼の装甲には耐え難く……中で熱に耐えていた霧彦をライアの中から解き放った。 「ふはっ……!! ふははははっ!! いいね……面白い攻撃だよ」  クウガの放つ炎を思わせる、ダグバの体を焼く炎。  その輝きに、ダグバはかつての戦いを映していた。  それに──炎で目立たないが、激突の痛みも相当なものであった。 「狂人がぁっ!!」  そんなユートピアに、突き刺さる一撃。  一瞬で間合いを狭めたウルフオルフェノクは、その体に強く重い一撃を与える。  その手の棘が突き刺さる。それはウルフオルフェノクの拳が感じているものよりも遥かに痛いはずなのに、ユートピアは笑っていた。  体に痛みを与えないとしても、ウルフオルフェノクは確かに、敵に「痛手」を与えていた。 「壊してやったぜ、霧彦ぉ……! 諸悪の根源を……」  ユートピアはその右腕を掴み、霧彦の元へと吹き飛ばした。  ウルフオルフェノクは霧彦に傷をつけないため、霧彦に激突する直前に変身を解く。  そして、目の前の敵もまた── 「もう終っちゃったんだ」  ウルフオルフェノクの拳は、的確にゴールドメモリを破壊していたのだ。  変身が解けたダグバは、白い服を汚しながらも笑顔で三つの体を見下ろしていた。  その体が、ゆっくりと巧の下へと向かっていた。この中で戦えそうな相手は一人だけなのだから。  巧の頬を、ダグバの右腕が殴り飛ばす。  ダグバの頬を、巧の右腕が殴り飛ばす。  あんなに力の差が開いているように見えていた二人は、今、互角の力で殴りあう。  怪人と怪人。その戦いには違いない。  だが、善と悪。二つがぶつかっていた。  右。左。下。正面。  あらゆる方向から顔に飛んでくる拳を、二人は真正面から受けた。  ダグバは、食らうのが目的だった。  巧は、体力が避けることを許してくれなかった。  いずれにせよ、二人の攻撃は全て当たっていた。 「もっともっと……僕を笑顔にしてよ、リントの戦士……」 「ああ、させてやる……俺はお前を倒して、全部真っ白にしてやるさ……」 「あははっ……。真っ白に……ね!」 「今は、お前が、この、世界の、汚れだ!」  二人のパンチは止まない。  まっすぐに、あるいは真横から、あるいは下から、攻撃というものを飛ばしてくる。  先に倒れてしまった方が、死ぬ。  巧の視界は歪んで、敵の顔などもはや見えない。  ただ、そこにある歪んだ肌色──あるいは赤色をひたすらに突いているだけである。 「どうしたの? もう弱いよ」  ダグバはまっすぐ、巧の正面にジャブに近いパンチを打ち込んだ。  ダウン──テンカウントはおろか、何カウントあったとしても立ち上がれないような体の疲労と激痛。  そこに、ダグバが近づいていることに巧は気づけない。  だが、ダグバは次の一瞬で「別のもの」に興味を示すことになった。  今のダグバにとって大切なことは、人を殺すことではなく、自分を怖がらせる存在を探すことなのだから。 「穏やかじゃないな」  天道総司。天の道を往く男が、その悪魔に近づいていたのだ。  彼は血まみれの喧嘩で笑っている青年に、底知れぬ狂気を感じつつも、三つの倒れた体を眺めたうえで──介入すべきだと判断した。 「……他のリントだね。僕を笑顔にしてくれるかな?」 「ああ……俺が笑顔を教えてやる。  ──お前はその体で二人連れて逃げられるか?」  二つ目の問いは自分に向けられたものだと、巧は気づく。  それに対する答えは── 「ああ、だが……少し……キツイな……」  二人も運ぶのは、この体では至難。  ただでさえ、二人は成人男性なのだから。 「俺を忘れてもらっては困るなぁ、巧」  だが、そんな言葉とともに音也は立ち上がる。  彼もまた、テラーの──ゴールドメモリの力に抗った男だったのか。  その力を前に倒された人間としては、明らかに起き上がるのが早かった。 「音也! てめえいつの間に……」 「まあ、俺は男は助けないが」 「……んなこと言ってる場合かよ」 「だが、コイツの奏でる音楽だけは、俺が護ってやる」 「──決定だな」  天道がダグバと対峙している間に、音也と巧は霧彦を担いで、よろよろと逃げていく。  ダグバはもはや、そんな敗者たちに興味はなかった。  見逃そうと、今のダグバのゲゲルにはあまり関係ないのだ。 「じゃあ、僕が君を殺してあげるよ」 「それは、不可能だ。──何故ならお前には、速さが足りない」  ──HEN-SHIN──  ──CAST OFF──  天道はすぐに仮面ライダーカブト・ライダーフォームの姿に変身する。  生身の人間が仮面ライダーに敵うはずはないのだ。  ──だが  ──CLOCK UP──  一瞬でカブトの姿はダグバの前から消える。  否、──逃げた。 「あいつ……っ!!」 △ ▽ 「おばあちゃんが言っていた……戦いとは、逃げるが勝ち。足の速いやつが勝つ……と」 「説得力がねえな」  建物の中で、四人の成人男性が休養をとっていた。  深刻なのは、園咲霧彦と乾巧である。  全身大火傷の霧彦は動くこともままならない。通常なら、全治何ヶ月という大怪我である。 「なあ、乾君、紅君、それに……天道君だったか」  霧彦は簡易ベットの上で、無残な火傷の傷を晒したまま三人に語りかける。 「託したいものがある」 「おい、死ぬみたいなことを言うなよ!」 「良かった……これは、無事だったのか……」  怒る巧を前に、霧彦は笑っていた。  彼は自分の顔の前に、スカーフをかざしていた。それは燃え尽きては居ない。  自分の体が今にもそうなろうとしているのに、そんな小さなものの安全を見て霧彦は満足そうに見つめていた。 「妹がくれたスカーフだ。これを、乾君……君に、洗濯してもらいたいんだ」  そんな霧彦に、怒号をかけたくなったが──やめた。  巧でもわかってしまう。──彼は本当に、これで最期なのだ。  折角、こうして会うことのできた相手を最後に怒鳴ってしまうような真似はしたくなかった。 「…………ああ、わかったよ。これでもクリーニング屋だからな」 「ありがとう……」 「お前の嫁さんも、俺たちが代わりに護ってやるさ」 「ありがとう……」 「お前の街も護ってやる。お前の妹だって死なせやしない。お前の好きな風を、世界中に吹かせてやる」  霧彦は、巧がそれだけ「人を幸せにするコツ」を知っていたことを思うと、笑顔が漏れてしまう。  彼は不器用そうに見えてきっと、人を幸せにすることを誰よりも強く願い続けているのだろう。今まで与えた少ない情報で、これだけ霧彦の望みを考え出すことができたのだから。 「──それなら、早く行ったほうがいいんじゃないか? 世界に良い風を吹かせるために……」 「ああ、お前を看取ったらな……」 「──そんなことはいいんだ。行けよ、人類の味方・仮面ライダー君」  それは、巧の親友である男が、霧彦の親友にかけた言葉と同じであった。  この言葉は仮面ライダーを背負う親友への最期の言葉である。  命令されたなら、逆らってその姿を看取ることなどできない。  いや、本当はそんな理由で呑み込んだわけではないのだろう。  何故なら、それは彼らの使命だったのだから──。 「また来るぜ。綺麗になった世界をあんたに見てもらうためにもな」  それから、霧彦は何度か振り返る彼らに背を向けるように転がると、目を瞑った。  ドアの開く音が聞こえると安心する。──彼らは行ったのだと。 (死に場所は選んだつもりだったんだが……いや、ここもいずれは良い風が吹く、か……  その時が……楽しみだなぁ……早く、見せてくれよ……仮面、ライダー君……)  先ほどまで燃え盛っていたはずの体は冷たくなっていく。  本当の本当に、誰かと話すだけの力もなくなってしまった。拳を握る力も、立ち上がる力もない。  無論、風都のために戦う力も、冴子を止める力もない。  だが、それを代わりにやってくれる男たちがいる。ただそれだけで、園咲霧彦は満足だった。  ──彼は仮面ライダーを押していく、「良い風」となれたのだから。 &color(red){【園咲霧彦@仮面ライダーW 死亡確認】 } &color(red){残り52人 } 【1日目 午後】 【F-5 市街地】 【乾巧@仮面ライダー555】 【時間軸】原作終了後 【状態】顔中に複数の打撲、疲労(大)、ウルフオルフェノクに二時間変身不可、仮面ライダーファイズに一時間半程度変身不可 【装備】ファイズギア+ファイズショット@仮面ライダー555、 【道具】支給品一式×2、ルナメモリ@仮面ライダーW、首輪探知機、ガイアメモリ(ナスカ)+ガイアドライバー@仮面ライダーW、霧彦のスカーフ@仮面ライダーW 【思考・状況】 1:打倒大ショッカー。世界を守る。 2:仲間を探して協力を呼びかける。 3:霧彦のスカーフを洗濯する。 4:後でまた霧彦のいた場所に戻り、綺麗になった世界を見せたい。 【紅音也@仮面ライダーキバ】 【時間軸】原作終盤(少なくとも渡を自分の息子と認識している時期) 【状態】疲労(大) 【装備】イクサナックル(プロトタイプ)@仮面ライダーキバ、ライアのデッキ@仮面ライダー龍騎 【道具】支給品一式、不明支給品0~2 【思考・状況】 1:最後まで生き残り、元の世界に帰還する 2:女性を見たらとりあえず口説く 【天道総司@仮面ライダーカブト】 【時間軸】最終回後 【状態】健康 カブトの二時間変身不可 【装備】ライダーベルト(カブト)+カブトゼクター@仮面ライダーカブト 【道具】支給品一式、ディエンド用ケータッチ@仮面ライダー電王トリロジー、サバイブ(疾風)@仮面ライダー龍騎 【思考・状況】 1:仲間達と合流して、この殺し合いを打破する。 2:首輪をどうにかする。 3:間宮麗奈、乃木怜司を警戒。 4:情報を集める。 【備考】 ※首輪による制限が十分であることと、二時間~三時間ほどで再変身が可能だと認識しました。 ※空間自体にも制限があり、そのための装置がどこかにあると考えています。 【1日目 午後】 【F-6 市街地】 【ン・ダグバ・ゼバ@仮面ライダークウガ】 【時間軸】不明 【状態】疲労(中)、腹部の強いダメージ、顔面出血、苛立ち、怪人体に1時間程度変身不可、一応ユートピアにも二時間変身不可 【装備】ガイアドライバー@仮面ライダーW 【道具】支給品一式 【思考・状況】 1:恐怖をもっと味わいたい。楽しみたい 2:目の前の二人が恐怖をもたらしてくれる事を期待 【備考】 ※ガイアドライバーを使って変身しているため、メモリの副作用がありません。 ※ユートピアメモリは破壊されました。 |037:[[敵か味方か?]]|投下順|039:[[究極の幕開け]]| |037:[[敵か味方か?]]|時系列順|039:[[究極の幕開け]]| |016:[[光を背負い]]|[[天道総司]]|051:[[綺想曲♭もう一人のカブトと音也]]| |016:[[動き出す闇]]|[[紅音也]]|051:[[綺想曲♭もう一人のカブトと音也]]| |016:[[動き出す闇]]|[[乾巧]]|051:[[綺想曲♭もう一人のカブトと音也]]| |016:[[動き出す闇]]|[[園咲霧彦]]|&color(red){GAME OVER}| |016:[[動き出す闇]]|[[ン・ダグバ・ゼバ]]|042:[[三様]]| ----

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