DMT-08 「恒久編 第4弾 第三次大陸崩落(エンド・オブ・メモリー)」

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BEFORE:[[DMT-07 「恒久編 第3弾 五十億光年の誓い(エタニティ・オース)」]] NEXT:[[]] 「[[恒久編]]」最後の弾。 パッケージイラストは[[《完全なる英霊王 エタニティ・メフィストMEMORY》]]。 *story 世界は、消滅した。 目の前からすべてが消えた今、この世界に在る必要などなくなった。だが、滅びなかった地域があった。それは勇者の力により救われた竜族達の集落、アルパレス神殿、そして生命の歴史が刻み込まれた記憶の貯蔵庫、星の脳「エタニティ・メモリー」だけだった。 その頃、スタープリンスはバラムキージャと戦っていた。 「今頃、世界は滅んだはずだ。こんな場所にもう用はない。」 「エレンは!エレンはどうしたんだ!」 「誰だそれ。そんな下等な生物心配してんじゃねーよ、くだんね。」 バラムキージャがそう言った時、スタープリンスは思った。愛とは何なのか。生命の価値は、基本的に定まっていて、それに比例した個人的観念により決まる物なのか。 「お前はこの星で育ったから、無駄な生き方をしてしまったんだ。無駄な境遇で、無駄な概念にとらわれながら。」 スタープリンスは、それを否定できなかった。 「僕はこの星で教わった物…愛が無駄で、憧れ、友情、憎しみ、悲しみ…。それがすべて無駄だと言うのか…。」 スタープリンスは葛藤した。この星を捨て、故郷に帰るか、それとも、迷いつつもこの星の愛を信じるか。 「何を迷うか。私はこの星を破壊する。お前はこの星を捨てるしかない。」 スタープリンスの心は歪み始めた。 その時、とある記憶が蘇った。 「ねぇ、もしも私が…、もしもだよ。君を好きだとすれば、それは絶対に『愛』と言えるのかな…?」 「きっと言えるさ。例え世界のすべてがそれを否定したとしても、そこにある物を信じ、愛することが、大切なんだと思う。」 「じゃあ、もしも私が君を好きだって言ったらどうする?」 「え…それって、」 「あ、いや、なんでもない。なんでもないよー!」 エレンはうつむいて笑っていた。 「僕はこの星が好きだ。そして、そこには愛する人がいた。その場所を壊されてたまるか…。」 スタープリンスはバラムキージャを倒した。 「エレン、もう一度君に会いたい…。」 スタープリンスは残された力で空間を歪めた。 「神よ。この星を救い給え。私の愛しい方に、もう一度会わせて…。」 滅びる前の世界で、エレンはそう祈っていた。 「エレーン、エレーン、どこだー!」 目の前には、火が渦巻くだった。 「エレーン!」 その時、スタープリンスの足に何かが当たった。 「これは…エレンの笛だ。この近くに、エレンはいる!」 スタープリンスはまた探し始めた。 「エレーン!」 その時だった。 「その声は…スタープリンス!」 「エレン!やっと会えた!」 「これからずっと、一緒にいられるかな…。」 スタープリンスはしばらく黙った。 「ごめん。もう行かなければ。実は…」 スタープリンスはそこまで言って、言うのを止めた。 「また、迎えに来てくれるのね。」 「あ、あぁ。きっと来るさ。きっと…。」 そして、スタープリンスは火の渦に消えていった。 スタープリンスは、元の時代に戻った。 「エレン、迎えに来たよ。これからは僕等、仲良く平和に暮らせるんだよ。だから、だから、もう一度、笑顔を見せてよ!」 スタープリンスはその時、本当の悲しみを知った。 「この悲しみ、嘘じゃない。絶対に。」 すると、何かが聞こえて来た。エレンの笛の音だ。 「エレン、ありがとう。最後に言わせてほしい。愛してる。」 スタープリンスはその地に一輪の花を植えた。そして、その花にエレンと名付けた。 ---- **収録カード ***ビクトリー1種類 -[[《完全なる英霊王 エタニティ・メフィストMEMORY》]] ***スーパーレア5種類 -[[《神羅フューチャー・ムーン》]] -[[《超神龍ブルメテウス・ブリザード》]] -[[《黒神龍ザルマメーゾ》]] -[[《波動の超竜ボルメテウス・FINAL》]] -[[《無限の音階エレン〜愛の相乗〜》]] ***ベリーレア5種類 -[[《クレイジアの除去》]] -[[《ファクイエスの追及》]] -[[《光神龍イスペンス》]] -[[《饒舌な詐欺師》]] -[[《ゼッピントリュフ》]] ***レア15種類 -[[《光器ジュリエット》]] -[[《エンペラー・ピリカラ》]] -[[《プログラミング・ブレイン》]] -[[《黒神龍シルバー・クイック》]] -[[《死ね!GO TO HELL!》]] -[[《エタニティ・ワイバーン》]] -[[《野蛮人マテイオ》]] -[[《オイッス・レタッス》]] -[[《大地烈裂》]] -[[《矢的と手術の天命》]] -[[《転生と紛失の人生》]] -[[《邪魂と邪心の邪念》]] -[[《唐辛子と茄子の炭火焼き》]] -[[《雷鳴と再誕の希望》]] -[[《永遠なる星皇の記憶》]] ***アンコモン15種類 -[[《カララ》]] -[[《黙示傀儡コーダマ》]] -[[《ナナイロ・ミラー》]] -[[《キング・バルチック》]] -[[《クリスタル・アンブレラ》]] -[[《サイバー・ソース》]] -[[《自虐秘宝グルバット》]] -[[《鎖と鎖〜繋がれた戯言達〜》]] -[[《アメイジング・スカルの仮面》]] -[[《炎獄の爆破師バギジャ》]] -[[《爪神兵メガテリウム》]] -[[《深紅のマグマ砲》]] -[[《乱歩するユニット・ホーン》]] -[[《受信するアンテナ・ホーン》]] -[[《農協のオッサンの帽子》]] ***コモン20種類 -[[《英知ラディゲール》]] -[[《粛清者ネージャル》]] -[[《突進鎧兵メギューン》]] -[[《リンク・THE・ゲート》]] -[[《蒼神龍イレブン・スティンガー》]] -[[《ピリリ》]] -[[《回廊魚》]] -[[《外道ブレイン》]] -[[《溜息の影メランコリー・キラー》]] -[[《ギガサイゴ》]] -[[《猛毒怪人ガブリツク》]] -[[《ダーク・ゾーン》]] -[[《紅神龍フィナーレ・スネーク》]] -[[《パラダンのクレージーカー》]] -[[《溶接工師パラダン》]] -[[《ポテンシャル・メモリー》]] -[[《ブレイクアウェイ・ワスプ》]] -[[《シェル・スプリング》]] -[[《常夏ココナッツ》]] -[[《フェアリーのお花見》]] ---- **関連 -[[エキスパンションリスト]] #comment
BEFORE:[[DMT-07 「恒久編 第3弾 五十億光年の誓い(エタニティ・オース)」]] NEXT: [[DMT-09 「影焉編(コード・インフィニティ) 第1弾」]] 「[[恒久編]]」最後の弾。 パッケージイラストは[[《完全なる英霊王 エタニティ・メフィストMEMORY》]]。 *story 世界は、消滅した。 目の前からすべてが消えた今、この世界に在る必要などなくなった。だが、滅びなかった地域があった。それは勇者の力により救われた竜族達の集落、アルパレス神殿、そして生命の歴史が刻み込まれた記憶の貯蔵庫、星の脳「エタニティ・メモリー」だけだった。 その頃、スタープリンスはバラムキージャと戦っていた。 「今頃、世界は滅んだはずだ。こんな場所にもう用はない。」 「エレンは!エレンはどうしたんだ!」 「誰だそれ。そんな下等な生物心配してんじゃねーよ、くだんね。」 バラムキージャがそう言った時、スタープリンスは思った。愛とは何なのか。生命の価値は、基本的に定まっていて、それに比例した個人的観念により決まる物なのか。 「お前はこの星で育ったから、無駄な生き方をしてしまったんだ。無駄な境遇で、無駄な概念にとらわれながら。」 スタープリンスは、それを否定できなかった。 「僕はこの星で教わった物…愛が無駄で、憧れ、友情、憎しみ、悲しみ…。それがすべて無駄だと言うのか…。」 スタープリンスは葛藤した。この星を捨て、故郷に帰るか、それとも、迷いつつもこの星の愛を信じるか。 「何を迷うか。私はこの星を破壊する。お前はこの星を捨てるしかない。」 スタープリンスの心は歪み始めた。 その時、とある記憶が蘇った。 「ねぇ、もしも私が…、もしもだよ。君を好きだとすれば、それは絶対に『愛』と言えるのかな…?」 「きっと言えるさ。例え世界のすべてがそれを否定したとしても、そこにある物を信じ、愛することが、大切なんだと思う。」 「じゃあ、もしも私が君を好きだって言ったらどうする?」 「え…それって、」 「あ、いや、なんでもない。なんでもないよー!」 エレンはうつむいて笑っていた。 「僕はこの星が好きだ。そして、そこには愛する人がいた。その場所を壊されてたまるか…。」 スタープリンスはバラムキージャを倒した。 「エレン、もう一度君に会いたい…。」 スタープリンスは残された力で空間を歪めた。 「神よ。この星を救い給え。私の愛しい方に、もう一度会わせて…。」 滅びる前の世界で、エレンはそう祈っていた。 「エレーン、エレーン、どこだー!」 目の前には、火が渦巻くだった。 「エレーン!」 その時、スタープリンスの足に何かが当たった。 「これは…エレンの笛だ。この近くに、エレンはいる!」 スタープリンスはまた探し始めた。 「エレーン!」 その時だった。 「その声は…スタープリンス!」 「エレン!やっと会えた!」 「これからずっと、一緒にいられるかな…。」 スタープリンスはしばらく黙った。 「ごめん。もう行かなければ。実は…」 スタープリンスはそこまで言って、言うのを止めた。 「また、迎えに来てくれるのね。」 「あ、あぁ。きっと来るさ。きっと…。」 そして、スタープリンスは火の渦に消えていった。 スタープリンスは、元の時代に戻った。 「エレン、迎えに来たよ。これからは僕等、仲良く平和に暮らせるんだよ。だから、だから、もう一度、笑顔を見せてよ!」 スタープリンスはその時、本当の悲しみを知った。 「この悲しみ、嘘じゃない。絶対に。」 すると、何かが聞こえて来た。エレンの笛の音だ。 「エレン、ありがとう。最後に言わせてほしい。愛してる。」 スタープリンスはその地に一輪の花を植えた。そして、その花にエレンと名付けた。 ---- **収録カード ***ビクトリー1種類 -[[《完全なる英霊王 エタニティ・メフィストMEMORY》]] ***スーパーレア5種類 -[[《神羅フューチャー・ムーン》]] -[[《超神龍ブルメテウス・ブリザード》]] -[[《黒神龍ザルマメーゾ》]] -[[《波動の超竜ボルメテウス・FINAL》]] -[[《無限の音階エレン〜愛の相乗〜》]] ***ベリーレア5種類 -[[《クレイジアの除去》]] -[[《ファクイエスの追及》]] -[[《光神龍イスペンス》]] -[[《饒舌な詐欺師》]] -[[《ゼッピントリュフ》]] ***レア15種類 -[[《光器ジュリエット》]] -[[《エンペラー・ピリカラ》]] -[[《プログラミング・ブレイン》]] -[[《黒神龍シルバー・クイック》]] -[[《死ね!GO TO HELL!》]] -[[《エタニティ・ワイバーン》]] -[[《野蛮人マテイオ》]] -[[《オイッス・レタッス》]] -[[《大地烈裂》]] -[[《矢的と手術の天命》]] -[[《転生と紛失の人生》]] -[[《邪魂と邪心の邪念》]] -[[《唐辛子と茄子の炭火焼き》]] -[[《雷鳴と再誕の希望》]] -[[《永遠なる星皇の記憶》]] ***アンコモン15種類 -[[《カララ》]] -[[《黙示傀儡コーダマ》]] -[[《ナナイロ・ミラー》]] -[[《キング・バルチック》]] -[[《クリスタル・アンブレラ》]] -[[《サイバー・ソース》]] -[[《自虐秘宝グルバット》]] -[[《鎖と鎖〜繋がれた戯言達〜》]] -[[《アメイジング・スカルの仮面》]] -[[《炎獄の爆破師バギジャ》]] -[[《爪神兵メガテリウム》]] -[[《深紅のマグマ砲》]] -[[《乱歩するユニット・ホーン》]] -[[《受信するアンテナ・ホーン》]] -[[《農協のオッサンの帽子》]] ***コモン20種類 -[[《英知ラディゲール》]] -[[《粛清者ネージャル》]] -[[《突進鎧兵メギューン》]] -[[《リンク・THE・ゲート》]] -[[《蒼神龍イレブン・スティンガー》]] -[[《ピリリ》]] -[[《回廊魚》]] -[[《外道ブレイン》]] -[[《溜息の影メランコリー・キラー》]] -[[《ギガサイゴ》]] -[[《猛毒怪人ガブリツク》]] -[[《ダーク・ゾーン》]] -[[《紅神龍フィナーレ・スネーク》]] -[[《パラダンのクレージーカー》]] -[[《溶接工師パラダン》]] -[[《ポテンシャル・メモリー》]] -[[《ブレイクアウェイ・ワスプ》]] -[[《シェル・スプリング》]] -[[《常夏ココナッツ》]] -[[《フェアリーのお花見》]] ---- **関連 -[[エキスパンションリスト]] #comment

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