100万回アイドルだった女の子


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100万回もアイドルだったおんなのこがいました。
100万回も いんたいして 100万回も デビューしたのです。
りっぱな アイドルでした。
100万人の 人が そのおんなのこを かわいがり
100万人の人が そのおんなのこが いんたいしたとき なきました。
おんなのこは 1回も なきませんでした。

あるとき おんなのこは ぐみんの アイドルでした。
おんなのこは ぐみんなんか きらいでした。
ぐみんは どげざが じょうずで いつも ひざまづいていました。
そして おんなのこを りっぱな かっかに して にこにこに つれていきました。
ある日 おんなのこは とんできた あかばんに あたって しんでしまいました。
ぐみんは にこにこの まっさいちゅうに おんなのこを だいて なきました。
ぐみんは どげざを やめて さんじげんに 帰ってきました。
そして おんなのこは アイドルを やめました。

あるとき おんなのこは しんしの アイドルでした。
おんなのこは しんしなんか きらいでした。
しんしは にこにこじゅうの ぱいたっちと にこにこじゅうの へんたいたあれんに おんなのこを つれていきました。
ある日 おんなのこは ねたが なくなっていました。 おんなのこは ぼつこせいだったのです。
しんしが いそいで ぐらびあみずぎを もってくると 
おんなのこは だれからも みむきされなくなっていました。
しんしは ぼろぞうきんのようになった おんなのこを みて
大きな声で なきました。 そして遠い とかちごーるどの
そらの下で アイドルを やめました。

あるとき おんなのこは アケマスの プロデューサーの アイドルでした。
おんなのこは アケマスなんか きらいでした。
あけますぴーは 毎日 きょうたいの中で 
おんなのこを プロデュースしました。
それから Bランクにしようと がんばっていました。
ある日 あけますぴーは きょうたいが なくなっているのに
きづきました。
あけますぴーは つかえなくなった かーどを 両手に だいて
大きな声で なきました。
もうどこにも きょうたいは ありませんでした。
アケマスピーは はこまるを かって かーどを すてました。

あるとき おんなのこは にこちゅうの アイドルでした。
おんなのこは にこにこなんか だいきらいでした。
にこちゅうは アイドルと いっしょに 色んなどうがを しずかにみてまわりました。
にこちゅうは ぐっずをかわずに にこにこだけで すませていました。
どうがが けされる までに にこちゅうは どうがを おとしていました。
ある日 アイドルは あきられていました。
にこちゅうは はつねみくをだいて うたわせていました。
夜の部屋を 大きな声で うたわせながら にこにこをめぐっていました。
そして おんなのこは ひっそりと いんたいしました。

あるとき おんなのこは ひとりぼっちの ひきこもりの アイドルでした。
おんなのこは ひきこもりなんか だいきらいでした。
ひきこもりは 毎日 あいますで ずっと あそんでいました。
おんなのこは 一日じゅう ひきこもりの前で うたっていました。
やがて おんなのこは ですりんぐで アイドルをやめました。
にーとの ひきこもりは うつらない がめんをみて
一日じゅう なきました。
おんなのこは いんたいしてしまいました。

あるとき おんなのこは 小さな 女の子の アイドルでした。
おんなのこは 子どもなんか だいきらいでした。
女の子は アイドルを そだてたり しっかり プロデュースしました。
おーでぃしょんに おちても がんばりました。
ある日 アイドルは Eランクで おわってしまいました。
そっけないたいどの アイドルに 
女の子は 一日じゅう なきました。 
そして アイドルは いんたいしてしまいました。

おんなのこは いんたいなんか へいきだったのです。

あるとき おんなのこは だれの アイドルでも ありませんでした。
ふつうの おんなのこ だったのです。
おんなのこは はじめて 自分の アイドルに なりました。
おんなのこは 自分が だいすきでした。

どんな プロデューサーも おんなのこを アイドルに したがりました。
たくさんのげいつを プレゼントする プロデューサーも いました。
えむえーを いっぱいかう プロデューサーも いました。
めずらしいのにじゅーすを おみやげにする プロデューサーも いました。
りっぱな うたを ほめてくれる プロデューサーも いました。

おんなのこは いいました。
「わたしは 100万回も いんたいしたの。いまさら おっかしくて!」
おんなのこは だれよりも 自分が すきだったのです。

たった ひとり おんなのこに 見むきも しない
まだ一回もぷれいしていない プロデューサーが いました。
おんなのこは プロデューサーの そばに いって
「わたしは 100万回も いんたいしたのよ!」 と いいました。
プロデューサーは
「そう。」
と いったきりでした。

おんなのこは すこし はらをたてました。
なにしろ 自分が だいすきでしたからね。
つぎの日も つぎの日も おんなのこは プロデューサーの ところへいって いいました。
「あなたは まだ 1回も ぷれい していないんでしょ。」
プロデューサーは
「そう。」
と いったきりでした。

ある日 おんなのこは プロデューサーの前で 
どんがらがっしゃーんと 3回 ころんで いいました。
「わたし みんごすの アイドルだったことも あるのよ。」
プロデューサーは
「そう。」
と いったきりでした。

「わたしは100万回も・・・・・・。」
と いいかけて おんなのこは
「そばに いても いい?」
と プロデューサーに たずねました。
プロデューサーは
「ああ。」
と いいました。

おんなのこは プロデューサーの そばに いつまでも いました。

プロデューサーは かわいい どうがを たくさん つくりました。
おんなのこは もう
「100万回も・・・・・・。」
とは けっして いいませんでした。

おんなのこは プロデューサーと たくさんの どうがを
自分よりも すきなくらいでした。

やがて どうがは けんりしゃさくじょで どこかへいってしまいました。
「またあたらしいどうがをつくればいいわよ。」
と おんなのこは プロデューサーを なぐさめました。
「ああ。」
と プロデューサーは いいました。
そして ぐしゃぐしゃと おんなのこを なでました。

プロデューサーは すこし おじいさんに なっていました。
プロデューサーは いっそう やさしく おんなのこを なでました。
おんなのこは プロデューサーと いっしょに いつまでも 生きていたいと 思いました。
ある日 プロデューサーは おんなのこのとなりで しずかに うごかなく なっていました。
おんなのこは はじめて なきました。 夜になって 朝になって
また夜になって 朝になって おんなのこは100万回も なきました。
朝になって 夜になって ある日の お昼に おんなのこはなきやみました。

おんなのこは プロデューサーの となりで しずかに うごかなくなりました。

おんなのこは もう けっして アイドルに なりませんでした。