What training?


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 ティーンエイジのアイドルをたくさん抱えるうちのプロダクションは、事務所の外に
レッスンスタジオを借りている。そこにはうちと契約した、レッスンを専門に受け持って
くれる人たちがいて、アイドルたちの能力や基礎体力、つまり持久力だの瞬発力だの、
腹筋だの背筋だのを鍛えてくれるというわけだ。なにしろ、歌うにしても踊るにしても、
今のアイドルは相当の体力を要求されるのだから、歌唱力とか演技力とか、そういう
ものの他にも、こういった力をつけておくのは、重要というか必要だ。
 おれがプロデュースしているアイドルたちを鍛えてくれるのは、そのうちの一人で、
みんなは彼女をたんに「トレーナーさん」と呼んでいる。
 今のプロダクションに入って少し経ったころ、おれは社長にこう言われたことがある。
「君が担当するアイドルたちと、恋愛関係になってやしないかね」
 さも心配そうに訊くので、おれはなんの冗談ですか、というように笑って答えた。
「年の差だってあるし、こんなの向こうで遠慮しますよ」
「それがそうでもなかったりする。それほど広くないこの業界の中で、一緒にいる
時間の一番長い人間に好意を持つのはきわめて自然なことだしね」
 そういうものだろうか。おれはヘタな冗談を続けるつもりで訊いてみた。
「別なプロダクションのアイドルとかはどうなんです?可能性は低いでしょうけど、
会社には迷惑かからないんじゃないですか?」
「ところが、それで移籍騒ぎになることもあってね。あまり好ましくない」
「つまり社内も社外も恋愛沙汰は禁止というわけですね」おれには別に関係ないですよ、
という口ぶりで言った。
「そこまでは言わないが、うちの会社のマイナスにならないと判断できるようになるまで、
できれば控えてくれるとありがたい」
「とすると、プロダクションとは関係ないところで彼女を作らないといけないことに
なりますね」おれは笑って肩をすくめた。
「まあそういうことだ。もっとも、君の相手がうちのアイドルたちと顔見知りだったり
すると、困ったことになる可能性もあるがね。まあ、気をつけてくれ」
 困ったこと?…どういうことだかさっぱり意味がわからない。要するに、くだくだしく
説明しているようだが、社長の言わんとしているのはこういうことなんじゃないのか。
『ばれないようにやってくれ』
 そういう意味に理解したおれは、だから、今付き合っている彼女のことを誰にも
教えたことはない。彼女とは、さっき説明した、うちのアイドルたちがお世話に
なっているトレーナーさんだ。
 彼女と付き合い出したのはそれほど前じゃない。彼女が仕事以外にも、アイドルたちに
なにかと世話をやいてくれるものだから、お礼にお昼をごちそうしたり、どこかへ遠征に
行った時にはおみやげを買ってきたりとか、まあそんなところから、ぽつりぽつりと
始まって、まだ数ヶ月というところだ。
 おれたちはおたがいに、普段名前を呼んだりしていない。あくまでトレーナーと
プロデューサーの付き合いでしかないように見せかけている。だから、レッスン中は
もちろん、日中どこかでばったり会ったとしても、おれは「トレーナーさん」としか
呼ばないし、彼女も「プロデューサーさん」と呼ぶ。こうやっていれば、誰もおれたちが
付き合っているだなんて思わないだろう。

 付き合い始めのころ、彼女が「私も同じ事務所に通ってたらもっと顔を見られるのに」
と冗談めかして話すので、うちは社内恋愛御法度だよ、と社長の話を面白おかしく
説明した。すると彼女は「じゃあ、私も協力しないといけませんね」と笑いながら
言ってくれた。おたがい気をつけているおかげで、今のところ気づいた人間のいる
様子はない。ただ、同じようにトレーナーをしている彼女の姉妹は、おれたちのことを
それとなく知っているのかも知れないが。
 彼女は、アイドルたちがレッスンをしていると、「ほら、プロデューサーさんも
一緒にやった方が、みんなのやる気もアップしますから」と言って、おれにも
トレーニングを半ば強制する。背広を脱いで、しぶしぶ運動しているおれにやる気を
おこさせようとでも思ったのか、ある時、彼女はトレーニングウェアをプレゼント
してくれた。
 ねまき代わりの安いジャージしか着たことのなかったおれは、彼女の用意してくれた
ものを着てみてびっくりした。軽くて汗がむれなくて、しかもいろんなところが
やすやすと伸び縮みして、まさにジャージではなく、トレーニングウェアという感じだ。
 彼女は「安物ですから」と奥ゆかしそうに笑っていたが、そうでないのは確実だ。
そのお礼に、また今度はこっそりと、時間の遅いディナーをごちそうしたり、その後で
酒を飲みにいったりと、まあそうやって、人目を忍んで付き合いを続けている。
 しかし、そういうことを人に言わずにいたり、知り合いに見つからないようにすると
いうのは、なかなかにストレスのたまるものらしく、酒が入ると、少し眠たげに見える
切れ長の目をさらに細めて、「彼氏がいる、って友達に自慢したいなあ…」
とか言ってくる。そんなところを見ていると、可愛いなあと思ってしまう。
「話しちゃったら?」酒の席ではなかったが、彼女が同じ話をした何度目かの時、
おれはそう答えた。
「え?」彼女はきょとんとした。
「いや、おれたちのことをさ。うちの社長に気がねするのもいいかげん面倒だしね」
おれは本音を言った。はっきり言って社長は心配のしすぎなんだ。現実的に考えて、
プロダクションのプロデューサーが、会社と契約しているトレーナーと付き合って
たって、なんの問題もないはずだ。
 ところが彼女は、おれの顔をじっと見つめたあげくに、
「やっぱり黙ってることにします」と首を振った。
「どうして?」
 彼女はちょっぴりすねたような表情をした。
「みんなが知ったら、がっかりしちゃいますから」
「みんな?…ああ、うちのアイドルたち、ってこと?いや、別に誰もがっかりなんか
しないと思うけど」
「そんなことないです。みんなが『プロデューサーさん』って呼ぶときの顔見たら
わかりますよ」
「そうかなあ。おれのことはみんな、たんなる世話係くらいにしか思ってないよ」
「…鈍感」そう言いながら、彼女は人さし指でおれの左胸をぐっ、と押した。
こころなしか、指先の温度がいつもより高いような気がした。
「やっぱり、私はみんなのマイナスになることはしたくないんです。社長さんが
おっしゃったのも、たぶんそういうことなんだと思いますし」
「まあ、黙ってる方がいい、っていうならそうするけど…」
 なんだか秘密を守る立場が逆になってしまったようだが、結局、今までと変わらず
内緒にすることにした。彼女もちょっと考えすぎだと思うけど、それで本人が
納得するなら構わない。

 もらったトレーニングウェアを着て、みんなと一緒にレッスンするようになっても、
さすがに現役のアイドルたちと同じメニューはしんどいので、簡単なストレッチとか、
そんなのでお茶をにごしていたら、トレーナーさんににらまれてしまった。
 彼女はアイドルたちにいろいろ指示を出しながら、合間を見ておれの方へ
やってくると、「じゃあ、前屈運動してみましょうか」ときた。床に座って足を
伸ばすと、トレーナーさんはおれの肩に両手を当てて、ぐっと押した。ところが
おれの体はなにしろかたいので、彼女が押してきても45度くらいしか曲がらない。
「プロデューサーさん、体がかたいですね」
「それには自信があります」
 彼女の手がゆるむと、おれの体の角度が90度に戻った。
「もう少しがんばってみましょうか」
 もう一度肩に手をかけ、彼女は自分の体重をおれにあずけるようにして、ゆっくりと
のしかかってくる。次第に強くなる脚の痛みとともに、さっきより自分の体が
曲がっていくのを感じたが、彼女の上半身がおれの背中に密着しているせいで、
そんなことどうでもよくなってしまう。
「はい、よくがんばりました」と言って彼女が離れたので、おれは痛む脚をさすりながら
立ち上がった。
「見ててくださいね」
 トレーナーさんは床に座り、足を伸ばして、ぐーっと前屈をした。彼女の上半身と
下半身は、時計の長針と短針が重なったときのように、腰を軸にしてぴったりと
くっついた。
 おれは彼女の体の柔らかさに感心して、思わず手をたたいた。それに気づいたのか、
「すごーい」とみんなの声が聞こえた。
「これを目標にしましょう」そう言いながらトレーナーさんは上半身を起こした。
みんなはレッスンの途中だったが、トレーナーさんのまわりに集まってきて、どうすれば
そんなに柔らかくなるんですか、と質問を始めた。
「それはですね…」トレーナーさんは家で簡単にできる柔軟ストレッチの方法を、
実技を交えてていねいに説明していく。それが終わると、他の子が別な質問をする、
というようになり、いつの間にか、運動関連はもちろん、健康面の質問もプラスされ、
先生と生徒の相談室みたいになってしまった。
 本当はおれが注意してレッスンを続けさせるべきなんだろうが、まあ、こういう
息抜きもたまには必要だろう。

 こんなふうに、普段はレッスンスタジオでしか顔を合わせることのない彼女だが、
何かの用事で、うちの事務所に顔をだすこともある。その日、おれはちょうど
事務所にいて、みんなから相談を受けていた。
「…それはやっぱりすいている時間帯を選んでもらうしかないなあ。さすがに
通学の時だけは、全員を送っていったりするわけにいかないしな」おれは自分の
イスにかけたまま、ソファに並んで座っているみんなへ向かって言った。
「なるべく車両を選んで乗ったりするようにはしてるんですけど」
「そうだな。まあ、どうしても安心できないようなら、その時はこっちで車を出すから
携帯に電話してくれ」
「おはようございます!」その時、トレーナーさんが元気よくドアを開けて入ってきた。
みんないっせいに「おはようございまーす!」と彼女に頭を下げた。おれも彼女に
あいさつする。
 顔を上げた一人が、いきなりトレーナーさんに話しかけた。
「ねえねえ、トレーナーさんて、胸とかお尻とか、さわられたことあります?」
「えっ?」彼女はびっくりして硬直した。
「あります?」
「え、え、えーと、その」彼女はおれの方をちらりと見てから、小さな声で言った。
「あ、あるっていうか…その…」彼女の顔はまっ赤だ。
「やっぱりあるんだ…」
「変な気持ちしませんでした?」
「へ、変な気持ち?」トレーナーさんは体を少しよじった。
「やっぱりイヤですよね、そういうのって」他の子も訊く。
「え、えーと、なんていうか、その、へ、変な、って言えば変だけど…別に
イヤっていうか…」彼女の声はだんだん小さくなり、男の子に初めて手を握られた
中学生の女の子みたいに、耳までまっ赤になっていた。
「私の友達、この間も電車でさわられたんですよ」
「あ…ち、痴漢の話…ですか」トレーナーさんは肩を落とし、息を大きくついた。
 おれは笑いをこらえるのにひと苦労だった。トレーナーさんはおれの表情に気づき、
口をきゅっ、と尖らせてから、「そういう時はですね…」と痴漢対策の話をし始めた。
顔の赤いのはすっかり元通りになり、アイドルたちを大事にしてくれる、頼れる
お姉さんの表情だ。おれはなんだかとてもうれしい気持ちになった。
 しかし、それで話を終わらせるほど、トレーナーさんは甘くなかった。彼女が用事を
すませてうちの事務所から帰る時、ついでにちょっと外で立ち話でもしようと思い、
一緒にドアから出たが、そのとたん脇腹を思い切りつねられた。
「あいたっ!」
「どうしたんです、プロデューサーさん。筋肉痛ですか?」
 彼女は眉をVの字型にしながら、楽しそうに笑顔を浮かべている。さっきおれが
笑った敵討ちのつもりだ。きっと後で、思い出し笑いをしていたことだろう。
 まあ、そんなこともあったりする毎日で、アイドルたちはトレーナーさんのおかげで
次第にスキルアップしていくし、トレーナーさんとの付き合いもだれにも知られず、
万事順調というところだ。

 うちのアイドルたちが次第に有名になってくると、それに従って、取材の件数も
増えてくる。その日も、雑誌社から『アイドルたちの一日』みたいなタイトルでの
取材申し込みがあった。「一日」といっても、朝来て取材して夜帰る、というわけじゃ
なくて、朝に仕事がある日は朝の分を、夜に仕事がある時は夜の分を、というふうに、
何日かの仕事やレッスンを切り貼りして、一日相当の分量を作っていくという
企画らしい。
 当日取材にやってきたのは、以前顔を合わせたことのあったフリーのライターで、
どうにもいけすかない人間だった。おれに権限があったら出禁にしたいくらいイヤな
やつなのだが、今回はフリーの立場を利用し、出版社の委託ということで、カメラマン
兼任でやってきた。なので、そいつが来るとは直前まで知らなくて、取材を断わることも
できなかった。
 ヤツは出版社の下請けの他にも、ゴシップ雑誌にいろんなネタを売るのを得意と
しており、うちのアイドルと誰かが付き合ってるだの、誰と誰が仲が悪いだの、
そういう方向の話を根掘り葉掘り訊いてくる。確かに、こういうやつがいるんじゃ、
社長の心配もあながち的外れではないのかも知れない。
 ヤツはやってきた時に、開口一番、ごていねいにも
「プロデューサーさんは、歌手やアイドルのみなさんとさぞかし仲がよろしいと
思いますが、どなたか特別に親しい方はいらっしゃいますか?」ときやがった。
「もちろんみんなとは仲良しですけど、それは仕事仲間というだけのことですよ」
 ヤツはふむふむとわざとらしく小刻みにあいづちを打ちながら、誰かこちらを
見ているアイドルがいないかどうか、目だけきょろきょろと、いやらしそうな視線を
事務所のあちこちに走らせた。はなからこちらの言い分なんか信じちゃいないようだ。
 むかつくやつだが、どんな場合でもメディアのゴシップネタになるのは得策じゃない。
たとえおれがうちのアイドルたちと付き合っていないとはいえ、ヤツにはどんな些細な
疑惑も与えないようにしなければならない。
 おれが非協力的だったこともあってか、ヤツは思ったようなゴシップを嗅ぎ取れず、
イライラした態度を見せるようになった。取材の合間に、おれにもいろいろと話を
訊いてくる。訊いてくるというより、おれを怒らせようとしてつっかかってくる感じだ。
 なにかトラブルのニオイでもあったら、全部おれのせいにして『このプロダクションの
プロデューサーは手腕に疑問あり。これではアイドルが気の毒だ』みたいな記事を
こしらえるつもりなのかも知れない。おれがのらりくらりと話をかわすと、今度は
社長や会社の同僚、果ては出入りしている取引先の人間にまで、おれの失敗談みたいな
ものをききやがる。
「いやあ、そういうちょっと笑えるようなネタも、読者には楽しいものなんですよ」
 プロデューサーのネタなんか楽しいわけがあるか、チクショウめ。
 取材も3日めになり、もう今日の午後の分で、はいさようなら、というところまで
やってきた。ヤツはますますいらだっているように見えた。ゴシップはもちろん、
思うようにおれの悪口のウラが取れないせいだろう。ざまをみろ。
 最後の取材記事であるアイドルたちのレッスンももう終了時刻が近く、ヤツの取材も
じき終わりだ。ようやくこれでおれもホッとできる。
「はい、では今日のレッスンはここまでです」
 トレーナーさんが手を打って終わりの合図をする。うちのアイドルたちは、はああ、
と大きな深呼吸をしたあとで、「ありがとうございました」と彼女に頭を下げ、更衣室へ
入っていった。

 まさか更衣室の盗撮はしまいと思いつつ、ヤツの姿が見えないので、心配になって
探してみると、スタジオの隅でトレーナーさんと話をしている。おれは頭に血が
上りそうになった。自分の彼女が、あんなやつに話しかけられているのを見るだけでも、
無性に腹が立つ。
 しかしトレーナーさんの立場にしたら、うちのアイドルたちの取材をしている記者とも
なれば、ぞんざいには扱えない。へたな態度をとったら、おれに迷惑がかかるかも、
という配慮を彼女はするはずなのだ。
 まあ、それにおれのことじゃなく、普通は取材先のアイドルのことを訊いていると
思うし。
「…そ、それはよくわかりませんが」
「そんなことないでしょう。しょっちゅうここへ来て、みんなを監督している人
なんですから、あなただって何度か話をしたことくらいあるはずでは?」
 違った。やっぱりおれのことを訊いてやがる。しかし、もうここで今回の取材は
最後なんだから、ヘタに騒いでもプラスにはならない。
「どうかされましたか?うちの子の取材はもういいんですか?」
 トレーナーさんは、『私、何も言ってませんからね』とおれにアイコンタクトを
よこした。むろんそれはよくわかっている。
「いやあ、アイドルをたくさん抱えているプロデューサーさんの武勇伝なんか
ないものかと、伺っていたところです」
「武勇伝なんかありませんよ。おれはただのぼんくらプロデューサーですから」
「残念ながらそうなりますかねえ」いやみたっぷりの記者の言葉に、そんなこと
ないです、と言いたかったのか、トレーナーさんは、むう、と口をとがらせた。
普段からおれとの付き合いを隠しているストレスに加え、こんな妙な人間におれの
悪口を言われて、頭にきているのだろう。
 今まで誰にも内緒にしていた彼女との付き合いを、こいつに知られるのもしゃくだし、
ヤツのことだから、「アイドルのめんどうを見ないで女と遊んでいるプロデューサー」
みたいな話をでっちあげる可能性もある。そんなことで事務所やアイドルたち、
それにトレーナーさんの評判が落ちてもつまらない。万一、社長や会社の人間に
知られたとしても、こいつにだけは悟られてなるものか。ヤツはおれから反論が
なかったことに調子づいて、話を続けた。
「プロデューサーさんは、今日は見ているだけみたいでしたが、普段はみんなと一緒に
運動なんかもするらしいですねえ」
「運動不足にならない程度にですよ」おれは片手を振った。
「まあ、若い子とおんなじ運動量だと息切れしますかね」あはは、と笑いやがる。
ヤツの後ろでは、トレーナーさんがぷるぷる震えながら、唇をぎりりと噛んでいる。
ヤツはますます調子に乗ってくる。
「瞬発力はともかくとして、持久力はなかなかつきにくいですから、過度の運動で
心臓発作になったりしないよう、気を付けられた方がよろしいのでは?」
 おれがその話をかわそうと口を開きかけた時、いいかげん、がまんの限界だった
トレーナーさんは、ぐっと拳を握りしめて叫んだ。
「そんなことないです!プロデューサーさんは、すっごくスタミナあるんですから!」
 そう言った後で、彼女が耳までまっ赤になったのを、ヤツに気づかれてないといいんだが。



end.