さ行の本編用語集





【最強フォーム】


 平成ライダーシリーズには、主に後半から終盤で主役ライダーに強化形態が登場する。その中でも最終・最強の姿を俗に最強フォームと呼び、その活躍は毎年見どころの一つとなっている。

 ところがライダーメインにも関わらず、パロロワ企画と言う性質上これまでのライダーロワシリーズでは龍騎サバイブとハイパーカブトしか登場したことがなかった。

 だが本ロワでは第一回放送前の時点で小野寺ユウスケがライダーロワシリーズ未登場だった原典クウガの最強フォーム、アルティメットフォームへと変身を遂げた。
 また第一回放送後、天の道を継いだ擬態天道総司がハイパーカブトへと変身した勢いに乗るかのように、次の話で毎度剣崎が早期退場することで登場が絶望視されていた仮面ライダーブレイドの最強フォームであるキングフォームが降臨し、さらには前述のアルティメットフォームと最強フォーム同士の激闘を繰り広げた(【アルティメットフォームvsキングフォーム】参照)。

 さらに、中には最強フォームのさらに上の姿が設定されているライダーがおり、その中の一人であるクウガはライジングアルティメットフォームもまた既に登場している(【支給品:五代雄介】)。

 また議論スレで装甲響鬼の変身条件について書き手間で真剣に意見が交わされるなど、その登場を期待させるやり取りが行われている。津上翔一も(日光が必要かもしれないが)その気になればいつでも最強フォームのシャイニングフォームになることができる。上記の最強フォーム対決をきっかけに、今後も戦いが激化して行く可能性を感じさせてくれる。

 そして最強フォームへの変身に必要なアイテムも出揃い、ひょっとすると全最強フォーム揃い踏みが見られるのではないか……と思うところだが、さすがにロワはそんなに甘くはなく、モモタロスが既に退場しているため電王は最強フォームのクライマックスフォームも、シリーズ最終フォームの超クライマックスフォームも登場することはないだろう(超クライマックスに至っては非参加者であるジークイマジンの力が必要だし……)

 だがTVシリーズ最終フォームであるライナーフォーム自体はモモタロス他タロスズの力を必要とせず変身できる(はずな)ので、ディケイドのコンプリートフォームで召喚される最強フォーム+ダブルの最強フォームの全てが降臨する可能性はまだ十分にある。
 ロマン溢れる揃い踏みなるか、ロワである以上難しい話ではあるが、期待して見守ろう。


【死亡フラグ】


一般的には「死亡への伏線」、「死亡しやすくなるような言動・行動」のこと。
ロワにおいては、拡声器を全体の死亡フラグとしながらも、ロワによって決められた死亡フラグがネタになることもある。

今ロワにおける死亡フラグは
  • 剣崎のジンクス
  • 葦原涼に関わる女性(涼自体も死亡フラグな気も)
  • 園咲冴子に関わる男性
  • ジョーカー(始、純一、翔太郎)と関わる参加者
  • 脱ぐ参加者(ザンキ、井坂、霧彦など序盤で死んでる)
  • 装甲声刃やトライチェイサーなどの拡声器機能
  • カイザギア(特に1st,NEXTでカイザギアが死因の天道。案の定ここでも彼の死因となった)
  • シザースのデッキ
  • ゾルダのデッキ(渡以外が手に入れた場合、入手した二話後には全員死亡している)
  • レンゲルバックル(104話時点までに4人が変身に使用したが、全員死亡済み)
  • 555、カブト、Wの世界(世界対抗にも関わらず参加者数が多いためと思われる)
  • ニーサンと二人で行動する
  • ディケイドと関わった主人公(剣崎五代、ヒビキ、乾巧、良太郎)

などがある。それとやはり、ン・ダグバ・ゼバも存在自体が強烈な(もちろん他者への)歩く死亡フラグと化している。
現状では何とも言えないが、ヒビキが他の参加者にE-4への召集を呼びかけているのも何か波乱の幕開けという気がしてならない。
また、ズ・ゴオマ・グや桐矢京介などは序盤から辛すぎる重傷を折っていたり、天然マーダーと行動したりと死ぬ可能性が高まっている。
か行の参加者が死ぬことが多いかのように見えるが、おそらくか行の参加者が多いためだと思われる。



【支給品:五代雄介】


 地の石の力によって操り人形と化した五代雄介のこと。
 地の石はディケイド劇場版で登場したアイテムで、小野寺ユウスケをライジングアルティメットへと進化させ持ち主の操り人形する力を持っていた。
 ライジングアルティメットという名前からもわかる通り、設定上では原作クウガの最強フォームであるアルティメットフォーム(凄まじき戦士)よりも強い……のだが、少なくともディケイド本編中ではまるで活躍しなかったため、そこまで強い印象は無かった。
 しかし、金居は偶然五代がクウガだという事を知り、支給された地の石で五代を支配しライアルへと変化させた。
 そのスペックは凄まじく、2分30秒という他の強化形態よりも厳しい制限にも拘わらず、一部武器が無いとはいえカイザを一蹴、(他にも要因があったとはいえ)有望ステルスマーダーであった草加退場の切欠となった。
 その後も、最も安定した対主催と言われていた天道&巧の二大主人公との戦闘でも一方的な展開を見せ、天道にまたしてもカイザギアを使わせ退場させるというお約束展開に繋げてくれた。
 ディケイド本編での微妙な扱いからは考えられない凶悪さである。これは変身者が小野寺ではなく、アルティメットの域に到達しなおかつ経験豊富な五代だからなのだろうか?

 とはいえこれだけならば只の強力な洗脳マーダー程度の話でしかない。

 問題は今の五代は金居に従っているのではなく、地の石の持ち主に従っている事実だ。
 要するに地の石さえ手に入れれば誰でもライアルの力を手に入れられるという事になる。
 なんと、地の石を奪うor支配の秘密を解き明かし支配権を手に入れる、いずれかの方法でライアルを我が物にしようと考えている参加者が続出したのだ。
 つまり、彼らにとっては五代はクウガの世界の仮面ライダーではなく、便利で強力な武器という認識しかないのである。
 ちなみに現時点でそれを少しでも考えた参加者は、蓮、始、渡、志村……恐らく同様の情報が伝わったら同じ事を考える奴はまだまだ出て来るだろう。この扱いが雑談スレ他で支給品:五代雄介とネタにされてしまったわけである。

 五代、流石にこれは怒っても良い。

 しかし、仮に原作通り小野寺がライアル化した場合はここまで言われるとはとても思えない。
 設定通り強いライアルとして評価されている事を考えるならばむしろ誇って良い事なのだ……ろうか?

 どうでも良いことだが、一方の小野寺はディケイド本編での不遇(仮面ライダークウキなどという不名誉なあだ名まである)が嘘のように活躍しており、この対比についても言及されることがある。




【説教BGM】


元々は門矢士が世界を渡るたび、悪に対してその世界で学んだ格言を投げかけ啖呵を切る際に流れているBGM(実際の曲名は『パラレルワールド』)のこと。
またそれをその世界の代表である仮面ライダーが聞くことでそのライダーの力を取り戻す流れまでを指す。
転じて、当企画においても特定の仮面ライダーの力を取り戻す際には説教タイムが設けられており、読者の脳にはこのBGMが自動再生されることも少なくない。
そこで、本項目では平成ライダーロワにおける力を取り戻す際の説教を抜粋し、紹介しようと思う。


「その男は仲間の為、世界の為、護るべきものを護る為に……己一人でも闘い続ける。 たとえ、どんな困難な道でも、そいつは決して諦めない。 命ある限り闘う……それが仮面ライダーだ!!」
「夢という希望は、誰かに受け継がれ、より大きな希望になる。だから、夢を抱くことは、決して無駄なんかじゃない!……知ってるか?夢ってのはな、時々すっごく熱くなって、時々すっごく切なくなるもの、なんだぜ」
「こいつが仲間を頼らなかったのは、頼りっきりなままじゃなく、自分の力で出来ることを成し遂げたいとそう考えたからだ。自分より強い奴を前にしてそれが出来るこいつは、強い。……少なくとも、自分の邪魔者は全部消してしまえばいい、なんて考えるお前なんかより、ずっとな」
「世界の誰もが自分を否定しようとも、仮面の下に表情を隠そうとも、互いを理解し、背中を預け合って共に戦える仲間がいる。それさえあれば、そこは誰にも否定できない、そいつの居場所だ。
 自分が何者でも関係ない。こいつにしかない居場所、こいつだから得られた仲間。人間だのワームだの、主語を大きくしてそれぞれ違うものを一括りにして考えるお前に、それを否定する資格はない!」

「こいつは、他人の優しさを知り、変わった。ボロボロになってでも、誰かを守るため戦おうとした。 ……お前がこいつを人間の本質を体現した存在だというのなら、それも紛れもなく、人の本質だ。 それを無視して誰かを傷つける事しか考えないお前に、人を語る資格はない!」
「変わるさ、俺達は一人一人じゃとても弱い。強い敵にだけじゃなく、自分自身にだって負けてしまうことが、あるくらいには」
「だがそれでも……支え合える仲間がいれば、俺達はどこまでも強くなれる。どんな枷だって振り払って、なりたい自分になることが出来る!」

これらの他に、響鬼やクウガの力も取り戻しているが、それらには説教はなかったのでこの場では割愛する。
この項目を編集している段階で、士の取り戻していない力はアギトのみ。
果たして士がライダーの力をコンプリートし、最強フォームになれる日は来るのか、また新しい説教を聞けることはあるのか。
それはまだ分からないが、今後に期待しよう。



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最終更新:2020年02月03日 11:41

*1 真司ではなく間宮麗奈の為の言葉だったが、後ろで聞いていた彼が勝手に心動かされた