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*太陽と天候◆LQDxlRz1mQ  東京タワーが周囲から見て目立つ建物であるのは間違いなかった。  その中で痛んだ休めるというのは自殺行為に等しい。  ガイが休んでいるのは、その脇にあるビル街である。  東京タワーはあまりに目立ちすぎる。  現実の巨大観を押さえつつも、やはりその高い搭は存在感を引っ込めない。  仮面ライダーや怪人の力を持ってすれば、根元からへし折ることもできるかもしれない。  だが、その脇の建物というのは案外盲点なのである。 「──二時間か」  シザースの装甲が彼の身を纏っていた。  時間制限は確かに気にかかるが、彼にはまだアポロガイストの姿が残っている。  具体的な時間の経過を知るために、一度くらいは変身をしておいたほうがいいと考えた彼は今、シザースの殻を被ったのである。 「どうせこの力ではディケイドに届くまい」  シザースの力はどちらかといえば軟弱である。  彼の知りうる限りの仮面ライダーたちと比較してもおそらく、最底辺レベル。  Xライダー、ディケイド、ディエンド、クウガ、ガオウ……彼の仇となる仮面ライダーたちに及ぶだけの能力を有さないライダーは正直、あまり有効性を持たない。  だが、この状況では微力であっても相手を凌駕できる可能性を有しているのだ。 (仮面ライダーでなくなった相手ならば、いとも簡単に倒すことができるだろう)  そう、ガイが把握すべきは変身制限である。  これを完全に把握した上で、敵の知らぬ部分を突けばいい。  十分の戦闘制限と、それから二時間の休憩。  二つの事象を把握したアポロガイストは、相手の状況を見て「力を持たない敵」を殺すことができる。 (敵にとっては迷惑なシステムだが、それを究めた私にとっては好都合なのだ! 存分に利用させてもらう!)  架せられた制限をどれだけ巧く利用するか──。  その一点が勝負を左右することもある。  変身は最後の手段としておいた方がいいというのも、よく理解したつもりである。  シザースの変身は十分の経過とともに解ける。  白いスーツに身を包んだ男は、カードデッキを懐に戻す。 (これで二時間、このデッキは使えない。しばらくは動かない方がいいか)  これでは、現状で使える力はアポロガイストのみとなってしまう。  例え弱弱しくても、この状況下でシザースの力が使えるのは事実なのだから、なるべく使用できる状態で戦いたいとは願っていた。 (シザースが使えるようになったときは、賭けに出るか……?)  彼の言う「賭け」とは変身のバリエーションを増やすために戦闘に出て、敵から変身アイテムを奪うということである。  シザースのように誰でも変身できるアイテムが好ましいが、本人のみ使用可能というアイテムも回収しておくべきだろう。  要は、変身の数が他の参加者より勝っていれば勝機は見える。自分の変身数を増やす一方で、相手の変身数を減らすのも作戦の一つとなる。  ならば、人間体からアイテム無しで変身できるアポロガイストは有利ともいえる。  変身アイテムを奪われれば変身さえままらない参加者も何人か存在するのだから。  それでも二段変身はまだ足りない。──参加者の数に等しく、変身の力はあるのだから。 あの死体に添えられていた道具も使えそうにはないな。……まあ、念のために所持しておこう)  ガイがC-6の平原を通った際に出会った一つの死と、それに添えられていた「メモリ」。  それがどんなものなのか、ガイは知らない。それは未知なる世界の変身アイテムだったのだから。  自らの首輪を確認することができれば、それに気づくことはできたのかもしれないが、今の彼はまだ知らない。  ウェザーメモリ。  そのシザースとは比べ物にならない強力な力を。 【1日目 夕方】 【C-5 東京タワーに隣接するビル】 【アポロガイスト@仮面ライダーディケイド】 【時間軸】死亡後 【状態】ダメージ(小)、シザースに二時間変身不可 【装備】シザースのデッキ@仮面ライダー龍騎 【道具】支給品一式、ディスクアニマル(アカネタカ)@仮面ライダー響鬼、インドネシアの魔除けのお面@仮面ライダークウガ、真理の携帯美容師セット@仮面ライダー555、ウェザーメモリ@仮面ライダーW 【思考・状況】 1:大ショッカーの意思通り、全ての敵を倒し、世界を破壊する。 2:参加者の変身アイテムを奪う(たとえ自分の力にならなくても)。 3:まずはここでシザースの制限が解けるのを気長に待つ。 4:ディケイド、牙王はいずれ始末する。 5:全てのライダーと怪人にとって迷惑な存在となる。 【備考】 ※スーパーアポロガイストの状態ですが、能力は抑えられています。 ※制限の詳細な時間設定と能力が抑えられていることを、何となく把握しました。 ※メモリの使い方を知りません。 |042:[[三様]]|投下順|044:[[Rの定義/心に響く声]]| |054:[[閃光の刻]]|時系列順|053:[[強魔(前編)]]| |020:[[巡り会う世界]]|[[アポロガイスト]]||
*太陽と天候◆LQDxlRz1mQ  東京タワーが周囲から見て目立つ建物であるのは間違いなかった。  その中で痛んだ休めるというのは自殺行為に等しい。  ガイが休んでいるのは、その脇にあるビル街である。  東京タワーはあまりに目立ちすぎる。  現実の巨大観を押さえつつも、やはりその高い搭は存在感を引っ込めない。  仮面ライダーや怪人の力を持ってすれば、根元からへし折ることもできるかもしれない。  だが、その脇の建物というのは案外盲点なのである。 「──二時間か」  シザースの装甲が彼の身を纏っていた。  時間制限は確かに気にかかるが、彼にはまだアポロガイストの姿が残っている。  具体的な時間の経過を知るために、一度くらいは変身をしておいたほうがいいと考えた彼は今、シザースの殻を被ったのである。 「どうせこの力ではディケイドに届くまい」  シザースの力はどちらかといえば軟弱である。  彼の知りうる限りの仮面ライダーたちと比較してもおそらく、最底辺レベル。  Xライダー、ディケイド、ディエンド、クウガ、ガオウ……彼の仇となる仮面ライダーたちに及ぶだけの能力を有さないライダーは正直、あまり有効性を持たない。  だが、この状況では微力であっても相手を凌駕できる可能性を有しているのだ。 (仮面ライダーでなくなった相手ならば、いとも簡単に倒すことができるだろう)  そう、ガイが把握すべきは変身制限である。  これを完全に把握した上で、敵の知らぬ部分を突けばいい。  十分の戦闘制限と、それから二時間の休憩。  二つの事象を把握したアポロガイストは、相手の状況を見て「力を持たない敵」を殺すことができる。 (敵にとっては迷惑なシステムだが、それを究めた私にとっては好都合なのだ! 存分に利用させてもらう!)  架せられた制限をどれだけ巧く利用するか──。  その一点が勝負を左右することもある。  変身は最後の手段としておいた方がいいというのも、よく理解したつもりである。  シザースの変身は十分の経過とともに解ける。  白いスーツに身を包んだ男は、カードデッキを懐に戻す。 (これで二時間、このデッキは使えない。しばらくは動かない方がいいか)  これでは、現状で使える力はアポロガイストのみとなってしまう。  例え弱弱しくても、この状況下でシザースの力が使えるのは事実なのだから、なるべく使用できる状態で戦いたいとは願っていた。 (シザースが使えるようになったときは、賭けに出るか……?)  彼の言う「賭け」とは変身のバリエーションを増やすために戦闘に出て、敵から変身アイテムを奪うということである。  シザースのように誰でも変身できるアイテムが好ましいが、本人のみ使用可能というアイテムも回収しておくべきだろう。  要は、変身の数が他の参加者より勝っていれば勝機は見える。自分の変身数を増やす一方で、相手の変身数を減らすのも作戦の一つとなる。  ならば、人間体からアイテム無しで変身できるアポロガイストは有利ともいえる。  変身アイテムを奪われれば変身さえままらない参加者も何人か存在するのだから。  それでも二段変身はまだ足りない。──参加者の数に等しく、変身の力はあるのだから。 あの死体に添えられていた道具も使えそうにはないな。……まあ、念のために所持しておこう)  ガイがC-6の平原を通った際に出会った一つの死と、それに添えられていた「メモリ」。  それがどんなものなのか、ガイは知らない。それは未知なる世界の変身アイテムだったのだから。  自らの首輪を確認することができれば、それに気づくことはできたのかもしれないが、今の彼はまだ知らない。  ウェザーメモリ。  そのシザースとは比べ物にならない強力な力を。 【1日目 夕方】 【C-5 東京タワーに隣接するビル】 【アポロガイスト@仮面ライダーディケイド】 【時間軸】死亡後 【状態】ダメージ(小)、シザースに二時間変身不可 【装備】シザースのデッキ@仮面ライダー龍騎 【道具】支給品一式、ディスクアニマル(アカネタカ)@仮面ライダー響鬼、インドネシアの魔除けのお面@仮面ライダークウガ、真理の携帯美容師セット@仮面ライダー555、ウェザーメモリ@仮面ライダーW 【思考・状況】 1:大ショッカーの意思通り、全ての敵を倒し、世界を破壊する。 2:参加者の変身アイテムを奪う(たとえ自分の力にならなくても)。 3:まずはここでシザースの制限が解けるのを気長に待つ。 4:ディケイド、牙王はいずれ始末する。 5:全てのライダーと怪人にとって迷惑な存在となる。 【備考】 ※スーパーアポロガイストの状態ですが、能力は抑えられています。 ※制限の詳細な時間設定と能力が抑えられていることを、何となく把握しました。 ※メモリの使い方を知りません。 |042:[[三様]]|投下順|044:[[Rの定義/心に響く声]]| |054:[[閃光の刻]]|時系列順|053:[[強魔(前編)]]| |020:[[巡り会う世界]]|[[アポロガイスト]]|057:[[仕掛けられたB/響き渡る声]]|

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