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&bold(){261 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 02:14:59.50 ID:PMx7IdCfO [1/7]} もしかすると俺がこの中でも一番のカスかもしれない。 ビックリするくらいのカスっぷりなのでみんなが元気になってくれればと思い書きます。 この土日で競馬で80万負けてる。 需要がなければ書くのやめるから。 【俺の人生】 俺は小学・中学と自分でゆうのもなんだがかなりの優等生で常にクラスのトップにいた。で、正直それなりにモテて高校に入るまでは華の人生だったと思う。 しかし俺の人生がおかしくなり始めたのは高校1年の夏。優秀な俺にクラブの一つ上の先輩がとんでもない事を言ってきた。 「お前パチンコ打った事ある?」 ある訳ないじゃん。俺優等生だぜ。正直この高校でもトップな俺だぜ。と思いながら猫被るのが上手な俺は先輩に 「ないっすよ。連れて行ってくれるんですか?」 「興味あるんか、週末行こうか」 「興味あるっすよー、じゃ空けときまっす」と言いながらも (しまったー、パチンコとか怖いよー、バレたら怖いよー、どうしよ-)と考えながらも日曜の朝15000円を握りしめ同級生の仲良し1人と3人でパチ屋に並んでいた。その日打ったのは現金機のワンワンパラダイス。まずは3000円を500円玉に両替。 戦闘開始! すると500円で猫群が走る。そこから時短抜け一度もせずに20箱。ちなみに当時は42玉交換だったが最終的に12万勝ち。 何これ? 次の日高校に行って一人に500円近く学食を仲良し8人組みにおごり4000円使っただけで俺はヒローになった。その快感と高校生ながら財布に10万入れてる俺のカッコよさに酔いしれた。 そこから毎週末その3人組みでパチンコに行ったが驚くように勝てる。俺はオカルトとか一切信じない理論的ギャンブラーなので同じ当選確率の台なら回る方が絶対に回収率が良いとやり始めた当初から考えていたので釘の勉強と蟹歩きで優秀台に常に座っていた。 信じてくれないかもしれないがその1年の年間終始100万弱。高校生の俺には十分なお金だった。 【華の高校生変】 第一章続く &bold(){262 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 02:38:26.85 ID:PMx7IdCfO [2/7]} 高校生の間はクラブ活動を本気でしたいた為バイトは出来なかった。しかし毎月コンスタントに勝てる為常に10万近く財布に入れている。正直金銭感覚がバグっていた為金使いが荒い奴で有名になった。 これは一例だが、2対2で飯を食べに行った時もちろん飯代は全出し、そこから当時フリータイムではなく3時間通常でシダックスに行く。これは神扱いされた。 そしてオールと言えばカラオケでなく宿探し。 年齢的にほとんど行けなかったがアポオッケーが出たら4人で宿泊のドンチャン騒ぎ。素泊まり(飯なしホテル)なら金額も安く4人で3万くらいだったと思う。しかし俺には安く感じた。 月1くらいでそんな事をしてその日は大体6・7万飛んでいたが余裕にも感じた。俺は神になった気分で金をバラまいていた。 高校3年のパチンコ収支はたいした事がなかったがサミーのコピー打法があったお陰でその年も年間プラス。そんな事をしながら大学受験を迎えた。 この3年間の経験からここから本当の意味で人生が狂い始めた。 志望大学は一つ!立○館!俺はなぜか京都に憧れていた。もちろん不合格。 一浪した。 次は絶対受かる自信があった。何故なら俺は遊び人なのに頭は賢い優等生だから。そしてピカピカ予備校生になった瞬間に悪魔に出会うのである。 ミリオンゴッドという怪物に。 ちなみに大分先になるけど次に訪れる怪物はツルマルジャパンだからね! 次回は【借金地獄の予備校】です☆ &bold(){266 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 03:15:17.10 ID:PMx7IdCfO [3/7]} ちなみに今現在仕事はしてるんです。 まあまあデカイ会社で。 ただ80万負けた事で寝れないんです。 去年の年収を去年まるまる競馬で負けた俺だけど80万は。 だって使ったらダメなお金だったから。 でも続きを書きマッスル!!! 【借金地獄の予備校】 「ミリオンゴッドとかゆうめちゃくちゃスゴイ台出たけど打ちに行かんか?」あのクソ先輩から予備校の俺にメールが来た。 「めちゃくちゃスゴイ台?行きましょう」 予備校の間はギャンブルしないと決めた初日にプラン変更。やはりたまには息抜きの為に豪遊したいし週末の遊び代くらいは稼いでよし。とパチンコスロットを勝てる前提で自分に言い聞かせた。 もうすでにギャンブル依存症になっていたが自分を正当化。勉強だけしていてもダメ。週一日は豪遊してこそ勉強ははかどるんだと。 朝一からミリオンゴッドを打った。1000円で777が揃う。はい、5000枚出るらしい。そのゴッドゲーム中に777が揃う。はい、万枚らしい。 ミリオンゴッド初打ちは結局2万枚。7、6枚交換なので約26万。 「やっぱり俺はギャンブル強い。」その日は朝まで豪遊した。確か半分くらい使ったと思う。そこから2時間程寝たのかな?向かった先はパチンコ屋。予備校はまあ週5だけれども優等生の俺には週3でいける。そう考えた。 その日の収支はマイナス5万。人生初の大負けだった。…俺は優等生予備校は週2、いや今週は週2で来週からは週5で行きますお父様お母様。 マイナス10万。 「なんだこの台?俺の貯金まで使わせるのか?」 この時たしか50万程貯金があった。翌日…あっ、予備校は今週休みだよ。マイナス5万。マイナス5万。マイナス5万。 俺の自慢はピカピカの予備校1週目全欠席出来る度胸の持ち主です。 確か1ヶ月程で貯金はなくなり予備校は翌週からきちんと行くも考えが変わる。 金のない予備校生などキテレツに出てくるベンゾ-さんじゃないか。 &bold(){268 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 03:37:35.88 ID:PMx7IdCfO [4/7]} 【借金地獄の予備校生】 俺は人生初めて友達にお金を貸してくれとお願いした。友達もすぐ貸してくれた。そいつは大学行きながらパチンコ屋でバイトしている学生にとったら高給取り。 10万借りた→1日で消える。 今思えばミリオンゴッドは恐ろしい台だよねー。今の5号機打つのに負ける時は負けるけど5万負けるの逆に難しいもんねー。 そんなこんなで夏の模擬試験の段階でそいつから50万借りていた。今思えば10代の子供がよくそんな大金貸してくれたと思う。 ちなみに試験では関関同立でABCB判定。わかる人にはわかると思うけどこれはかなり優秀でほぼ行ける判定だ。 「50万負けたけど俺ってやっぱり賢いね。まあとりあえず受かるっしょ。明日からミリオンゴッドの勉強しよう」 ちなみにミリオンゴッド等勉強もクソもいらないオヤジ台。順押ししてればオッケーの台。 ただお金がないねー、さてどうするか?この頭を使って考えよう。 …親の財布から抜こう。 俺はもはや優等生でも何でもない、ただのクズ。しかし俺のお金大作戦の初日は運良く10万勝ち。今思えばこの時負けてれば良かったが勝ってしまったからにはもちろん豪遊した。 明日の軍資金5万を残して。 そこから受験シーズンの1月までに親の財布に手を付けた回数は数知れず、2回目以降で抜いて負けた時はほとんど俺が抜いたとバレていたが俺は言い訳をする。 「バイトもせずに受かりたいから勉強に打ち込んでるねん!教科書代や!」「クラスのみんなで息抜きの旅行代や!」こんな感じのオラオラで何かしら理由をつけていた。 親父は厳格な人なので俺がこんな事をしたと知れば確実に家を出す人間なので母親も激怒はするものの親父には決してゆう事はなかった。 お母さんごめんね。 ちなみに入試直前での借金は友人への120万です。よく貸してくれたよな本当に。 &bold(){283 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 08:01:14.58 ID:PMx7IdCfO [6/7]} 【出勤地獄の予備校生】 入試、俺は志望大学を1本に絞り滑り止めを受けなかった。これだけ勉強をサボっていたのに受かる自信があったのだ。ただし全日程受験した。3日間だ。 手応えはあった。大体7割合えば受かるとゆわれてる。 試験後数日で色んな予備校で試験の解答をし自己採点出来るので俺はした。国英社会の3科目。 初日程最低開始! 100点満点換算で約90点70点50点。調度7割か…。まあまあかな。 2日目80点60点60点。…2日目は自信なかったしまあ。 3日目85点70点60点。よしボーダーは越えてるだろ。 ただ、想像していた点数より遥かに少なかった。でもいける、そんな自信は何故か湧いてくる。その日から結果通知の来る日まで俺はサラリーマン金太郎にハマった。 何故か120万が借金の限界だと思っていた俺は次は姉にお金を貸してくれとお願いた。借りるのには理由がいる、よし嘘をつこう。 「姉ちゃん、海外旅行みんなで行こってなっててさ。俺今年勉強一本で来たからお金なくて…。大学入ったらバイトするしお金貸してほしいねんな-。」 20万ゲット、とりあえずパスポートだけは取りに行き19万で翌日からの資金とした。 1週間程で残金10万を切った時に俺は思った。所詮パチンコスロットじゃあ20万勝つのが限界。昔のようにパチンコでもしようか、いや、最近は新基準になったお陰で1000円あたり20回しか回らない。等価の店も少ないしボーダー越えの台とはまず出会わない。 パチンコは理論的にスロットも設定判別はしていたがミリオンゴッドを打ってからはスロットのジャッジがおかしくなっていた。 他にどうすれば金を稼げるのか。 …ん? その時サイレンススズカのレースが頭の中に浮かんだ。 当時中学生だったが競馬好きの友人が強い馬がいるとはしゃいでいた為何度かテレビで見ていたのだ。 &bold(){292 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 12:41:38.07 ID:PMx7IdCfO [7/7]} よし競馬をしよう! プレステのダビスタはやった事があった。とりあえず当時の競馬を語っていた友達に電話。 「久しぶり、最近も競馬してる?」 「してるしてる、俺WINS毎週行ってるし。前20万勝ったし」 俺はかなり強い味方を手に入れた気分になった。とりあえず一緒に行こうと誘いWINS到着。 確かやったのは条件戦だと思うが、初馬券を言われるがままに購入。500円の単勝と100円馬連の600円が3000円くらいになった。 「ほら、当たったやろ、賭け金10倍賭けてたら3万やしな。競馬は稼げるぞ」 「だねー、当たってよかった。サンキュー」 よし、次のレースは賭け金100倍でいこう。初競馬なのに俺はそう思った。自信あるレースを聞き複勝という当たる確率の高い券種で6万入れた。 1、3倍的中。7万8千円。そこで俺はそのツレに聞いた。 「お金いくら貸せる?次は俺の10万と借りれるお金足して複勝に突っ込みたい」 「10万が限界やけど、返せるなら全然いいよ」 「来週でいい?返せるよ」(返せる訳はない。ただ当たれば返せる) 1、5倍の複勝に20万入れた。友達もお前より額少ないのはなぁ、とか言って20万。 &bold(){317 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 20:42:00.98 ID:PMx7IdCfO [8/8]} 20万がお互い30万になった。友人に10万返して残りの20万もちろん次の日も一緒にWINSへ。 「今日は絶対に当たるレース1レースに絞ってしよう」 友人とそう話して前日1日かけて研究してきたレースに俺は20万、友人は30万突っ込んだ。 選んだレースは朝一のダート未勝利。 結果…外れ。ここから怒涛の借金ラッシュが始まる。 「ごめん、来るはずなんだけどおかしいなぁ」 俺はもう友人と姉とで140万借りている。何とかしないと。その時友人が思わぬ事を言い出した。 「サラ金って俺バイトしてるし借りれるのかなぁ」 全くわからなかった。18才から利用可能なのか20才からなのかすら知識はない。ただ借りてほしかった。それでそのお金を貸してほしかった。 しかし窓口へ行くも給与明細や身分証明等の必要書類がなくアウト。その日は二人して1レースで帰宅する事に。 俺は考えに考えた。どうすればお金を手に入れれるのか。 働く…俺は来月から大学生。 ギャンブル…資金がない。 犯罪…絶対にダメ。 …ひらめいたぁ! 入学祝いがあるじゃないか!入学祝いは祖父祖母両親色んな人から貰えるんだよな!そーゆーもんだよな!大学合格とか絶対に貰えるよな!ラッキー! タイミングよく競馬で負けた次の日が試験の結果がおそらく届く予定日だった。 確かハガキだと不合格、封筒以上で合格の可能性が高いとか言ってたな。 14時過ぎ1通の…ハガキが届く。めちゃくちゃ焦った。ハガキかよ。(あっ、俺3日間試験受けたよな!セーフセーフ。初日はまあまあ出来たが自信がある訳じゃない。俺にはボーダー越えの3日目が残ってる。2日目だって周りが出来てないなら希望はある) とりあえずハガキのシートをめくる。 ○○○○(名前) 全日程不合格となりました。 「だっぬ」 変な声が出た。 まさかの一発告知。これぞ南国育ちだ。 &bold(){344 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/01(火) 07:38:30.79 ID:3jJNvHHyO [1/4]} これから先どうしよう。 最終的に俺は後期日程でレベルを下げて受験する事にした。俺にとって正直関西圏私学トップ3以下ならもうどこでもよかった。 よし、○大学にしよう。ところで学生時代ってどこでもいると思うがやたらと可愛い子が集まってる仲良し集団っていたよね? その中の3人が現役で行った大学。 決め手の理由の50%はコレだ。もう俺は完全に燃え尽きていた為に本当にどうでもよかった。 よし、電話しよう☆ 「あのさ、俺試験ぜーんぶ落ちてもうて、もう○大学行こうと思うねん」 「え~、△君(俺の名前)がこんなとこ来ちゃダメだって~。でも△君と同じ大学になったら友達には威張れるね」 100%。俺は決めた。○大学に…行きたい。 信じてもらえないかもしれないが本当にこの理由だけで志望した。親にはこの大学でしか学べない事やここでトップを取る等色々伝えた。もちろん納得してくれた。 そして受験、合格。 どう考えても無駄な1年だろうが人生を無駄にしたなど一切思わなかった。何故なら俺にはこの4年で挽回出来るだけの力があるしこれから可愛いABC子と一緒にお弁当食べれるもん。そう思っていた。 4月5日あたりが入学式だったたが合格発表からの約2週間あの競馬の友達から毎日のように電話があった。 サラ金でカードを作り20万用意が出来たのだ。利息があるから10万を11万にしてくれるなら貸してくれると神が俺に言った。 ただ、向かった先は園田競馬。何故にJRAではなく地方なのかは今日が平日。だから。 この日とんでもない事件が起きた。 &bold(){364 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/01(火) 12:38:04.15 ID:3jJNvHHyO [2/4]} 初の競馬場は想像を遥かに越える汚さと、おっさん連中で負のオーラに包まれていた。 当時身なりも派手な俺達はかなり浮いていた。 「何か怖いなココ」 そういいながら席を探して座るまでの約10間に5・6人のおっちゃんに喋りかけられたりしていたので「なんだ、気さくな連中でよかった」と安心してしまったのが間違いだった。 人馬さん級の事件が起きるともしらずに。 &bold(){402 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/01(火) 21:55:24.95 ID:3jJNvHHyO [5/6]} 「オシャレなGパンやなぁ」50くらいの親父が喋ってきた。その時たまたま友達はトイレ大に行っていてこれは俺と親父の一騎打ちの会話なのでよろしく。 敵「兄ちゃんいつもいくらくらい賭けんの?」 俺「園田初めてなんで」 敵「おっちゃんはお金ないけどここやと決めたレースにドカンといく感じや。今日も決めてある」 俺「そうなんですか。」 敵「そやそや、昨日も勝たしてもろてなぁ。ほら見てみ」 財布の中におそらく100万。今思えば典型的なコーチ屋の手口なんだろうが俺は全くわからなかった。すげぇ。その時ツレがトイレから帰ってきた。俺に喋った内容をまた友達としていた。 「兄ちゃん等、1レースは3-4か3-5しかないで。1000円だけ買っとき。」 そう言って席を立つ。ただ、じじいは甘い。俺達は30万1点勝負をしてきたキチガイだぜ。お互いその馬連1万の2点買いをした。 たしか3倍くらいの配当だったが見事的中。 「おい、あのおっちゃん凄いな」友達とそう喋っている時あの親父がカムバック。 「ちゃんと買ったか?よしよし、よかったな。次のレースは難しいしコーヒー飲みに行こう」俺達は何の躊躇いもなく近くの喫茶店へ。ちなみにおっちゃんの友達も参加しての4人で。 &bold(){403 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/01(火) 21:56:45.94 ID:3jJNvHHyO [6/6]} そこで親父は5レースが当たる自信があるという。新聞的には2番人気と5番人気くらいの馬を指名。おっちゃんは20万いく、俺達にも額を張れと勧めてきた。 「じゃあ1万行こうかな。」そう言うと親父は少し怖い顔をして 「今日の勝負はここやぞ!男ならドカンと行け!」 俺も友達も5万ずつ行く事に決定。 とりあえず馬券は親父Aがみんなの分を買ってくると金を集め出す。それはダメだと俺が少し喋ったが「大丈夫や、心配してるような事はせえへん」と笑って俺をなだめる。 (まあいい、Aが逃げてもこの親父Bさえ逃がさなければ何とかなる) そう思いレースが始まる。当たれ-!と言いたい…が俺達は喫茶店の中。おかしいとこだらけのこの状況に何とも思わなかった俺達が悪いのだが親父Aを待つ事に。 10分後くらいに見た事もない親父Cが俺達の元に来た。 「すまん、親父Aは足が悪いから券買うの間に合わなかったらしい。これ兄ちゃん等の金預かってきたわ」親父Aは足が悪いからなぁ、ところで今は大丈夫か?等の親父Aについての会話を親父BとCが長々としている。 &bold(){431 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/02(水) 00:38:18.12 ID:DVwLckuTO [1/5]} 数分後、あちらからこっちに話かけてきた。 「聞いての通り買えなかったらしいわ。すまんな。」 まあ仕方がない。親父Aが今日はこのレースだけと言って訳だし、金だけ返してもらって競馬場に戻ろう。そう思った矢先親父Cが口を開く。 「親父Aが7レースは1-2にいけと行っていたぞ。これは裏の情報らしい。お前達も賭けるか?」人気は大体5・6番人気の馬連。しかも10頭立て。 俺はここで悟った。5レースの結果はまだ見てないが絶対に当たっている。ハズレるまでこんな事が繰り返され、当たれば次はおそらく親父Cまで足が悪いもしくは貧血で倒れ親父Dが登場するんだと。 ハズレた瞬間残念だったな、さらばー!戦法だこれは。 「乗ります!」 俺の友人が言った。バカかよ、こいつにこの可能性を知らせないといけない。 「ちょ、一回トイレ行って考え直そうぜ」 俺がそうゆうと親父Cが激怒した。 「早くしろ!時間がなくなるぞ!男だろ!」 ちなみにこいつらは男というワードをやたらと使う連中だった。 「俺はもういいです、お前もやりたいならいいけど好きにしろ。俺はしない!」 そう言うと友達は10万を返せと言ってくる、賭けるなら返さなくていいが使わないならそれで合わせて20万賭けると言ってい。 こいつはこの親父が神に見えているんだろう。そして家でも買う計画を立ててるのか。 バカだ。 …仕方ない。少しでも助けてやろうと俺は親父Cにやっぱり俺もすると伝えた、たださっきの5万だけで馬券を買ってくれと。 もちろん友達は10万。 結果…想像通りです。 「すまんな、残念だったな」親父Cが喫茶店に戻ってきた。 俺はこの時は冷静だった為こいつらが犯罪者である事を確認するために一つだけ尋ねた。 「馬連にこんな額突っ込んだの初めてやしお守りがわりにそのハズレ馬券下さいよ」と。 もちろん小学生レベルの解答が。 「腹が立ってゴールした瞬間全部破いてもうたわ」 このクソじじいめ。 &bold(){434 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/02(水) 00:58:48.14 ID:DVwLckuTO [2/5]} 結局この日はこの事実を友達に伝え友達も納得。何度も謝ってきたが俺は競馬は負けたが勝負に勝った気分で変にテンションがあがっていた。 「この5万で二人で遊ぼう、11万はちゃんと返すしおごってやる」 結構ここカッコイイでしょ、俺☆ ただ今回の借金は5万でいいと話がまとまり 飲み→風俗コースには少し手持ちが寂しかったので飲み→セクキャバコースで今日の事件を忘れるくらいに乳を揉んだ。 この友人はこれから2社カードが増え40万をゲット。前回のお礼だと10万貸してくれ借金総額は華のキャンパスライフを目前に150万を突破する。 競馬漬け生活は大学卒業するまで待ってね。本当に凄いから。次回は 【俺の人生を変える女現る】です。 &bold(){444 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/02(水) 07:43:22.35 ID:DVwLckuTO [3/5]} 海外旅行に行ってないだの、返せると行っていた金は?のトラブルは幾度となく繰り広げられていたが毎度嘘で乗り切っていた。だからもちろん借金の額は変わっていない。 俺のキャンパスライフが始まった。 入学式当日クラブやサークルの勧誘で校内はお祭り騒ぎだった。高校時代の可愛いABC子とも喋り、充実した大学生活1日目を終えようとしたその日の晩の事。 無性に金龍ラーメンが食べたくなりミナミへ地元の仲良しA君と行く事に。ここで運命の出会いをする。夜中の10時、女の子二人が遠くの方から駅方向に向かい走ってきた。 「終電?まだ時間はあるなのにな」とA君と言いながらもすれ違うタイミングで一人の女の子がドラッグストアで買ったであろう化粧品や日常品の袋を落とした。 「すみません!」 可愛い二人組だった。俺とA君は軽く散らばった品を拾い袋に詰める。 「終電っすか?」俺は喋らないともったいないと思いとりあえず気にもなっていたので聞いた。 「いえ、あっまあ。とりあえず超時間がない感じです。ありがとうございましたっ」 それだけで彼女達とは別れたが後にまた出会う事になろうとは。 &bold(){445 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/02(水) 07:44:13.29 ID:DVwLckuTO [4/5]} それから約1週間が過ぎキャンパスライフ実質1日目俺は朝一の授業を終え次は昼休み明けに1コマ授業を受けなくてはならず10時半から早めの昼食をすぐに友達になったA君ととっていた。 その時肩をトントンと誰かが叩く。 「えっ、あの…もしかしたら」 すぐにミナミの暴走少女だとわかった。まさか同じ大学でこんな時間に、しかもお互い顔を覚えているなんて…運命を感じた。 この展開からは付き合うまでに時間はかからず楽しいキャンパスライフを送った。そしてこの女のアゲマン具合が凄かった。 大阪にスロット北斗が導入されたのはミナミの今はなきゲット○○○が最速だったと思う。俺は朝一から並び台を確保。この日は昼過ぎから彼女とデートだった。 初当たりがこの先越える事のない51連。お昼を回っていたので彼女にこの事を伝えた。 すると今出たけど損しない?やめても後悔しない?と俺にやたらと気を使ってくる。終わってからでもいいよとゆうのでもちろん俺の答えは、続行。 そこからはコンスタントに連チャンし夜の8時には2枚弱。また金が出来た。その後彼女と朝まで遊んで競馬友達への借金を完済。 良い話はおもしろくないかもしれんけど今年1年だけ我慢してねー。続く &bold(){506 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/03(木) 07:37:53.94 ID:x/FXsMzSO [1/2]} それから俺はすぐバイトを始めた。居酒屋とゆうよりバー寄りのレストラン…かな。週3で給料は月8万程。120万の友達には毎月4万円は必ず返すとの約束だ。 彼女とは学校が一緒なので週末よりも平日によくデートをしていた。もちろん借金の話はしていない。 今日のデートはボロボロになった俺の財布を買い替える為にミナミまで出かけた。その時駅前で1億出ましたの看板。 彼女は言う「スクラッチ1枚買ってみようよ」 いいねと俺は彼女とで2枚買った。その際、店のおばちゃんが10枚くらいの中から選べと目の前で扇状に広げてくれた。 まさかのこれが…30万100円になる。もちろん俺の方が100円だ。 聞いた中では身近で最高金額を彼女が当てた。 信じて貰えないかもしれないが本当に当たった。 しかし彼女は「これは○○ちゃんのお金で買ったクジだからと」俺に渡す。俺は軽くジャブ程度に納得させない感じで「いいよ」と1ターンのやり取りの後すぐに「わかった」と当たりクジをバイトの先輩に29万円で買い取ってもらった。親にバレずにお金を得る為に。 その金で彼女には内緒でスロットに行き、5月末にはバイト代も入れて手持ち100万に到達した。 もう少しで全額返せる。 ここで俺は考えた。 &bold(){507 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/03(木) 07:48:06.52 ID:x/FXsMzSO [2/2]} 金を借りた友人に言う。 俺「毎月4万て3年近くかかるよなぁ」 友「いいよ、スロットで勝った時だけ大目に返済してくれれば」 俺「余裕あるよな、やっぱ金持ったらそんなデカイ事言えるんやなぁ」 友「バイト代が俺は多いし、スロットが調子良すぎるから」 ここまでの会話は全て俺の作戦通り。想像した流れで来ている。 俺「先に言っとくけど俺は今手持ち10万しかない。(本当は100万)ただ、俺が3年じゃなくて3日で用意したらビビる?」 友「100%無理やろ。出来たら一日タダスロさしたるわ」 まあ良い流れで来てるが少しズレてきたので本題に入る。 &bold(){584 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/04(金) 08:00:31.62 ID:VJidE6C7O [1/6]} 俺の作戦はいくら時間がかかっても金を返してくれないツレではなく、実は計画的に貯めてました、もう全額あります。一先ず全額お返しします。信頼回復。さらに借りる。作戦だ。 「申し訳ない。実は俺借金が他にあってお前との分以上に返済しなあかんくて、でも120万は早く返したいと思ってて今週には集まると思う。」 もちろん嘘だ。 「マジで!俺は後でいいから先返せよ」 「いや、額が多過ぎてさ。200だから…」 「後80貸したろうか?」 「えっ!?」 正直ここまでの展開は想像していなかった。足りない20万を何とか用意して形式上は返してのまた増額で借りるつもりが夢のような展開。 俺は…借りた。そして大学生活では最後になる競馬勝負に挑んだ。 手持ち180万。 借金220万。 &bold(){595 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/04(金) 18:10:08.07 ID:VJidE6C7O [2/6]} 俺は友達に電話した。 「今週絶対当たりそうなレース教えてほしい」 そう、まだこの頃は自分には知識もない故この友達に頼るしかなかった。 「見とくよ」 俺は180万が最低でも300万にはなると思っていた。1、7倍でいけるんだから。 そして週末 「2つ見つけたで~」 1つ目も2つ目も3才未勝利。この時は人任せだった為に名前が思い出せないのは申し訳ない、たしかショウナンの馬だったと思う。 1、1~1、1 1、7~2、1(読んで貰えばわかるが結果1、4~1、8) 確かこんな感じのオッズだ。 「負けても恨まないから!ありがとう」 今思えば完全にアホだがこの2レースに手を出し、1レース目は多少のビビりで80万複勝で購入。もちろんその友達にはこんな額入れたとは行っていない。金のない人間として接してほしかったからだ。 ショウナンは好位からラスト直線に入ると抜群の伸び。アンライバルドの皐月賞みたいな感じだったかな、安心してレースを見れた。 1着。 88万の払い出しに横の同い年くらいの男二人組は「すげぇ」と言っている。凄いだろ、8万勝ちだ。80万突っ込んだなど思ってもいないだろう、こいつら貧乏人には。 俺は1着入選で気がデカクなり欲が出た。次のレース当たれば400万弱手に入るかも。 俺は払い出し窓口のシステムもわかってたので、40万×4口 28万×1口 を購入。賢い。 ただ倍率がガクンと落ちた。中央競馬のオッズを動かす大学一年生。カッコイイ。 レースが始まった。スタートが良くなく少し後方から。足が震えてきた。心臓の音がバクバクと耳から聞こえているようだった。 一瞬夢を見た、マクって4角では2番手。これは勝てる。 その馬は先頭に立つ事はかったが…3着に残る事もなかった。5着。 恨まないと言ったが恨んだ、心の中で死ねと100回は言ってしまった。 友人は笑っている。 日本一明るい未来が待っていない大学生、俺。 &bold(){602 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/04(金) 18:57:31.07 ID:VJidE6C7O [4/6]} それから俺は月8万の給料でコツコツ返済したが、時には「今月許して~」と払わない日もあった為4回生になった時の借金総額は姉への20万、友人に50万。 あのアゲマン彼女と別れるまでの2年間でスロットと給料で150万返済したが実際3回生の1年間はほとんど返していない。 「良いところに就職しよう!」 とりあえずデカイ会社ばかりを受けていった。 エイベックス、書類選考落ち。 トヨタ、2次面接落ち。 唯一三菱東京UFJ銀行だけは最終面接まで行ったが結果落ちる。 リクルートカットの俺は髪を伸ばし始めた。 &bold(){611 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/04(金) 20:44:48.21 ID:VJidE6C7O [5/6]} 少なくても10社は大手を受けた。もちろん全て落ちた。 「サラリーマンになって髪短くしておっさんになるのは嫌だ」と落ち続けて頭がおかしくなった俺は途中で水商売の道を選ぶ事にした。 最後の1年間はキャバのボーイをした。もちろん卒業出来るよう単位だけはしっかり取った。 朝晩逆の生活になりギャンルはしなかったお陰で金は貯まる…はずだったが女に注ぎこんだ。 何かと出会いがあった為この年が人生で一番モテたと思う。 「あの女とヤるまでに全然金を使わなかった」「あいつは1回飲みに行っただけでヤれたから5000円の女」そんな会話をツレとしながら金を使い続けた。本当に最低だったと思う。 めちゃくちゃタイプな子が現れた時どうすべきか?俺が教えます。 出会ったその日に大金を使え!です。プレゼントでも高級レストランでも何でもいいから少なくても10万は使いましょう。 そうすれば必ず次のアポが取れます。次がなければ始まらない。どんな動機であれ2回目は大事です。 調子乗ってすみません。 まぁ、そうこうしながら大学を卒業し、ホストになった(親には本格的なバーテンダーになる為にバーテンのバイトをしていると伝えた、水商売には反対だったが資格の勉強(FP)も並立していた為に何とか納得してくれていた)。 ここから俺の借金がとんでもない事になっていく。 &bold(){613 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/04(金) 20:50:11.02 ID:VJidE6C7O [6/6]} 申し訳ないですがこの土日に人生を賭けたお金のやり取りがあるので…書けたら続き書きますが…忙しいので最悪次の連載は月曜日になるんでよろしくお願いします。 &bold(){924 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/11(金) 19:36:37.45 ID:QC+VqOuFO} お久しぶりです。 この一週間で190万借金が増えました~ 書き込む元気がなくなっていたのですが…また明日から書いていきますのでよろしくお願いします☆ -ギャンブラー(2)へ続きます
&bold(){261 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 02:14:59.50 ID:PMx7IdCfO [1/7]} もしかすると俺がこの中でも一番のカスかもしれない。 ビックリするくらいのカスっぷりなのでみんなが元気になってくれればと思い書きます。 この土日で競馬で80万負けてる。 需要がなければ書くのやめるから。 【俺の人生】 俺は小学・中学と自分でゆうのもなんだがかなりの優等生で常にクラスのトップにいた。で、正直それなりにモテて高校に入るまでは華の人生だったと思う。 しかし俺の人生がおかしくなり始めたのは高校1年の夏。優秀な俺にクラブの一つ上の先輩がとんでもない事を言ってきた。 「お前パチンコ打った事ある?」 ある訳ないじゃん。俺優等生だぜ。正直この高校でもトップな俺だぜ。と思いながら猫被るのが上手な俺は先輩に 「ないっすよ。連れて行ってくれるんですか?」 「興味あるんか、週末行こうか」 「興味あるっすよー、じゃ空けときまっす」と言いながらも (しまったー、パチンコとか怖いよー、バレたら怖いよー、どうしよ-)と考えながらも日曜の朝15000円を握りしめ同級生の仲良し1人と3人でパチ屋に並んでいた。その日打ったのは現金機のワンワンパラダイス。まずは3000円を500円玉に両替。 戦闘開始! すると500円で猫群が走る。そこから時短抜け一度もせずに20箱。ちなみに当時は42玉交換だったが最終的に12万勝ち。 何これ? 次の日高校に行って一人に500円近く学食を仲良し8人組みにおごり4000円使っただけで俺はヒローになった。その快感と高校生ながら財布に10万入れてる俺のカッコよさに酔いしれた。 そこから毎週末その3人組みでパチンコに行ったが驚くように勝てる。俺はオカルトとか一切信じない理論的ギャンブラーなので同じ当選確率の台なら回る方が絶対に回収率が良いとやり始めた当初から考えていたので釘の勉強と蟹歩きで優秀台に常に座っていた。 信じてくれないかもしれないがその1年の年間終始100万弱。高校生の俺には十分なお金だった。 【華の高校生変】 第一章続く &bold(){262 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 02:38:26.85 ID:PMx7IdCfO [2/7]} 高校生の間はクラブ活動を本気でしたいた為バイトは出来なかった。しかし毎月コンスタントに勝てる為常に10万近く財布に入れている。正直金銭感覚がバグっていた為金使いが荒い奴で有名になった。 これは一例だが、2対2で飯を食べに行った時もちろん飯代は全出し、そこから当時フリータイムではなく3時間通常でシダックスに行く。これは神扱いされた。 そしてオールと言えばカラオケでなく宿探し。 年齢的にほとんど行けなかったがアポオッケーが出たら4人で宿泊のドンチャン騒ぎ。素泊まり(飯なしホテル)なら金額も安く4人で3万くらいだったと思う。しかし俺には安く感じた。 月1くらいでそんな事をしてその日は大体6・7万飛んでいたが余裕にも感じた。俺は神になった気分で金をバラまいていた。 高校3年のパチンコ収支はたいした事がなかったがサミーのコピー打法があったお陰でその年も年間プラス。そんな事をしながら大学受験を迎えた。 この3年間の経験からここから本当の意味で人生が狂い始めた。 志望大学は一つ!立○館!俺はなぜか京都に憧れていた。もちろん不合格。 一浪した。 次は絶対受かる自信があった。何故なら俺は遊び人なのに頭は賢い優等生だから。そしてピカピカ予備校生になった瞬間に悪魔に出会うのである。 ミリオンゴッドという怪物に。 ちなみに大分先になるけど次に訪れる怪物はツルマルジャパンだからね! 次回は【借金地獄の予備校】です☆ &bold(){266 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 03:15:17.10 ID:PMx7IdCfO [3/7]} ちなみに今現在仕事はしてるんです。 まあまあデカイ会社で。 ただ80万負けた事で寝れないんです。 去年の年収を去年まるまる競馬で負けた俺だけど80万は。 だって使ったらダメなお金だったから。 でも続きを書きマッスル!!! 【借金地獄の予備校】 「ミリオンゴッドとかゆうめちゃくちゃスゴイ台出たけど打ちに行かんか?」あのクソ先輩から予備校の俺にメールが来た。 「めちゃくちゃスゴイ台?行きましょう」 予備校の間はギャンブルしないと決めた初日にプラン変更。やはりたまには息抜きの為に豪遊したいし週末の遊び代くらいは稼いでよし。とパチンコスロットを勝てる前提で自分に言い聞かせた。 もうすでにギャンブル依存症になっていたが自分を正当化。勉強だけしていてもダメ。週一日は豪遊してこそ勉強ははかどるんだと。 朝一からミリオンゴッドを打った。1000円で777が揃う。はい、5000枚出るらしい。そのゴッドゲーム中に777が揃う。はい、万枚らしい。 ミリオンゴッド初打ちは結局2万枚。7、6枚交換なので約26万。 「やっぱり俺はギャンブル強い。」その日は朝まで豪遊した。確か半分くらい使ったと思う。そこから2時間程寝たのかな?向かった先はパチンコ屋。予備校はまあ週5だけれども優等生の俺には週3でいける。そう考えた。 その日の収支はマイナス5万。人生初の大負けだった。…俺は優等生予備校は週2、いや今週は週2で来週からは週5で行きますお父様お母様。 マイナス10万。 「なんだこの台?俺の貯金まで使わせるのか?」 この時たしか50万程貯金があった。翌日…あっ、予備校は今週休みだよ。マイナス5万。マイナス5万。マイナス5万。 俺の自慢はピカピカの予備校1週目全欠席出来る度胸の持ち主です。 確か1ヶ月程で貯金はなくなり予備校は翌週からきちんと行くも考えが変わる。 金のない予備校生などキテレツに出てくるベンゾ-さんじゃないか。 &bold(){268 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 03:37:35.88 ID:PMx7IdCfO [4/7]} 【借金地獄の予備校生】 俺は人生初めて友達にお金を貸してくれとお願いした。友達もすぐ貸してくれた。そいつは大学行きながらパチンコ屋でバイトしている学生にとったら高給取り。 10万借りた→1日で消える。 今思えばミリオンゴッドは恐ろしい台だよねー。今の5号機打つのに負ける時は負けるけど5万負けるの逆に難しいもんねー。 そんなこんなで夏の模擬試験の段階でそいつから50万借りていた。今思えば10代の子供がよくそんな大金貸してくれたと思う。 ちなみに試験では関関同立でABCB判定。わかる人にはわかると思うけどこれはかなり優秀でほぼ行ける判定だ。 「50万負けたけど俺ってやっぱり賢いね。まあとりあえず受かるっしょ。明日からミリオンゴッドの勉強しよう」 ちなみにミリオンゴッド等勉強もクソもいらないオヤジ台。順押ししてればオッケーの台。 ただお金がないねー、さてどうするか?この頭を使って考えよう。 …親の財布から抜こう。 俺はもはや優等生でも何でもない、ただのクズ。しかし俺のお金大作戦の初日は運良く10万勝ち。今思えばこの時負けてれば良かったが勝ってしまったからにはもちろん豪遊した。 明日の軍資金5万を残して。 そこから受験シーズンの1月までに親の財布に手を付けた回数は数知れず、2回目以降で抜いて負けた時はほとんど俺が抜いたとバレていたが俺は言い訳をする。 「バイトもせずに受かりたいから勉強に打ち込んでるねん!教科書代や!」「クラスのみんなで息抜きの旅行代や!」こんな感じのオラオラで何かしら理由をつけていた。 親父は厳格な人なので俺がこんな事をしたと知れば確実に家を出す人間なので母親も激怒はするものの親父には決してゆう事はなかった。 お母さんごめんね。 ちなみに入試直前での借金は友人への120万です。よく貸してくれたよな本当に。 &bold(){283 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 08:01:14.58 ID:PMx7IdCfO [6/7]} 【出勤地獄の予備校生】 入試、俺は志望大学を1本に絞り滑り止めを受けなかった。これだけ勉強をサボっていたのに受かる自信があったのだ。ただし全日程受験した。3日間だ。 手応えはあった。大体7割合えば受かるとゆわれてる。 試験後数日で色んな予備校で試験の解答をし自己採点出来るので俺はした。国英社会の3科目。 初日程最低開始! 100点満点換算で約90点70点50点。調度7割か…。まあまあかな。 2日目80点60点60点。…2日目は自信なかったしまあ。 3日目85点70点60点。よしボーダーは越えてるだろ。 ただ、想像していた点数より遥かに少なかった。でもいける、そんな自信は何故か湧いてくる。その日から結果通知の来る日まで俺はサラリーマン金太郎にハマった。 何故か120万が借金の限界だと思っていた俺は次は姉にお金を貸してくれとお願いた。借りるのには理由がいる、よし嘘をつこう。 「姉ちゃん、海外旅行みんなで行こってなっててさ。俺今年勉強一本で来たからお金なくて…。大学入ったらバイトするしお金貸してほしいねんな-。」 20万ゲット、とりあえずパスポートだけは取りに行き19万で翌日からの資金とした。 1週間程で残金10万を切った時に俺は思った。所詮パチンコスロットじゃあ20万勝つのが限界。昔のようにパチンコでもしようか、いや、最近は新基準になったお陰で1000円あたり20回しか回らない。等価の店も少ないしボーダー越えの台とはまず出会わない。 パチンコは理論的にスロットも設定判別はしていたがミリオンゴッドを打ってからはスロットのジャッジがおかしくなっていた。 他にどうすれば金を稼げるのか。 …ん? その時サイレンススズカのレースが頭の中に浮かんだ。 当時中学生だったが競馬好きの友人が強い馬がいるとはしゃいでいた為何度かテレビで見ていたのだ。 &bold(){292 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 12:41:38.07 ID:PMx7IdCfO [7/7]} よし競馬をしよう! プレステのダビスタはやった事があった。とりあえず当時の競馬を語っていた友達に電話。 「久しぶり、最近も競馬してる?」 「してるしてる、俺WINS毎週行ってるし。前20万勝ったし」 俺はかなり強い味方を手に入れた気分になった。とりあえず一緒に行こうと誘いWINS到着。 確かやったのは条件戦だと思うが、初馬券を言われるがままに購入。500円の単勝と100円馬連の600円が3000円くらいになった。 「ほら、当たったやろ、賭け金10倍賭けてたら3万やしな。競馬は稼げるぞ」 「だねー、当たってよかった。サンキュー」 よし、次のレースは賭け金100倍でいこう。初競馬なのに俺はそう思った。自信あるレースを聞き複勝という当たる確率の高い券種で6万入れた。 1、3倍的中。7万8千円。そこで俺はそのツレに聞いた。 「お金いくら貸せる?次は俺の10万と借りれるお金足して複勝に突っ込みたい」 「10万が限界やけど、返せるなら全然いいよ」 「来週でいい?返せるよ」(返せる訳はない。ただ当たれば返せる) 1、5倍の複勝に20万入れた。友達もお前より額少ないのはなぁ、とか言って20万。 &bold(){317 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/02/28(月) 20:42:00.98 ID:PMx7IdCfO [8/8]} 20万がお互い30万になった。友人に10万返して残りの20万もちろん次の日も一緒にWINSへ。 「今日は絶対に当たるレース1レースに絞ってしよう」 友人とそう話して前日1日かけて研究してきたレースに俺は20万、友人は30万突っ込んだ。 選んだレースは朝一のダート未勝利。 結果…外れ。ここから怒涛の借金ラッシュが始まる。 「ごめん、来るはずなんだけどおかしいなぁ」 俺はもう友人と姉とで140万借りている。何とかしないと。その時友人が思わぬ事を言い出した。 「サラ金って俺バイトしてるし借りれるのかなぁ」 全くわからなかった。18才から利用可能なのか20才からなのかすら知識はない。ただ借りてほしかった。それでそのお金を貸してほしかった。 しかし窓口へ行くも給与明細や身分証明等の必要書類がなくアウト。その日は二人して1レースで帰宅する事に。 俺は考えに考えた。どうすればお金を手に入れれるのか。 働く…俺は来月から大学生。 ギャンブル…資金がない。 犯罪…絶対にダメ。 …ひらめいたぁ! 入学祝いがあるじゃないか!入学祝いは祖父祖母両親色んな人から貰えるんだよな!そーゆーもんだよな!大学合格とか絶対に貰えるよな!ラッキー! タイミングよく競馬で負けた次の日が試験の結果がおそらく届く予定日だった。 確かハガキだと不合格、封筒以上で合格の可能性が高いとか言ってたな。 14時過ぎ1通の…ハガキが届く。めちゃくちゃ焦った。ハガキかよ。(あっ、俺3日間試験受けたよな!セーフセーフ。初日はまあまあ出来たが自信がある訳じゃない。俺にはボーダー越えの3日目が残ってる。2日目だって周りが出来てないなら希望はある) とりあえずハガキのシートをめくる。 ○○○○(名前) 全日程不合格となりました。 「だっぬ」 変な声が出た。 まさかの一発告知。これぞ南国育ちだ。 &bold(){344 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/01(火) 07:38:30.79 ID:3jJNvHHyO [1/4]} これから先どうしよう。 最終的に俺は後期日程でレベルを下げて受験する事にした。俺にとって正直関西圏私学トップ3以下ならもうどこでもよかった。 よし、○大学にしよう。ところで学生時代ってどこでもいると思うがやたらと可愛い子が集まってる仲良し集団っていたよね? その中の3人が現役で行った大学。 決め手の理由の50%はコレだ。もう俺は完全に燃え尽きていた為に本当にどうでもよかった。 よし、電話しよう☆ 「あのさ、俺試験ぜーんぶ落ちてもうて、もう○大学行こうと思うねん」 「え~、△君(俺の名前)がこんなとこ来ちゃダメだって~。でも△君と同じ大学になったら友達には威張れるね」 100%。俺は決めた。○大学に…行きたい。 信じてもらえないかもしれないが本当にこの理由だけで志望した。親にはこの大学でしか学べない事やここでトップを取る等色々伝えた。もちろん納得してくれた。 そして受験、合格。 どう考えても無駄な1年だろうが人生を無駄にしたなど一切思わなかった。何故なら俺にはこの4年で挽回出来るだけの力があるしこれから可愛いABC子と一緒にお弁当食べれるもん。そう思っていた。 4月5日あたりが入学式だったたが合格発表からの約2週間あの競馬の友達から毎日のように電話があった。 サラ金でカードを作り20万用意が出来たのだ。利息があるから10万を11万にしてくれるなら貸してくれると神が俺に言った。 ただ、向かった先は園田競馬。何故にJRAではなく地方なのかは今日が平日。だから。 この日とんでもない事件が起きた。 &bold(){364 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/01(火) 12:38:04.15 ID:3jJNvHHyO [2/4]} 初の競馬場は想像を遥かに越える汚さと、おっさん連中で負のオーラに包まれていた。 当時身なりも派手な俺達はかなり浮いていた。 「何か怖いなココ」 そういいながら席を探して座るまでの約10間に5・6人のおっちゃんに喋りかけられたりしていたので「なんだ、気さくな連中でよかった」と安心してしまったのが間違いだった。 人馬さん級の事件が起きるともしらずに。 &bold(){402 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/01(火) 21:55:24.95 ID:3jJNvHHyO [5/6]} 「オシャレなGパンやなぁ」50くらいの親父が喋ってきた。その時たまたま友達はトイレ大に行っていてこれは俺と親父の一騎打ちの会話なのでよろしく。 敵「兄ちゃんいつもいくらくらい賭けんの?」 俺「園田初めてなんで」 敵「おっちゃんはお金ないけどここやと決めたレースにドカンといく感じや。今日も決めてある」 俺「そうなんですか。」 敵「そやそや、昨日も勝たしてもろてなぁ。ほら見てみ」 財布の中におそらく100万。今思えば典型的なコーチ屋の手口なんだろうが俺は全くわからなかった。すげぇ。その時ツレがトイレから帰ってきた。俺に喋った内容をまた友達としていた。 「兄ちゃん等、1レースは3-4か3-5しかないで。1000円だけ買っとき。」 そう言って席を立つ。ただ、じじいは甘い。俺達は30万1点勝負をしてきたキチガイだぜ。お互いその馬連1万の2点買いをした。 たしか3倍くらいの配当だったが見事的中。 「おい、あのおっちゃん凄いな」友達とそう喋っている時あの親父がカムバック。 「ちゃんと買ったか?よしよし、よかったな。次のレースは難しいしコーヒー飲みに行こう」俺達は何の躊躇いもなく近くの喫茶店へ。ちなみにおっちゃんの友達も参加しての4人で。 &bold(){403 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/01(火) 21:56:45.94 ID:3jJNvHHyO [6/6]} そこで親父は5レースが当たる自信があるという。新聞的には2番人気と5番人気くらいの馬を指名。おっちゃんは20万いく、俺達にも額を張れと勧めてきた。 「じゃあ1万行こうかな。」そう言うと親父は少し怖い顔をして 「今日の勝負はここやぞ!男ならドカンと行け!」 俺も友達も5万ずつ行く事に決定。 とりあえず馬券は親父Aがみんなの分を買ってくると金を集め出す。それはダメだと俺が少し喋ったが「大丈夫や、心配してるような事はせえへん」と笑って俺をなだめる。 (まあいい、Aが逃げてもこの親父Bさえ逃がさなければ何とかなる) そう思いレースが始まる。当たれ-!と言いたい…が俺達は喫茶店の中。おかしいとこだらけのこの状況に何とも思わなかった俺達が悪いのだが親父Aを待つ事に。 10分後くらいに見た事もない親父Cが俺達の元に来た。 「すまん、親父Aは足が悪いから券買うの間に合わなかったらしい。これ兄ちゃん等の金預かってきたわ」親父Aは足が悪いからなぁ、ところで今は大丈夫か?等の親父Aについての会話を親父BとCが長々としている。 &bold(){431 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/02(水) 00:38:18.12 ID:DVwLckuTO [1/5]} 数分後、あちらからこっちに話かけてきた。 「聞いての通り買えなかったらしいわ。すまんな。」 まあ仕方がない。親父Aが今日はこのレースだけと言って訳だし、金だけ返してもらって競馬場に戻ろう。そう思った矢先親父Cが口を開く。 「親父Aが7レースは1-2にいけと行っていたぞ。これは裏の情報らしい。お前達も賭けるか?」人気は大体5・6番人気の馬連。しかも10頭立て。 俺はここで悟った。5レースの結果はまだ見てないが絶対に当たっている。ハズレるまでこんな事が繰り返され、当たれば次はおそらく親父Cまで足が悪いもしくは貧血で倒れ親父Dが登場するんだと。 ハズレた瞬間残念だったな、さらばー!戦法だこれは。 「乗ります!」 俺の友人が言った。バカかよ、こいつにこの可能性を知らせないといけない。 「ちょ、一回トイレ行って考え直そうぜ」 俺がそうゆうと親父Cが激怒した。 「早くしろ!時間がなくなるぞ!男だろ!」 ちなみにこいつらは男というワードをやたらと使う連中だった。 「俺はもういいです、お前もやりたいならいいけど好きにしろ。俺はしない!」 そう言うと友達は10万を返せと言ってくる、賭けるなら返さなくていいが使わないならそれで合わせて20万賭けると言ってい。 こいつはこの親父が神に見えているんだろう。そして家でも買う計画を立ててるのか。 バカだ。 …仕方ない。少しでも助けてやろうと俺は親父Cにやっぱり俺もすると伝えた、たださっきの5万だけで馬券を買ってくれと。 もちろん友達は10万。 結果…想像通りです。 「すまんな、残念だったな」親父Cが喫茶店に戻ってきた。 俺はこの時は冷静だった為こいつらが犯罪者である事を確認するために一つだけ尋ねた。 「馬連にこんな額突っ込んだの初めてやしお守りがわりにそのハズレ馬券下さいよ」と。 もちろん小学生レベルの解答が。 「腹が立ってゴールした瞬間全部破いてもうたわ」 このクソじじいめ。 &bold(){434 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/02(水) 00:58:48.14 ID:DVwLckuTO [2/5]} 結局この日はこの事実を友達に伝え友達も納得。何度も謝ってきたが俺は競馬は負けたが勝負に勝った気分で変にテンションがあがっていた。 「この5万で二人で遊ぼう、11万はちゃんと返すしおごってやる」 結構ここカッコイイでしょ、俺☆ ただ今回の借金は5万でいいと話がまとまり 飲み→風俗コースには少し手持ちが寂しかったので飲み→セクキャバコースで今日の事件を忘れるくらいに乳を揉んだ。 この友人はこれから2社カードが増え40万をゲット。前回のお礼だと10万貸してくれ借金総額は華のキャンパスライフを目前に150万を突破する。 競馬漬け生活は大学卒業するまで待ってね。本当に凄いから。次回は 【俺の人生を変える女現る】です。 &bold(){444 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/02(水) 07:43:22.35 ID:DVwLckuTO [3/5]} 海外旅行に行ってないだの、返せると行っていた金は?のトラブルは幾度となく繰り広げられていたが毎度嘘で乗り切っていた。だからもちろん借金の額は変わっていない。 俺のキャンパスライフが始まった。 入学式当日クラブやサークルの勧誘で校内はお祭り騒ぎだった。高校時代の可愛いABC子とも喋り、充実した大学生活1日目を終えようとしたその日の晩の事。 無性に金龍ラーメンが食べたくなりミナミへ地元の仲良しA君と行く事に。ここで運命の出会いをする。夜中の10時、女の子二人が遠くの方から駅方向に向かい走ってきた。 「終電?まだ時間はあるなのにな」とA君と言いながらもすれ違うタイミングで一人の女の子がドラッグストアで買ったであろう化粧品や日常品の袋を落とした。 「すみません!」 可愛い二人組だった。俺とA君は軽く散らばった品を拾い袋に詰める。 「終電っすか?」俺は喋らないともったいないと思いとりあえず気にもなっていたので聞いた。 「いえ、あっまあ。とりあえず超時間がない感じです。ありがとうございましたっ」 それだけで彼女達とは別れたが後にまた出会う事になろうとは。 &bold(){445 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/02(水) 07:44:13.29 ID:DVwLckuTO [4/5]} それから約1週間が過ぎキャンパスライフ実質1日目俺は朝一の授業を終え次は昼休み明けに1コマ授業を受けなくてはならず10時半から早めの昼食をすぐに友達になったA君ととっていた。 その時肩をトントンと誰かが叩く。 「えっ、あの…もしかしたら」 すぐにミナミの暴走少女だとわかった。まさか同じ大学でこんな時間に、しかもお互い顔を覚えているなんて…運命を感じた。 この展開からは付き合うまでに時間はかからず楽しいキャンパスライフを送った。そしてこの女のアゲマン具合が凄かった。 大阪にスロット北斗が導入されたのはミナミの今はなきゲット○○○が最速だったと思う。俺は朝一から並び台を確保。この日は昼過ぎから彼女とデートだった。 初当たりがこの先越える事のない51連。お昼を回っていたので彼女にこの事を伝えた。 すると今出たけど損しない?やめても後悔しない?と俺にやたらと気を使ってくる。終わってからでもいいよとゆうのでもちろん俺の答えは、続行。 そこからはコンスタントに連チャンし夜の8時には2枚弱。また金が出来た。その後彼女と朝まで遊んで競馬友達への借金を完済。 良い話はおもしろくないかもしれんけど今年1年だけ我慢してねー。続く &bold(){506 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/03(木) 07:37:53.94 ID:x/FXsMzSO [1/2]} それから俺はすぐバイトを始めた。居酒屋とゆうよりバー寄りのレストラン…かな。週3で給料は月8万程。120万の友達には毎月4万円は必ず返すとの約束だ。 彼女とは学校が一緒なので週末よりも平日によくデートをしていた。もちろん借金の話はしていない。 今日のデートはボロボロになった俺の財布を買い替える為にミナミまで出かけた。その時駅前で1億出ましたの看板。 彼女は言う「スクラッチ1枚買ってみようよ」 いいねと俺は彼女とで2枚買った。その際、店のおばちゃんが10枚くらいの中から選べと目の前で扇状に広げてくれた。 まさかのこれが…30万100円になる。もちろん俺の方が100円だ。 聞いた中では身近で最高金額を彼女が当てた。 信じて貰えないかもしれないが本当に当たった。 しかし彼女は「これは○○ちゃんのお金で買ったクジだからと」俺に渡す。俺は軽くジャブ程度に納得させない感じで「いいよ」と1ターンのやり取りの後すぐに「わかった」と当たりクジをバイトの先輩に29万円で買い取ってもらった。親にバレずにお金を得る為に。 その金で彼女には内緒でスロットに行き、5月末にはバイト代も入れて手持ち100万に到達した。 もう少しで全額返せる。 ここで俺は考えた。 &bold(){507 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/03(木) 07:48:06.52 ID:x/FXsMzSO [2/2]} 金を借りた友人に言う。 俺「毎月4万て3年近くかかるよなぁ」 友「いいよ、スロットで勝った時だけ大目に返済してくれれば」 俺「余裕あるよな、やっぱ金持ったらそんなデカイ事言えるんやなぁ」 友「バイト代が俺は多いし、スロットが調子良すぎるから」 ここまでの会話は全て俺の作戦通り。想像した流れで来ている。 俺「先に言っとくけど俺は今手持ち10万しかない。(本当は100万)ただ、俺が3年じゃなくて3日で用意したらビビる?」 友「100%無理やろ。出来たら一日タダスロさしたるわ」 まあ良い流れで来てるが少しズレてきたので本題に入る。 &bold(){584 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/04(金) 08:00:31.62 ID:VJidE6C7O [1/6]} 俺の作戦はいくら時間がかかっても金を返してくれないツレではなく、実は計画的に貯めてました、もう全額あります。一先ず全額お返しします。信頼回復。さらに借りる。作戦だ。 「申し訳ない。実は俺借金が他にあってお前との分以上に返済しなあかんくて、でも120万は早く返したいと思ってて今週には集まると思う。」 もちろん嘘だ。 「マジで!俺は後でいいから先返せよ」 「いや、額が多過ぎてさ。200だから…」 「後80貸したろうか?」 「えっ!?」 正直ここまでの展開は想像していなかった。足りない20万を何とか用意して形式上は返してのまた増額で借りるつもりが夢のような展開。 俺は…借りた。そして大学生活では最後になる競馬勝負に挑んだ。 手持ち180万。 借金220万。 &bold(){595 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/04(金) 18:10:08.07 ID:VJidE6C7O [2/6]} 俺は友達に電話した。 「今週絶対当たりそうなレース教えてほしい」 そう、まだこの頃は自分には知識もない故この友達に頼るしかなかった。 「見とくよ」 俺は180万が最低でも300万にはなると思っていた。1、7倍でいけるんだから。 そして週末 「2つ見つけたで~」 1つ目も2つ目も3才未勝利。この時は人任せだった為に名前が思い出せないのは申し訳ない、たしかショウナンの馬だったと思う。 1、1~1、1 1、7~2、1(読んで貰えばわかるが結果1、4~1、8) 確かこんな感じのオッズだ。 「負けても恨まないから!ありがとう」 今思えば完全にアホだがこの2レースに手を出し、1レース目は多少のビビりで80万複勝で購入。もちろんその友達にはこんな額入れたとは行っていない。金のない人間として接してほしかったからだ。 ショウナンは好位からラスト直線に入ると抜群の伸び。アンライバルドの皐月賞みたいな感じだったかな、安心してレースを見れた。 1着。 88万の払い出しに横の同い年くらいの男二人組は「すげぇ」と言っている。凄いだろ、8万勝ちだ。80万突っ込んだなど思ってもいないだろう、こいつら貧乏人には。 俺は1着入選で気がデカクなり欲が出た。次のレース当たれば400万弱手に入るかも。 俺は払い出し窓口のシステムもわかってたので、40万×4口 28万×1口 を購入。賢い。 ただ倍率がガクンと落ちた。中央競馬のオッズを動かす大学一年生。カッコイイ。 レースが始まった。スタートが良くなく少し後方から。足が震えてきた。心臓の音がバクバクと耳から聞こえているようだった。 一瞬夢を見た、マクって4角では2番手。これは勝てる。 その馬は先頭に立つ事はかったが…3着に残る事もなかった。5着。 恨まないと言ったが恨んだ、心の中で死ねと100回は言ってしまった。 友人は笑っている。 日本一明るい未来が待っていない大学生、俺。 &bold(){602 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/04(金) 18:57:31.07 ID:VJidE6C7O [4/6]} それから俺は月8万の給料でコツコツ返済したが、時には「今月許して~」と払わない日もあった為4回生になった時の借金総額は姉への20万、友人に50万。 あのアゲマン彼女と別れるまでの2年間でスロットと給料で150万返済したが実際3回生の1年間はほとんど返していない。 「良いところに就職しよう!」 とりあえずデカイ会社ばかりを受けていった。 エイベックス、書類選考落ち。 トヨタ、2次面接落ち。 唯一三菱東京UFJ銀行だけは最終面接まで行ったが結果落ちる。 リクルートカットの俺は髪を伸ばし始めた。 &bold(){611 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/04(金) 20:44:48.21 ID:VJidE6C7O [5/6]} 少なくても10社は大手を受けた。もちろん全て落ちた。 「サラリーマンになって髪短くしておっさんになるのは嫌だ」と落ち続けて頭がおかしくなった俺は途中で水商売の道を選ぶ事にした。 最後の1年間はキャバのボーイをした。もちろん卒業出来るよう単位だけはしっかり取った。 朝晩逆の生活になりギャンルはしなかったお陰で金は貯まる…はずだったが女に注ぎこんだ。 何かと出会いがあった為この年が人生で一番モテたと思う。 「あの女とヤるまでに全然金を使わなかった」「あいつは1回飲みに行っただけでヤれたから5000円の女」そんな会話をツレとしながら金を使い続けた。本当に最低だったと思う。 めちゃくちゃタイプな子が現れた時どうすべきか?俺が教えます。 出会ったその日に大金を使え!です。プレゼントでも高級レストランでも何でもいいから少なくても10万は使いましょう。 そうすれば必ず次のアポが取れます。次がなければ始まらない。どんな動機であれ2回目は大事です。 調子乗ってすみません。 まぁ、そうこうしながら大学を卒業し、ホストになった(親には本格的なバーテンダーになる為にバーテンのバイトをしていると伝えた、水商売には反対だったが資格の勉強(FP)も並立していた為に何とか納得してくれていた)。 ここから俺の借金がとんでもない事になっていく。 &bold(){613 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/04(金) 20:50:11.02 ID:VJidE6C7O [6/6]} 申し訳ないですがこの土日に人生を賭けたお金のやり取りがあるので…書けたら続き書きますが…忙しいので最悪次の連載は月曜日になるんでよろしくお願いします。 &bold(){924 / ギャンブラー ◆CTy9UgpcTk 2011/03/11(金) 19:36:37.45 ID:QC+VqOuFO} お久しぶりです。 この一週間で190万借金が増えました~ 書き込む元気がなくなっていたのですが…また明日から書いていきますのでよろしくお願いします☆ -[[ギャンブラー(2)]]へ続きます

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