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 -[[クズ二号(1)]]の続きです
 
 &bold(){836 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 04:14:17.58 ID:PEjzdKB+O [2/15]}
 
  私の寮は四畳半、ロフト付きアパート。
  女の子は8畳一間のマンションへ入りました。
 聞くと家出してて家族はキャバで働く事を知らないと言う事です。ちなみに19歳。
 「飲みに連れてってくださいよ~」
 軽い感じの会話から、仕事の後にアフターと言う事にして、2人で居酒屋へ、そして彼女のマンションへお邪魔する事となります。
 シャワーを浴びた後、2人で布団へ入り、最初は嫌がる素振りを見せるものの、長くキスをしている間に受け入れる様に結ばれました。 
 急ですし、ゴムなんてありません、その場に流されやすい私は
 「何かあったら責任取るから・・」
 と完全中出しです。初めて一緒に飲みに行った子ですが、妄想しやすい私は、この子を幸せにする為にこの店に来たのかな?なんて事を考えてました。
 彼女は家出してる身ですから、ちゃんと荷物を持って引っ越しなんてしていません。
 まずカーテンがありません、テーブルも無いんです。エッチしながらも、完全に外の景色が丸見えなんです。そこで私は・・・
 
 
 &bold(){838 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 04:44:21.22 ID:PEjzdKB+O [3/15]}
 
 「カーテン無いとやばいよね、俺の持ってくるよ、テーブルも持ってきて一緒にすんじゃう?」
 「そんな事して大丈夫なの?店にバレたらクビになっちゃうよ?」
 「バレたらバレたで何とかなるよ」
 …実際にバレたら何ともならないんです。完全にクビ確定です。借り上げアパートで一般住民も住んでいたのですが、同じアパートに同じ職場の先輩が2人
 住んでたんです。
 ある日、先輩が
 「仕事終わったら、お前の部屋で飲もうぜ」
 「いや~何も無い殺風景な部屋ですから、外で飲みましょうよ」
 「飲んで帰るのかったるいから、今日は部屋にしよう」
 やばいんです、引っ越ししてすぐその先輩は私の部屋に来てるんです。そして、カーテンもテーブルもハッキリと見られてるんです。その後、テレビも彼女の
 部屋へ持っていきました。それが今は彼女の部屋へ移動してる訳ですから、私の部屋はどう見ても不自然なんです。しかし、断りきれず、先輩はたまにしか帰
 らない私の部屋へ来る事となります。
 「でも部屋行くの久しぶりだよなぁ」
 「そうですね~」
 もう、入ったら何言われるか…バレたらクビ確定ですからドキドキです。
 そして、コンビニで買ったビール、つまみを持って不自然な私の部屋へ入る事となります・・・
 
 
 &bold(){840 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 05:23:34.97 ID:PEjzdKB+O [4/15]}
 
 扉を開き、私に続いて入ってくる筈の先輩が立ち止まりました
 「お前、なんだこの部屋?テーブルどうした?」
 まだカーテンにもテレビにも気付いていません。ただ、先輩も普通の人ですからすぐに気付きます。
 「おい、テレビもカーテンもないぞ、何があったんだよ」
 店の子の部屋へ持ってっちゃいました、なんて事を言ったら大変です。
 「いや~、友達が引っ越しするって言うんですけど、金が無くてカーテンもテーブルも買えないって…自分は夜中帰ってきて、昼間は寝てるだけですから、
 いらないかなって…ハハハ」
 私は無理やり笑って誤魔化したつもりでしたが、先輩の目は笑っていません。
 「本当か?そこまでやるか普通?」
 普通はやりません、そこに住んでいたらの話ですが…しかし、私がそう言い切ってるわけですから、そこで話は終わり、飲み始め、やがて先輩は同じアパ
 ートの部屋へ帰っていきました。
 私は自分の荷物を移動した、彼女の部屋へ戻っていきました。
 「先輩大丈夫だったの?」
 「いや、かなり疑ってたよ、荷物が何もないんじゃ当然だけどね~」
 酔わない様に控えて飲んでいたんですが、酒が入ってますし、やりたくてしょうがないんです。そして毎日の様にエッチしてました。当然中出しで、彼女も嫌
 がらず受け入れてくれていました。真剣に先の事を考えず、何とかなるさ…と競馬を忘れ楽しい日々を過ごしていました。
 競馬で散々作った借金を悪徳弁護士に払い続けている事も忘れて・・・
 
 
 &bold(){841 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 05:48:19.08 ID:PEjzdKB+O [5/15]}
 
 そんな楽しい日々を過ごしていたある日、
 「毎月10万払ってるけど、まだ全部和解してないんだよな・・」
 「おいおい、よく考えたら俺は弁護士にいくら払ってんだ?おかしいだろ・・」私は弁護士へ電話をする事にしました。 
 「あの~、結構払ったと思うんですけど、いつまで払うんですか?減ってるんですか?」
 「決まった会社は月々ちゃんて減っていってますよ、まだ和解してない会社もあるので、引き続きお願いします」
 「いや、和解してる会社の合計って月々三万位ですよね?残り7万はどうなってるんですか?かなり長く払ってるんですが?」
 「いや~手数料ですよ・・」そこで私は普通じゃない手数料を払っている事に気付きました・・・
 
 
 &bold(){849 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 08:27:17.09 ID:PEjzdKB+O [6/15]}
 
 「手数料って、どれだけ払えばいいんですか?かなり払ってますよね?」
 私が食い下がると
 「若い人はなんでも疑って掛かるから困るんですよね!どうします?辞めます?直接あなたに請求きますよ!もちろん利息も請求されますよ!」
 態度が急変しました。
 「こんなんじゃ、やってられないですよ!辞めますよ!」
 ケンカ越しで電話を切りました。どうなってるのか良く分からず、消費者センター?だったか、電話して経緯を話すと
 「神田の〇〇弁護士事務所ですよね、もう支払わない様にしてください」と・
 和解してないところもあるし、してる所もどうやって払えばいいんだ?
 とりあえず、直接何かしらの連絡あるだろう、待つしかないな・・・
 なんか、もやもやした気持ちが残りましたが、今は秘密の彼女との生活もありますし、次第に忘れていきます。
 私は住民票を移して無かったのです。ある時、実家から店に連絡が入りました。「裁判所から書類が来てるけど何これ?あとサラリ金会社からも手紙が来てるし、変な電話も掛かってきてるし、あんた何かやったんじゃないでしょうね?」
 何もやってないのに裁判所から書類なんてくる訳ないんです。借りてもいないのにサラ金から電話なんてくる訳ないんです。ただ、思いもしない電話だったの
 で・・・・
 
 
 &bold(){851 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 08:51:03.66 ID:PEjzdKB+O [7/15]}
 
 「何それ?何かの間違いなんじゃないかなぁ、とりあえず時間作って、一回戻るよ」
 やばい・・ばれた・・裁判所って和解してない会社確定だよな・・詐欺みたいな事して100万位買い物しちゃってるよ・・・・トータルいくらだ?300万位いっちゃってるか・・・
 動揺しまくりです、規則の厳しい店だし、どんな理由つけて実家に帰るか?
 とにかく理由を考えないと・・・
 「今日さぁ、実家から連絡あって、おやじが具合悪くて入院したみたいなんだ、結構悪いみたいで、近い内に店休んで見舞いにいっ
 てくるよ」
 敵をあざむく為には、見方から・・そんな気持ちで彼女に話しました。
 彼女の返事も私の中では、確定してました。
 『心配だね、早く行ってあげたほうがいいよ』
 と言って来る筈だったんです、そして
 『すぐ店にも事情を話して行ってくるよ』
 と私の返事も用意してました。ところが帰ってきた返事が・・・
 
 
 &bold(){853 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 09:38:01.24 ID:PEjzdKB+O [8/15]}
 
 「私も行こうかなぁ?」
 な・ん・で?なんなんだ、その返事は?
 おやじは入院なんてしてないし・・知られなくない借金の事でいくんだよ、俺は・・・
 「まだわかんないけど、来ないんだ~、一度会っておきたいって思ってたし」
 想像もしてない発言をしながら、笑ってるんです。
 来ない??女の子が来ないって言ったら・・一度会っておきたいって・・・
 初めて部屋に行った時に、確かに『何かあったら責任は取るよ』なんて言っちゃってますし、ゴムなんて付けた事がないですから、
 ありえない事ではないんですが、
 『何?このありえないタイミングで何を言いだすんだよ・・』
 無理だよ・・借金あるし・・この状態で結婚なんて想像も出来ない・・
 だいたい店に
 「実は付き合ってたんですよ~、今度結婚しま~す」なんて事を言ったらクビ確定、無職の父親一直線です。私に考えられる解決方法は、借金を返せるだけの
 金を作り、尚且つ違う職場を探すまでの繋ぎの金も手にする・・・封印していた競馬で。
 
 
 &bold(){856 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 10:09:06.98 ID:PEjzdKB+O [9/15]}
 
 「出来たかもしれないんだ?店に言ったらやばいから内緒にしとこう」
 「そうだね、でも母親になっちゃうのかなぁ・・」
 ならなくていい~、頼むから、ただ遅れてただけって言う結末で神様お願いします!!
 「会っとくのはいいけど、具合が良くなってからにしようよ、病院っていうのも何か変だし」
 「・・・わかった、良くなったら絶対だよ」
 良くも何も借金の事で、おやじを病人にしただけだから・・・頼むから頭を整理させてくれ、と言う思いで一杯でした。
 この状況を脱するには、
 とにかく金が必要・・・・やるしかない、本当にやるしかない、もし駄目だったら・・・
 競馬の祭典
 第63回 日本ダービーが間近に迫っている頃でした・・・
 『川崎競馬、日ノ出町WINS、サラ金やら買取屋、そして弁護士・・・』
 いろいろあったけど、楽しい日々が続いちゃうのかな~なんて呑気に考えていたのがいけなかったのか・・・・
 運命のダービーの日がやってきます・・・
 
 
 &bold(){857 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 10:50:50.56 ID:PEjzdKB+O [10/15]}
 
 ここで、日本ダービーを迎える前に、私が自分で描いたストーリーを書きます。今後こうなっていくんだなと信じ切っていました。
 ここからは妄想ですので・『店にはおやじがやばい状態って言っちゃったけど、やるしかなかったんだよなぁ。彼女も喜んじゃっ
 てたし、責任取るなんて言ったけど、本当にそうなっちゃうとは、彼女と結婚するのは運命だったんだな、借金も無くなったし、次の仕事を探すまでの繋ぎの
 金も出来たし、昼のちゃんとした仕事を探して頑張るしかないかなぁ・・・
 でも日本ダービー外してたらと思うと寒気がする。今まで負けてたから、勝たせてくれたんだな。もうあんなドキドキは味わいたくないよなぁ・・』
 こういう展開になる筈だったんです・・私の中では間違いなく・・・
 第63回 日本ダービー
 1人気ダンスインザダーク2人気ロイヤルタッチ 
 3人気イシノサンデー
 こんな並びでした。
 1人気は武豊・・・そして私の買った馬券は・・・
 
 
 &bold(){860 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 12:22:03.46 ID:PEjzdKB+O [11/15]}
 
 わたしの予想はまず、武豊ダンスは必ず勝つ!
 武豊ダービー初制覇!
 そしてやったな、俺!
 1番人気ですから、単勝なんて勝ってる場合じゃありません。問題は相手探しです、1点買いは危険だから2点に絞る事にします。
 ただどう考えても
 ロイヤルタッチ、イシノサンデーにたどり着いてしまいます。2、3番人気です。
 『当たったとしても配当がなぁ・・』
 『手を広げて、これで決まったら後悔するしな』
 『・・自分を信じよう』
 ダンス‐ロイヤル 30万
 ダンス‐イシノ  15万
 実はこの時
 「これから、帰っておやじの様子見にいくんだけど、無駄使いしない様に定期にしちゃってすぐ下ろせないんだよね」
 「そうなんだ・・・」
 「何があるかわからないから、ちょっと多めに貸しといてくれない?」
 出来るだけ多く金を集めないと、復活できない・・・彼女から15万を借り、私の30万と足して45万です。
 『何してんだ俺は・・?』と言う思いと、
 『外れたりしたら・・・
 誰も知らない所にいこう』運命のスタートです・・
 
 
 &bold(){862 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 12:51:00.74 ID:PEjzdKB+O [12/15]}
 
 スタートして私の軸のダンスは3、4番手のいい位置に付けています。ロイヤル、イシノは中段・・・
 さぁ直線です、逃げるサクラを直線半ば、武が交わします・・
 ここで武の勝利は確信しました。後はロイヤル来い!イシノでもいい来い!と心の中で有りったけ叫んでました。
 おい!ロイヤル!イシノ!と念じて念じて念じてる
 そばから、武に並び掛けて来る馬が1頭・・・おいおいおい・・・完全に格下だと思っていた、ダービーがデビュー3戦目の
 フサイチコンコルドが勝ってしまいました。
 藤田伸二がガッツポーズしています。
 『なんで、お前がガッツポーズなんだよ・・・武と俺の祝いの日だろうが・・』忘れもしません、膝から崩れ落ちる感覚を初めて味わいました、涙を堪えるの
 に必死です。
 『燃え尽きたよ、もういい、こんな馬鹿は灰になって消え去った方がいいんだ・・・』
 「気を付けてね」って見送ってくれた彼女の顔が思い浮かびます。
 …気を付けて、良く考えて買ったけど外れちゃった、エヘへ。
 下ろせない定期預金はJRAでした、エヘヘ。
 もう完全に私は壊れてしました。
 しかし、ずっと座り続けている訳にもいきません・・
 
 
 &bold(){875 / クズ二号 sage 2011/02/25(金) 14:25:10.36 ID:PEjzdKB+O [14/15]}
 
 でも完全にやられちゃってる私は動く気力がありません。店には
 「だいぶ、悪いところが見つかったみたいで・・・
 2、3日は目が話せないって言われたみたいなので、3日程休ませてください」と言ってあるので、仕事へは行かなくて済みます。
 問題は彼女です。
 『こんな馬鹿じゃ不幸にするだけだ、いなくなろう』彼女は私の実家の連絡先を知りませんし、その当時、携帯電話を持っていませんでした。
 店に事情を話して、私の履歴書を見られたら分かってしまうのですが・・・
 もうこの時は
 『おやじが死んでしまって、お袋ひとりなんで私が面倒みないといけなくなってしまいました』
 店を辞める理由は確定です。おやじは普通に生きてますが・・・
 2日後、まずは店にその旨を告げました
 「大変だと思うけど、頑張れよ!荷物とかあるだろうし一回こっちには戻ってくるんだろ?」
 「しばらく、ごたごたすると思いますので戻る時に連絡します」
 …『大金競馬で無くして大変です。荷物は秘密の彼女の部屋へ大移動しました~、おやじは家でタバコ吸ってま~す』なんて本当の事を言ったらキチガイだ
 と思われた筈です。
 しかし、現実にその行為をしてしまったんです。
 彼女の方へは・・・・
 
 
 &bold(){71 / クズ二号 sage 2011/02/26(土) 17:50:23.16 ID:HA0GNhIUO [2/10]}
 
 ~~私は何度かの転職を経て、キャバクラのマネージャーとなりました。
 ただ、その間に競馬で莫大な借金を作り、人に騙され、立ち直れる切っ掛けを掴んだ矢先に出会った彼女・・・・
 おやじを重病人に仕立てあげ、見舞いに行くと嘘を付き
 「気を付けてね」・・と見送られ、ドクターの居ないWINSへ・・・
 読んでくれていた方はご存じだと思いますが、45万を無くしました。
 放心状態の私は、おやじを故人に仕立て上げ、店をやめました・・・・
 『まだ、来ないんだ~』
 『母親になっちゃうのかぁ』
 『一度、会っておきたかったし』
 …店でおやじは死んだと聞かされた事でしょう・・・
 ごめんね、普通に生きてるから。
 そんな彼女を私は裏切ってしまうのです。
 『彼女の部屋には、電話ないし、俺から連絡しなければ・・・俺なんか忘れた方が幸せになれるから・・』一番気掛かりなのは
 『出来たのか?』
 『遅れてだけだった~』の最高の結末なのか?
 勝負に敗れ2週間が過ぎました・・・
 
 
 &bold(){73 / クズ二号 sage 2011/02/26(土) 18:22:00.12 ID:HA0GNhIUO [3/10]}
 
 「大分落ち着いたので、明日あいさつにお伺いします、給料って半端だと思いますが出るんですか?」
 「出るよ、明日渡せるから・・・それよりお前、寮に荷物が殆んど無かったけど、どうやって生活してたんだ?」
 やばい・・辞めたから俺はいいけど、彼女はまだ働いてるだろうから本当の事は言えない。
 「あ、いや、もともと荷物少なかったんで・・人から見たら変ですよね、ハハ・」「・・・・・まぁ、いいや、じゃあ明日な」
 寮住まいで着替えすら無い部屋はかなり異様だったと思います。
 そして、私は池袋北口から店への道を恐る恐る歩いて行きました。
 『まだ、キャストが出勤してくる時間じゃないから、彼女には会わない筈だよな・・・でも近くの寮だから会ったらなんて言えばいいんだよ・・」
 ……そして、無事に店へ着きました・・
 
 
 &bold(){80 / クズ二号 sage 2011/02/26(土) 19:15:29.06 ID:HA0GNhIUO [6/10]}
 
 店に行ってまず元同僚を見つけました。 
 「頑張ってる?」
 「おう、大変だろうけど気を落さず頑張れよ」
 「おう、頑張るよ・・『イキテルケド』、キャプテンは?キャストはまだ出勤してないよなぁ?」
 「まだ来ないだろ~、キャプテンは奥にいるよ」
 「そういえば、〇〇ちゃんって頑張ってんの?」
 「なんで?辞めたぞ、なんかあるのか?」
 …やめた?やばい、やばい、何があったんだ・・え?・・想像すらしてない返事に戸惑いました。
 「いや、別にないけど、アフターした事あったし、なんとなくさ、最近?」
 「来なくなったのは、二週間前位かなぁ、電話来てそのまま辞めちゃったよ」
 …『俺に連絡しようとしたのか・・もう連絡手段が何もないし・・子供は出来たのか?訳がわからない』
 …キャプテンに挨拶をして、給料を受け取り店を出ました・・・
 
 
 &bold(){82 / クズ二号 sage 2011/02/26(土) 19:44:24.22 ID:HA0GNhIUO [8/10]}
 
 『辞めたってどういう事だ?子供はどうなっなんだよ?連絡手段なんて何もないし・・・すぐ連絡しようとしなかった俺への嫌がらせ?』
 よく考えて頭を整理しないと・・・
 私は気持ちを落ち着かせる為に近くのパチンコ屋に入りました。
 こんな状況でも、打ちながら考えようとしちゃうんです、私。
 バニーガールと言うパチスロ台に座りました
 『あ、ズレた、入ったかな?ビックで良かった・』
 …その後、追い金して呑まれ二万ちょい負けました。
 私はこの時まだ無職、さっき手にした給料だって、
 締め途中の為85000円。
 何よりも競馬で作った借金があり、裁判も控えていたんです。
 それに消えた彼女は何処へ行っちゃった?
 負のオーラ満載で山手線に乗り帰っていきました・・
 
 
 &bold(){90 / クズ二号 sage 2011/02/26(土) 20:27:02.09 ID:HA0GNhIUO [10/10]}
 
 彼女が私の履歴書を見た形跡も無かったですし、これでお互い連絡手段は断たれました・・・
 私はその後、借金和解の為、裁判所に三回行き、クレカ会社に呼び出され、ブランド財布、ゴルフボールを大量に買った訳を問いただされたりしつつも、借金を返すプランは出来上がりました。
 そうして、月日が達ち、
 私は高速道路のPA SA等に食品を納める会社に就職し、そこの事務員と付き合っていました。この間に私は念願のJRAのIPATに当選しました!競馬は毎週、パチンコ、パチスロとかなりやってました。
 「明日の休みどこ行こっか?」
 「ドライブしようよ、海がみたいなぁ~」
 「平日だから、道空いてていいかもね・・・」
 …『大井に行きたい、大井だったら海も見れるよな・・・』
 「あのさぁ、海を見つつ、競馬場行ってみない?」
 「ん~別に良いけど・・」まったく懲りてない私は彼女と大井競馬場へ向かいました・・・
 
 
 &bold(){111 / クズ二号 sage 2011/02/26(土) 22:17:38.23 ID:HA0GNhIUO [11/11]}
 
 …『行く途中に海見せておかないといけないんだよなぁ、大井始まっちゃうよ~・・・』
 「山下公園寄って行こうか?」
 「うん、いいよ!」
 これは高速に乗れば、すぐ大井競馬場に行けるからです。
 氷川丸が見えるベンチに座りました
 「気持ちいいねぇ~、鳩がいっぱいいるよ」
 「そうだね~・・、腹は減ってない?」
 「まだ大丈夫だよ」
 …今すぐ食べたいなんて言われたら大変です。私は彼女が競馬でつまらなそうな感じだったら、何か食べさせて気を引いておこうと思っていましたから・・
 「一杯お金使わないでよ~、一緒にパチンコ行った時結構使ってたでしょ?」
 「そんなに使わないよ、友達が広くて気持ち良かったって行ってたからさ・・」「あんまり使うと、毎月1万を2万にするからね」
 …この彼女とは付き合って1年ちょい。半年過ぎた位の時に
 「ねぇ、2人で毎月少しずつでもお金貯めない?」
 「いいよ、1万ずつやってみようか?俺、ほとんど使ってない口座があるから、それに入れる?」
 「じゃあ、渡すからちゃんと入れといてね、使っちゃ駄目だよ」
 「使う訳ないじゃん・・」
 ちなみにこの当時、私の部屋には2人で買った500円玉で10万貯まる貯金箱があり、来るたびに彼女は
 「こっちも一杯にしたいね」
 と入れ続けていました・・・
 今度こそ大井競馬場へ向かいます・・・
 
 
 &bold(){149 / クズ二号 sage 2011/02/27(日) 01:46:49.35 ID:4lRoC3nrO [1/12]}
 
 大井競馬場に到着です。
 ちなみにこの時、私は競馬で作った借金返済に追われ、パチ、スロ、競馬もやっていたので給料前はほぼ金の無い生活をしていました。
 その私が財布に給料前にも関わらず、12万の軍資金を持っていました。
 
 『2人で少しずつでもお金貯めようよ』・・・の金を事前に全額下ろしていたのです。 
 
 …『今まで毎回、全ツッパで金無くして来たから、負ける時の流れは読めてる・・・大丈夫!』
 
 「ここがパドック?馬ってかわいいね」
 …『思うように走ってくれたらね・・騎手と一緒に沈めたくなる事多いけどね・・・』・・・
 
 もう2レースは終わってたので3レースから開始です。
 結果3レース4レースと連続的中!ただ1レース当たり1000円×4点と言う買い方だったので二万ちょいのプラス。
 
 『今日は違うのか?入れちゃって大丈夫な日なのか?』
 何十万と言う勝負をしてきたので、ウズウズして、やっちゃいたい気持ちで一杯でした・・・
 
 そして5レースから流れが変わりました・・・
 
 
 &bold(){169 / クズ二号 sage 2011/02/27(日) 04:58:45.82 ID:4lRoC3nrO [7/12]}
 
 過去の負けた痛みは忘れていませんが、『やっちゃっていい日なのか?』
 
 迷った時点でやっちゃう事は確実です。ただ彼女がそばにいます。今まで私がしてきた事も借金の事ももちろん知りません。
 
 精一杯、軽く予想している振りを装いながら、真剣に予想します。
 …『どうやったら、バレない様に万単位で購入できるかなぁ・・』
 私が考えた方法は・・・
 「次のレース買ってくるね、買ってみる?」
 「あたしはいいよ、何番買うの?」
 一緒に付いて来ます。何番って聞かれても単勝1点買いじゃないんだから・・・私は5レースを予想しながら、6レースの◎が並んだ馬番を覚えました。
 
 そして、その単勝1000円購入、発売所を離れます。
 「やばい、レース間違えちゃったよ、これ6レースだった、急いでいくから、ちょっと待ってて」
 
 5レースの単勝1000円と
 馬連合計4万円分購入します。
 
 「買わなくても良かったけど、せっかく予想したからさ」
 単勝馬券を彼女に渡します。
 「当たるといいねぇ」
 
 …『当たらないといつものパターンが・・』
 
 
 &bold(){172 / クズ二号 sage 2011/02/27(日) 05:23:37.63 ID:4lRoC3nrO [8/12]}
 
 2人でゴール前に行き、レースが始まるを待ちます。「始まる前ってドキドキするの?」
 「まぁ、少しはするよ、でも当たっても大した額じゃないし、遊びだから・・」
 ゴール前にいたので、ハッキリと軸馬が1着入線したのを確認しました。
 
 「すご~い、当たったじゃん、やったね!」
 「・・うん、やった・ね」・・・『違う、やっちゃったんだよ、俺・・・』
 
 2着に私が買ってない、まったく人気のない馬が入線しました・・・
 
 単勝のみ約3000円プラス
 内緒馬券4万マイナス。
 
 でもまだトータルでは二万弱のマイナスです。
 
 残り10万・・・倍にはして帰りたい・・
 
 でもさっきの手は使えない・・・
 
 
 &bold(){176 / クズ二号 sage 2011/02/27(日) 05:47:03.46 ID:4lRoC3nrO [9/12]}
 
 …『次は食べ物を買いにいってる間に馬券を買おう』
 何度もやると不自然なので、6レースと7レースまとめて購入する事にします。
 「それ、おいしそうじゃん買っといてくれる?すぐ戻ってくるから」
 
 2レースで8万購入、そして単勝馬券は7R1000円購入。
 
 …今度は単勝さえ当たりません。
 
 …その日11万負け・・・彼女の中では、3レース、4レースで当たってるのを知ってるので15000円位プラス。
 
 「1万円以上勝ったんでしょ?何か食べて帰ろうよ」
 ~この日の帰りの車での、やるせなさは今でもはっきり覚えています~
 
 …2人の積み立て、ほぼ無くなりました・・・
 
 
 &bold(){202 / クズ二号 sage 2011/02/27(日) 14:32:33.22 ID:4lRoC3nrO [10/12]}
 
 ~その後、一緒に競馬場へ行く事はありませんでした。・・『バレない様に買う方に気を取られて、集中出来ません・・』
 …一緒にパチンコには行ったりしてましたけど・・
 
 ~私は支払いに追われながらも、週末の競馬を続け、月日が流れていき、1年が過ぎていきます~
 
 ~彼女とはまだ付き合っていました。ただ途中で歯科助手の仕事に移っています。
 平日週3位で私の部屋に来ては、10万貯まる貯金箱へ500円玉を入れていきます・・もうすぐ貯まる位一杯でした。
 給料日には2人の積み立て金一万を私に渡していきます~
 
 『2人の積み立て36万!
 10万円貯金箱一杯間近!』・・・彼女はそう信じて疑って無かったでしょうね・
 この頃、会社に変化があらわれました・・・・
 
 どうしよ・・やばい・・
 
 
 &bold(){221 / クズ二号 sage 2011/02/27(日) 19:02:29.02 ID:4lRoC3nrO [12/12]}
 
 この頃から給料が遅れだします。支払いに追われている私に取っては死活問題です。給料を手渡しするべき、所長が給料日に居ないんですから・・・
 
 ある日、所長に一枚の紙を手渡されました。
 「申し訳ないんだが、そこにも書いてあるように、加入している厚生年金、社会保険を国民に切り換えてほしい」
 「・・・・はぁ、わかりました・・」
 同僚と2人で、そんな話を聞かされました。
 「給料、遅れてるし、この会社やばいんじゃないの?」
 「やばいね、でもすぐに仕事なんて見つからないし、とりあえず続けるしかないよな」
 
 数ヶ月間、給料が3回払いになりました。
 
 彼女は週に3回位は来てます、その事はもちろん知っていました。
 
 「ねぇ、次の仕事探しといた方がいいんじゃない?
 絶対やばいよ、〇〇さんはなんて言ってるの?」
 「とりあえず、やってるしかないかなぁ・・って感じだけど」
 
 この後に彼女は触れてはいけないものに触れてきます・・・・
 
 
 &bold(){232 / クズ二号 sage 2011/02/27(日) 20:13:01.52 ID:4lRoC3nrO [13/17]}
 
 「ねぇ、もし給料が出なくなっても、あのお金勝手に使っちゃ駄目だよ」
 「わかってるよ、せっかく貯めたんだから・・・ね」
 2年位、付き合っていますから、私の不自然さを見抜いたんでしょう。
 
 「なんか怪しいよ~、まさか使ってないよね?通帳みせて!」
 「使ってないよ、はい通帳」
 私は彼女に精一杯普通を装いなから、通帳を渡しました。
 「え?なんで12万で止まってんの?1年前だよこれ?」
 「いや、仕事途中にカードで入れてたから・・記入だけで行くのも面倒だしさ」「それは分かるけど・・疑ってる訳じゃないけど、記入しようよ~、実感わくじゃん」
 
 …『たしかに、機械に通帳入れて戻ってきたら、実感わくよ・・・3桁の金額しか入ってないから・・それに12万で止まってるんじゃなくて、引き落とし12万で止まってるから・ハハ」
 私は大井競馬へ行く時に12万下ろし、その後渡される1万円は『小遣い』として使っていました。
 
 …『また、策を練らないといけないのかよ・・・どうしよ・・・・貯金箱・・』
 
 
 &bold(){239 / クズ二号 sage 2011/02/27(日) 21:10:45.48 ID:4lRoC3nrO [14/17]}
 
 ~ちなみに彼女は私が借金を抱えている事はしりませんでした~
 
 私には支払いがありますから、貯金なんてありません。
 『貯金箱の金を増やすしかないな・・・・競馬で・』
 ただ問題がありました、彼女は
 「サイン~、早く一杯にしたいね」・・・と。
 
 貯金箱の金を入れる所に油性マジックで〇〇と筆記体でサインをしたんです。
 
 私の考えは、
 『新しい貯金箱を買ってきて、10円玉を詰める』
 『新しい貯金箱を買ってきて、スロットのコインを詰める』
 …バカだ嘘だと思われるでしょうが、やるしかなかったんです。
 
 『新しい貯金箱を買ってきて、10円玉とスロットコイン両方詰める』・決定。
 
 私はまず紙を用意しました。そして、筆記体の練習をしました。幸い彼女の名前は2文字です。
 完成度の高い偽物サインが書けそうです・・・バカダ
 …『俺何やってんだよ、こんな奴いねぇよな・・・悲しくなってきた・・』
 
 私は配送途中に貯金箱を購入、何件かのパチ屋によりコイン収集、10円玉収集を始めました。
 
 …そして、シンナーと油性マジックを持って、バカな策を実行します・・・
 
 
 &bold(){244 / クズ二号 sage 2011/02/27(日) 21:56:02.76 ID:4lRoC3nrO [15/17]}
 
 ~バレるだろそんなの!
 と思われるかもしれませんが、私には秘策があったので自信はあったんです・・・新しい貯金箱2個買ったんです・・・本物の500
 円玉は結構一杯入ってます~
 まず、新しさを消さなければいけません。
 本物を見ながら、あちこちに擦りつけました・・バカ
 練習したサインを何度かシンナーで消しながら、納得いくまで書き直しです・・ホントニバカダ
 
 …『ごめん、本当にごめん、俺、こんな奴だから』缶切りで貯金箱を開けました・・・9万ちょいゲットしました。
 
 偽物貯金箱にスロットコイン8割、10円玉2割位の割合で入れました。
 
 いつもの様に仕事帰りに私の部屋へ彼女がきました。
 バレない為の仕上げです・・・・
 
 
 &bold(){246 / クズ二号 sage 2011/02/27(日) 22:21:12.04 ID:4lRoC3nrO [16/17]}
 
 「あ、そうだ、貯金箱もう一杯になってるから、新しいの買ってきたよ」
 「一杯になったんだ~、でもあたしばっかり入れてない~?ちゃんと入れてよ~」
 …『どんだけ苦労したか知らないだろうけど、全部俺が入れたんだよ、ほぼ金じゃないけど・・ゴメン』
 「500円玉がある時はちゃんと入れてるよ」
 「ならいいけどさ、そうだ、サインしなきゃね~」
 
 …『万が一の時に書き写し易いに頼む・・・』
 
 「じゃあこっちは、押し入れに入れとくよ、俺が使っちゃうと困るからさ・ハハ」
 偽物の貯金箱は押し入れの奥にしまいました。
 
 ただ行為が後に波乱を呼ぶ事になります。
 
 ~前振りが長くなりましたが、これからが本当の勝負!競馬へと頭を切り換えていきます~
 
 
 &bold(){252 / クズ二号 sage 2011/02/27(日) 23:52:46.68 ID:4lRoC3nrO [17/17]}
 
 ~今日はもうちょっとキリのいい所まで書きます、
 どんどん悪い方へ向かいますから・・・・~
 
 さすがに500円玉を200枚弱も持ち歩く訳にいかないですから、銀行で札にします。
 
 …『WINS行くか、PATかどっちにしようかな・・・PATだと午前中ラジオになっちゃうからなぁ・・やっぱWINSだな』
 
 今日は彼女が来ない日です。仕事が終わってから、何故かパチンコ屋へ行ってしまいました・・・
 
 少しでも軍資金を増やしたい思いで、3万程減らします・・・ナニシテンルンダオレハ。
 
 ~今回は日ノ出町WINSには、いきませんでした・・・私が選んだのは、WINSでは無く府中競馬場です。
 ただのひらめきで行く事にしたんですが・・・
 
 府中本町で降りて、長い通路を歩いていきました。
 
 『なんかこの危機感を持って競馬やると負けるんだよなぁ・・・・・・・・・』
 その時買った馬名なんて何も覚えていません、開催が中山だった事だけ覚えています。
 
 そして・・・・・・昼には帰りの電車に乗っていた事だけ覚えています・・・
 
 …やばい・・またやっちまった・・ダメだ俺・・・
 ~この後、更に悪い方向へ進んでいきます・・・・
 
 {書いてて当時の事思い出して悲しくなってきた~!やっぱり俺はダメなのか?}・・・マジ悲しい。
 
 
 &bold(){321 / クズ二号 sage 2011/02/28(月) 21:05:15.69 ID:0PBy6lcgO [2/2]}
 
 ~このスレ楽しいなぁ~
 
 連載続けられたら、後々書こうと思ってたんだけど、まだちょっと先の話になるから書いちゃうけど、聞いてくれる?
 
 ヤクザファッションで有名な『エイワ』での1コマ
 
 「あなた、生年月日ころころ変わってるけど、何なのこれ?」
 
 …『やばい、訴えられる、やっぱりバレテルよな、人生終わった~・・・』
 
 「いや・・それは・・なんですかね・・・・オワッタ」
 
 「まぁ、そんなのはいいんだけど・・うちはちゃんと返してくれれば・・・」・・・
 『エイワ』を妥協させた俺って勝ち組だよね。
 
 …って事はまたその前にまた何かやらかしたって事だよね。
 
 クズな策士でした。
 
 これ私35歳の時の・・・・
 『実話です』
 
 
 &bold(){342 / クズ二号 sage 2011/03/01(火) 07:06:26.24 ID:fD+phbg0O [1/6]}
 
 ~私は府中競馬場であっさり、なんの見せ場も無く、彼女の気持ちの籠もったお金を、使いきってしまいました~
 
 実は私がいた会社は、高速のサービスエリアに、焼きそば、たこ焼き、じゃがべー等を納める他に三ツ沢競技場でJリーグの試合がある日は店を出店していたんです。
 
 1試合で400万程売上がありました。課長がバイトを雇い、仕切っていたんですが、大量の食材を運ぶ為、私と同僚が交代で手伝いに駆り出されていました。
 
 給料を分割で支払う、ろくでも無い会社のクセに、それだけの現金収入です。
 
 ハーフタイムの混雑は異常でした。バイトの子が、どんどん押し寄せる客を捌きながら、お札をバケツに入れていきます。
 
 試合終了後、私は社員でしたから、そのお札をバケツから出し、束ねて課長に渡す役目を担っていました・・・・・
     
 「ねぇ、日曜日友達と遊ぶからって言ってたけど、どこいったの?」
 「あぁ、久しぶりにビリヤードやるかってなって、ビリヤードやってきた・」
 「それだけ?」
 「いや、その後ちょっと飲みに行って、帰ってきただけだよ」
 「ふ~ん・・・」
 
 何も知らない彼女の顔を見てると、謝りたい気持ちになってきます。
 
 この時、私には、僅かな小銭とスロットコインが詰まった貯金箱しかありませんでした。
 
 「あ、そうだ・・・」
 
 彼女がとうとう知られたく秘密に迫ってきます・・・・・
 
 
 &bold(){351 / クズ二号 sage 2011/03/01(火) 08:52:30.86 ID:fD+phbg0O [2/6]}
 
 「今度、一泊でもいいから、旅行いこうよ~」
 「え、旅行?どっか行きたい所あんの?」
 「特には無いけど、これから決めようよ~、お金も結構貯まったし、2人の旅行で使うんだから、ちょっと位いいよね?」
 
 楽しそうにしている彼女に無理とは言えない・・・
 
 「いいんじゃない・・・」「じゃあ、あたしが行くところ決めちゃっていい?」「いいよ・・・」
 
 …『給料分割、支払いキツい、2人貯金きれ~に無い、ほぼ彼女貯金箱コイン詰まってる』・・・その事、彼女はなんにも知らない。
 こんな状況の私が行き先決めたら・・・
 
 海を見に行く→暗くなるまでずっと見ている→腹が減ったら、駄菓子と缶ジュース→車中泊→朝になったら移動して、また海を見ている→帰る。
 
 真面目にこんなプランしか思いつかない程、ひどい状況でした・・・
 
 …『また、何か考えなきゃ・・・競馬やんなきゃ、旅行の金位はあったんだよなぁ・・・・』
 
 ………私やります
 
 
 &bold(){383 / クズ二号 sage 2011/03/01(火) 15:23:58.58 ID:fD+phbg0O [4/6]}
 
 ~・・どうしよ・・と考えながら何日かが過ぎ、私が三ツ沢競技場での手伝いに借り出されました~
 
 試合前から、じゃがべー揚げたり、焼きそば温めたり準備で忙しくしていました。
 …『なんで、給料もちゃんと払わない会社で、こんな忙しく働いてんだよ!・・利息だな、ちょっと位いいだろ・・・』
 
 その時、私は売上金をバケツから取り出し束ねて課長に渡す役目でしたから、誰も見てなければ可能です。
 その日もかなりの忙しさでしたから、バケツに札が貯まっています。
 
 「おつかれ~!」
 「お疲れさまでした~」
 バイトの子たちが帰っていきます。
 
 「また、頼んだぞ、よろしくな・・」
 課長が、いつもの様に私にお金を束ねる様に指示してきます。
 
 私は揚げ物を作りながら、どうしようでは、いくらにしようかなと考えていました。
 
 『3から5位なら大丈夫だろ、旅行の件もあるし、このタイミングで俺がここにいるって事は、やれって事にしか思えない』・・・
 
 『よくないけど、これが切っ掛けで、復活できないかな~、競馬かスロか・・・それ位しかないよな~』
 
 自分の中では、会社からの『給料ちゃんと払えない利息』と考えいました・・・
 
 ………幸あれ、俺!
 
 
 &bold(){398 / クズ二号 sage 2011/03/01(火) 20:58:12.51 ID:fD+phbg0O [5/6]}
 
 ~作業時に着ていたのが、てかてかのジャンパー、袖口がゴムで手首にピッタリしてるタイプのものでした。
 …『いつ誰が来るか分からないし、ゴミ箱に手を突っ込んでる内に取る方法っていったら、袖口から入れて置いて、後で出す感じにするしかないな・・』
 
 かなり緊張しながら、周囲を気にしつつも実行し、袖口に金を入れる事に成功です。
 
 「おい、終わったか?積み込み手伝ってくれ」
 「あ、はい、今終わりました」
 私は左の袖口に金が隠されてる腕で課長へ札束を渡しました。
 
 金が少しでも袖口から出てきたら、私が終わってしまいますから、かなりの緊張でした。
 
 トラックの運転席に乗り込み、1人になった時にポケットに急いで移し完了。   
 後は、帰りの車を運転しながら・・・
 
 『すげ~緊張した~、でもこれで、週末勝負出来るよ~、何しようかな~・・』
 旅行の事より、週末に増やせる可能性が出たきた事にうれしくてたまりません。
 …『新たな小遣い日が出来た~~~』
 
 …『そんな案を考えついた、俺すげ~~~~~』
 
 週末までに何度か彼女が私の部屋へ来るので、それをどう乗り切りるかな・・・
 …簡単では無かったのです・・・
 
 
 &bold(){401 / クズ二号 sage 2011/03/01(火) 21:29:58.26 ID:fD+phbg0O [6/6]}
 
 「今、どこにしようか考えてるからね、でさぁ、三連休取れないかな~?給料がそんな会社だから、休ませてくれって言っても文句言われないでしょ~?あたし、飛行機乗ってみたい」
 
 「いや~無理だよ・・俺が休んだら変わりに配達する人いなくなっちゃうし・」
 「なんで~?大丈夫だよ、休んだら会社が潰れちゃうって訳じゃないでしょ?
 絶対乗りたい!」
 
 …『手持ちの5万じゃ、飛行機乗って2泊の旅行なんて無理だろ!どんだけ策を考えなきゃいけないんだよ!俺、策士じゃねぇし・・』
 
 「ん~、分かった、考えてるみるよ」
 「絶対だよ、その予定で考えるからね!楽しみだな~」
 
 私はまったく違う事を考えていました。
 
 とりあえず、スロで楽しみながら増やす→金曜の夜は競馬新聞を見ながら、楽しく予想→当日その通りに当たる→悩み解消、楽しく過ごす。
 
 金曜を向かえた時、私は今までとは違う流れの中にいました・・・
 
 
 …そろそろ俺に幸あれ、そして永久に・・・
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+-[[クズ二号(3)]]へ続きます