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*基本方針 +人間とそれ以外の生物を明確に区別し,「人間の権利」が「人間以外の生物の権利」よりも優先される +「人間以外の生物の権利」は,生物種に関わらず同一のものとして扱う(脊椎動物と節足動物,動物界と植物界のような区別をしないという意味) +でも人間は「人間以外の生物の権利」を濫りに侵すことが無いように最大限の努力をする **例外:「人間以外の生物の権利」が「人間の権利」よりも優先される条件 - a.論理的な根拠により,社会合意に至っている場合 ex.法律や国際条約 - b.非論理的な根拠により,その社会を構成する人間の大部分が合意している場合(※その集団限りとし,他の集団には干渉しないこと) ex.宗教の教義や地球意志 **前提となる考え方 -言語など人間が理解できる方法で人間以外の生物の考えを確認することは出来ない。よって「人間以外の生物の権利」は,人間の想像の範囲と都合とで決めるもの。「権利」と呼んでいるけど,実際には権利というより人間が自らに課す「責任」のこと -動物を殺さないと決めても,動物以外の生物を殺して直接摂取しなければ人間は生存できない。植物の生産課程でも間接的に動物を殺すこと・危害を加えることは避けられない。寄生虫・病原菌など人間の健康に被害を与える生物も,殺さないと人間は生存できない。よって,人間以外の生物の生存権は人間の都合で取捨選択するものと認める -人間が他の生物の権利を考えるのは,はっきり言ってしまえばそうした方が人間の気分がいいから。無闇に殺すよりは必要な分だけ殺した方が良い事した気になる。他の生物を絶滅させない方が自然が豊かな気がして気持ちがいい。そんな感じなので,どこまでいっても人間の都合であると認める -人間の権利は,同じ人間なんだから言葉は通じるし気持ちは分かるよね?という確認作業を繰り返して到達した概念だと思う。人間以外の生物の権利と明確に区別する理由はこれ。 -全ての生物には,基本的に自己保存と自分が属する生物種の繁栄以外に目的はない。この目的は,いわゆる「意思」によるものじゃなく,自然に備わっている性質のこと。なので,人間以外の生物は自分達の生物種以外の都合なんて考えてなくて,好き勝手に生きている。それらの生物が集合となったときに,生態系という動的な平衡状態が成立している *動物の区別ごとの理想の関係 一口に動物と言ってもいろいろなので,分類してみる。まずは食用にする動物との関係から手をつけてみよう。 **食用にする動物(人間の生存目的,娯楽目的) なんでも平等に食べ,食べる以上は無駄にしないのが理想の関係。 ***a.に該当する例 -生理学的・医学的に食品とするのに適さない生物は食べない(神経毒を持つなど),もしくは基準範囲内で食べる(水銀の蓄積など) -ワシントン条約や生物多様性条約,鳥獣保護法なんかに従って,食べてはいけないと決められた生物は食べない ***b.に該当する例 宗教的タブーで食べないものがあること -牛を食べない宗教があってもOK,その宗教の信徒以外に牛食うな!というのはナシ -地球意思=ガイアが俺に動物を殺すなと囁いているから動物を喰わないのはOK,ガイアが囁いていない相手に動物食うな!はナシ 心理的タブーで食べないものがあること -菜食主義者であってもOK,雑食者に対して動物食うな!はナシ(言いたかったらa.に該当する条件を成立させる) -食用に適した昆虫であっても,気持ち悪いから食べないのはOK。気持ち悪いから食うな!はナシ -イルカが可哀想だから食べないのはOK,可哀想だから食うな!はナシ **殺されないけど成果物を利用される動物 畜乳,各種卵,羊毛,かつら用人毛,臍帯血 **愛玩動物(人間の娯楽目的) ペット用に繁殖したもの,野生動物をペットにするもの **使役動物(人間の娯楽目的) 競馬,伝書鳩レース,闘犬,闘鶏,アヒルレース **使役動物(人間の福祉目的) 身体障害者補助犬,災害救助犬 **使役動物(人間の労働補助目的) 狩猟犬,馬車馬,牧羊犬,警察犬,麻薬探知犬,鷹狩の鷹,鵜飼い,トリュフ採集のお手伝い犬・豚,蛇使いのヘビ,がまの油売りのガマガエル **食用以外に殺す動物(人間の嗜好) 毛皮用の動物,象牙,根拠のない精力剤原料,絹をとるための蚕,小学生の遊びで殺される各種動物 **食用以外に殺す動物(人間の福祉,科学教育) 製薬/医学用の実験動物,生物学用の実験動物(ラットからユスリカの幼虫,ショウジョウバエまで様々) **害獣/害虫として駆除される動物(人間の生存目的) 農業の邪魔になる動物,寄生虫,蚊 **事故で死ぬ動物 足で踏んじゃった,鳥がガラス窓に激突した,トラクターで踏みつけた  
*基本方針 +人間とそれ以外の生物を明確に区別し,「人間の権利」が「人間以外の生物の権利」よりも優先される +「人間以外の生物の権利」は,生物種に関わらず同一のものとして扱う(脊椎動物と節足動物,動物界と植物界のような区別をしないという意味) +でも人間は「人間以外の生物の権利」を濫りに侵すことが無いように最大限の努力をする **例外:「人間以外の生物の権利」が「人間の権利」よりも優先される条件 - a.論理的な根拠により,社会合意に至っている場合 ex.法律や国際条約 - b.非論理的な根拠により,その社会を構成する人間の大部分が合意している場合(※その集団限りとし,他の集団には干渉しないこと) ex.宗教の教義や地球意志 **前提となる考え方 -言語など人間が理解できる方法で人間以外の生物の考えを確認することは出来ない。よって「人間以外の生物の権利」は,人間の想像の範囲と都合とで決めるもの。「権利」と呼んでいるけど,実際には権利というより人間が自らに課す「責任」のこと -動物を殺さないと決めても,動物以外の生物を殺して直接摂取しなければ人間は生存できない。植物の生産課程でも間接的に動物を殺すこと・危害を加えることは避けられない。寄生虫・病原菌など人間の健康に被害を与える生物も,殺さないと人間は生存できない。よって,人間以外の生物の生存権は人間の都合で取捨選択するものと認める -人間が他の生物の権利を考えるのは,はっきり言ってしまえばそうした方が人間の気分がいいから。無闇に殺すよりは必要な分だけ殺した方が良い事した気になる。他の生物を絶滅させない方が自然が豊かな気がして気持ちがいい。そんな感じなので,どこまでいっても人間の都合であると認める -人間の権利は,同じ人間なんだから言葉は通じるし気持ちは分かるよね?という確認作業を繰り返して到達した概念だと思う。人間以外の生物の権利と明確に区別する理由はこれ。 -全ての生物には,基本的に自己保存と自分が属する生物種の繁栄以外に目的はない。この目的は,いわゆる「意思」によるものじゃなく,自然に備わっている性質のこと。なので,人間以外の生物は自分達の生物種以外の都合なんて考えてなくて,好き勝手に生きている。それらの生物が集合となったときに,生態系という動的な平衡状態が成立している -「動物に権利を」という考えは,動物の命を奪うことに覚悟が持てない・責任を持ちたくない…と言ってるだけのように思えちゃう。現代社会は動物の命を奪う責任を分業せざるを得ない仕組みになっている。残念ながらアニマルライツという選択肢は,「動物に権利を与えることで,人間にかかる責任を軽減する」というものにしか見えない -それならば,ホモ・サピエンスとそれ以外の生物とで明確に差別をして,人間が差別の責任を引き受ける。これが誠実なあり方だと考える。具体的には殺した命は「せめて無駄にしない」で利用すること,また動物の命への責任が人間社会の中で偏在していることを想像力で補う,といった努力が欠かせないんだろうなと思う -分業せざるを得ない社会の仕組みや職業に貴賎はないことを,全ての人が正しく理解することが理想。この理解がないために,世界中で動物を殺す職業に就く人が言われの無い差別を受けている。私は「教育」しか手段を思いつかない -私は,解剖で哺乳類の命を直接奪ったり,多少なりとも農作業や哺乳類の解体をしたことがあり,命を奪うことに対する想像力を補う足しになっていると感じている。体験はとても大切。あくまで私の体験だが,ネズミを一匹解剖しただけで,命の捉え方が劇的に変わった。また,農作業でもやってみれば,植物育てるにも動物殺さないといけないことがすぐにわかる -キリスト教に由来する人間中心主義,そのアンチテーゼとしてアニマルライツがあるという。で「人間中心主義」のころは神様に責任かぶってもらっていた,「アニマルライツ」では動物に権利をさし上げて人間は責任逃れをしてる。これ大して構造は違っていない。 *動物の区別ごとの理想の関係 一口に動物と言ってもいろいろなので,分類してみる。まずは食用にする動物との関係から手をつけてみよう。 **食用にする動物(人間の生存目的,娯楽目的) なんでも平等に食べ,食べる以上は無駄にしないのが理想の関係。 ***a.に該当する例 -生理学的・医学的に食品とするのに適さない生物は食べない(神経毒を持つなど),もしくは基準範囲内で食べる(水銀の蓄積など) -ワシントン条約や生物多様性条約,鳥獣保護法なんかに従って,食べてはいけないと決められた生物は食べない ***b.に該当する例 宗教的タブーで食べないものがあること -牛を食べない宗教があってもOK,その宗教の信徒以外に牛食うな!というのはナシ -地球意思=ガイアが俺に動物を殺すなと囁いているから動物を喰わないのはOK,ガイアが囁いていない相手に動物食うな!はナシ 心理的タブーで食べないものがあること -菜食主義者であってもOK,雑食者に対して動物食うな!はナシ(言いたかったらa.に該当する条件を成立させる) -食用に適した昆虫であっても,気持ち悪いから食べないのはOK。気持ち悪いから食うな!はナシ -イルカが可哀想だから食べないのはOK,可哀想だから食うな!はナシ **殺されないけど成果物を利用される動物 畜乳,各種卵,羊毛,かつら用人毛,臍帯血 **愛玩動物(人間の娯楽目的) ペット用に繁殖したもの,野生動物をペットにするもの **使役動物(人間の娯楽目的) 競馬,伝書鳩レース,闘犬,闘鶏,アヒルレース **使役動物(人間の福祉目的) 身体障害者補助犬,災害救助犬 **使役動物(人間の労働補助目的) 狩猟犬,馬車馬,牧羊犬,警察犬,麻薬探知犬,鷹狩の鷹,鵜飼い,トリュフ採集のお手伝い犬・豚,蛇使いのヘビ,がまの油売りのガマガエル **食用以外に殺す動物(人間の嗜好) 毛皮用の動物,象牙,根拠のない精力剤原料,絹をとるための蚕,小学生の遊びで殺される各種動物 **食用以外に殺す動物(人間の福祉,科学教育) 製薬/医学用の実験動物,生物学用の実験動物(ラットからユスリカの幼虫,ショウジョウバエまで様々) **害獣/害虫として駆除される動物(人間の生存目的) 農業の邪魔になる動物,寄生虫,蚊 **事故で死ぬ動物 足で踏んじゃった,鳥がガラス窓に激突した,トラクターで踏みつけた  

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