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Try-Action Delta form ◆7pf62HiyTE




 『過去』と『現在』、そして『未来』が1つに重なる瞬間、
 彼は何を思うのだろうか――
 考えなければならない、戦う理由を――
 そして彼は何をするべきなのか――





「じゃあ行こうよ」
「ちょ……ちょっと待ってくれ」



 そう言って息切れしている三原修二と共にB-1にあるサーキット場から出ようとするリュウタロスであったが、
 三原は先程リュウタロスによって強いられた特訓で疲労状態に陥っている為まともに動ける状態ではない。
 故に何とか断ろうとしたが、



「さっき『やってみるさ』って言ってたけど、それウソだったの?」
「本当に身体が痛……」



 先程、戦いを拒む際に『足が痛い』と口にしたのと違い今度は本当に特訓による筋肉痛になっている事を伝えようとした。
 しかしこのまま口にした所で先程と同じ事の繰り返しになると考え何とか踏みとどまった。
 だが、動ける状態では無い事は事実。
 幾ら(本音は戦いたくはないが)戦うと言った所でこんな状態では戦いにすらならないだろう。故に何とか身体を休めたいと考え、



「……そうだ、お前良太郎って知り合いがいたよな。もっと詳しい事聞かせてくれないか?」



 先程からリュウタロスは『良太郎に会いたい』と口にしていた。その事について詳しく聞く事で休む為の時間を稼ぐ事にした。
 戦うにせよ戦わないにせよ何もわからない状態では動き様がない。何か情報が得られればむしろ好都合だろう。



「んーいいけど」
「もしかしたら他にも仲間とかがいるかも知れないだろ、名簿見せてくれないか?」
「お前持ってないの?」
「俺のバックはアイツが……」



 三原のデイパックは中身毎数時間前に戦った桐生豪が持ち去っていった。故に三原の手元にあるのはデルタギア一式だけである。
 ともかく、リュウタロスも三原の話を了承し名簿を2人で見ながらリュウタロスの関係者についての話を聞いた。

 名簿にあったリュウタロスの関係者は3人、野上良太郎、モモタロス、牙王の3人だ。
 が、ここからの話が三原にとっては信じがたい話だった。
 リュウタロスの世界ではイマジンという未来の人類が自分達の都合の良い様に過去や現代を改変しようとしており、
 その時の運行を守る為時の列車デンライナーと電王がイマジンと戦っているという話だ。
 その電王に変身するのが良太郎でリュウタロスとモモタロス、そして名簿には載っていないがウラタロスとキンタロスの4人のイマジンが彼に力を貸しているという話だ。
 なお、牙王は“神の路線”を狙った際に戦い良太郎達が倒し『た』という話である。

 前述の通り三原にとってはあまりにも信じがたい話だ。だが、先程自分に憑依され身体を乗っ取られた事実を踏まえればそれは事実としか言いようがないだろう。



「とりあえず良太郎とモモタロスが仲間か……」
「でもモモは1人でも大丈夫だと思うけどね」
「……そういえばネガタロスっていうのは? お前達の仲間じゃないのか?」
「? そんなヤツ知らないけど?」



 名簿にはネガタロスというモモタロスやリュウタロスに名前が似た者がいた。しかしリュウタロスが知らない以上詳しい事はわからない。
 ネガという名前だから悪い奴……という事も一瞬だけ考えたが流石に名前だけでそこまで判断するのは早計だろう。



「(そういえば……モモにウラにキン……桃太郎に浦島太郎に金太郎か……じゃあコイツは……?)」



 リュウタロスの名前について少し疑問に思ったもののあまり考えても仕方ないと思い話を進める事にした。



「ねぇねぇ、僕ばっかり話しているけどお前には仲間とかいないの?」



 そうリュウタロスが聞き返してきて三原は改めて名簿を確認する。
 三原の視点から見て知っている人物は4人だけ。
 まず、同じ流星塾出身の園田真理と草加雅人、
 真理が信頼しているらしい乾巧、
 そしてスマートブレイン社長の村上峡児、
 自分の世界の出身の人間が他にもいるかも知れないが三原が把握しているのはこの4人だけだ。

 三原自身が流星塾との関わり合いを断ちたがっていた為、詳しい状況を把握し切れていないが自身の置かれている状況は以下の通りだ。
 自分達の育ての親である先代社長が3つのライダーズギアを流星塾出身の仲間達に送ったらしい。だがそれを現社長にして進化した人類とも言うべきオルフェノクの村上が狙っており、配下のオルフェノクを差し向けている。
 ファイズとカイザのベルトは紆余曲折を経てそれぞれ巧と草加が所有しデルタは流星塾生の間を転々と……という話だ。
 そして巧と草加はそれぞれの意志を持ち人々の命を脅かすオルフェノク、そしてスマートブレインと戦っているというわけだ。

 そういう観点でいうならば巧と草加は頼れる味方で、真理もまた仲間といえる。そして村上は敵という事になる。

 ――だが、今回に限ってはそうとは言い切れないのが現状だ。
 勿論、真理と彼女が信頼する巧に関しては信頼出来るだろう。真理は恐らくこの状況なら大ショッカー打倒を考えるだろうし詳しくは知らないが彼女の信頼する巧も概ね信用出来るだろう。
 だが草加に関しては一抹の不安を感じる。いや、少なくても三原から見れば圧倒的に頼れる味方だ。
 しかし草加は敵と判断した相手に対してはどこまでも敵だと判断しているのが見てとれる。かつての仲間であった澤田に対しても容赦なく敵だと断じている。
 少なくても草加から見た場合、オルフェノクは絶対的な敵と考えて良い。

 もし、草加がリュウタロスを見た場合、オルフェノクの様な異形の怪物と断じて倒そうとする可能性が高い。
 いやそれ以前に、今回の殺し合いのルール上他の世界の連中を皆殺しにするだけで少なくても自分の世界は守れる。
 草加の場合、自分の世界や自分達仲間達を守る為、リュウタロス達他の世界の連中を皆殺しにする可能性は否定出来ない。
 だが、三原個人としては他の世界の連中全員を敵と断じて戦いたくはない。
 聞く限り良太郎は真理や巧同様頼れる味方だろうし、話してみて感じた事だがリュウタロスが倒される事に関しては良い気はしない。
 良くも悪くもリュウタロスは『子供』なのだ、見た目はどうあれ『悪人』とは思えないし実際良太郎と共に世界を守ってきている。

 故に同郷の出身の仲間といえ草加を頼れる味方と話すわけにはいかないのだ。

 ちなみにルール上は村上も味方だが彼を味方だとは全く思っていない。
 状況から考え村上と自分が出会ったらベルトを奪われ殺されるのがオチだろう。そんな奴を信用する気はない。
 無論、未知のオルフェノクに関してもほぼ同様の理由で警戒すべきだ。未知の人間に至ってはそもそも無力な人間に頼るのが間違いだ。



「味方は真理と巧さんだけだな……草加と村上は自分の世界を守る為だったら他の世界の奴等を皆殺しにするかもしれない」



 何にせよリュウタロスには詳しい事情は話さず、以上の事を伝えるに留める。勿論草加に関しては信じたいが否定しきれない以上はある意味仕方がない。



「友達少ないんだね」
「別にいいだろ……そういえば、お前その銃以外に何か無かったのか?」



 と、リュウボルバー以外に支給されたものは無いのか問う。
 真面目な話、デルタギアの様な変身ツールがあれば都合が良い。自分が変身して戦わなくて済むならそれにこした事は無いからだ。
 だがそれは望み薄だろう。あるならば先程の戦闘でわざわざ自分に憑依してデルタに変身する必要などないのだから。



「えーっとコレと……」



 そんな三原の思惑を余所にリュウタロスはデイパックから『あるもの』を取り出した。そしてそれを見て三原は驚愕した。



「ちょっと待て! これは……」
「え? このデカイの何か知ってるの?」
「いや、俺も詳しい事は知らないけど……これ俺の世界のものだ」



 それは三原の世界に存在するスマートブレインが作り出したあるツール。
 そう、その世界に存在する仮面ライダーに最強の力を与えるツールだ。
 その名はファイズブラスター、ファイズをブラスターフォームに変身させ同時ファイズの武器となるものだ。
 勿論、三原自身そこまで把握しているわけではない。だが、スマートブレインのロゴと色合いから見てファイズに力を与えるツールである事は把握している。



「早速使って見てよ」



 しかし事情を知らないリュウタロスは目を輝かせて三原にせびる。



「無茶言うなよ、これはデルタの武器じゃないから使いようがない。ファイズじゃないと使えないんだ」
「じゃあ、ファイズだったら使えるんだ。アレみたいなものか」



 リュウタロスが言う『アレ』とは電王をライナーフォームへと変身させるデンカメンソードだ。だが、三原はそれを軽く聞き流す。



「多分……だけどどっちにしても俺やお前じゃ使えない。巧さんか草加じゃないと……」



 そう、仮にこの場にファイズのベルトがあっても適合しない者では変身する事すら出来ない。少なくとも三原に使う事は不可能と考えて良い。
 だが、ここまで考えて今更ながらにある疑問が浮かんだ。



「(ちょっと待て……そういえばどうして巧さんや草加が使えるんだ?)」



 そう、先代社長が流星塾の皆に送った3つのライダーズギアは基本的に普通の人間が扱う事は出来ない。
 真理に送られた筈のファイズギアは真理には扱えず結局巧が使用している。
 カイザギアに関しては流星塾の仲間が何人か使ったが草加以外は変身後灰となって死亡した。
 デルタギアについては一応使用は出来たがその力に溺れ醜い争いを繰り広げた事を聞いている。一応、今さっき自分が使った限りそういう影響は見られなかったが今後も大丈夫かは不明瞭だ。
 しかし、何れのベルトであってもオルフェノクは普通に扱えるらしい。

 これだけ見れば大きな謎である。しかし三原には心当たりが1つあった。



「(澤田は異常なまでに俺達流星塾の仲間を消したがっていた……それと何か関係があるのか?)」



 かつての流星塾の仲間でオルフェノクとなった澤田は何故か自分達を消したがっており、実際に何人もの仲間が彼に殺された。
 もしや流星塾の仲間達の間で自分の知りらない何かがあったとでもいうのか?
 澤田がオルフェノクになった事と関係があるのか?
 草加がベルトを扱える事と関係があるのか?
 自分達にベルトが送られた事と関係があるのか?

 草加だったら何か知っているかも知れないが前述の通り下手に接触も出来ない。
 更に言えば真相がわかった所で状況が好転するわけでもない。
 故にこの疑問はひとまず留めておく。

 だが、巧が変身出来る理由に関しては保留には仕切れない。
 巧は流星塾とは何の関わりも無く、たまたま真理を助けたからファイズになったに過ぎない。
 では何故巧がベルトの力をあつかえるのか?



「(まさか……巧さんはオルフェノクなのか……?)」



 それは巧が自分達の敵とも言うべきオルフェノクだったという仮説だ。確かにそれなら変身出来る理由に説明が付く。
 それ自体が驚愕だが同時に大きな疑問が生じる。
 何しろ巧は真理達人間を守る為に彼にとっての同胞とも言うべきオルフェノクを次々倒しているからだ。
 何故彼はそこまで出来るのだろうか?
 彼が真理達を騙している? 確かにそれも考えないではないが、自分よりもずっと付き合いの長い真理が信頼している限りその可能性は低いだろう。



「ねぇねぇ、さっきから黙りこんでどうしたの?」



 と、リュウタロスが思考の渦に引きずり込まれそうになった三原に声をかける。



「あ、いや……何でもない……」



 と、リュウタロスの顔を見てその疑問の答えらしきものがわかった様な気がした。
 そう、リュウタロスはイマジンでありながら人間である良太郎に力を貸し悪いイマジンと戦っていった。
 もしかすると巧もリュウタロスと同じなのかも知れない。
 巧はオルフェノクでありながら人間である真理達を守る為、オルフェノクと戦っている。
 詳しい事情はわからないがそういう事なのだろう。
 全てのオルフェノクが巧の様に人間と敵対しないとまでは言う気は無いが全部が全部敵とは限らないのかもしれない。
 今はそれ以上の事を考えても仕方がないだろう。



「ともかく、コイツは何とかして巧さんに届ける」



 真相はどうあれファイズブラスターはファイズに変身する巧以外には使えない事に変わりはない。
 故にファイズブラスターは巧に届ける以外の選択肢はない。可能性は低いが巧が危険人物ならばファイズブラスターを壊せば済む話だ。
 三原としても巧との合流は望む所である。問題は何処にいるのかがわからないことだが。
 話が纏まり、ファイズブラスターは再びデイパックに仕舞われる。



「後はコレ」



 それは何かのグリップの様なものだった。



「デルタフォンみたいだな……」



 そこには『ZECT』と書かれていた事から、ゼクトなる組織か会社が作った武器……あるいは変身用のツールである事はわかる。
 それに『何か』を取り付ける、もしくはそれを『何か』に取り付ける事で変身出来る可能性が高い。
 だがその『何か』が無い以上、現状では無用の長物でしかない。
 使えない以上アテには出来ない為、それもデイパックに仕舞われた。










 そして暫くしてサーキット場から2人が出てきた。当面の目的地は南方向にある市街地だ。
 市街地まで行けば巧や良太郎といった仲間の情報が掴めるだろうし上手く行けば合流出来るかもしれない。



「そういえば良太郎には会いたいって言っていたけど、モモタロスの方には会いたくないのか?」
「モモだったら1人でも大丈夫だって、バカだけど強いし。でも、僕の方が強いけどね」



 そう口にするリュウタロスではあったが三原はそれについては懐疑的だ。
 参加させられている者は恐らくそれぞれの世界の仮面ライダーとそれと敵対するオルフェノクやイマジン、アンデッド等といった怪物、そしてその関係者だ。
 それから察するに仮面ライダーに匹敵する参加者も数多いという事になるのは言うまでもない。仮にモモタロスが強くても無事である保証は全く無い。
 しかも外見だけでいえばオルフェノクとは違うものの怪物と判断される可能性が高い。それは桐生がリュウタロスを見てアンデッドと呼んだ事からも明らかだ。
 そうなればモモタロスは仮面ライダーからも人間からも怪物だと認定され一方的に倒される側になるだろう。

 また、無事であるかの問題に関しては他の参加者についても同様だ。
 仮面ライダーやそれに匹敵する怪物が数多い以上、巧や草加、それに良太郎が無事である確証は何処にもない。
 先の戦いでも一歩間違えれば仮面ライダーである筈の桐生がリュウタロスに倒される可能性があった為有り得ないとは言えない。
 更に言えば真理に至っては変身する事の出来ない一般人、生き残れる道理は皆無だ。



「(無理だよな……どう考えても……)」



 巧達でさえこの有様だ、『今の段階では』しがない一般人でしかない三原が戦い抜ける道理は全く無いだろう。

 『今の段階では』? そう、三原の脳裏にはある種の仮説が浮かんでいた。。
 それは先程リュウタロスから牙王の事について聞いた時に感じた疑問が発端だった。
 牙王は良太郎達が力を合わせて倒したと語られていた。つまり既に死亡している筈である。
 リュウタロスは別に疑問に感じていなかったみたいだがこれは明らかに奇妙な話だ。
 何しろ死んだ人間がこの世に蘇っているからだ。
 だが、三原の知る限りそういう人物はもう1人いる。
 そう、真理がそれに該当しているのだ。真理も三原の知る限り、澤田に襲われ死亡している筈である。
 この場に来た当初は動揺していた事に加え早々に桐生に襲われた為その事を思い返す余裕も無かった。
 だが、冷静に思い出せば真理は確かに死亡した筈なのだ、何故死亡した真理がこの場にいるのか?
 勿論、大ショッカーの技術力と結論付ける事で思考停止する事は簡単だ。
 しかし三原はリュウタロスから聞いた話からある仮説を導き出した。
 リュウタロス達の世界では過去や未来を行き来する事が出来るデンライナーが存在していた。過去や未来に干渉する技術が存在すると考えて良い。
 つまり、死亡した者に関しては死亡する前から連れて来れば説明がつくという事だ。
 勿論、あまりにも都合が良い仮説だ。だが十分に可能性はあるだろう。

 その仮説を推し進める事で、デルタギアを持った事がない自分の手元に何故かデルタギアがあった事にも一応の理由付けが出来る。
 最初は理不尽さしか感じなかったが、もしかすると以下の可能性が考えられる。
 恐らく少し未来の自分は何かしらの理由でデルタギアを手にしデルタに変身してオルフェノクと戦っていたのだろう。
 その時の自分が何故戦う気になったのかは知らないし知りたくもない。
 だが、それが確かならば自分の手元にデルタギアがある事に説明が付く。何故ならデルタギアは自分のベルトという事になるのだからだ。



「(だったら、少し未来の俺を巻き込めばいいだろ……何で今の俺なんだよ……)」



 自分でも理不尽な事を内心で呟きながらも自分が逃げられない状況に追い込まれている事だけは理解出来た。
 仮説が正しいという確証は無いが自分が巻き込まれた理由に関してはこれで説明出来るのだから。
 少なくても全くの無関係という事は無いのだろう。



「俺も戦わなければならないのかも知れない……」



 それは今まで逃げ続けた者にとっては非常に弱々しい決意、
 だが、今まで戦おうとしなかった者にとってはとても大きく、同時に小さな一歩であった。



 不安を感じさせないリュウタロスを余所に三原の不安は尽きない。
 2時間と少し後の放送で自分達の知り合いの名前が呼ばれればどうなるかわからないのだ。
 モモタロスや良太郎の名前が呼ばれればリュウタロスはどうするのだろうか?
 蘇らせる為に殺し合いに乗る可能性だって否定出来ない。
 同じ事は自分達にも言える、自分が死んだ所で大きな影響は無いだろうが真理が死ねば草加や巧がどう動くかは予想出来ない。
 もしかしたら優勝狙いに切り替えるかもしれない。



「大丈夫……だよな……?」
「修二、何か言った?」
「いや、何でもない」
「別にいいけど、それより早く行かないと置いてくよ」
「待ってくれリュウタ、まだ筋肉痛が……」
「答えは聞いてない」






 ――その2人を上空から見つめる者がいた。

 それは青のドラゴンフライを模した機械、
 『彼』の名はドレイクゼクター、トンボ型昆虫コアだ。
 『彼』は資格を有する者がドレイクグリップをかざした時、その者の元に現れ仮面ライダードレイクに変身する力を与えてくれる。
 だが、本来の資格者はこの地にはいない。
 故に『彼』は今の所、ドレイクグリップを持つ者リュウタロスを上空から見つめるだけだ。
 『彼』がリュウタロス、あるいは三原を認めるかはわからない。
 『彼』は只、自由に空を舞いながら2人を見つめていた。

 それはさながら大空を自由に飛び回るトンボの様に――





 三者の旅は始まった。
 彼等の立ち位置はさながら三角形、TriangleあるいはDeltaの様であった。
 彼等の想いは未だ重ならない。だが仮に彼等の声が重なったならばその強さは――
 無論、そうそう都合良い話は無い。しかし挑まなければそれすら分からない。
 歩き出さなければ何も始まらないのだ。

 進むだけである、答えを聞かない間にも――





【1日目 午後】
【C-1】
【三原修二@仮面ライダー555】
【時間軸】初めてデルタに変身する以前
【状態】疲労(大)、筋肉痛
【装備】デルタドライバー、デルタフォン、デルタムーバー@仮面ライダー555
【道具】なし
1:リュウタロスと共に市街地に向かう。
2:巧、真理、良太郎、モモタロスと合流したい。草加、村上、牙王を警戒。
3:戦いたくないが、とにかくやれるだけのことはやる
4:オルフェノク等の中にも信用出来る者はいるのか?
【備考】
※リュウタロスに憑依されていても変身カウントは三原自身のものです。
※同一世界の仲間達であっても異なる時間軸から連れて来られている可能性に気付きました。同時に後の時間軸において自分がデルタギアを使っている可能性に気付きました。
※巧がオルフェノクの可能性に気付いたもののある程度信用しています。

【リュウタロス@仮面ライダー電王】
【時間軸】本編終了後
【状態】胸にダメージ(小)
【装備】リュウボルバー@仮面ライダー電王
【道具】支給品一式、ファイズブラスター@仮面ライダー555、ドレイクグリップ@仮面ライダーカブト
1:三原と共に市街地へ向かう。
2:良太郎に会いたい
3:大ショッカーは倒す。
【備考】
※人間への憑依は可能ですが対象に拒否されると強制的に追い出されます。
※ドレイクゼクターがリュウタロスを認めているかは現状不明です。


039:究極の幕開け 投下順 041:悪の組織は永遠に
039:究極の幕開け 時系列順 041:悪の組織は永遠に
035:仮面ライダーになりたくない男 三原修二 053:強魔(前編)
035:仮面ライダーになりたくない男 リュウタロス 053:強魔(前編)