あ行の死亡者名鑑





【秋山蓮】

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名前:秋山蓮
作品名:仮面ライダー龍騎
登場話数:9
スタンス:サラマンダー
関わりの深い人物:北岡秀一、キング、五代雄介、草加雅人、海東大樹、フィリップ、乃木怜司、志村純一、乾巧、葦原涼、橘朔也、日高仁志、矢車想、門矢士、海東大樹、フィリップ、鳴海亜樹子、相川始、金居、紅渡
関わりの深い支給品:ナイトのデッキ+サバイブ(疾風)、エターナルメモリ
変身回数:仮面ライダーナイト(2)


 「共同戦線」で初登場。原作第34話からの参戦で、自らの世界を守るために殺し合いに乗る。
 ライダー大戦が始まってすぐに同じ世界のライダーである北岡秀一と合流して、この場では共同戦線を張ることになったが、その直後に出会ったのはなんとキバのラスボスであるキング。バットファンガイアに変身したキングを相手に、蓮と北岡はそれぞれナイトとゾルダに変身して戦うことになる。
 二人はファイナルベントを叩きこむも、バットファンガイアは未だ健在。それを知らず、ナイトとゾルダは気を緩めてしまい、バットファンガイアの攻撃を受けて気絶する。この時に北岡はバットファンガイアに殺害されるも、制限のおかげで蓮は運よく生存することができた。
 そして駆け付けた五代雄介、海東大樹、フィリップ、草加雅人のおかげで何とか命は助かったものの、影で草加に変身アイテムを奪われてしまう。

 園咲邸に連れて来られて、目が覚めた彼は五代より北岡の死を伝えられる。しかし動揺を見せなかった蓮の姿を見て、草加から明らかな侮蔑をぶつけられる。それに蓮は腹を立てるも、フィリップの進言によってどうにかその場は揉めずに済んだ。
 その後、一同は会場の中央にある病院を目指すが、途中で謎の落雷を発見。それをウェザー・ドーパントの攻撃と判断したフィリップは海東と共に、戦闘が起こっている東京タワーへと向かう。
 そして五代や草加と共に行動することになった途端、今度は五代が銃声を聞きつけてしまい、草加と二人だけに。そこで草加から他のメンバーに対する悪評を流されそうになるが、蓮はまともに耳を貸さず、むしろ草加に対する強い疑心を向けている。
 だが、そこで事態は急変。突如としてライジングアルティメットクウガに変身した五代の襲撃を受けてしまい、草加はカイザに変身する。その際にナイトのカードデッキとエターナルのメモリを発見し、自分から支給品を盗んだのは草加であることを知る。
 そして蓮はその場から離脱し、フィリップと海東の二人に五代の異変と草加の裏切りについて伝えて、放送を迎えた。


 放送後、フィリップや海東と共に警察署へと向かうことになった直後に乃木怜治と出会い、同盟を結ぶことになる。その際に五代がライジングアルティメットクウガになった原因が地の石にあることを知って、微かながらに興味を抱く。しかし、地の石を手に入れるリスクと、また草加と同類になることに対する嫌悪感から地の石を否定した。
 そしてGトレーラーに乗った志村純一や乾巧と遭遇し、情報交換の末に一同は病院に向かうことに。そこで五代救出の案が出るが、蓮は異を唱える。既に病院で戦いが起こっている可能性とライジングアルティメットの脅威を考慮した故であるが、天道総司を犠牲にされた巧と一悶着が起きてしまう。
 支給品の交換に入り、それぞれに強化アイテムが渡されていく中、巧が持つサバイブのカードは渡されない。蓮もそれに文句を言うつもりもなく、今は集団の和を優先させようとするが、フィリップの仲介があったおかげで手渡される。蓮はその借りを返すため、フィリップにエターナルメモリを渡した。


 対主催チームの待つ病院に辿り着いた彼は葦原涼に目を付ける。野上良太郎や村上峡児の裏切り(志村の嘘だが)に心を痛めていた涼を叱責し、戦う気力を取り戻させた。
 そして病院に金居達が辿りつき、ライダー大戦が始まる。そんな中、門矢士に対して本当に世界の破壊者であるかを問いかけるものの、涼とヒビキの言葉を受けて、ライダー大戦に参戦した。
 ライジングアルティメットやゾルダを前に、ナイトサバイブに変身してディケイドやディエンド、そして各世界のライダー達と力を合わせて戦う。だが凄まじき雷神の戦闘力を前に押されてしまい、トリックベントを駆使するも数の有利も通らない。
 しかし彼は戦い続けた。最愛の恋人である小川恵里の笑顔を取り戻そうと剣を振るうも、ライジングアルティメットには通用せず、その握力から自らの最期を察する。
 この時、ナイトの……蓮の脳裏には城戸真司の笑顔が浮かび上がっていた。そして、真司の笑顔と五代の笑顔が重なってしまい、この命を賭けてでも戦いに参戦したことを知る。真司に対する友情と信頼を自覚し、彼が生きることを願った瞬間……その命を奪われてしまった。


 彼は殺し合いに乗って、他の世界の人間を倒そうとしたマーダーである。だが、実際はキルスコアを稼がなかったどころか、成り行きとはいえ対主催の力となっていた。
 改心をせず、また蓮自身に特別な心変りがあった訳でもない。しかし、五代がライジングアルティメットになってしまったことを対主催チームに伝えたり、またチームのためにサバイブを受け取ろうとしなかった。そして意気消沈した涼に気合いをかけたりと、対主催に与えた影響は大きい。
 周りからも蓮は味方と認識されていることもあって、一時期は【プロのサラマンダー】という称号まで与えられることになった。蓮も殺し合いに乗ったマーダーの一人なのに、それに気付いた人物はほとんどいない。
 だが、彼は冷酷に振る舞おうとしても、本当は善人であるからこそ、笑顔を奪われることを良しとしなかった。だからこそ、真司への友情や五代の笑顔を望むことができて、最期は晴れやかな表情を浮かべられたのだろう。


称号【蓮が願った笑顔を忘れないでね。】





【浅倉威】


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  /             /::::::::::::::::l:::::/:::::::::/川| |||::::::::::::\::::::::::::::::l ',::::::::::::::::::',                ',
※浅倉本人のAAは現存するものの、本編での印象が強いためテラードーパントにしました。

名前:浅倉威
作品名:仮面ライダー龍騎
登場話数:13
スタンス:マーダー
関わりの深い人物:木野薫、ン・ダグバ・ゼバ、紅音也、霧島美穂、アポロガイスト、城戸真司、リュウタロス、三原修二
関わりの深い支給品:王蛇のデッキ、インペラーのデッキ、ライダーブレス(ヘラクス)、ハードボイルダー、ガイアメモリ(テラー)、ファムのデッキ、鉄パイプ、サイドバッシャー
変身回数:王蛇(3)、ヘラクス(3)、ファム(2)、テラードーパント(3)

滂沱』にて初登場。初代ライロワとは違い劇場版からの参戦となった。
とはいえ出展がどこであれ、彼はあの浅倉威である。戦いを求める本能の塊であることには変わりなく、今回も登場話からアギトキラー時期の木野とダグバのマーダー集団と共に乾巧、園咲霧彦、紅音也の即席対主催集団の前に登場。
……本当に全員初登場話か?と思ってしまうほどの終盤感であるが、木野がテラーに変身したことでダグバは逃亡。これで取りあえず大虐殺の一被害者になることは避けられた。
さて、テラーフィールドの効果を前にしても、浅倉の戦意は揺ぎ無く、その場の全員を敵に回しながら戦闘を続行する。

途中ベノクラッシュを発動してテラーに大打撃を与えるも逃げられ、彼を追う形で戦闘はいったん終わりを迎えた。
普通特撮では敵が逃げたら暗黙のお約束としてヒーロー側は追わないものなのだが、しかし浅倉は決してヒーローではなかった。
生身になった木野の前に現れテラーメモリを食ったかと思えば、彼がアギトに変身する隙さえ与えずに生身のままで殴り殺し、イライラを発散させる。……やっぱこいつやべぇな(再認識)
その後あんまりにもすっきりしたのか眠りに落ちるが、そこで北岡に執着したあまり機動隊に撃ち殺される自分、という不思議な夢を見る。

何で夢の中の自分はあんなに北岡に執着していたのだろうなどと考えながら支給品を確認すると、既に脱落したはずのインペラーのデッキを確認。
さっきの戦いで制限があるのもぼんやりと把握したのだし、これからはもっと効率的に戦いに挑まなくてはと考えながら、もう一つの支給品であるハードボイルダーに跨って移動を開始する。
スーパーマシンであるハードボイルダーのじゃじゃ馬ぶりにイラつきながら北上していると、突如身体が火照り出したためにバイクまで止めて浅倉は唸りだす。
燃えるような内側から沸き起こる熱にしかし快楽を覚えながら吠えていると、なんと先ほど食べたテラーメモリの影響で彼の身体はテラードーパントに変身できるようになったのだ!?

なんでも地球の記憶を顕現したガイアメモリを食べたことで浅倉に取り込まれた恐怖の記憶が浅倉の狂気と結び付いたことで、それによって毒素の心配なくテラードーパントに変身できるようになった、とのことであった。……やっぱこいつやべぇな(再認識その2)
道具を一切使用しない異形への変身に、しかし一切動揺することなく浅倉がはしゃいでいると、東京タワーから亜樹子の放送が聞こえてくる。
それに導かれるままバイクに乗って戦いに赴くと、東京タワーに一番乗り。誰かいないかと探していると自分を仇として忌み嫌っている霧島美穂の声が聞こえてきて戦いの予感に心躍らせる。
そのうちファムを見つけ戦いに挑むも、しかしそれは美穂が制限の関係で亜樹子にデッキを貸しただけの存在であり、逃げられっぱなしのまま王蛇が制限により変身解除される。

貴重な10分間の戦闘時間を無駄に終わらされて苛立ちを募らせるも、そこでデッキを亜樹子から返してもらった美穂が登場。
仮面ライダーランスに変身した美穂に対し浅倉もまたインペラーに変身。互いに二度目となる因縁の対決へと挑む。
慣れないデッキをセンスだけで使いながら互角にやりあうも、インペラーは敗北。これで万事休すかと思いきや、浅倉はこの土壇場でカブティックゼクターに認められ、仮面ライダーヘラクスへと変身を遂げる。
クロックアップとライダービートの連撃で反撃さえ許さず美穂を打ち殺した彼は、大した感慨を得ることもなく撤退。

ハードボイルダーがパクられてたのでイラつきながらも、追ってくる音也と翔太郎のコンビを前に遂には観念し亜樹子、美穂に続く連戦へ。
先ほど手に入れたばかりのファムのデッキを使い、2対1の戦いに挑む。連戦による疲労は隠し切れないながらも無意識のうちに発するテラーの能力も相まって互角に渡り合い、結果としては奇策を用いて勝利を収め二人を川に流す。
この時、音也がイクサを温存するために使ったライアのデッキを破壊することでエビルダイバーを解放、自分の王蛇のデッキで再契約し戦力をさらに増強することにも成功し、二人が乗ってきたサイドバッシャーを奪い新しい足も得た。……やっぱこいつやべぇな(再認識その3)
色々うまいこと行きまくりのまま放送を迎え、それからすぐにアポロガイストを見つけて追跡する。

ゾルダのデッキを持つガイに北岡を殺したのではないかと無実の罪を疑いながらも、特に彼が否定するわけでもないので苛立ちを募らせテラーに変身。
テラードラゴン、サイドバッシャーバトルモードの力も併用し東側と西側を繋ぐ橋をぶっ壊しながら、野良モンスターとなっていたメタルゲラスとも再契約を果たし、これにて獣帝ジェノサイダーを召喚できるようになった。
西側に辿り着き流石に連戦の疲れから眠りに落ちるが、目覚めたときには生身の状態で外部に発せられるテラーの能力が強化されるというとんでもない出来事が起こり、野良モンスターとなりぶらついていたデストワイルダーをビビらせて知らないうちに逃走させる。
普通に考えればとんでもないお得能力のはずのこれなのだが、しかしこれを得たことで浅倉の順風満帆なマーダー生活は陰りを見せていく。

南側に向かっている最中、ロイヤルストレートフラッシュの流れ弾でサイドバッシャーのサイドカー部分が消し飛んだ為にその先にある戦いに多大な期待を寄せるが、浅倉が着いた瞬間にその戦いを行っていた片割れであるクウガアルティメットフォームは恐怖心が芽生え逃亡。
残されたのはクレーターの中心で眠るダグバだけ、という状況でしかしそれでも楽しもうと声をかけ戦闘に。
ダグバ的には恐怖を植え付ける能力を持つテラーを望んでいたので浅倉とのバトルは望んでもない好機だったのだが、グロンギ態になったダグバに対し王蛇では流石に分が悪く、劣勢を強いられる。
仕方がないのでベノクラッシュでごり押し一端の勝利を収めるが、ダグバが自身のベルトの破片を取り込みセッティングアルティメットと呼ばれる形態に変貌したために戦闘続行。

さらに強くなったらしいダグバに対しユナイトベントを発動してジェノサイダーを召喚、ドゥームズデイを発動し一気に戦いを決めようとする。
だがセッティングアルティメットはあまりにも桁違いすぎた。超自然発火能力でジェノサイダーを焼いたかと思えば、そのままただの強パンチでジェノサイダーを破壊するのだった。
契約モンスターを失いブランク態になった王蛇だが、それで浅倉が止まるはずもない。萎えない戦意で襲い掛かるが、今度は容易く受け止められ超自然発火能力の前に敗北。
王蛇のデッキさえ破壊され今度こそテラーになって切り札対決か、と思いきやここで浅倉はヘラクスに変身して逃亡する道を選ぶ。

川で火傷を治していると、テラーに変貌した影響なのか以前にも増して自身の自然治癒能力が増しているのを知り、いよいよもって精神だけでなくその身体さえ化け物になってしまった。
それにさえ戦いを長く続けられると喜びだけを示して第二回放送を迎え、川から上がり参加者を探しに行くとそこにいたのはなんとあの城戸真司。美穂を殺した事実を伝え真司の怒りを煽りながらファムに変身して戦闘へ。
誰も殺さない覚悟で戦っているとはいえ怒った真司はやはり浅倉の手にさえ負えずブランウィングを倒され実質上の敗北を喫する。
しかしそれに動じることもなくヘラクスに変身、真司の同行者であるリュウタロスの変身した電王ガンフォームとの戦いに臨むことに。

クロックアップで余裕の勝利を収めるも、ワーム人格に目覚めた麗奈がウカワームに変身し三戦目。
迷いの見える彼女にこれまた大した苦労もなく勝利するが、リュウタロスとデルタに変身した三原、そして人間として生きる覚悟を決め仮面ライダードレイクに変身を果たした麗奈との3vs1の形に。
臆することなく挑むが、クロックアップによる優位の消失、数の不利、連戦による疲労と流石に浅倉でも厳しい条件が重なり、ライダーブレスごと右腕をもがれ万事休すという状況まで追い詰められる。
だがそこは流石浅倉と言うべきか、逃げは選択せずにテラーに変身。テラーフィールドの効果で麗奈とリュウタを戦闘不能に追い込み、これにて彼らに勝利を……収められない。

なんでって?三原が特異体質だったんだよ!デルタギアによる精神汚染を受けなかったのもこの体質によるものだったらしい。……なんだこいつやべぇな(初認識)
この土壇場で明かされた驚くべき三原の優位性に、しかし浅倉はただ突き進む。
それこそ原作の最期で見せた、銃を構えた機動隊を前にただその身一つで突貫したのと同じように。
三原の絞り出したような必殺の一撃、ルシファーズハンマーを受けて、狂気に飲まれた彼も、いよいよ死を迎えることになる。

元々テラーのメモリに含有されていた恐怖の記憶を、所詮は人間に過ぎない浅倉の身体が受け止めきれるはずもなかったのだ。
幾度になく繰り広げられた戦いのために、ダメージの許容量をいよいよ超えた浅倉の身体は泥のように溶け、遂には無に帰し、彼は人ならざる者としての死を迎えたのであった。






いつもと変わらずロワ充していた浅倉。キルスコアも2稼ぎ、原作にも書かれていないメモリの直食いによる能力取得など、どこまでもぶっ飛んだ活躍を見せつけた。
だが彼に不幸があったとするなら、本人の所構わず戦いたい性格とまず人を寄せ付けなくさせるテラーの性質に不一致があったことだろうか。
対戦相手が軒並みテラーに無意識のうちに恐怖し本気を出し切れていない様子だったのは、知らなかっただろうとは言え浅倉的には不満だったことだろう。
最後の最後、実力的には大きく劣るはずの三原に殺されたのも相まって、第一回放送後はどんどん活躍が尻すぼみになっていった印象は拭いがたいものとなってしまった。

だがある意味で、煩わしい因縁も一切存在しないまま手当たり次第に参加者と戦いまくったその生涯は、彼がライダーバトルの末に叶えようとしていた望みの顕現だったのかも知れない。

称号:【終わらない戦い】





【葦原涼】

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            ヽ {二⌒`.レ⌒~  ̄~゛}:::::::: ////l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  \_}        仲間達との絆の物語
             ヽ、ヘ、{⌒Y⌒゛リ^ヽ._ソ|:::::://///>- /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: <
              ヽ`、リ-、l_,-ィ、, トヘ' {_ノ////::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::    }
               | \_|__|/彡|_,-〉   (::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::    /´~
      ,,――‐、ィ-/~ \_      彡レ'  ̄ ヽ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
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   /  ゙゙'' :::::::''  :::/ 》~\ ``ー-'''ノ::::::: ヘ_、 二ヽ_      /
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名前:葦原涼
作品名:仮面ライダーアギト
登場話数:17
スタンス:対主催
関わりの深い人物:財津原蔵王丸、霧島美穂、村上峡児、天美あきら、野上良太郎、鳴海亜樹子、金居、乃木怜治、門矢士、ゴ・ガドル・バ、日高仁志、フィリップ、矢車想、キング、相川始
関わりの深い支給品:カードデッキ(ガイ)、ラジカセ、ジミー中田のCD、ブレイバックル、ゼクトマイザー、パーフェクトゼクター、ゼクトバックル(ホッパー)A&ホッパーゼクターA
変身回数:ギルス(5)、ガイ(1)、ブレイド(1)、キックホッパー(3)

Sへの想い/踊る緑の怪人』で初登場。ギルスの力を誰か護る為使うことを決めた時期からの参戦である。
登場話から早速生身の女を襲う深緑と鉛色の怪人と交戦。終始戦闘を優位に進めるが、あと一歩のところで取り逃す。
そのままホテルへ向かった彼は、今度は生身の三人組を襲おうとするバードドーパントと遭遇。ギルスへの変身制限が解けていなかったので仮面ライダーガイへと変身して、カードさえ使わずその場を制圧する。
バードの変身を解いた村上、襲われていた良太郎、あきら、亜樹子と歪ながらチーム結成……と思われたものの、思想の違いから離脱した亜樹子を追って自分もその場を離れることに。

上手いこと見つからず東京タワー周辺までやってきた彼が出会ったのは、乃木と金居の幹部怪人コンビ。
それぞれ単独行動をし合っていたのもあって情報交換に勤しむが、ここで金居がホテルの方で戦闘があったと暴露、仲間達がそちらにいる涼はそちらに向かおうとする。
だがここでタワーから助けを求める亜樹子の放送が放たれる。乃木が罠だと指摘するもホテル組との板挟みの後罠だとしても亜樹子を危険にさらす事は出来ずタワーに向かう。
到着したそこではまさしく戦闘は混乱を極めていた。ウェザードーパントとなった渡とスーパーアポロガイストが戦闘を行う中で生身のままの亜樹子が座り尽くしていたのだ。

ギルスに変身した涼はアポロガイストに勝利を収めたウェザーに戦闘を挑むが、敵わず足蹴にされる。まさしく絶体絶命というところで更にアポロガイストがゾルダに変身し、その砲撃の雨に晒される。
おかげでウェザーの注意は逸れて逃げることは出来たが、爆発の余波でガイのデッキは壊れ大ダメージを負ってしまう。それでも亜樹子を無事に救えたのだからよしとしよう……なんて言っていたら目覚めた瞬間その亜樹子本人に殺されかけていた。
絶望した彼は病院を飛び出し逃げだそうとするが、追いかけてきた士に捕まり何故か戦う羽目に。ギルスへの変身は制限がかかっていたので、士が寄越したブレイドに変身することに。
戦いのレクチャーを交えながら自暴自棄になった涼を諭そうとする士に妙な感覚を覚えながら戦っていると、そこに破壊のカリスマゴ・ガドル・バが現れる。

二対一でも及ばないほどの力を持つガドルとの戦いでダブルライダーキックやFFRなど全力を尽くしたものの、結果は敗北。ブレイバックルを奪われてしまう。
その後目覚めた病院で亜樹子を許し、剣崎の墓前で決意を表明。続々増えていく仲間と情報交換を行う……がなんとここで衝撃の事実が発覚。
最初に自分が救ったと思っていた女は東京タワーを崩落させた霧島美穂という悪人で、自分が戦い致命傷を与えた怪人はヒビキの仲間であるザンキさんだったのだ。
誰かを護ろうと亡くなった剣崎に誓った自身の願いを、自分自身が踏みにじっていたという絶望に打ちひしがれる涼。

だが彼を救ったのはその場にいる士やヒビキ、仮面ライダーであった。「人である以上誰でも間違えるのだから、せめてそれを繰り返さないようにすればいい」、「一人じゃどうしようもないなら、皆で協力しよう」
そんな優しい言葉にこれまで自分が引きずってきたトラウマさえ救われて、彼は『この力で誰かを救ってみるのも悪くない』という譲歩を『例え力などなくとも誰かを護りたい』という強い願望へと変化させる。
その後も増え続ける仲間達から、良太郎と村上は殺し合いに乗っていてあきらを殺したという情報を得て自分はまた騙されていたのかとショックを受けるが、しかしもう立ち止まることはしない。
戦いの決意を固めた彼は、来たるべき病院戦において殺し合いに乗っていた金居からもたらされた『ディケイドは存在するだけで世界を滅ぼす悪魔だ』という噂を言語両断。ギルスへと変身し乃木と共に金居へ挑む。

途中金居から乃木もまた地の石を奪って五代雄介を利用しようとしていると唆されるもこれまたバッサリ否定し、乃木との連携攻撃で何とか強敵ギラファアンデッドを打ち倒す。
気絶した乃木を労いつつ地の石を破壊しようとする涼の前に、今度は野良モンスターとなったゼール軍団が出現。
多勢に無勢、連戦の疲労で手が追いつかなくなり乃木を捕食されそうになるが、そこにキックホッパーとなった矢車が加勢に現れる。
フィリップに地の石の破壊を任せつつギガゼールを撃破した涼は、しかし休む間もなくジョーカーアンデッドの襲撃を受けてしまう。

明らかに格の違う強さを持つジョーカーを前に流石に戦闘を続けられるだけの体力は残っておらず、彼は矢車、亜樹子、乃木と共にヒビキを残して撤退する。
だが逃げ延びた廃工場でも未だ涼は休む暇もない。タブードーパントに変身した亜樹子に襲われ、乃木と矢車を喪ってしまう。
またも騙され裏切られていたという絶望感に苛まされるが、しかし折れることなく矢車から託されたホッパーゼクターでキックホッパーへと変身、亜樹子の狂気を断ち切ることに成功。
だがメモリの過剰適合とゴールドクラスのメモリの強い毒性により亜樹子も死亡。涼はまたも孤独な道を歩むこととなる。

続く第二回放送を終えて病院に戻ろうとするが、そこで大ショッカー幹部であるキングの襲撃を受けることに。パワーも知略も上を行くキングに敗北を喫し、右腕を吹き飛ばされる。
そんな中でも諦めず逃げ続け辿り着いたのは、第一回放送で死亡を告げられた木野薫の遺体の前。
彼の死に様を嘲笑ったキングに、本心はどうあれ自分は確かに木野の姿に勇気づけられたのだと啖呵を切る涼。そんな彼に、奇跡が起きる。
既に死亡したはずの木野から涼へとアギトの力が受け継がれ、彼はエクシードギルスへと変身を遂げたのである。

新たな力を手にキングと戦いを続行する涼だったが、あえなく時間切れ。再び絶体絶命の危機に晒されてしまう。
それでも諦めず戦おうとする涼の前に、仮面ライダーカリス、相川始が加勢する。
ここでジョーカーと戦うのも面白くないとキングが退却したので始と情報交換。士の情報と引き替えに、剣崎について教えて貰おうとする。
彼が剣崎に対して友情を感じていること、そして世界を守りたいという純粋な願い故に殺し合いに乗っていることを理解した涼は、始を説得し共に戦おうとする。

始もまたキングの乱入で大ショッカーをきな臭いと感じ始めており或いは共同戦線か、と思われたところでジョーカーとなって暴走。
彼自身の意思で変身したわけではないことを把握した涼は始を止める為戦うも、やはり連戦の疲れと戦闘力の差で敗北してしまう。
またも万事休すどうしようもない状況に追い込まれた涼の前に、先ほど死んだはずの乃木が(何故か二人に増えて)現れる。
事情もよくわからないままに仲間の復活を喜ぶ涼だが、乃木がそのまま始を殺そうとしたので止めると自分のことも殺そうとしてきたので乃木と離別。再び思いを裏切られてしまう。

始のおかげで逃げ切った先で彼から当面は大ショッカー打倒を目指すという言質を取り、何度裏切られても誰かを信じることをやめない決意を固めた。
休息の後、病院へ戻ろうとする二人。その先からダグバの気配を感じ取った二人は急ぐも、時既に遅し。
無事だったフィリップ、村上ペアに合流しGトレーラーを運転して西側を目指すことにする。
だがここでなんと先ほど放送で名前を呼ばれたはずのダグバが突然現れ、始を連れ去り戦闘に。彼を見捨てることは出来ないと涼はダグバに立ち向かう。

しかし度重なる進化を遂げていたダグバにエクシードギルスでは及ばず、涼は自分が捨て石にならなければ始たちを逃がせないと殿を務める。
胸に風穴を開けられ、今度こそ逃れられぬ死に瀕する涼。それでも最期まで立ち上がりダグバへとライダーキックを放ったその姿は、ダグバをして仮面ライダーとは何かを理解させるに十分なものだった。





不死身と不幸で有名な葦原さん。当ロワにおいてもその性質は健在で、自分でも自虐するほどに何度も騙されて結果死にかけている。
その具体的な相手としては美穂、金居、乃木、亜樹子、志村と多岐に渡り、騙され名人の橘さんでさえ精々亜樹子と志村だけ(ウラタロスも一瞬騙したが)にしか騙されていないことを思うと、余りに多い数である。
だがその数や内容よりも注目すべきなのはやはり、彼がその多すぎる嘘や悪意に晒されても全く折れず自分らしくあり続けようとしたことだろう。
退場話のタイトル通り愚直なまでに誰かを信じて戦い抜いた彼の称号は、やはりこれこそが相応しいだろう。

称号:【真っ直ぐすぎる男】





【アポロガイスト】




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名前:アポロガイスト
作品名:仮面ライダーディケイド
登場話数:8
スタンス:サラマンダー
関わりの深い人物:門矢士、牙王、鳴海亜樹子、紅渡、葦原涼、浅倉威、相川始
関わりの深い支給品:シザースのデッキ、アカネダカ、インドネシアの魔除けのお面、園田真理の携帯美容師セット、ウェザーメモリ、ZECT製の爆弾&起爆用のリモコン、装甲声刃、ハードボイルダー、ゾルダのデッキ、T2サイクロンメモリ
変身回数:スーパーアポロガイスト(2)、仮面ライダーシザース(3)、仮面ライダーゾルダ(1)、サイクロン・ドーパント(1)


 本ロワにおけるネタキャラ筆頭候補。「アポロさん」の愛称で親しまれている。どっちも太陽モチーフだが「ブラックサン」とは何の関係もないぞ。一応ガイという人間体名を持つが既に仮面ライダーガードベントの名前として定着しているためか、SS内以外ではまず呼ばれないし、多分こっちの方が分かり易いと思うので以降は「アポロさん」で表記させて頂く。

宇宙一迷惑な男」で初登場。シザースのデッキ(※死亡フラグの一種)にアカネタカという、大ショッカーから期待されているんだかいないんだかはっきりしない支給品を前にご満悦の様子で、大ショッカーへの忠誠のため、また宇宙一迷惑な存在となるため、殺し合いに乗る。

 その直後、憎きディケイドがガオウにボコられているところへの奇襲に成功。だが戦いに水を差したとしてガオウの怒りを買い戦闘へ突入、その隙にもやしには逃げられてしまう。正直な話、もしここでアポロさんが出て行かなければディケイドはそのままガオウに殺害されていたことは想像に難くない。そして喜び勇んで挑んだもののに牙王に敗北し変身解除させられてしまい、牙王曰く(蟹ですしね)喰いでのありそうなシザースに変身して退却する。この際、自身に課せられた制限に気づいた。

 その後は放置されていたウェザーメモリを入手し、自身に向かって来ていた乃木怜治との接触を回避するなどの幸運さを見せる。乃木のスタンスとアポロさんの性格的に、もしも二人が出会っていたらアポロさんはもう少し早くここに名を連ねていただろう(……どうでも良いが、井坂の死体から支給品を回収する際にどうしてインドネシアの魔除けのお面や携帯美容師セットなんか持って行く気になったのだろう……ツッコミ用のスリッパは持って行かなかったくせに……)。

 そうして装備を充実させつつ東京タワーの隣という盲点となるようなビル街に身を潜めた上でシザースのデッキで実験を行い、変身制限のさらなる詳細を把握し、逸早くこのロワにおいては変身数の多い方が勝つというセオリーを見抜いた。シザースが使えるようになれば他の参加者に戦闘を仕掛け、その変身アイテムを奪うという賭けに出ることを決意する。他のマーダー達は無暗に戦って何となく把握するだけの中さすが大幹部は理性的と言えるが、別に他のマーダーも井坂先生以外それで困りはしていないので逆に不憫である。え、しかもアポロさんよりもキング(@仮面ライダーキバ)の方が一暴れしただけで先に気づいていたって? ……制限の具体的な時間は割り出してなかったじゃないか。そんなことより、折角強力なウェザーメモリをゲットしても、仕方ないとはいえ使い方を知らないせいで戦力に勘定しなかったことを残念だと嘆いておこう。

 東京タワーに張り巡らされた霧島美穂と鳴海亜樹子の罠に便乗し、彼女達とはまた別の爆弾を仕掛ける。さらに隙を突いて所長を気絶させてライダーへの人質を確保する立ち回りは悪くない物であったが、直後アポロさんのバイクを奇襲し転倒させたのは仮面ライダーから修羅に堕ちた紅渡。人質戦法が通用しないため実力勝負となり、切り札である怪人態の温存のためにシザースで渡の変身したゾルダを相手にすることに。圧倒的スペック差の中でも諦めずに勝機を見出したアポロさんだったが、ジャコーダーやエンジンブレード等で過剰に武装したゾルダに苦戦してしまう。そこでキバットが東京タワーに爆弾が仕掛けられていることに気づいたことを利用し、アポロさんは渡達に放送は罠だという真実を伝え、さらに直後に亜樹子が目を覚まし、事実確認をも行わせた。結果として渡の覚悟を完全に完了させ、偉大なる大ショッカーの目的を達成させるための駒を一つ作ることに成功し、さらにゾルダへの変身時間を無為に消費させて苦境を脱した。

 だが直後、使い方がわからなかったウェザーメモリを渡に奪われ、彼が変身したウェザーに怪人態でもフルボッコにされシザースのデッキも破壊されてしまう。絶体絶命の窮地に陥ったものの、そこを亜樹子を追っていた涼に一般人だと思われ救われる結果となる。そのまま勝手に潰し合いを展開する愚かな仮面ライダー共に鉄槌を下すべくゾルダに変身、その大火力で一掃しアポロさんの記念すべき初勝利を収めた。しかし戦果としては残念ながらキルスコアは稼げず、涼の持っていたガイのデッキを破壊しただけだった。ぶっちゃけウェザーがギルスを殺すまで待っていればキルスコアが稼げただろうに……しかも、本来なら祝うべきこの敵装備の破壊が、厄介な事態を招いてしまうことに(自分と同じ名前のアイテム破壊した時点で縁起が悪かったのかも……)。
 ちなみに、目の前でウェザーの猛威を見た後だったためT2サイクロンメモリをゲットした際はかなり喜んでいた。だが同時にゾルダのデッキ(※後の死亡フラグ)も手にしてしまっている……

 ZECT秘密基地で休息をとりつつ第一回放送を聞き、大ショッカーの新幹部であるキング(@仮面ライダー剣)の態度に不快感を覚えるアポロさんだったが、時間を無駄にせず考察を進めて行く。こらそこの金居、大幹部なのにまともな情報も貰ってないとか結局鉄砲玉かとか言わない(※本編94話参照)。アポロさんは蘇生された直後説明もなしにいきなり殺し合いに飛ばされて、それでも大ショッカーのために働く忠臣なのだ。
 この時、同じ世界の出身ではないディケイド出典の参加者が優勝した場合どうなるのか、という大きな疑問を発見するものの、そこでメタルゲラスに追撃されていることに気づいて逃げていると浅倉に発見されてしまい、バイクバトルに。メタルゲラスを浅倉にぶつけることを狙うも、その前にサイドバッシャーからの体当たりで川底へダイブしかける。何とかサイクロンドーパントへの変身を遂げ、その力を実感してハードボイルダーごと風の力で浮上、そのまま変身していない浅倉を追い詰める。本来ならツールなしで変身できない浅倉はこれで詰みだった、のだが……どういうわけだかメモリなしでのテラードーパントへの変身能力を得ていた浅倉に反撃され、浅倉撃退に利用しようとしていたメタルゲラスは契約されて浅倉の戦力になるわと踏んだり蹴ったりである。テラーの力にも幹部の意地で喰らいつくもののテラー・フィールドの直撃を受け、さらにサイドバッシャーバトルモードの一斉砲撃を受ける……ってやめたげてよぉっ!

 何とか強風を起こし砲撃を回避、B-5のビル街まで逃亡したアポロさんだったが、テラー・フィールドの直撃で精神がかなり追い詰められていた。だが、テラーの力も制限を受けているため、そして何より大幹部としての矜持で、原作で発狂死寸前まで追い詰められていた翔太郎に比べれば大分持ち堪えていた。
 それでもテラーの力から逃れられず、回復できていないアポロさんの前に渡と相川始のマーダーコンビが襲来。戦う意志も力もないという訴えにも関わらず、殺る気満々で向かって来る二人にテラーの影響で怯えてしまう。さらに始に「子供向け番組によくいる悪の幹部的な性格」だと完全に本質を見抜かれ、恐怖心が増大された状態で暴行を受けたことも重なり、彼らにぺらぺらと情報提供してしまう。……テラーの影響を受けている上にアポロさんは悪の幹部、仮面ライダー二人も今はマーダーだってわかっていても、この時の場面を想像すると親父狩りに見えて何だか悲しくなってくるなぁ……。
 そうして始の要求に応え、これで助かると安心したアポロさんは全身を蝕む恐怖にも負けず愚かな仮面ライダーどもに大ショッカーの勝利宣言を行おうとしたが、渡の操るジャコーダーに心臓を貫かれ、約束を違えた仮面ライダーをなじりつつ退場した。……でも自分が渡達の立場だったら多分同じことしたよねこの人、ってことを考えると別に同情する必要はないのかもしれない。

 だが死亡直前の情報提供はどこまで真相なのかはわからないものの、大ショッカーの大幹部という立場のおかげか渡にはかなり信じて貰えて対ディケイド要員とディケイドへの悪評を残せた。ついでに集めた装備も渡達の強化に非常に役立ったので殺し合いの促進という役割は果たせたと言えるだろう。

 何だかんだで立場の割には活躍できず、基本的に漁夫の利でしか勝利を得られず(しかもタイミングを見誤って逆に他の参加者を助けてばっかり)、主催側なのに支給品がシザースで途中で拾ったウェザーメモリは見落とすわ、頑張ったら今戦っている敵を強化しちゃったり頑張ってマーダーを増やしたら自分が殺されたりで裏目に出まくりだわ、草加が生存中に死者スレでの俳優ネタにアポロさん殺害予告を行ったら、アポロさんが死んだSSの次の話で草加も死者スレに到着するわ死者スレで婚活に励むわとネタ要素に事欠かない御仁であった。

 さらに言うとキング(@仮面ライダーキバ)とは互いに「死亡後参戦のラスボス」「ロワ内では紅渡にジャコーダーで殺害された」という共通点があるものの、原作より幸せに潔く死んだとか制限に対して向こうの方が気付くのも成果を上げるのも早いとか、向こうは激戦の末必殺技で死亡だがこっちは変身すらせずに軽く殺されたとか活躍に恵まれたキングととにかく比べられ、10周年記念クロスオーバー作品のラスボスなのに小物臭いとか、後述するような「活躍できなかっただけで本当は凄かったんだよ!」という意見が出ても「感動的だな。だが無意味だ」と返されるなど散々な言われようであるが、そこまで言われるということはむしろ愛されている裏返しなのだろう。幾度となく小物と呼ばれてもヘタレ扱いはさけていないし。

 実際、トップマーダーであるあのダグバがダッシュで逃げ出したテラー・フィールドの直撃に対しても、原作で被害に遭った翔太郎以上に抵抗を示し、彼が練った戦術も他のマーダーが力押しだけで上手く行っている中きちんと現状の認識から始まった的確なものだった。本ロワではサラマンダーだが、どっかのプロと違って原作最終回では一撃で小野寺ユウスケを殺害しているし、パワーアップ前にもRXのリボルケインクラッシュからのライダーキック&RXキックを喰らって普通に生存していたりしたのだから、実力は間違いなくあったのだろう。本ロワではどういうわけだかマーダー補正に恵まれなかったために残念な結果に終わってしまった形だが、現在オーズロワに参戦中なのでそちらでの活躍に期待しよう。何と向こうでは原作の大ショッカー大首領月影ノブヒコから失うには惜しい人材扱いされているし(アポロさんにシザースを支給した本ロワの大首領は誰なんだろうね)。

 ……まあ、登場話時点でアポロさんに勝ったディケイドに勝ったライアルに勝ったシャドームーンに勝ったダブルに勝ったエターナルと交戦中なので既に絶望的かもしれないが(なおこの戦力比はあくまでネタであって本ロワ内で通常ダブルがライジングアルティメットよりも強い……なんてことはない、と思われる)。
 そもそも乃木との接触を回避したりウェザーメモリを拾ったり悪女'sの計画を上手く立ち聞きできたりゾルダのデッキをゲットできたり涼に勘違いして貰ったおかげで命拾いしたり、他と比べてもマーダー補正がそこまで弱いわけじゃなかったね。じゃあ仕方ないか。

 というか、あんまりよそ様の話題を出すのも考えものだが、どうやらオーズロワでも本ロワのアポロさんの印象が強いらしく、結局歴史は繰り返されるんじゃないかなぁという気がしないでもない。
 そんな原因となった本ロワのアポロさんには、次のような称号を贈りたい。



称号【「私は全ての私にとって大迷惑な存在となったのだ!」】




【天美あきら】



                                          ,,
                                        / i  _,,,-――-、_,,,,   、
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   /-‐;,ヽヽ                               ,l  |  ,//     ,,,」/ /
.  / ';; :::;;;;li ',;;',                             /l  >ノ/   _,,-''"   lヽ,
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. l :;, / `‐-,' | |ヽ';, (カ)   _,, ,,_,,/ /_,,,_            ( }+)ミ,-ニ―''"~ ̄  ノ  〈   l
,l :;;l\_,-、__l / lこコ-、ニ  c'' (-/;;)l;;ニニ! l   ):)           `il r'"        ,-'    〉  〉
|::;;:レ'二''"=,' //;;ソo ノ )-{  _ヽ,,_i.ol。二三ニ==/           }l /, -ニ==ニニ-‐'7  /  /
ll''"l ,,/"/ //ニ,,_。,‐'‐-'ヾノ// ,__)_)l:  |  l  |-_nkニ=、_    〈`'   ヽ 、    /  /  ノ
l;;''二-|///-‐'    /ニニニ,'三ニl::ト、_.|  |  |‐-++-┬-/0ヽ_ ヽl   lヽ」 \  /  / /
 '‐-‐、ニソ'^    ,─-'; l、 __);;;;;|:;|;;::;;;;;;;ノ、,,|  |二]H"'''L_(0O)。|l,, _,l-r-、_l   ` '   ノ  ゝ、
            lニlニ=' /iヽ;,''""l ̄"i'‐、;;;;|_|ニ=7/'i;;l;;;::ヽ-┘ |l≡  l ) l`    ,-ニニニニニニニゝ、
          <;;l9',;>.O)'‐l,L;;;コ'―、/_>-―"''、 ',',_ノノ三ノノ ̄~ `ヽノノ=-' ̄l l三三‐///////`―---,
           了二ノ=゚-=;;;;;,,, o,-i‐―{>- 、_ ~"'7ll三ノノi,___/,!;;;;;;;;;}ヽ:;;//////////_,,-‐ニニノ;;;ヽ
                }‐ニ‐/,,;-‐―┬ - 、二 ,/ミ/こ-、__ ノ/;;;;;;;;;;;;;i;;;l{、∠―ニニニニ―‐フ''"/
                /;;;;,/ ヽ_,,,┼- - ---/ミ/ ' //>、ニ;;;;;;;/__l;;;;ll/πT"~/ / / .// /
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              (`‐-,,,,_  `―' /) `‐-、_|/ i-ニ7 /;/     "''i^i /://///_,,,,,,,,|
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                 \;;;;::::_,,,-'`‐-‐'''" ̄ヽ、//ノ;;;;;;;;;;;;;;;,/>つニニ-‐''"    /         `フ
                                                

AAは彼女の変身した仮面ライダー天鬼……ではなく同じ姿の威吹鬼で代用


名前:天美あきら
作品名:仮面ライダー響鬼
登場話数:6
スタンス:対主催
関わりの深い人物:村上峡児、野上良太郎、鳴海亜樹子、葦原涼、志村純一、園咲冴子
関わりの深い支給品:ニビイロヘビ、サソードヤイバー、Gトレーラーの鍵
変身回数:あきら変身体(1)

 「止まらないB/もえるホテル」にて、B-6ホテルのスイートルームで眠った状態で登場。一緒にいたのが紳士な社長こと村上峡児だったから良かったものの、相手によってはセクハラされていてもおかしくなかった。……いや、そもそもロワなんだから、本来は殺されていてもおかしくなかったと心配すべきなのはわかっているつもりなのだが……
 社長の紳士な振る舞いに好感を覚えながら自身の世界の情報と、人を助けたいという胸の内を伝えるが、その崇高な精神を評価しつつも戦場では下の下と断じる社長に攻撃を加えられる。ディスクアニマルや不完全ながらも鬼への変身で対抗する彼女の力にローズオルフェノクは興味を示すが、利用価値の有無だけで他者を切り捨てようとする彼に協力するつもりなどあきらにはさらさらなく、交渉は決裂。上の上たるオルフェノクに半端な鬼の彼女が敵うはずもなく、敗北を喫する。
 しかしトドメを刺される寸前、救いの主が現れた。ローズオルフェノクにあっさり投げ捨てられたニビイロヘビの連れて来た鳴海亜樹子と、そして仮面ライダー電王=野上良太郎(U良太郎状態)である。電王RFさえローズオルフェノクには圧倒されるが、変身制限を迎えた村上はバードドーパントに変身して逃亡する。

 亜樹子に保護され、U良太郎にナンパされながらも彼らとチームを結成、速攻でウラタロスの夢であるハーレムの一員となってしまうが、すぐ外で戦闘に気づき、そこに助けるべき人がいると感じてK良太郎の後に付いて行く。
 駆けつけた先にいたのはバードドーパントだったが、良太郎が制限により変身できず、三人は一転してピンチに。実は離脱したいだけで三人を殺める意図などなかったバードドーパントだったが、通りすがりの仮面ライダーガイ・葦原涼に問答無用でフルボッコにされてしまう。それを見たあきらは身を挺して村上をガイから庇い、村上に変わらぬ己の想いを告げる。
 戦場で甘さは命取り――だが結果としてあきらも村上も、彼女の想いで無事に済んだ。そのことを認めた村上になおも忠告されるが、「私は死にません」と少女は強く答えた。

 ……ここまでを見ると、まさかその後の彼女が空気になるなど誰が想像できただろうか。

 事態は急変、村上を説得した次の瞬間あきらの言葉を受け考えを改めた亜樹子が殺し合いに乗ると宣言し離脱、涼もそれを追っていなくなってしまう。その後、良太郎組にはただでさえ危険対主催の村上がいるというのに、原作からしてプロのステルスマーダー・志村純一、さらには悪女だらけの風都でも一番の悪女と恐れられる園咲冴子と二人もの危険人物が加入するが、あきらは村上やU良太郎の忠告も虚しくこの二人をあっさり信じてしまう。

 放送後、東京タワー崩壊のどさくさで良太郎達から引き離された結果純一に殺害されることになったが、同退場話での冴子の井坂との運命を描いた死亡描写に読み手の関心を持って行かれ、後に「気が付いたら殺されていた」などという恐るべき扱いを受けてしまう。社長を説得するまでは活躍していた彼女だが、それ以降は精々戦場へ向かうU良太郎にサソードヤイバーを託す以外、そこにいるかさほど重要でもないことを喋っているか程度であった。足に怪我を負った冴子を気遣う辺りは実に彼女の優しさが出ていたと言えるが、こうして見直すと確かに急に影が薄くなった感は否めない。どうしてこうなった……師匠のせいか、師匠のせいなのか!

 結局結成されなかった空気四天王の候補にも女性陣で唯一挙げられたし、もう称号はこれで良いでしょう。


称号【エアヒロイン】






【井坂深紅郎】


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名前:井坂深紅郎
作品名:仮面ライダーW
登場話数:1
スタンス:実験
関わりの深い人物:志村純一
関わりの深い支給品:ウェザーメモリ
変身回数:ウェザー・ドーパント(1)

Iは流れる/朽ち果てる」で初登場。参戦時期は本編死亡話前後あたりと思われる。
始めはステルス同士、互いに善人のフリをして志村純一と接触。
……が、情報を聞き出した後は異世界の仮面ライダーの能力に興味を持ち、ウェザー・ドーパントに変身して攻撃する。
始めは純一の変身する仮面ライダーグレイブを圧倒し、重症を負わせていたものの、隙を見たマイティスラッシュの一撃を食らい深手を負う。
このまま戦いを続けても自分に得はないと感じた井坂は早々に戦いを切りあげ、変身を解除したが、二段変身が可能であった志村=アルビノジョーカーによって殺害される。
元々、制限のことを知らなかったゆえの悲劇であり、彼は死ぬ直前も変身をしようとしていた。
しかし、最期の瞬間に彼の脳裏に浮かんだのはその打開策ではなく、園咲冴子の姿である。
志村は彼の支給品とウェザーメモリを放置。後アポロガイストを経由して、紅渡に使用されるようになる。
死者スレでは念願叶ってテラーを手に入れるが、寺倉誕生のため速攻で失う。というか寺倉のせいでかなりカワイソスでありテラーメモリを支給されていた同じく医者の木野薫ともどもまるでメモリを出すためだけに参戦したかのような扱いである。

称号【間抜け】



【乾巧】

                     >´:::-、:::: ヽ \:::`<
                        /::::::/ ̄\:::::∨:\:::::ヽ
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                      リ∧~´  . :´  从::::::ヾ_
                      {::::::>イ^. : : : : : ヽ, ---ミ
                     、ヾ `{ニ∧`´   ノ }ニニニニ{- _
                   >´ニ / 〈ニニ |ー─〃-'/ニニニニ:|ニニ``~、、
                    /ニニニ/ /ニニ |、 ,。゚   .{__ニニニニ!ニニニニニニミh、
                     { iニニ〈/{ニニ二 灯/   ノ二\ニニ}!ニ lニニニニ/ニi!
                     | lニiニニ \ニニニ/「 ./ニニニ二ヽノ二:{ニニニ/ニニヤ
                     | |ニlニニニニヽ二|ノ /ニニニニニニニlニニニ∧:ニ7ニニニ∨
                     | |ニ}ニニr-、 ∧ |  {ニニニニニニr-、ニニ二∧/ニニニニ:}
名前:乾巧
作品名:仮面ライダー555
登場話数:14
スタンス:対主催
関わりの深い人物:園咲霧彦、紅音也、天道総司、志村純一、フィリップ、秋山蓮、門矢士、五代雄介、野上良太郎、村上峡児
関わりの深い支給品:ファイズドライバー、ナスカメモリ、ファイズアクセル、霧彦のスカーフ、首輪探知機
変身回数:仮面ライダーファイズ(5)、ウルフオルフェノク(3)、ナスカ・ドーパント(1)

滂沱」にて初登場。最終回後からの参戦で、音也、霧彦という大の大人二人が恋だの愛だのについて議論しているのを宥めるほどには態度は柔和になっている。
そんな中現れたのはアギトの力に溺れている時期の木野、浅倉、ダグバの強マーダー。ファイズに変身し戦おうとするも、木野がアギトを温存するため使用したテラーの力で怯んでしまう。
一応それでダグバは逃げたが、同時に高みの見物を決め込もうとしていた音也も気絶し数の利はなくなった。
そんな中残る二人のマーダー相手に霧彦と共に恐怖すらも自分の中で何とかけりを付けて勇敢に戦っていると、浅倉が木野に攻撃し木野が撤退。浅倉もそれを追う形となり、一旦戦いは終わった。

だが、彼らに気を抜いている暇はなく、先ほど逃げたダグバがユートピアドーパントとなって襲いかかってくる。
ファイズへは変身制限がかかっていて変身できなかったため、仕方なくウルフオルフェノクに初変身する。
一緒に戦っていた霧彦もライアのデッキで変身し、先ほどとライダー、怪人の役割を交換した状態で強敵に挑んだ。
しかし、ユートピアはやはり強い。ライアの捨て身の一撃も軽く流され、不意を突いた一撃でメモリを破壊することは出来たものの、生身での殴り合いに発展する。

どちらもズタボロになり、倒れ伏す中そこに天の道を往く男、天道総司が現れる。
カブトに変身しダグバの気を天道が引く中、ようやく起きた音也と共に霧彦を連れ、離脱。
クロックアップでダグバから逃げてきた天道も合流してくるも、霧彦は先ほどのダメージの為、死亡。
この時、この場で彼のキーワードともなる”夢”について霧彦から述べられ、彼のスカーフを洗濯することと共に、彼の街と同じような風を全ての世界に吹かせることを約束する。

その後、霧彦の遺体を後にし天道、音也と行動しようとするが、音也が勝手にチームを離脱。
仕方がないので最低限の情報だけ交換し、彼と別れた後天道と共に警察署へ向かおうとするが、そこで出会ったのはあの破壊のカリスマ、ゴ・ガドル・バ。
その風格に一瞬面食らいつつ、どちらも本編終了後からやってきたダブルライダーはガドルと通常フォームで互角に渡り合う。
ポインターもエッジも没収されている中でしかしガドルに幾度となく連携必殺を食らわせ確かな手応えも得るが、なんと彼にもまた切り札があった。

この場で初めて電撃態を解放したガドルの余りにも常識外れな実力に押され、ゼンゲビビブブの一撃を食らいそうになるが、天道が盾となったことで無事に済んだ。
自分の盾となって変身を解除された天道を思いウルフオルフェノクとなって戦闘から離脱した後、体力回復もかねて警察署に向かう。
そこで天道の手料理を食べながらお互いの夢を語り合うと、その天道の夢の大きさとその臭い台詞に驚くが、お互い様だと返され互いに信用をおけることを再確認した。
そんな中、警察署にやってくる影が二人。うち一人は同行者である天道と同じ顔をしており、もう一人は音也の知り合い、名護であった。

いきなり天道に掴みかかるもう一人の天道という状況に困惑する中、もう一人の天道の言動から、海堂の死を知ることになる。
擬態天道を天道本人が宥め説得する中、第一回放送が行われ、真理、木場の死を知ることになる。
その死にショックを受けるあまり名護から聞かされたガイアメモリのある世界首輪解除出来る説について反論することをも出来ぬまま二人と解散し天道と共にD-8の洋館を目指す。
そこで銃声を聞きつけた巧はその先で待っていた金居のスタンスの看破、そして首輪探知機の効果で五代雄介の存在を見抜き金居を追い詰める。

しかし、追い詰められたのは実は彼らの方。金居がガドルにも匹敵する実力を誇る怪人の一人であったのに加え、今の五代はもう既にライジングアルティメットとして彼の手の中にあったからだ。
五代が操られているのを一瞬で見抜いた彼らは金居から地の石を奪おうとするが、ライジングアルティメットには全力で迎え撃つよう指示が飛んでいたため、一瞬でナスカ、ウルフオルフェノクを使用させられる。
戦いが始まって数十秒でそこまで追い詰められたのを自覚しその実力に流石に畏怖を覚える中、天道が意地でファイズアクセルを回収してくる。
カブトの変身が解け変身手段のなくなった天道にそれを託され地の石を奪うためにその力を使おうと提案するが、天道の返答は「それを使って逃げろ」。

今のままでは奴らには勝てない、もっと仲間を集めてこれに当たらなくては、と天道の冷静な考察を聞いてもなお諦めきれない巧を吹っ切らせる為に、天道はカイザの鎧を身に纏う。
それにより確実な死を約束された天道を置いて、絶叫と共に逃げ去る。その胸に天道の夢も抱いて生きるという覚悟を新たにしながら。
そして、金居を倒す為仲間を探そうと再び警察署に戻ってきた彼を待っていたのは死神、志村純一。
真理から話を聞いており扱いやすい駒として見初められた彼は、当ロワきっての死亡フラグ、志村純一と二人きりで行動する、をものともせず生存。

元の世界で因縁のあった村上が霧彦の妻を殺したという嘘を聞いて怒りを露わにし、志村の笑みを深めてしまっている。
また同時にこの時フィリップが首輪を解除出来るらしいと考察をしたために志村が戦闘の可能性を考えた上で病院に行くことを提案。
そうして新しく得たGトレーラーで病院に向かう途中、フィリップ、秋山、海東、乃木という面子と合流する。
フィリップ、海東とはすぐに信頼関係を築けたが、口調がつっけんどんな秋山、天道が警戒すべきと忠告していたワームの首領、乃木とは真っ向から対立する。

しかしライジングアルティメットとの戦いに戦力が必要だということ、またフィリップや志村の尽力によっていったんはその怒りを引っ込めた巧。
海東のサポートもあり乃木から自身の愛機、オートバジンも取り戻しホックホク……と思いきや、ここで寿命による灰化が始まった。
何で今なんだ、と吠える彼の元に現れたのは、いけ好かないが天道たちと同じ瞳をした男、門矢士。
知ったような口を利き、今まで誰かの荷物を背負った分誰かに背負ってもらえばいいと諭され、今は落ち込んでいる場合ではないとその足を病院に向けた。

そして訪れる22時。
乃木との約束を守り病院に現れた金居だが、彼は意外な情報を持っていた。
”世界の破壊者ディケイドが存在する限り、全ての世界は無条件で滅びる”という彼が先ほど諭された門矢士を貶めるような情報を。
否応なしに緊張が高まる中ヒビキ、涼の言葉で一旦戦いに集中すべきと彼らは気持ちを切り替える。

ゾルダの攻撃で病院が崩れる中、ファイズ、響鬼、ディケイドの3ライダーは並び立ち、瓦礫に対処。
カッシスをズタボロに叩きのめしたライジングアルティメットにディケイドが本当に破壊者だったなら倒す覚悟を決めアクセルフォームで攻撃を仕掛ける。
しかし、それを容易く受け止められ、アクセルの加速を上回るスピードでライジングアルティメットに投げられ、一瞬戦意を喪失する。
だがそんな彼の脳内に仲間たちの夢や声が響いてきて、諦めるわけにはいかないと気合いを入れ直す。

しかしそれも無駄に終わりあわや大木に叩きつけられ死亡……と思いきやそこに現れたのはバジンたん。
自身のAIでバトルモードに移行しファイズを庇い代わりにスクラップと化した彼を前にしかし言葉を残さずエッジだけを抜き去って彼は走った。
そしてようやく辿り着いたのは、ディケイドを倒そうとするウェザーの下。
満身創痍ながら気象を操る怪人の前に立ち夢について語ろうとするも、ウェザーはそれを嘲笑った。

だがそれをむしろ肯定し自分の話に繋げるのは、ディケイド、門矢士であった。
夢というモノが確かに残酷なモノでありながら何故人はそれを抱き続けるのか……それはどんな結果に終わろうと自分を成長させると生まれながらに知っているから。
そうして誰かの夢を受け継ぎ続けた巧は、決して呪いを継いだわけではなく、希望を繋いできたのだ、とディケイドは言う。
その言葉に彼を信頼しディケイドのカードとしてその力を認めれば、ファイナルフォームライドによってウェザーを打ち倒すことに成功した。

そのままサガに変身し渡は逃走するも、無理が祟ったか変身を解除しその場に倒れ込む。
またも寿命で灰化が始まり本格的に先が短いことを察するも、どうにか繋ぎ止め自分の夢を士に告げた。
そうして二人で歩く内、海東、秋山の変わり果てた姿を目撃する。
志村の死体がないことに喜びを露わにするが、士はそれを怪しむようで多くは語らなかった。

と、そこである男の啜り泣く声を聞き二人が向かうと、そこにいたのはボロボロの服で泣きじゃくる五代雄介。
海東や秋山の死は決して無駄ではなかったのだ、と思う中、しかし五代が突然襲いかかってくる。
ガイアメモリの毒素に必死に抵抗する彼に困惑する内、またしても地の石の能力によって五代が理性を失ってしまう。
ディケイドすら倒され生身で何とか彼に張り合うも、首を絞められ万事休すの状態に。

これ以上彼に罪を重ねさせまいと士が五代を撃ち殺し何とかその命を繋ぎ止めたが、自身は気を失ってしまう。
次に目覚めた時彼の前にいたのは、あきらと冴子を殺したと志村から聞いた、村上と良太郎。
二人に敵意を露わにして問い詰めようとするが、取りあえず放送の殺害数ランキングを聞いて結論を出して欲しいという村上の言葉に一旦休戦。
そのまま放送を聞きあまりにも多くの死にうちひしがれるも、村上の言う殺害数ランキングが上位しか公開されなかったため村上を信用するには至らず。

良太郎と村上をその体調故見逃しそうになったところで、良太郎が村上を呼び止め、今ここで志村の嘘を暴かなくては自分たちが負けたことになると熱論する。
その真っ直ぐな言葉とその瞳に心動かされた士を信じ村上の言う志村の作戦を暴く作戦に協力する。
病院に向かった彼らは、オーガフォンとファイズフォンによる通話で志村の暴露を聞き、その嘘を暴く。
嘘をついた志村を倒すため戦場に赴こうとするが、またも寿命による灰化が始まり足止めを食らうことに。

一瞬のはずが数分経っていて自分の時間感覚さえ思い通りにならず自嘲するが、その視線の先にフィリップの収めた園田真理殺害の犯人である白い怪人を認め、その身体を引きずって戦いに望む。
エッジ、ショット、アクセル、持てる最大火力で以て立ち向かうが、アルビノジョーカーは強い。
一瞬意識を手放せば、そこにいたのは天道と霧彦の姿。
こんなところで諦めるな、と叱咤激励を受けて再度現世に意識を浮上させた彼は、今までを凌駕するようなキレでアルビノジョーカーを圧倒する。

最後に真理をお人好しと評した彼に対し何もわかっていない癖に彼女を語るな、とクリムゾンスマッシュを叩き込み、最強のアンデッドを撃破する。
しかし、喜んでいられるのもそこまでだった。彼にもまた、寿命の最期が訪れたのだ。
辺りを見渡し、士、フィリップ、橘、良太郎の4人に夢を問う。そうして自分の夢と、霧彦、天道の夢、それぞれを彼らに託し、彼は灰となった。
最期の最期に、もう一つ、皆の夢が叶うことを願って。



……ロワに出る度基本的に長生きでおいしい役回りが巡ってくるたっくん。
今回は珍しい寿命での死という形となったものの、その活躍は当ロワでもかなりのもので、多くの戦闘を経験しトップマーダーとの戦いも多い。
夢を継ぐという役回りを受けそのまま最終盤まで生きていることも多いが、今回はその役を士たちに譲る形で退場となった。
第二回放送直後の死、といえば彼にとって早期退場扱いかもしれないが、このロワでの脱落速度を見ればむしろ長生きした方だと分かるだろう。

仲間の死に憤り、その生が尽き果てるまで誰かの夢のために戦いそして散っていった彼の称号は、やはり彼の退場SS名にかけて、これが相応しいだろう。

称号【罪と罰の中、正義は勝つと立ち上がれよ】




【小沢澄子】




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                             ,イ´ ̄¨ く_|
                                //´/ ̄`ヽ._ : ``:ヽ.
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                      ////  ,:::    ヽ  ヽ ヽ\: : : :.',
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               |`ヽ.   / / / /   .i!:::::..   .::::ヽ  ', ',  ,イ  |    ,イ´: : :./
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                く _,.-ニニ==-、.\ .〈   〉〉:::_,.イ/r―‐‐'ニニニニニニニニ、_/
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名前:小沢澄子
作品名:仮面ライダーアギト
登場話数:8
スタンス:対主催→洗脳マーダー→対主催
関わりの深い人物:城戸真司、日高仁志、桐生豪、ズ・ゴオマ・グ、津上翔一、一条薫、桐谷京介、小野寺ユウスケ、牙王、ン・ダグバ・ゼバ
関わりの深い支給品:コルトパイソン、トリガーメモリ、ガルルセイバー、アビスのデッキ、神崎結衣のてるてる坊主、キバットバットⅡ世、レンゲルバックル、キバットバットⅢ世
変身回数:アビス(2)、レンゲル(2)

人を護るためのライダー」で初登場。靴紐の解けている城戸真司に銃を向けながら接触。殺伐とした世界でそれでも真っ当に生きて来た彼を労う。たださすがの天才も初見ではラウズカードのことを理解できず、カードを使って戦うライダーである真司への当てつけと誤解した。その後ヒビキが登場、小沢は警戒するが真司がそれを窘め、ヒビキから津上翔一と出会ったということを聞かされ、彼と合流すべく西側へ向かった。
 翔一を捜索する途中、真司に支給されていたアビスのデッキを詳しく知るため、そして戦力として譲り受ける。彼からアドベントカードについて説明を受けながら、真司の人の好さが仇とならないか心配していたところ、彼からラウズカードがただのトランプではないのではないかと零され、そう考えた理由を尋ねた結果ミラーワールド誕生に神崎結衣の関与を知る。小沢はカードに封じられた怪物より、もしかすると人間の方が恐ろしいかもしれない――それこそ互いの知人が殺し合いに乗っている可能性もあると警戒を促す。
 そこで急な寒気を感じた二人の前にアイスエイジドーパントが襲来。真司が変身した龍騎は強力な冷気で地の利も取られ苦戦するも、小沢がアビスへ変身――はせずに契約モンスターでサポートし、追い払うことに成功する。ラウズカード入りの真司のデイパックは襲撃者に渡ってしまったが、代わりに敵のデイパックを一つ手に入れた。
だがそこに入っていたのは一つのてるてる坊主。こんな物支給して何がしたいのかと呆れる小沢だったが、それを見た真司は自分自身がライダーバトルの原因だったことに気づき、悲嘆に暮れてしまう。その様子を見かねた小沢は、後悔することはいつでもできる、大切なのは今何をするかだと励まし、真司を復活させる。

 その後、戦いの気配に気づいた二人は現場に急行するが、駆けつけた場所で見たのは照井竜の無惨な骸と、それを執拗に破壊する狂気のライダー・レンゲル。これ以上の暴虐を許すまいと、遂にアビスに初変身、龍騎と共に邪悪に挑む。
 しかし多様なラウズカードの戦術と、何より変身者であるゴオマの狂気は初戦闘である小沢には荷の勝ち過ぎる相手であった。龍騎との連携でも苦戦し、変身解除にまで追い詰められてしまう。だがほとんど同時にレンゲルも制限時間を迎え、現れた素顔に敵が未確認生命体だと気付いたが、龍騎が拘束する前に生身のゴオマはスミロドンドーパントへ変身し、戦闘は続行。直後駆け付けた翔一の加勢もあってスミロドンメモリは何とかブレイクされたが、全ての戦力を失っても狂気に冒された未確認は止まらず、変身の解けた二人の仮面ライダー――一般市民を護るために、警察官である小沢は神経断裂弾の装填されたコルトパイソンでゴオマを狙う。
 一発目を撃ち込んだ時点でゴオマは満身創痍、明らかに致命傷だったが、なおも人を殺そうと向かって来る。だが射撃の腕に優れていたわけではない小沢でも、四発の神経断裂弾は虫の息の敵を仕留めるには十分だった。人間の姿をした敵を撃つことに良心の呵責を覚え、精神をすり減らしながらも、これ以上の犠牲を生まぬために小沢はゴオマを射殺した。

 何人もの参加者を惨殺した末、憎しみを剥き出しに醜い死を遂げたゴオマとの戦いは小沢達三人の心に暗い影を落とした。それでも立ち止まってはいられないと気丈に小沢は振る舞うが、事態は急変、その心に抱えた闇をレンゲルバックルに宿るスパイダーアンデッドによって利用され、肉体を持たない彼の傀儡とされてしまう。レンゲルに変身し翔一と真司に襲い掛かるが、スパイダーアンデッドに完全に支配されてしまう前に小沢は最期の抵抗を見せ、二人にトドメを刺さずその場を離脱する。
 だが放送を越えた頃には小沢の自由意思は全て奪われ、肉体は完全にスパイダーアンデッドに支配されていた。放送前にレンゲルが取り逃がした一条と京介を発見し、リモートした四体の上級アンデッドを従え彼らを強襲する。圧倒的な戦力差に二人は成す術もなく、このままでは小沢が取り返しのつかない罪を重ねてしまうというまさにその瞬間、一人の仮面ライダーが現れた。彼女の世界でも英雄として知られる未確認生命体第四号、超古代の戦士クウガが。
 驚異的な戦闘力を発揮するクウガによってアンデッドは蹴散らされ、レンゲル自身も必殺技で相討ちとなり、変身が解除される。クウガの強さを恐れたレンゲルバックルはその場を一度離脱し、結果として小沢は邪悪な支配から解放された。
 しかし彼女が気絶している間にレンゲルバックルを回収した牙王が一条達を襲撃、応戦したユウスケも敗れ去り、絶体絶命の窮地に。何とか目を覚ました小沢は牙王と対峙、言葉のみで同行者を一時は護り抜くことに成功する。一条達と情報交換も行い、ユウスケに自身を救ってくれた礼を述べた小沢は、彼らに迷惑を掛けた分報いようと密かに決意する。この際キバットとは気が合ったらしく、彼の父もまた翔一と共にいたことをキバットに伝えた。
 だが全員牙王に命を握られた状態で、強敵を求める牙王に付き合わされ、危険人物がいると思われる場所を目指すことになる。

 紆余曲折あって未確認生命体第零号、ン・ダグバ・ゼバと邂逅を果たした牙王が戦闘を開始。この隙に離脱するようユウスケに言われるも、小沢は今なら第零号も凄まじき戦士にならなくても協力すれば対処できる程度の相手だと彼を説得し、全員で二人の危険人物を取り押さえることに。ユウスケと京介の頑張りで取り戻したアビスのデッキで変身した小沢は因縁深い牙王の変身したレンゲル配下のアンデッドを吹き飛ばし、またアクセルとキバの必殺技を援護するなど着実に味方に貢献したが、隙を衝いてレンゲルを撃破したダグバが彼から奪ったカードでブレイドキングフォームに変身したことで惨劇の幕が開く。
クウガを鎧袖一触したキングフォームの危険性を感じ取り、京介に避難を促すもユウスケを気にした彼は逃げるのが遅れてしまう。牙王が変身したガオウがブレイドに対峙した隙に逃げようとしたところで次の攻撃は避けられず、防がねばならないと直観し、ファイナルベントを発動。ガオウを一瞬で消滅させたロイヤルストレートフラッシュに特攻し威力を削ってくれたアビソドンに心中で感謝するも、なお脅威として残った光に対し民間人の少年の盾に我が身を捧げ、瀕死の重傷を負ってしまう。自分を置いて逃げるように言っても京介の変身したキバは聞く耳を持たなかったが、クウガを凄まじき戦士に変貌させるためとブレイドによりキバごと串刺しにされ死亡、遺体も暴走したクウガによって焼き尽くされてしまう悲惨な最期を迎えた。



 首輪解除要員かと思われたらその方面ではフィリップが目立ち過ぎていたせいか特にフラグは用意できなかったが、その分小沢澄子ならではの男らしさで真司やユウスケを支え、導いてみせた。一時は洗脳マーダーになったりものの幸い大した被害を齎さずに済み、退場話の一話前までは唯一マーダーを倒した対主催だったなどかなり活躍していたが、それに反して最期は惨たらしい物となり、彼女と牙王の死でレンゲルへの変身が死亡フラグの仲間入りを果たしてしまった。
 しかし振り返ればアイスエイジドーパントに変身して襲撃して来たのもレンゲルバックルによって支配されていた桐生豪であり、以降もゴオマや牙王など変身者を変えながらレンゲル、しいてはそれを(牙王は無理だったが)操るスパイダーアンデッドと何度となく戦い、最終的にレンゲルが集めたラウズカードで力を得たブレイドによって殺されたため、少なくとも彼女にとっては確かに因縁のある相手だったと言えるだろう。

彼女の死を知らない真司と翔一は彼女を取り戻すまで危険な西エリアから離れないと言っており、間もなく次の放送で真実を知るとはいえ大きなタイムロスが心配されている。


称号【蜘蛛の糸がほどけなくて】



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最終更新:2020年02月14日 01:43