『僕は友達が少ない』


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涼も上手い事、トップアイドルになって……
私がプロデュースしたかったわね。良く考えたら、『男の娘』アイドルとして……
小鳥さんに影響されて来たのかしら。気をつけないと。
「律子お姉ちゃん!」
あれ? 何で涼が目の前に?
「さっきから呼んでるのに、話聞いてた?」
素直に考え事をしていたと謝り、話を聞き直す。
「はぁ、細かい所は端折るけど僕に友達の作り方を教えて欲しいんだ」
……はい? 割と友達多そうなイメージなんだけど、いないの?
「学校とかにはいないの? ほら涼なら人気ありそうだし」
首を横に振る涼。
「アイドルになってしばらくは忙しかったし、有名になってからは『友達』には……」
ああ、なるほど。あれ?
「でも、アイドルになる前から、」
「告白されて縁切ったけど?」
……ああ、アイドル目指す原因は元友達なわけね。
「同僚は? 876プロは仲良しなイメージ強いけど」
少し間が開いて、暗い声が返ってくる。
「二人共、男だとバレてしばらくしてから『僕たち友達だよね?』って聞いたら、暗い顔して少し間を開けて肯定されたんだ。多分、変態だと思われてるんだよ」
理由違うと思うけど、まぁ指摘するのは野暮よね。
「話は聞かせて貰ったよ」
肩からタオルをかけた真が部屋に入って来た。
「涼、ボク達友達、いやもっと親しくなれるよね」
「真さん……」
「ところでボクは明日オフなんだけど、良かったら」
「はい、遊びに行きましょう」
「友達、だろ? 敬語はなしにしようぜ」
「分かりました。遊びに行こう、真」
「お、おう」
真の顔が心なしか赤いのは気にしちゃ駄目よね。うん、昔の涼の話を聞かれてたとか言う必要ないし。


……ちなみに、後日改めて『友達』の作り方を聞かれた際に、「律子お姉ちゃんと小鳥さんみたいに仲の良い友達が欲しいんだ」と言った涼はミニスカメイド服を着せて放り出したわ。