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信じる心」(2011/12/28 (水) 17:05:15) の最新版変更点

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*信じる心 ◆LuuKRM2PEg 「照井竜が……死んだ?」  時計の針が六時を過ぎた頃、フィリップは愕然とした表情で呟く。  闇に包まれ始めた世界に突如として現れた、複数の飛行船。そこに備え付けられたモニターに映し出された、キングと名乗った少年が六時間もの間に二十人が死んだ事を告げた。  その中には、かつての敵であった園咲霧彦や井坂深紅朗。更には、風都を守る為に幾度となく力を合わせた照井竜までもが含まれていた。それが意味するのは彼らはもうこの世にいない事。 「どうして……どうしてなんだっ!」  今にも泣き出しそうな様子でフィリップは叫んだ。照井の死を許してしまっただけでなく、二十人もの犠牲者を出してしまう。  僕は能無しだ、愚か者だ。翔太郎や亜樹ちゃんがそばにいないと、何も出来ないような弱者だったのか。  自分を責めるような言葉が脳裏で次々と思い浮かんでしまい、フィリップは全身から力を失ってしまう。 「おっと、落ち着きたまえ」  しかしそんな彼が倒れる直前、海東大樹は両手で支えた。フィリップは反射的に振り向くと、彼はいつもの不敵な表情を浮かべていた。 「海東大樹……すまない」 「別に構わないさ。君が足手纏いになられちゃ、僕達だって困るしね」  そして、意図的にやってるような憎まれ口も変わらない。だが放送前とは違ってほんの少しだけ暗さが感じられる。  それは無理もなかった。放送の中には、彼の仲間である光夏海の名前だって呼ばれている。いくら海東でもそれは受け入れたくない筈なのに、それをおくびにも出していない。  ならば自分が彼の為に出来る事は、すぐに立ち上がる事だ。彼はお宝を守りながら、この戦いを徹底的に邪魔するつもりだと語っている。  今は、彼の足枷になるような事はあっていけない。そう思ったフィリップは、身体の力を取り戻させて立ち上がった。 「そうだ……辛いのはみんなだって同じだ。だから僕だけが甘ったれるなんて、許される訳がない」 「ちゃんと、分かってるじゃないか」  海東はフッ、としたり顔で笑った。フィリップはそれに心強さを感じながら、もう一人の同行者に振り向く。  視線の先にいる秋山蓮の顔は、先程とは何も変わらない無愛想な雰囲気を醸し出したままだった。しかし、同じ世界の人間である北岡修一の名前が呼ばれて、何処か表情を曇らせている。  仲間を失った事による純粋な悲しみか。真意は分からないが、彼の為にも自分は必死に戦わねばならない。 「……海東大樹、さっき秋山蓮が話していたクウガについて詳しく聞かせてくれないか?」 「ああ、恐らく蓮が言っていたのはライジングアルティメットの事だろう。かつて大ショッカーが持っていた地の石という物から発せられる波動によって、僕の知っているユウスケはそれに変えられた上に操り人形となってしまった」 「ライジングアルティメット……?」 「その戦闘力は仮面ライダーが数人でかかっても、まるで歯が立たなかったね。だから草加が負けたって、何ら不思議じゃないさ」  海東から告げられた事実に、フィリップは思わず戦慄する。  草加の戦いは、最初に襲われた時しか見ていない。しかしその動きには一切の無駄がなく、一流の戦士である事が感じられた。  考えたくはないが、もしもその力が自分達に向けられたら一巻の終わりかもしれない。もしも、ここに翔太郎がいてWに変身できて、ディエンドやナイトと力を合わせても五代を止められるかどうか。  いや、出来る出来ないの問題ではない。五代が暴走したのなら、何が何でも止めてみせる。翔太郎や亜樹ちゃんも、絶対にそうする筈だ。 「分かった……教えてくれてありがとう、海東大樹」 「別に構わないよ。とりあえず元に戻すには、誰かが持っている地の石を壊すしかないだろうね。まともに戦ったって返り討ちにあうだけだからさ」 「成る程……それも見つけなければならないか」  地の石という物がどんな代物かは判断できないが、とてつもなく悪質な代物であることは容易に判断できる。  心優しい五代雄介の人格を奪って殺し合いを強制させるなど、考えただけでも吐き気を促した。しかし怒りに身を任せて冷静さを失うなどあってはならない。  何としてでも、五代を元に戻す方法も考えなければならなかった。 「それと秋山蓮も、生きていてくれてありがとう」 「何?」 「君には感謝している。君が生きてくれていたおかげで、この異常事態を知ることが出来たのだから」 「そうか」  フィリップは純粋な気持ちで感謝を告げるが、蓮は素っ気無く答える。しかしそれでも、フィリップは蓮を信頼できる人物だと思い、心が少し軽くなった感じがした。  安易に他者を信頼しても、良くない事なのは分かっている。だが、こんな状況だからこそ誰かを信じなければ、命が無意味に奪われてしまう。  かつての自分ならば、下らない理想論だと切り捨てていた筈の思い。しかし、人は理想を追い求めていくからこそ生きていける。それを全て無くしてしまっては、本当の悪魔に堕ちてしまうだけだ。  この殺し合いに巻き込まれた者達を出来る限り救う為に、園田真理を殺した奴を始めとした危険人物を倒す。そして、大ショッカーに対抗する為の手段を探す事だ。 「さて、二人とも。これからどうするんだい? これ以上ここにいたって、どうしようもないと思うよ」  フィリップの心に希望が戻りつつある中、海東は口を開く。 「そうだな……やはり、すぐ近くにある警察署に向かおう。ああいった建物なら、誰かが来ているかもしれない」 「危険人物と出くわす可能性もあるが、それしか無いな」 「じゃあ、決定だね」  そして、蓮と海東はフィリップの提案に頷いた。彼ら三人はすぐそばにそびえ立つ警察署に目を向けて、移動を開始しようとする。  その瞬間、バイクのけたたましいエンジン音が響いてすぐに足を止めた。フィリップが振り向いた先には、黒い衣服を纏った男が銀色のバイクに跨っているのが見える。 「君は一体……何者だ」 「おっと、俺は戦うつもりはない……もっとも、君達が闘争を望んでいるならそれに答えてやるが」  高圧的に語る男の鋭い視線はこちらを見定めているようにも思えた。不要な戦いを仕掛けるつもりはないようだが、刃向かうならば容赦をするつもりもないだろう。  だからここは少しでも穏和に進ませる必要があった。もしも交渉の機会になるなら、幸いにもこちらには手札がある。 「そうか……僕達も無駄な戦いは望んでいない」 「それは幸いだ。こちらとしても無駄な戦いをしなくて済む」 「僕達はいまから警察署に向かうところだ……もしも話があるなら、そこで頼む」 「よかろう……俺としても、情報が必要だからな」 「秋山蓮も海東大樹も異存はないか?」  フィリップは仲間達に訪ねた。 「俺は構わない」 「僕としても、全然大丈夫さ」 「では決まりだな……さて、行こうか」 ◆ (五代を操った地の石……だとすると、五代が向かった先にいた何者かがクウガを知っていたのか?)  道を歩く途中、秋山蓮は思案する。  草加雅人と行動していた際、突然鳴り響いた銃声の元に五代が向かった末にライジングアルティメットとやらになった。恐らく何者かが話を盗み聞きして、五代を誘き寄せたのだろう。  だが今更考えた所で仕方がない。今は奴をどうするかが問題だ。もしもその力が再び自分に向けられたら、例えサバイブの力を取り戻したとしても勝てる見込みは薄い。  それほどまで、ライジングアルティメットは凄まじかった。 (仮に地の石とやらを奪えるとしても、そう易々と行くかどうか……)  ここにいる全員でかかっても、まず操り主に辿り着く事すら不可能に近い。乃木の戦闘力がどれ程かは知らないが、一人が加わった所で太刀打ち出来る相手とは思えなかった。 (そして、もしも地の石を奪えたらあの力は俺の物になるのか……?)  だが万が一の確立で、それが奪えたとしたら。奇跡でも起きない限り無理だろうが、絶対はない。  しかしもしも地の石がこの手に渡ったら、その後はどうするか? 地の石を破壊したら五代は元通りになってしまう。だがそのまま自分が持ち続けていれば、あの圧倒的な力を自分の思うがままにできる。  自分が生きる世界の優勝も夢ではない。 (……馬鹿馬鹿しい、奇跡に縋るなんて何を考えているんだ俺は)  だが蓮は瞬時に奇跡を否定した。  あれだけの力を操る参加者がただの弱者ならいいが、もしも北岡のような頭の回る男だったらそう易々と奪わせない筈。加えてそいつが浅倉のような圧倒的戦闘力を持っていたら、返り討ちにあう危険性もあった。  何よりも、こんな手段を取っては自分達を出し抜こうとした姑息な草加雅人と同類に成り下がってしまう。他者の命を奪うことに躊躇いはないが、そうなるのは御免だ。  今はこの中に紛れ込んで今後の対策を立てる。それだけだった。   ◆  新たに出会った乃木怜司を加えて、フィリップ達は『E-6』エリアの警察署に備え付けられたソファーに腰を下ろして情報交換をしている。  22時までに病院で向かう事になっている乃木の予定、落ち合う予定となっている金居というイレギュラー、突然変貌して襲いかかった五代雄介、鏡の中に潜んでいた蟹のミラーモンスター、フィリップが纏めた首輪に関する考案。  そして―― 「亜樹ちゃんが……殺し合いに乗っているだと!?」 「そこまでは言っていない。あくまでも可能性だ」  フィリップにとってかけがえのない存在である鳴海亜樹子が殺し合いに乗っている可能性があると、乃木は語った。聞くと彼女は東京タワーから拡声器を使って参加者を集めようとしたらしい。  この状況でそんな事をするなど自殺行為以外の何者でもない。しかしそれこそが彼女の目的で、本当は東京タワーに集まった参加者達を一網打尽にする可能性があった。  現に乃木が東京タワーに大ショッカーを打ち破る同志を集めるまで、待っているはずだった。しかし彼女とその同行者である霧島美穂はそれを無視している。  そして霧島美穂は死んだ。恐らく、殺し合いに乗った参加者の手にかかって。 「でも、それは君の憶測に過ぎないんじゃないかな?」 「そうだ……だが、どんな僅かな可能性でも憂慮しなければならないからな」  海東は小馬鹿にしたような態度を取るが、乃木は軽く流す。海東の態度はこの状況では不謹慎極まりなかったが、フィリップはそれに気を止めていない。  仮面ライダーとしての力を持たないが、風都を守るために戦っていた彼女が殺し合いに乗る。その可能性がフィリップにとってあまりにも受け入れがたい事実だった。  彼女が大ショッカーの言葉を信じるとは考えたくないが、有り得ない話ではない。もしも世界の消滅が本当だったとしたら、風都に生きるみんなもまたいなくなってしまう。彼女にとってそれは何よりも辛い筈だ。  加えて、照井竜の死を知ってしまったらどんな無茶な行動を取るか分からない。乃木の言うとおり、本当に殺し合いに乗る可能性だってあった。 (亜樹ちゃん……君は――)  しかし、その先からフィリップの思考は続かない。突如、耳を劈くような轟音が外から響いて、警察署が大きく揺れた。  フィリップは反射的に立ち上がって窓から外を眺める。すると、この警察署から少し離れた位置でそびえ立つ東京タワーから大量の炎が吹き出し、崩れ落ちていくのが見えた。   「やはり、あそこには罠が仕掛けられていたとはな……」  乃木の冷たい言葉が耳に突き刺さり、思わずフィリップは拳を握り締める。乃木の言葉に怒りを感じてなのか、亜樹子の裏切りに対する絶望なのかは彼自身にも分からない。 「フィリップ、これで可能性は高くなった。何者かが東京タワーに罠を仕掛け、参加者を一網打尽にしようと企んでいたと……それが君の友人である可能性も0ではない」 「例えそうだとしても……僕は信じる! 東京タワーに爆弾を仕掛けたとしても、そうせざるを得ない理由がある筈なんだ!」  続けられる言葉を遮りながらフィリップは乃木に振り向く。 「彼女は今まで僕の生きる街を守るために何度も戦った! そんな彼女が、誰かを犠牲にしようとする筈がない!」 「成る程な……だが、もしも俺の言葉が真実だったとしたらどうする?」 「もしも君の言葉が真実だとしても、その時は絶対に亜樹ちゃんを止めてみせる!」  フィリップはそう大声で宣言した。  亜樹子が人殺しなんかする筈がないと信じている為。もしも乃木の言うように殺し合いに乗ったとしても、理由がある筈だった。だから彼女を捜して絶対に止めなければならない。  そして彼女を助けに行った葦原涼という男も救ってみせる。フィリップの思いに一切の揺らぎはなかった。  そんなフィリップの肩を叩きながら海東は前に出る。 「……だそうだよ、君はどうするんだい?」 「信じようとするなら好きにするが良い……君の行動に口出ししたところで仕方がない」  呆れたような溜息と共に呟く乃木の前に、今度は蓮が出てきた。 「それで、これからお前はどうするつもりだ。確か22時に金居という男と落ち合う事になっているようだが、もしそれまでに現れなかったらどうする」 「可能な限り待つつもりさ。まあ、あそこは禁止エリアとやらになってしまったから長居はできんが」  警察署を経由してから向かおうとしていた巨大な病院。それが配置されたエリアが大ショッカーの手によって23時から進入不可となっていた。  恐らく大ショッカーが殺し合いを打倒しようとする集団の結成を阻止するために、このような処置を施したのだろう。加えて病院には、数々の医療器具があって殺し合いを阻害する可能性もあった。  しかしもしかしたら、亜樹子もそこに向かっている可能性もある。彼女が上手く葦原涼と出会い、そこに避難しているとフィリップは信じたかった。   「とにかく、病院に向かおう……そこに行けば誰かと出会えるかもしれない」 ◆ (やれやれ、優れた頭脳を持つ割に甘いな……尤も、その方がこちらとしても助かるが)  フィリップの宣言を聞いた乃木は心の中でそう呟く。  金居と別れてから参加者を探すためにホテルに向かったが、収穫はゼロ。気を取り直して警察署に向かうことを選ぶと、大ショッカーの放送が始まった。  そこで呼ばれたのは仮面ライダーガタックに選ばれた加賀美新を含めた二十人もの死者。すなわち、自分の生きる世界の生存率が減ったということになる。  だが、別段悲観することはない。仮に利用するにしても最終的には戦いに発展する以上、その手間が省けただけだ。  今の問題は首輪に関する考案を立てる程の頭脳を持つフィリップという存在。奴を何としてでも懐柔することだった。首輪を解体する事以外にも、大ショッカーの隙を付くのに役立つかもしれない。  尤も、反旗を翻すようなら擬態して知識を奪えばいいだけの話だが。 (今は精々頑張りたまえ……もしも有益になるならば、諸君らの命も延びるだろうからな)  フィリップの仲間である鳴海亜樹子がまだ生きていた事を考えると、恐らく葦原涼に救われたのだろう。だがあの二人がこれからどうなろうともどうでもいい。  仮に再び自分の前に現れたとしても、フィリップを利用するためには目を瞑らざるを得ないだろう。自分を殺しにかかるのならば、容赦はしないが。  今は金居に加えて、急に変貌したという五代雄介の対策も立てる必要があった。ルールブックによるとこの男は仮面ライダークウガの変身能力を持つらしい。  その戦力は未知数だが、仮面ライダーカイザに変身する草加雅人を一方的に蹂躙する程と聞いた。負けるつもりはないが油断は出来ない。  彼の戦いの行く末は、未だに見えなかった。 【1日目 夜】 【E-6 警察署】 【共通事項】 ※この四人で情報交換をしました。 ※東京タワーが崩壊するのを見ました。 ※まずは病院に向かおうと考えています。 【フィリップ@仮面ライダーW】 【時間軸】原作第44話及び劇場版(A to Z)以降 【状態】健康、照井の死による悲しみ 【装備】無し 【道具】支給品一式×2、ファングメモリ@仮面ライダーW、バットショット@仮面ライダーW、スパイダーショック+スパイダーメモリ@仮面ライダーW、ツッコミ用のスリッパ@仮面ライダーW、 エクストリームメモリ@仮面ライダーW、ダブルドライバー+ガイアメモリ(サイクロン)@仮面ライダーW、首輪(北岡)、首輪の考案について纏めたファイル、工具箱@現実 【思考・状況】 0:亜樹子が殺し合いに乗っているのなら何としてでも止める。 1:大ショッカーは信用しない。 2:友好的な人物と出会い、情報を集めたい。 3:草加雅人は信用しない方が良い。 4:真理を殺したのは白い化け物。 5:首輪の解除は、もっと情報と人数が揃ってから。 6:出来るなら亜樹子や蓮を信じたいが…… 【備考】 ※バットショットにアルビノジョーカーの鮮明な画像を保存しています。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 ※今のところは亜樹子を信じています。 【海東大樹@仮面ライダーディケイド】 【時間軸】最終話終了後 【状態】疲労(小)、ダメージ(小) 【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド、ライダーカード(サイガ、コーカサス) 【道具】支給品一式、不明支給品1~2(確認済み) 【思考・状況】 0:お宝を守る。 1:これから病院に向かう。 2:殺し合いに乗った奴の邪魔をする。 3:フィリップ、秋山蓮、乃木怜司と共に行動。 4:五代雄介の知り合いと合流。 5:知らない世界はまだあるようだ。 6:志村純一…… 7:蓮、草加、金居を警戒。五代に対しては……。 【備考】 ※クウガの世界が別にあることを知りました。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】 【時間軸】第34話終了後 【状態】疲労(小)、ダメージ(小) 【装備】ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎 【道具】支給品一式、エターナルメモリ@仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ 【思考・状況】 0:これから病院に向かう。 1:自分の世界のために他世界の人間を倒す。 2:まずはこの集団に潜む。 3:協力できるなら、同じ世界の人間と協力したい。 4:同じ世界の人間を捜す(城戸優先)。浅倉とは会いたくない。 5:協力者と決着をつけるのは元の世界に帰ってから。 6:草加、クウガ、金居を警戒。 7:もしも地の石を手に入れたら……? 【備考】 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【乃木怜司@仮面ライダーカブト】 【時間軸】第44話 エリアZ進撃直前 【状態】健康 【装備】オートバジン+ファイズエッジ@仮面ライダー555 【道具】支給品一式、木製ガイアメモリ(疾風、切札)@仮面ライダーW、参加者の解説付きルールブック@現実 【思考・状況】 0:この三人を上手く利用し、病院に向かう。 1:大ショッカーを潰すために戦力を集める。使えない奴は、餌にする。 2:状況次第では、ZECTのマスクドライダー資格者も利用する。 3:最終的には大ショッカーの技術を奪い、自分の世界を支配する。 4:利用できる参加者と接触したら、金居を警戒するように伝える。最悪、金居を潰させる。 5:葦原涼と鳴海亜樹子の生死に関してはどうでもいい。 【備考】 ※カッシスワーム グラディウスの状態から参戦しました。 ※現在覚えている技は、ライダーキック(ガタック)、ライダースラッシュの二つです。 ※現時点では、解説付きルールブックを他人と共有する気はありません。 ※東京タワーから発せられた、亜樹子の放送を聞きました。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【首輪の考案について纏めたファイルの内容】 ※首輪の内部構造、それに関する考案が書かれています。 ※首輪とこの殺し合いについて、以下の考案を立てました。 1:首輪には、自分の世界には無い未知の技術が使われている可能性がある。 2:無闇に解体しようとすれば、最悪自分の世界の住民が全滅される。 3:解体自体は可能だが、それには異世界の知識も必要。 4:大ショッカーは参加者の生きる世界を、一瞬で滅ぼせるほどの兵器を持っている。 ◆    D-5エリアに建っていた東京タワーの跡地。盛大な爆発の影響によって崩れ落ちたそこは大量の瓦礫と鉄屑、更には鏡の破片がが散らばっていた。  一つ一つは小さいが、物を写し出す本来の役割は未だに健在。その奥深くから咆吼が発せられていた。  仮面ライダーインペラーの契約モンスターであったゼールの名を持つ魔物達。彼らは爆発の衝撃で傷つきながらも生き延びていた。  鏡写しの世界であるミラーワールド。現実世界で東京タワーが破壊されたのならば、ミラーワールドに存在する東京タワーもまた瓦礫の山と化していた。  それを掻き分けながらゼール達は地上に現れ、大きく吼える。彼らの叫びは鏡の世界で響き渡った。 ※ゼール軍団は東京タワー爆発の影響によって負傷しています。(規模がどの程度なのかは後続の書き手さんにお任せします) |089:[[肩の荷は未だ降りず]]|投下順|091:[[献上]]| |089:[[肩の荷は未だ降りず]]|時系列順|092:[[Sを受け入れて/地獄の兄妹]]| |073:[[落ちた偶像 ~kuuga vs χ~]]|[[フィリップ]]|| |073:[[落ちた偶像 ~kuuga vs χ~]]|[[海東大樹]]|| |073:[[落ちた偶像 ~kuuga vs χ~]]|[[秋山蓮]]|| |072:[[愚者の祭典 涼の来訪に亜樹子の涙 (後編)]]|[[乃木怜司]]|| ----
*信じる心 ◆LuuKRM2PEg 「照井竜が……死んだ?」  時計の針が六時を過ぎた頃、フィリップは愕然とした表情で呟く。  闇に包まれ始めた世界に突如として現れた、複数の飛行船。そこに備え付けられたモニターに映し出された、キングと名乗った少年が六時間もの間に二十人が死んだ事を告げた。  その中には、かつての敵であった園咲霧彦や井坂深紅朗。更には、風都を守る為に幾度となく力を合わせた照井竜までもが含まれていた。それが意味するのは彼らはもうこの世にいない事。 「どうして……どうしてなんだっ!」  今にも泣き出しそうな様子でフィリップは叫んだ。照井の死を許してしまっただけでなく、二十人もの犠牲者を出してしまう。  僕は能無しだ、愚か者だ。翔太郎や亜樹ちゃんがそばにいないと、何も出来ないような弱者だったのか。  自分を責めるような言葉が脳裏で次々と思い浮かんでしまい、フィリップは全身から力を失ってしまう。 「おっと、落ち着きたまえ」  しかしそんな彼が倒れる直前、海東大樹は両手で支えた。フィリップは反射的に振り向くと、彼はいつもの不敵な表情を浮かべていた。 「海東大樹……すまない」 「別に構わないさ。君が足手纏いになられちゃ、僕達だって困るしね」  そして、意図的にやってるような憎まれ口も変わらない。だが放送前とは違ってほんの少しだけ暗さが感じられる。  それは無理もなかった。放送の中には、彼の仲間である光夏海の名前だって呼ばれている。いくら海東でもそれは受け入れたくない筈なのに、それをおくびにも出していない。  ならば自分が彼の為に出来る事は、すぐに立ち上がる事だ。彼はお宝を守りながら、この戦いを徹底的に邪魔するつもりだと語っている。  今は、彼の足枷になるような事はあっていけない。そう思ったフィリップは、身体の力を取り戻させて立ち上がった。 「そうだ……辛いのはみんなだって同じだ。だから僕だけが甘ったれるなんて、許される訳がない」 「ちゃんと、分かってるじゃないか」  海東はフッ、としたり顔で笑った。フィリップはそれに心強さを感じながら、もう一人の同行者に振り向く。  視線の先にいる秋山蓮の顔は、先程とは何も変わらない無愛想な雰囲気を醸し出したままだった。しかし、同じ世界の人間である北岡修一の名前が呼ばれて、何処か表情を曇らせている。  仲間を失った事による純粋な悲しみか。真意は分からないが、彼の為にも自分は必死に戦わねばならない。 「……海東大樹、さっき秋山蓮が話していたクウガについて詳しく聞かせてくれないか?」 「ああ、恐らく蓮が言っていたのはライジングアルティメットの事だろう。かつて大ショッカーが持っていた地の石という物から発せられる波動によって、僕の知っているユウスケはそれに変えられた上に操り人形となってしまった」 「ライジングアルティメット……?」 「その戦闘力は仮面ライダーが数人でかかっても、まるで歯が立たなかったね。だから草加が負けたって、何ら不思議じゃないさ」  海東から告げられた事実に、フィリップは思わず戦慄する。  草加の戦いは、最初に襲われた時しか見ていない。しかしその動きには一切の無駄がなく、一流の戦士である事が感じられた。  考えたくはないが、もしもその力が自分達に向けられたら一巻の終わりかもしれない。もしも、ここに翔太郎がいてWに変身できて、ディエンドやナイトと力を合わせても五代を止められるかどうか。  いや、出来る出来ないの問題ではない。五代が暴走したのなら、何が何でも止めてみせる。翔太郎や亜樹ちゃんも、絶対にそうする筈だ。 「分かった……教えてくれてありがとう、海東大樹」 「別に構わないよ。とりあえず元に戻すには、誰かが持っている地の石を壊すしかないだろうね。まともに戦ったって返り討ちにあうだけだからさ」 「成る程……それも見つけなければならないか」  地の石という物がどんな代物かは判断できないが、とてつもなく悪質な代物であることは容易に判断できる。  心優しい五代雄介の人格を奪って殺し合いを強制させるなど、考えただけでも吐き気を促した。しかし怒りに身を任せて冷静さを失うなどあってはならない。  何としてでも、五代を元に戻す方法も考えなければならなかった。 「それと秋山蓮も、生きていてくれてありがとう」 「何?」 「君には感謝している。君が生きてくれていたおかげで、この異常事態を知ることが出来たのだから」 「そうか」  フィリップは純粋な気持ちで感謝を告げるが、蓮は素っ気無く答える。しかしそれでも、フィリップは蓮を信頼できる人物だと思い、心が少し軽くなった感じがした。  安易に他者を信頼しても、良くない事なのは分かっている。だが、こんな状況だからこそ誰かを信じなければ、命が無意味に奪われてしまう。  かつての自分ならば、下らない理想論だと切り捨てていた筈の思い。しかし、人は理想を追い求めていくからこそ生きていける。それを全て無くしてしまっては、本当の悪魔に堕ちてしまうだけだ。  この殺し合いに巻き込まれた者達を出来る限り救う為に、園田真理を殺した奴を始めとした危険人物を倒す。そして、大ショッカーに対抗する為の手段を探す事だ。 「さて、二人とも。これからどうするんだい? これ以上ここにいたって、どうしようもないと思うよ」  フィリップの心に希望が戻りつつある中、海東は口を開く。 「そうだな……やはり、すぐ近くにある警察署に向かおう。ああいった建物なら、誰かが来ているかもしれない」 「危険人物と出くわす可能性もあるが、それしか無いな」 「じゃあ、決定だね」  そして、蓮と海東はフィリップの提案に頷いた。彼ら三人はすぐそばにそびえ立つ警察署に目を向けて、移動を開始しようとする。  その瞬間、バイクのけたたましいエンジン音が響いてすぐに足を止めた。フィリップが振り向いた先には、黒い衣服を纏った男が銀色のバイクに跨っているのが見える。 「君は一体……何者だ」 「おっと、俺は戦うつもりはない……もっとも、君達が闘争を望んでいるならそれに答えてやるが」  高圧的に語る男の鋭い視線はこちらを見定めているようにも思えた。不要な戦いを仕掛けるつもりはないようだが、刃向かうならば容赦をするつもりもないだろう。  だからここは少しでも穏和に進ませる必要があった。もしも交渉の機会になるなら、幸いにもこちらには手札がある。 「そうか……僕達も無駄な戦いは望んでいない」 「それは幸いだ。こちらとしても無駄な戦いをしなくて済む」 「僕達はいまから警察署に向かうところだ……もしも話があるなら、そこで頼む」 「よかろう……俺としても、情報が必要だからな」 「秋山蓮も海東大樹も異存はないか?」  フィリップは仲間達に訪ねた。 「俺は構わない」 「僕としても、全然大丈夫さ」 「では決まりだな……さて、行こうか」 ◆ (五代を操った地の石……だとすると、五代が向かった先にいた何者かがクウガを知っていたのか?)  道を歩く途中、秋山蓮は思案する。  草加雅人と行動していた際、突然鳴り響いた銃声の元に五代が向かった末にライジングアルティメットとやらになった。恐らく何者かが話を盗み聞きして、五代を誘き寄せたのだろう。  だが今更考えた所で仕方がない。今は奴をどうするかが問題だ。もしもその力が再び自分に向けられたら、例えサバイブの力を取り戻したとしても勝てる見込みは薄い。  それほどまで、ライジングアルティメットは凄まじかった。 (仮に地の石とやらを奪えるとしても、そう易々と行くかどうか……)  ここにいる全員でかかっても、まず操り主に辿り着く事すら不可能に近い。乃木の戦闘力がどれ程かは知らないが、一人が加わった所で太刀打ち出来る相手とは思えなかった。 (そして、もしも地の石を奪えたらあの力は俺の物になるのか……?)  だが万が一の確立で、それが奪えたとしたら。奇跡でも起きない限り無理だろうが、絶対はない。  しかしもしも地の石がこの手に渡ったら、その後はどうするか? 地の石を破壊したら五代は元通りになってしまう。だがそのまま自分が持ち続けていれば、あの圧倒的な力を自分の思うがままにできる。  自分が生きる世界の優勝も夢ではない。 (……馬鹿馬鹿しい、奇跡に縋るなんて何を考えているんだ俺は)  だが蓮は瞬時に奇跡を否定した。  あれだけの力を操る参加者がただの弱者ならいいが、もしも北岡のような頭の回る男だったらそう易々と奪わせない筈。加えてそいつが浅倉のような圧倒的戦闘力を持っていたら、返り討ちにあう危険性もあった。  何よりも、こんな手段を取っては自分達を出し抜こうとした姑息な草加雅人と同類に成り下がってしまう。他者の命を奪うことに躊躇いはないが、そうなるのは御免だ。  今はこの中に紛れ込んで今後の対策を立てる。それだけだった。   ◆  新たに出会った乃木怜司を加えて、フィリップ達は『E-6』エリアの警察署に備え付けられたソファーに腰を下ろして情報交換をしている。  22時までに病院で向かう事になっている乃木の予定、落ち合う予定となっている金居というイレギュラー、突然変貌して襲いかかった五代雄介、鏡の中に潜んでいた蟹のミラーモンスター、フィリップが纏めた首輪に関する考案。  そして―― 「亜樹ちゃんが……殺し合いに乗っているだと!?」 「そこまでは言っていない。あくまでも可能性だ」  フィリップにとってかけがえのない存在である鳴海亜樹子が殺し合いに乗っている可能性があると、乃木は語った。聞くと彼女は東京タワーから拡声器を使って参加者を集めようとしたらしい。  この状況でそんな事をするなど自殺行為以外の何者でもない。しかしそれこそが彼女の目的で、本当は東京タワーに集まった参加者達を一網打尽にする可能性があった。  現に乃木が東京タワーに大ショッカーを打ち破る同志を集めるまで、待っているはずだった。しかし彼女とその同行者である霧島美穂はそれを無視している。  そして霧島美穂は死んだ。恐らく、殺し合いに乗った参加者の手にかかって。 「でも、それは君の憶測に過ぎないんじゃないかな?」 「そうだ……だが、どんな僅かな可能性でも憂慮しなければならないからな」  海東は小馬鹿にしたような態度を取るが、乃木は軽く流す。海東の態度はこの状況では不謹慎極まりなかったが、フィリップはそれに気を止めていない。  仮面ライダーとしての力を持たないが、風都を守るために戦っていた彼女が殺し合いに乗る。その可能性がフィリップにとってあまりにも受け入れがたい事実だった。  彼女が大ショッカーの言葉を信じるとは考えたくないが、有り得ない話ではない。もしも世界の消滅が本当だったとしたら、風都に生きるみんなもまたいなくなってしまう。彼女にとってそれは何よりも辛い筈だ。  加えて、照井竜の死を知ってしまったらどんな無茶な行動を取るか分からない。乃木の言うとおり、本当に殺し合いに乗る可能性だってあった。 (亜樹ちゃん……君は――)  しかし、その先からフィリップの思考は続かない。突如、耳を劈くような轟音が外から響いて、警察署が大きく揺れた。  フィリップは反射的に立ち上がって窓から外を眺める。すると、この警察署から少し離れた位置でそびえ立つ東京タワーから大量の炎が吹き出し、崩れ落ちていくのが見えた。   「やはり、あそこには罠が仕掛けられていたとはな……」  乃木の冷たい言葉が耳に突き刺さり、思わずフィリップは拳を握り締める。乃木の言葉に怒りを感じてなのか、亜樹子の裏切りに対する絶望なのかは彼自身にも分からない。 「フィリップ、これで可能性は高くなった。何者かが東京タワーに罠を仕掛け、参加者を一網打尽にしようと企んでいたと……それが君の友人である可能性も0ではない」 「例えそうだとしても……僕は信じる! 東京タワーに爆弾を仕掛けたとしても、そうせざるを得ない理由がある筈なんだ!」  続けられる言葉を遮りながらフィリップは乃木に振り向く。 「彼女は今まで僕の生きる街を守るために何度も戦った! そんな彼女が、誰かを犠牲にしようとする筈がない!」 「成る程な……だが、もしも俺の言葉が真実だったとしたらどうする?」 「もしも君の言葉が真実だとしても、その時は絶対に亜樹ちゃんを止めてみせる!」  フィリップはそう大声で宣言した。  亜樹子が人殺しなんかする筈がないと信じている為。もしも乃木の言うように殺し合いに乗ったとしても、理由がある筈だった。だから彼女を捜して絶対に止めなければならない。  そして彼女を助けに行った葦原涼という男も救ってみせる。フィリップの思いに一切の揺らぎはなかった。  そんなフィリップの肩を叩きながら海東は前に出る。 「……だそうだよ、君はどうするんだい?」 「信じようとするなら好きにするが良い……君の行動に口出ししたところで仕方がない」  呆れたような溜息と共に呟く乃木の前に、今度は蓮が出てきた。 「それで、これからお前はどうするつもりだ。確か22時に金居という男と落ち合う事になっているようだが、もしそれまでに現れなかったらどうする」 「可能な限り待つつもりさ。まあ、あそこは禁止エリアとやらになってしまったから長居はできんが」  警察署を経由してから向かおうとしていた巨大な病院。それが配置されたエリアが大ショッカーの手によって23時から進入不可となっていた。  恐らく大ショッカーが殺し合いを打倒しようとする集団の結成を阻止するために、このような処置を施したのだろう。加えて病院には、数々の医療器具があって殺し合いを阻害する可能性もあった。  しかしもしかしたら、亜樹子もそこに向かっている可能性もある。彼女が上手く葦原涼と出会い、そこに避難しているとフィリップは信じたかった。   「とにかく、病院に向かおう……そこに行けば誰かと出会えるかもしれない」 ◆ (やれやれ、優れた頭脳を持つ割に甘いな……尤も、その方がこちらとしても助かるが)  フィリップの宣言を聞いた乃木は心の中でそう呟く。  金居と別れてから参加者を探すためにホテルに向かったが、収穫はゼロ。気を取り直して警察署に向かうことを選ぶと、大ショッカーの放送が始まった。  そこで呼ばれたのは仮面ライダーガタックに選ばれた加賀美新を含めた二十人もの死者。すなわち、自分の生きる世界の生存率が減ったということになる。  だが、別段悲観することはない。仮に利用するにしても最終的には戦いに発展する以上、その手間が省けただけだ。  今の問題は首輪に関する考案を立てる程の頭脳を持つフィリップという存在。奴を何としてでも懐柔することだった。首輪を解体する事以外にも、大ショッカーの隙を付くのに役立つかもしれない。  尤も、反旗を翻すようなら擬態して知識を奪えばいいだけの話だが。 (今は精々頑張りたまえ……もしも有益になるならば、諸君らの命も延びるだろうからな)  フィリップの仲間である鳴海亜樹子がまだ生きていた事を考えると、恐らく葦原涼に救われたのだろう。だがあの二人がこれからどうなろうともどうでもいい。  仮に再び自分の前に現れたとしても、フィリップを利用するためには目を瞑らざるを得ないだろう。自分を殺しにかかるのならば、容赦はしないが。  今は金居に加えて、急に変貌したという五代雄介の対策も立てる必要があった。ルールブックによるとこの男は仮面ライダークウガの変身能力を持つらしい。  その戦力は未知数だが、仮面ライダーカイザに変身する草加雅人を一方的に蹂躙する程と聞いた。負けるつもりはないが油断は出来ない。  彼の戦いの行く末は、未だに見えなかった。 【1日目 夜】 【E-6 警察署】 【共通事項】 ※この四人で情報交換をしました。 ※東京タワーが崩壊するのを見ました。 ※まずは病院に向かおうと考えています。 【フィリップ@仮面ライダーW】 【時間軸】原作第44話及び劇場版(A to Z)以降 【状態】健康、照井の死による悲しみ 【装備】無し 【道具】支給品一式×2、ファングメモリ@仮面ライダーW、バットショット@仮面ライダーW、スパイダーショック+スパイダーメモリ@仮面ライダーW、ツッコミ用のスリッパ@仮面ライダーW、 エクストリームメモリ@仮面ライダーW、ダブルドライバー+ガイアメモリ(サイクロン)@仮面ライダーW、首輪(北岡)、首輪の考案について纏めたファイル、工具箱@現実 【思考・状況】 0:亜樹子が殺し合いに乗っているのなら何としてでも止める。 1:大ショッカーは信用しない。 2:友好的な人物と出会い、情報を集めたい。 3:草加雅人は信用しない方が良い。 4:真理を殺したのは白い化け物。 5:首輪の解除は、もっと情報と人数が揃ってから。 6:出来るなら亜樹子や蓮を信じたいが…… 【備考】 ※バットショットにアルビノジョーカーの鮮明な画像を保存しています。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 ※今のところは亜樹子を信じています。 【海東大樹@仮面ライダーディケイド】 【時間軸】最終話終了後 【状態】疲労(小)、ダメージ(小) 【装備】ディエンドライバー@仮面ライダーディケイド、ライダーカード(サイガ、コーカサス) 【道具】支給品一式、不明支給品1~2(確認済み) 【思考・状況】 0:お宝を守る。 1:これから病院に向かう。 2:殺し合いに乗った奴の邪魔をする。 3:フィリップ、秋山蓮、乃木怜司と共に行動。 4:五代雄介の知り合いと合流。 5:知らない世界はまだあるようだ。 6:志村純一…… 7:蓮、草加、金居を警戒。五代に対しては……。 【備考】 ※クウガの世界が別にあることを知りました。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】 【時間軸】第34話終了後 【状態】疲労(小)、ダメージ(小) 【装備】ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎 【道具】支給品一式、エターナルメモリ@仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ 【思考・状況】 0:これから病院に向かう。 1:自分の世界のために他世界の人間を倒す。 2:まずはこの集団に潜む。 3:協力できるなら、同じ世界の人間と協力したい。 4:同じ世界の人間を捜す(城戸優先)。浅倉とは会いたくない。 5:協力者と決着をつけるのは元の世界に帰ってから。 6:草加、クウガ、金居を警戒。 7:もしも地の石を手に入れたら……? 【備考】 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【乃木怜司@仮面ライダーカブト】 【時間軸】第44話 エリアZ進撃直前 【状態】健康 【装備】オートバジン+ファイズエッジ@仮面ライダー555 【道具】支給品一式、木製ガイアメモリ(疾風、切札)@仮面ライダーW、参加者の解説付きルールブック@現実 【思考・状況】 0:この三人を上手く利用し、病院に向かう。 1:大ショッカーを潰すために戦力を集める。使えない奴は、餌にする。 2:状況次第では、ZECTのマスクドライダー資格者も利用する。 3:最終的には大ショッカーの技術を奪い、自分の世界を支配する。 4:利用できる参加者と接触したら、金居を警戒するように伝える。最悪、金居を潰させる。 5:葦原涼と鳴海亜樹子の生死に関してはどうでもいい。 【備考】 ※カッシスワーム グラディウスの状態から参戦しました。 ※現在覚えている技は、ライダーキック(ガタック)、ライダースラッシュの二つです。 ※現時点では、解説付きルールブックを他人と共有する気はありません。 ※東京タワーから発せられた、亜樹子の放送を聞きました。 ※首輪の考案について纏めたファイルを見ました。 【首輪の考案について纏めたファイルの内容】 ※首輪の内部構造、それに関する考案が書かれています。 ※首輪とこの殺し合いについて、以下の考案を立てました。 1:首輪には、自分の世界には無い未知の技術が使われている可能性がある。 2:無闇に解体しようとすれば、最悪自分の世界の住民が全滅される。 3:解体自体は可能だが、それには異世界の知識も必要。 4:大ショッカーは参加者の生きる世界を、一瞬で滅ぼせるほどの兵器を持っている。 ◆    D-5エリアに建っていた東京タワーの跡地。盛大な爆発の影響によって崩れ落ちたそこは大量の瓦礫と鉄屑、更には鏡の破片がが散らばっていた。  一つ一つは小さいが、物を写し出す本来の役割は未だに健在。その奥深くから咆吼が発せられていた。  仮面ライダーインペラーの契約モンスターであったゼールの名を持つ魔物達。彼らは爆発の衝撃で傷つきながらも生き延びていた。  鏡写しの世界であるミラーワールド。現実世界で東京タワーが破壊されたのならば、ミラーワールドに存在する東京タワーもまた瓦礫の山と化していた。  それを掻き分けながらゼール達は地上に現れ、大きく吼える。彼らの叫びは鏡の世界で響き渡った。 ※ゼール軍団は東京タワー爆発の影響によって負傷しています。(規模がどの程度なのかは後続の書き手さんにお任せします) |089:[[肩の荷は未だ降りず]]|投下順|091:[[献上]]| |089:[[肩の荷は未だ降りず]]|時系列順|092:[[Sを受け入れて/地獄の兄妹]]| |073:[[落ちた偶像 ~kuuga vs χ~]]|[[フィリップ]]|101:[[Oの始まり/嗤う運命(前篇)]]| |073:[[落ちた偶像 ~kuuga vs χ~]]|[[海東大樹]]|101:[[Oの始まり/嗤う運命(前篇)]]| |073:[[落ちた偶像 ~kuuga vs χ~]]|[[秋山蓮]]|101:[[Oの始まり/嗤う運命(前篇)]]| |072:[[愚者の祭典 涼の来訪に亜樹子の涙 (後編)]]|[[乃木怜司]]|101:[[Oの始まり/嗤う運命(前篇)]]| ----

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