探偵編 最終章 背景ストーリー

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[[DMDC-04「探偵編 最終章 開眼!超探偵!〜ハートに火をつけて!〜」]]の背景ストーリーをまとめたページです。 各話ごとにおまけカードとしてランダムで封入されるという設定。今回はプロローグ+全十話+全体のエピローグとなっています。 ---- **探偵編 最終章 プロローグ [[“深淵”のから放たれた光>《超起動!ライヘンバッハの深淵!》]]に飲み込まれ、行方がわからなくなった[[ジゴロック>《緋色の探偵 ジゴロック》]]。彼が帰らぬまま、早くも数ヶ月が経過していた。 あの日、[[【阿頼耶識】>《大脳司書【阿頼耶識】》]]の話を聞いた[[ルーキ>《はじめてのお使い ルーキ》]]は、急いで“深淵”へと向かった。しかし、彼女が辿り着いた時には、すでにジゴロックと[[ルパン>《怪盗紳士 ルパン》]]の姿はどこにもなく、すべてが終わった後だった。 愕然とするルーキは、やがてある者の存在に気づく。一体のクリーチャーが、頭上から見下ろしていたのだ。 その[[クライム・クリーチャー]]、[[モリアーティー>《真の黒幕 モリアーティー》]]は、ルーキに告げる。 「ジゴロックは死んだ」と。 ルーキが真実を確かめようとした時、“深淵”の威力に耐えきれなかった「ライヘンバッハ」が崩壊を始める。結局、彼らの生死は確認できぬまま、【阿頼耶識】の手助けにより、彼女はどうにか「ライヘンバッハ」を脱出したのだった。 **第一話:予想外の再会⁉︎ ルーキは一人、「ライヘンバッハ」の跡地を訪れていた。ジゴロックの行方に繋がる手がかりがないか、[[ワトソン>《助手 ワトソン》]]にも内緒で調査に来たのだ。 しかし、どれだけ探しても手がかりは見つからない。本当にジゴロックは死んでしまったのだろうか? 彼女でさえも諦めそうになったその時、ある人物が現れた。 「久しぶりだね、ルーキ君」 そこに立っていたのは、なんと行方不明になっていたはずのルパンだった。どうやら彼は無事だったらしい。しかも、話にのると、ジゴロックが彼を助けたのだとか。 「その後ジゴロックくんがどうなったのかは、私にもわからない。気がつくと、私のそばにこれだけが残されていたんだ」 そう言って、彼が差し出したのは[[ジゴロックのピストル>《ジゴロックのピストル》]]だった。ルパンはそれをルーキに渡そうとするが、何か裏があるのではないかと警戒されてしまう。 彼は必死に説明した。今まで自分が[[“フィオナの一雫”>《フィオナの一雫》]]や[[[“グラディアン・レッド・アイ”>《グラディアン・レッド・アイ》]]を盗み出して来たこと、そして「ライヘンバッハ」の“深淵”を破壊しようとしたのは、すべてモリアーティーに悪用されるのを防ぐ為だったのだ、と。しかし、これまでの行いが祟ってか、なかなか信用してもらえない……。 **第二話:殲滅者!ジェノサイダー! 一方その頃、「ホームズ」の街ではすでに異変が起こりはじめていた。様々な場所に、同時にクライム・クリーチャーが出現したのだ。 [[ジャスティス・ポリス]]が対応にあたるも、あまりの数に手が足りず、状況は悪化していった。 そこで立ち上がったのが、街の私立探偵たちである。ベテランの[[ポアロ>《灰色の脳細胞 ポワロ》]]や[[マープル>《翡翠の婦人 マープル》]]を筆頭に、[[オーガスタス>《紫考機械 オーガスタス・S・F・X》]]や[[ギデオン>《擬龍探偵 ギデオン・クレイヴ》]]、[[エラリー>《白銀の論理 エラリー》]]など、名だたる探偵たちの活躍により、暴動は鎮圧されるかと思われた。しかし、彼らこそが、モリアーティーらの真の獲物だったのだ! 突如として現れた凶悪なクライム・クリーチャー、[[ジェノサイダー]]。彼らは[[ディテクティブ・クリーチャー]]を狩る為に生み出された、恐るべき殲滅者である。ジェノサイダーの[[容赦ない攻撃>ジェノサイド]]の前に、探偵たちは次々と倒れていった。特に、モリアーティーの側近である[[セバスチャン・モラン>《殲滅者 セバスチャン・モラン》]]の力はすさまじく、ポアロとマープルが二人がかりでも敵わないほどであった。 **第三話:犯行声明! ルーキたちが戻って来た頃、「ホームズ」はほぼモリアーティーらの手に落ちていた。有力な探偵のほとんどが倒され、ジャスティス・ポリスも壊滅状態。通りには[[オートマタ]]が跋扈し、[[狂気の音色を奏でて>《狂気の行進》]]いた。どうやら、彼らの楽器から微粒子状になったサイコ・パスが振りまかれており、それを吸引した者が、クライム化してしまうらしい。 どうにかワトソンと合流したルーキたちは、彼に事情を説明し、街を護る為に戦おうとした。 しかしその時、彼らの頭上に巨大な映像が浮かび上がる。そこに映っていたのは、事件の首謀者であるモリアーティーだった。 生き残っている住民たちに向け、モリアーティーは告げる。街のシンボルである「レイヴン塔」を占拠したこと。そして、彼らは二つの爆弾を「ホームズ」内に仕かけており、1つは「レイヴン塔」に、もう1つはこの街のどこかにあることを。 この2つの爆弾には微粒子化されたサイコ・パスが搭載されており、爆発すれば「ホームズ」の街が消し飛ぶだけではなく、世界中がサイコ・パスに汚染されると言う。 探偵たちに課せられたタイム・リミットは、明日の夜明け。果たして、ルーキたちはそれまでに爆弾を見つけ出し、モリアーティーを逮捕することができるのか⁉︎ **第四話:「ホームズ」を奪還せよ! モリアーティーからの犯行声明を受けたルパンは[[分身>《模宝犯 マネルパン》]]を使い、無事な住人たちを[[「奇巌城」>《奇巌城》]]へ集めた。 彼らの中には、当然ルパンのことを信用できない者もいた。しかし、時は一刻を争う。ここは彼を信じることにして、みなで作戦を練っていく。 彼らの立てた「ホームズ」奪還作戦はこうだ。まず、負傷した者は「奇岩城」の中で休ませ、元医者であるワトソンを中心に看護する。 その間、ジャスティス・ポリスの生き残りと[[黒煙組]]で手分けして、街にしかけられた方の爆弾を捜索。また、それと同時に、[[ソーンダイク>《蒼の研究者 ソーンダイク》]]らが「レイヴン塔」に突入し、モリアーティーたちと戦いつつ、爆弾を処理する。 そして、ルーキはルパンと共にある場所に向かい、万が一に備え「新たな力」を手に入れると言う。 ソーンダイクと[[コースケ>《黄金の大地 コースケ》]]の部隊には、[[エグゼガリバー>《神龍聖剣 エグゼカリバー》]]と[[ミノス>《角獣人 ミノス》]]などが同行を志願した。また、「奇岩城」の見張り役は[[ストリート・イレギュラーズ>《ストリート・イレギュラーズ》]]と[[ピュアリー>《角獣人 ピュアリー》]]が引き受けることに。 かくして、各々やるべきことは決まった。奪われた街を“盗み返す”べく、探偵たちは作戦を開始する! **第五話:緋色の亡霊!エルロック! ルパンとルーキを背中に乗せた[[ヤブサメ>《爆忍颯 ヤブサメ》]]は、ある場所を目指して飛んでいた。彼らが向かうのは「ホームズ」の上空に浮かぶ大牢獄、[[「アルカトラズ」>《大牢獄「アルカトラズ」》]]。ルパンの話によると、この中に収容されているあるクリーチャーに会うことで、モリアーティーに対抗し得る力が手に入るのだとか。 無事侵入できた二人は、牢獄の最奥へと向かう。ルパンの[[トリック]]を使って檻を開けると、巨大な独房の中にいたのは、ジゴロックに似た姿のクリーチャーであった! 驚きを隠せない様子のルーキ。すると、二人の背後には、いつの間にかあるクリーチャーが立っていた。&bold(){レキドウ}と名乗った彼は、この独房の門番をしていると言う。レキドウは、ルーキにこう語った。 「それは、かつて一人の男がここに閉じ込めていった、自らの分身。いわば彼は自分自身の中で膨れ上がった憎悪の化身を、この檻に封印したのです」 かつて、ジゴロックの中には犯罪者を憎む気持ちがあったのだ。そして、彼の過去が産んだ亡霊、[[エルロック>《緋色の亡霊 エルロック》]]を倒すことができれば、ジゴロックのピストルをパワーアップできるらしい。 レキドウの手によって、エルロックの枷が解き放たれた! **第六話:それぞれの戦い! 一方、ソーンダイクたちの部隊は、すでに「レイヴン塔」へと突入していた。並みいる敵をなぎ倒し、快進撃を続けるソーンダイクとコースケの前に、セバスチャン・モランが立ち塞がる。師匠たちの仇を討つ為、二人は協力して、セバスチャン・モランに挑む! その頃、街で爆弾を捜索するジャスティス・ポリスと黒煙組。それぞれを束ねている[[レストレード>《聖天の警部 レストレード》]]と[[ギロ長>《黒煙の若頭 ギロ長》]]は憎まれ口を叩き合いながらも、協力して任務にあたっていた。 すると、彼らの元に、モリアーティーからの刺客が現れた。レストレードは[[ダブルバイセップス>《大凶筋 ダブルバイセップス》]]と、ギロ長は[[フォン・ヘルダー>《虚空より出でしフォン・ヘルダー》]]と、それぞれ戦うこととなる。 「奇岩城」に残っていたワトソンたちも、モリアーティーの部下による襲撃を受けていた。ジェノサイダーの一人である[[サロメ>《殲滅者 サロメ》]]の相手を[[アイリーン>《情報屋 アイリーン》]]が、オートマタの指揮を執る[[コンダクター>《死揮者 コンダクター》]]の相手を、ワトソンが務める。 襲撃者はそれだけではなかったが、黒煙組で唯一城に残っていた[[ゴロワーズ>《黒煙の親分 ゴロワーズ》]]が、一人で返り討ちにしてしまった! **第七話:奇跡の超合!スカイ・イズ・リミット! 「アルカトラズ」にて。エルロックと対決するルーキは、苦戦を強いられていた。なかなか状況を打開できない彼女に、レキドウがヒントを与える。「どれだけ強くとも、亡霊は所詮亡霊でしかない」と。 その言葉を聞いたルーキは、戦闘態勢を解いた。彼女はエルロックの攻撃を敢えて受け入れることで、その力を排除するのではなく、取り込もうとしたのだ。 この[[決死の作戦>《決死行 ルーキ》]]は、見事に成功を収めた。エルロックの力はピストルに吸収され、その憎悪はルーキの勇気に打ち消されたのである。どうにか試練を乗り越えた彼女に、レキドウは自らの式神を貸し与えた。 「拙僧の式神は、きっとルーキ殿のお役に立つでしょう」 かくして、[[パワーアップしたジゴロックのピストル>《ジゴロックのピストル〜「ホームズ」を護れ!〜》]]を手に、ルーキたちは改めて「レイヴン塔」へと向かった。 一方、二人がかりでセバスチャン・モランに挑むソーンダイクとコースケだったが、戦況は芳しくなかった。 しかし、それでも奮闘する彼らに、[[7つ道具>7つ道具・クリーチャー]]が応える。仲間たちから借りてきていた7つ道具が奇跡の[[超合]]を果たし、1体の巨大な[[超道具・クリーチャー]]となったのだ!無限の力を秘めた[[スカイ・イズ・リミット>《超無限合神 スカイ・イズ・リミット》]]はセバスチャン・モランを圧倒し、他のクライム・クリーチャーの力を封じ込めてしまった。 辛くも勝利したソーンダイクらはモリアーティーの元へ向かったが、そこへ辿り着く前に、[[マガドリンネ>《Dr. マガドリンネ》]]のしかけた罠によって足止めされてしまう。 **第八話:犯罪皇帝!モリアーティー! ヤブサメに乗ったルーキたちは、上空から塔内へと突入する。彼女らを出迎えたのは、マガドリンネだった。彼の生み出した[[猛毒植物>《毒毒 トリガブト》]]により、ヤブサメが犠牲になってしまう。 マガドリンネの相手を引き受けたルパンは、ルーキに[[自らのナイフ>《ルパンのナイフ》]]を渡し、「[[「ホームズ」の街を“盗み返す”んだ!>《ルパンのナイフ〜「ホームズ」を盗め!〜》]]」と、希望を託す。 ルーキは先に進み、遂にモリアーティーの待つ部屋へたどり着いた。そこにはモリアーティーの腹心の部下である[[ソムニン>《違法妖精 ソムニン》]]が控えており、彼女の到着を歓迎する。 玉座に座ったモリアーティーは、ルーキに語った。彼とジゴロックは元々研究者であり、友であったこと。そして、原初のクライム・クリーチャーの襲撃により彼らの友情は引き裂かれ、別々の道を歩み始めたことを。 知られざる過去を語り終えた彼は、最後の生贄であるソムニンを取り込み、[[犯罪の王の力を解き放った>《犯罪皇帝 モリアーティー》]]。 すべてを破壊する[[咆哮>《虚空の彷徨》]]を上げた犯罪皇帝に、ルーキは最後の戦いを挑む! **第九話:開眼!ルーキ・プロビデンス! ルーキはレキドウから借りていた式神、[[ゴギョウ>《式神ゴギョウ》]]を呼び出し、文明の力を駆使して戦った。 しかし、モリアーティーの力は圧倒的であった。彼の発動させた[[完全なるトリック>パーフェクト・トリック]]により、その身に触れることすらできない。 さらに文明の力を与えてくれたゴギョウが倒されたことで、ルーキは窮地に立たされる。 追いつめられたルーキに、犯罪の王は言う。 「君も、犯罪者を憎んでいたのだろう?だからこそ、君は心の象徴たる文明を失った。そして、復讐の為に探偵を目指していたのだ」 「……確かにそうかも知れません。でも、ボクはいろんな人たちから、それをもらってきました。この心は、もう空っぽじゃない!」 彼女の体が力で満ちていく。ルーキはこれまで出会ったすべてのクリーチャーたちから、少しずつ文明の力をもらい受けてきたのだ! そのことに気付いた彼女は、ついに[[探偵を超えた探偵>超ディテクティブ・クリーチャー]]へと開花する。[[ルーキ・プロビデンス>《天眼開花 ルーキ・プロビデンス》]]は[[心に正義の火を灯し>ライト・マイ・ファイアー]]、反撃を開始! それに呼応して、ジゴロックのピストルとルパンのナイフが[[最強の超合>超超合]]を果たした。[[ザ・ホームズ・ハート>《明察剣銃 ザ・ホームズ・ハート》]]を握り締めたルーキ・プロビデンスは、必殺の一撃を放つ! **第十話:夜明け ルーキ・プロビデンスの攻撃はモリアーティーのトリックを粉砕し、ついにその体を撃ち抜いた。さらにザ・ホームズ・ハートはクリーチャーへと変形。その刃で、犯罪の王をねじ伏せる。死闘の末、ルーキたちはとうとうモリアーティーを倒したのだ。 するとそこへ、ルパンがやって来た。マガドリンネを倒した彼は、他の仲間が爆弾を発見し、時限装置を解除したことを告げる。 しかし、問題はもう1つの方だった。ジャスティス・ポリスと黒煙組の部隊が捜索を続けているが、まだ見つかっていない。空はすでに白み始めており、リミットの夜明けは間近だ。 ルーキがもう1つの爆弾の在りかを尋ねると、モリアーティーはこう答えた。 「……爆弾は、ここにある。私の、体の中に」 つまり、「ホームズ」のどこかとは、彼の体の中を指していたのだ! それを聞いたルーキはすぐに爆弾を解除するように言うが、モリアーティーは受付なかった。自分は「虚空の主」に相応しい最期を遂げるのだと……。 すると、ルパンがモリアーティーに歩み寄った。 「なら、俺も付き合わせてもらうぜ。首を突っ込むのが探偵の仕事だからな」 そう言って、彼は変装を解いた。そこに立っていたのは、なんと行方不明だったジゴロックではないか!そう、彼はモリアーティーの計画を阻止する為にルパンと協力し、彼に成りすましていたのだ。そして、本物のルパンが無事もう1つの爆弾を「盗んだ」らしい。 驚いたルーキは、すぐにジゴロックの意図を察した。彼を止めようとする彼女に、探偵は言う。 「後のことは任せたぜ、弟子」 “深淵”に飲まれた影響で時空を超える力を手にしていたジゴロックは、モリアーティーを連れ、どこか遠い場所へと旅立って行った。かくして、探偵たちの[[長い夜が明け>《緋色の夜明け ジゴロック》]]た。 **探偵編 エピローグ モリアーティーたちとの死闘から、約一年後。「ホームズ」はすっかり元どおりの様子を取り戻していた。街は活気に溢れ、様々な文明や種族のクリーチャーが行き交う。しかし、それでもすべての犯罪が消えたわけではなく……。 観光に来ていた[[アイフェ>《蕾妖精 アイフェ》]]は、仲間とはぐれてしまった。彼女が困り果てていると、二人の男たちが声をかけてくる。彼らは「仲間を探すのを手伝う」と言い、その見返りとして多額の金を要求してきた。アイフェは素直に言うことを聞き、金を払いそうになる。 しかし、その時。性懲りもなく旅行客の少女を騙そうとしていた[[オダイカン>《超悪 オダイカン》]][[たち>《悪徳 エチゴヤー》]]の前に、一人の探偵と、その相棒が立ちはだかった。 「お待たせしました。名探偵、参上です!」 彼らの活躍によりアイフェは助けられ、無事[[ロセス>《旅の剣士 ロセス》]]と再会を果たす。 ──とある大富豪の元に、一通の予告状が届く。差出人は、もちろんあの大怪盗。 「今夜零時、“カリオストロの首飾り”ヲ頂戴シニ参ル」 依頼を受けたルーキとワトソンは、さっそく富豪の住む城へ向かうのだった。 (探偵編 背景ストーリー 完)
[[DMDC-04「探偵編 最終章 開眼!超探偵!〜ハートに火をつけて!〜」]]の背景ストーリーをまとめたページです。 各話ごとにおまけカードとしてランダムで封入されるという設定。今回はプロローグ+全十話+全体のエピローグとなっています。 (7/20) ページ修正 ---- **探偵編 最終章 プロローグ [[“深淵”から放たれた光>《超起動!ライヘンバッハの深淵!》]]に飲み込まれ、行方がわからなくなった[[ジゴロック>《緋色の探偵 ジゴロック》]]。彼が帰らぬまま、早くも数ヶ月が経過していた。 あの日、[[【阿頼耶識】>《大脳司書【阿頼耶識】》]]の話を聞いた[[ルーキ>《はじめてのお使い ルーキ》]]は、急いで“深淵”へと向かった。しかし、彼女が辿り着いた時には、すでにジゴロックと[[ルパン>《怪盗紳士 ルパン》]]の姿はどこにもなく、すべてが終わった後だった。 愕然とするルーキは、やがてある者の存在に気づく。一体のクリーチャーが、頭上から見下ろしていたのだ。 その[[クライム・クリーチャー]]、[[モリアーティー>《真の黒幕 モリアーティー》]]は、ルーキに告げる。 「ジゴロックは死んだ」と。 ルーキが真実を確かめようとした時、“深淵”の威力に耐えきれなかった「ライヘンバッハ」が崩壊を始める。結局、彼らの生死は確認できぬまま、【阿頼耶識】の手助けにより、彼女はどうにか「ライヘンバッハ」を脱出したのだった。 **第一話:予想外の再会⁉︎ ルーキは一人、「ライヘンバッハ」の跡地を訪れていた。ジゴロックの行方に繋がる手がかりがないか、[[ワトソン>《助手 ワトソン》]]にも内緒で調査に来たのだ。 しかし、どれだけ探しても手がかりは見つからない。本当にジゴロックは死んでしまったのだろうか? 彼女でさえも諦めそうになったその時、ある人物が現れた。 「久しぶりだね、ルーキ君」 そこに立っていたのは、なんと行方不明になっていたはずのルパンだった。どうやら彼は無事だったらしい。しかも、話にのると、ジゴロックが彼を助けたのだとか。 「その後ジゴロックくんがどうなったのかは、私にもわからない。気がつくと、私のそばにこれだけが残されていたんだ」 そう言って、彼が差し出したのは[[ジゴロックのピストル>《ジゴロックのピストル》]]だった。ルパンはそれをルーキに渡そうとするが、何か裏があるのではないかと警戒されてしまう。 彼は必死に説明した。今まで自分が[[“フィオナの一雫”>《フィオナの一雫》]]や[[“グラディアン・レッド・アイ”>《グラディアン・レッド・アイ》]]を盗み出して来たこと、そして「ライヘンバッハ」の“深淵”を破壊しようとしたのは、すべてモリアーティーに悪用されるのを防ぐ為だったのだ、と。しかし、これまでの行いが祟ってか、なかなか信用してもらえない……。 **第二話:殲滅者!ジェノサイダー! 一方その頃、「ホームズ」の街ではすでに異変が起こりはじめていた。様々な場所に、同時にクライム・クリーチャーが出現したのだ。 [[ジャスティス・ポリス]]が対応にあたるも、あまりの数に手が足りず、状況は悪化していった。 そこで立ち上がったのが、街の私立探偵たちである。ベテランの[[ポアロ>《灰色の脳細胞 ポワロ》]]や[[マープル>《翡翠の婦人 マープル》]]を筆頭に、[[オーガスタス>《紫考機械 オーガスタス・S・F・X》]]や[[ギデオン>《擬龍探偵 ギデオン・クレイヴ》]]、[[エラリー>《白銀の論理 エラリー》]]など、名だたる探偵たちの活躍により、暴動は鎮圧されるかと思われた。しかし、彼らこそが、モリアーティーらの真の獲物だったのだ! 突如として現れた凶悪なクライム・クリーチャー、[[ジェノサイダー]]。彼らは[[ディテクティブ・クリーチャー]]を狩る為に生み出された、恐るべき殲滅者である。ジェノサイダーの[[容赦ない攻撃>ジェノサイド]]の前に、探偵たちは次々と倒れていった。特に、モリアーティーの側近である[[セバスチャン・モラン>《殲滅者 セバスチャン・モラン》]]の力はすさまじく、ポアロとマープルが二人がかりでも敵わないほどであった。 **第三話:犯行声明! ルーキたちが戻って来た頃、「ホームズ」はほぼモリアーティーらの手に落ちていた。有力な探偵のほとんどが倒され、ジャスティス・ポリスも壊滅状態。通りには[[オートマタ]]が跋扈し、[[狂気の音色を奏でて>《狂気の行進》]]いた。どうやら、彼らの楽器から微粒子状になったサイコ・パスが振りまかれており、それを吸引した者が、クライム化してしまうらしい。 どうにかワトソンと合流したルーキたちは、彼に事情を説明し、街を護る為に戦おうとした。 しかしその時、彼らの頭上に巨大な映像が浮かび上がる。そこに映っていたのは、事件の首謀者であるモリアーティーだった。 生き残っている住民たちに向け、モリアーティーは告げる。街のシンボルである「レイヴン塔」を占拠したこと。そして、彼らは二つの爆弾を「ホームズ」内に仕かけており、1つは「レイヴン塔」に、もう1つはこの街のどこかにあることを。 この2つの爆弾には微粒子化されたサイコ・パスが搭載されており、爆発すれば「ホームズ」の街が消し飛ぶだけではなく、世界中がサイコ・パスに汚染されると言う。 探偵たちに課せられたタイム・リミットは、明日の夜明け。果たして、ルーキたちはそれまでに爆弾を見つけ出し、モリアーティーを逮捕することができるのか⁉︎ **第四話:「ホームズ」を奪還せよ! モリアーティーからの犯行声明を受けたルパンは[[分身>《模宝犯 マネルパン》]]を使い、無事な住人たちを[[「奇巌城」>《奇巌城》]]へ集めた。 彼らの中には、当然ルパンのことを信用できない者もいた。しかし、時は一刻を争う。ここは彼を信じることにして、みなで作戦を練っていく。 彼らの立てた「ホームズ」奪還作戦はこうだ。まず、負傷した者は「奇岩城」の中で休ませ、元医者であるワトソンを中心に看護する。 その間、ジャスティス・ポリスの生き残りと[[黒煙組]]で手分けして、街にしかけられた方の爆弾を捜索。また、それと同時に、[[ソーンダイク>《蒼の研究者 ソーンダイク》]]らが「レイヴン塔」に突入し、モリアーティーたちと戦いつつ、爆弾を処理する。 そして、ルーキはルパンと共にある場所に向かい、万が一に備え「新たな力」を手に入れると言う。 ソーンダイクと[[コースケ>《黄金の大地 コースケ》]]の部隊には、[[エグゼガリバー>《神龍聖剣 エグゼカリバー》]]と[[ミノス>《角獣人 ミノス》]]などが同行を志願した。また、「奇岩城」の見張り役は[[ストリート・イレギュラーズ>《ストリート・イレギュラーズ》]]と[[ピュアリー>《角獣人 ピュアリー》]]が引き受けることに。 かくして、各々やるべきことは決まった。奪われた街を“盗み返す”べく、探偵たちは作戦を開始する! **第五話:緋色の亡霊!エルロック! ルパンとルーキを背中に乗せた[[ヤブサメ>《爆忍颯 ヤブサメ》]]は、ある場所を目指して飛んでいた。彼らが向かうのは「ホームズ」の上空に浮かぶ大牢獄、[[「アルカトラズ」>《大牢獄「アルカトラズ」》]]。ルパンの話によると、この中に収容されているあるクリーチャーに会うことで、モリアーティーに対抗し得る力が手に入るのだとか。 無事侵入できた二人は、牢獄の最奥へと向かう。ルパンの[[トリック]]を使って檻を開けると、巨大な独房の中にいたのは、ジゴロックに似た姿のクリーチャーであった! 驚きを隠せない様子のルーキ。すると、二人の背後には、いつの間にかあるクリーチャーが立っていた。&bold(){レキドウ}と名乗った彼は、この独房の門番をしていると言う。レキドウは、ルーキにこう語った。 「それは、かつて一人の男がここに閉じ込めていった、自らの分身。いわば彼は自分自身の中で膨れ上がった憎悪の化身を、この檻に封印したのです」 かつて、ジゴロックの中には犯罪者を憎む気持ちがあったのだ。そして、彼の過去が産んだ亡霊、[[エルロック>《緋色の亡霊 エルロック》]]を倒すことができれば、ジゴロックのピストルをパワーアップできるらしい。 レキドウの手によって、エルロックの枷が解き放たれた! **第六話:それぞれの戦い! 一方、ソーンダイクたちの部隊は、すでに「レイヴン塔」へと突入していた。並みいる敵をなぎ倒し、快進撃を続けるソーンダイクとコースケの前に、セバスチャン・モランが立ち塞がる。師匠たちの仇を討つ為、二人は協力して、セバスチャン・モランに挑む! その頃、街で爆弾を捜索するジャスティス・ポリスと黒煙組。それぞれを束ねている[[レストレード>《聖天の警部 レストレード》]]と[[ギロ長>《黒煙の若頭 ギロ長》]]は憎まれ口を叩き合いながらも、協力して任務にあたっていた。 すると、彼らの元に、モリアーティーからの刺客が現れた。レストレードは[[ダブルバイセップス>《大凶筋 ダブルバイセップス》]]と、ギロ長は[[フォン・ヘルダー>《虚空より出でしフォン・ヘルダー》]]と、それぞれ戦うこととなる。 「奇岩城」に残っていたワトソンたちも、モリアーティーの部下による襲撃を受けていた。ジェノサイダーの一人である[[サロメ>《殲滅者 サロメ》]]の相手を[[アイリーン>《情報屋 アイリーン》]]が、オートマタの指揮を執る[[コンダクター>《死揮者 コンダクター》]]の相手を、ワトソンが務める。 襲撃者はそれだけではなかったが、黒煙組で唯一城に残っていた[[ゴロワーズ>《黒煙の親分 ゴロワーズ》]]が、一人で返り討ちにしてしまった! **第七話:奇跡の超合!スカイ・イズ・リミット! 「アルカトラズ」にて。エルロックと対決するルーキは、苦戦を強いられていた。なかなか状況を打開できない彼女に、レキドウがヒントを与える。「どれだけ強くとも、亡霊は所詮亡霊でしかない」と。 その言葉を聞いたルーキは、戦闘態勢を解いた。彼女はエルロックの攻撃を敢えて受け入れることで、その力を排除するのではなく、取り込もうとしたのだ。 この[[決死の作戦>《決死行 ルーキ》]]は、見事に成功を収めた。エルロックの力はピストルに吸収され、その憎悪はルーキの勇気に打ち消されたのである。どうにか試練を乗り越えた彼女に、レキドウは自らの式神を貸し与えた。 「拙僧の式神は、きっとルーキ殿のお役に立つでしょう」 かくして、[[パワーアップしたジゴロックのピストル>《ジゴロックのピストル〜「ホームズ」を護れ!〜》]]を手に、ルーキたちは改めて「レイヴン塔」へと向かった。 一方、二人がかりでセバスチャン・モランに挑むソーンダイクとコースケだったが、戦況は芳しくなかった。 しかし、それでも奮闘する彼らに、[[7つ道具>7つ道具・クリーチャー]]が応える。仲間たちから借りてきていた7つ道具が奇跡の[[超合]]を果たし、1体の巨大な[[超道具・クリーチャー]]となったのだ!無限の力を秘めた[[スカイ・イズ・リミット>《超無限合神 スカイ・イズ・リミット》]]はセバスチャン・モランを圧倒し、他のクライム・クリーチャーの力を封じ込めてしまった。 辛くも勝利したソーンダイクらはモリアーティーの元へ向かったが、そこへ辿り着く前に、[[マガドリンネ>《Dr. マガドリンネ》]]のしかけた罠によって足止めされてしまう。 **第八話:犯罪皇帝!モリアーティー! ヤブサメに乗ったルーキたちは、上空から塔内へと突入する。彼女らを出迎えたのは、マガドリンネだった。彼の生み出した[[猛毒植物>《毒毒 トリガブト》]]により、ヤブサメが犠牲になってしまう。 マガドリンネの相手を引き受けたルパンは、ルーキに[[自らのナイフ>《ルパンのナイフ》]]を渡し、「[[「ホームズ」の街を“盗み返す”んだ!>《ルパンのナイフ〜「ホームズ」を盗め!〜》]]」と、希望を託す。 ルーキは先に進み、遂にモリアーティーの待つ部屋へたどり着いた。そこにはモリアーティーの腹心の部下である[[ソムニン>《違法妖精 ソムニン》]]が控えており、彼女の到着を歓迎する。 玉座に座ったモリアーティーは、ルーキに語った。彼とジゴロックは元々研究者であり、友であったこと。そして、原初のクライム・クリーチャーの襲撃により彼らの友情は引き裂かれ、別々の道を歩み始めたことを。 知られざる過去を語り終えた彼は、最後の生贄であるソムニンを取り込み、[[犯罪の王の力を解き放った>《犯罪皇帝 モリアーティー》]]。 すべてを破壊する[[咆哮>《虚空の彷徨》]]を上げた犯罪皇帝に、ルーキは最後の戦いを挑む! **第九話:開眼!ルーキ・プロビデンス! ルーキはレキドウから借りていた式神、[[ゴギョウ>《式神ゴギョウ》]]を呼び出し、文明の力を駆使して戦った。 しかし、モリアーティーの力は圧倒的であった。彼の発動させた[[完全なるトリック>パーフェクト・トリック]]により、その身に触れることすらできない。 さらに文明の力を与えてくれたゴギョウが倒されたことで、ルーキは窮地に立たされる。 追いつめられたルーキに、犯罪の王は言う。 「君も、犯罪者を憎んでいたのだろう?だからこそ、君は心の象徴たる文明を失った。そして、復讐の為に探偵を目指していたのだ」 「……確かにそうかも知れません。でも、ボクはいろんな人たちから、それをもらってきました。この心は、もう空っぽじゃない!」 彼女の体が力で満ちていく。ルーキはこれまで出会ったすべてのクリーチャーたちから、少しずつ文明の力をもらい受けてきたのだ! そのことに気付いた彼女は、ついに[[探偵を超えた探偵>超ディテクティブ・クリーチャー]]へと開花する。[[ルーキ・プロビデンス>《天眼開花 ルーキ・プロビデンス》]]は[[心に正義の火を灯し>ライト・マイ・ファイアー]]、反撃を開始! それに呼応して、ジゴロックのピストルとルパンのナイフが[[最強の超合>超超合]]を果たした。[[ザ・ホームズ・ハート>《明察剣銃 ザ・ホームズ・ハート》]]を握り締めたルーキ・プロビデンスは、必殺の一撃を放つ! **第十話:夜明け ルーキ・プロビデンスの攻撃はモリアーティーのトリックを粉砕し、ついにその体を撃ち抜いた。さらにザ・ホームズ・ハートはクリーチャーへと変形。その刃で、犯罪の王をねじ伏せる。死闘の末、ルーキたちはとうとうモリアーティーを倒したのだ。 するとそこへ、ルパンがやって来た。マガドリンネを倒した彼は、他の仲間が爆弾を発見し、時限装置を解除したことを告げる。 しかし、問題はもう1つの方だった。ジャスティス・ポリスと黒煙組の部隊が捜索を続けているが、まだ見つかっていない。空はすでに白み始めており、リミットの夜明けは間近だ。 ルーキがもう1つの爆弾の在りかを尋ねると、モリアーティーはこう答えた。 「……爆弾は、ここにある。私の、体の中に」 つまり、「ホームズ」のどこかとは、彼の体の中を指していたのだ! それを聞いたルーキはすぐに爆弾を解除するように言うが、モリアーティーは受付なかった。自分は「虚空の主」に相応しい最期を遂げるのだと……。 すると、ルパンがモリアーティーに歩み寄った。 「なら、俺も付き合わせてもらうぜ。首を突っ込むのが探偵の仕事だからな」 そう言って、彼は変装を解いた。そこに立っていたのは、なんと行方不明だったジゴロックではないか!そう、彼はモリアーティーの計画を阻止する為にルパンと協力し、彼に成りすましていたのだ。そして、本物のルパンが無事もう1つの爆弾を「盗んだ」らしい。 驚いたルーキは、すぐにジゴロックの意図を察した。彼を止めようとする彼女に、探偵は言う。 「後のことは任せたぜ、弟子」 “深淵”に飲まれた影響で時空を超える力を手にしていたジゴロックは、モリアーティーを連れ、どこか遠い場所へと旅立って行った。かくして、探偵たちの[[長い夜が明け>《緋色の夜明け ジゴロック》]]た。 **探偵編 エピローグ モリアーティーたちとの死闘から、約一年後。「ホームズ」はすっかり元どおりの様子を取り戻していた。街は活気に溢れ、様々な文明や種族のクリーチャーが行き交う。しかし、それでもすべての犯罪が消えたわけではなく……。 観光に来ていた[[アイフェ>《蕾妖精 アイフェ》]]は、仲間とはぐれてしまった。彼女が困り果てていると、二人の男たちが声をかけてくる。彼らは「仲間を探すのを手伝う」と言い、その見返りとして多額の金を要求してきた。アイフェは素直に言うことを聞き、金を払いそうになる。 しかし、その時。性懲りもなく旅行客の少女を騙そうとしていた[[オダイカン>《超悪 オダイカン》]][[たち>《悪徳 エチゴヤー》]]の前に、一人の探偵と、その相棒が立ちはだかった。 「お待たせしました。名探偵、参上です!」 彼らの活躍によりアイフェは助けられ、無事[[ロセス>《旅の剣士 ロセス》]]と再会を果たす。 ──とある大富豪の元に、一通の予告状が届く。差出人は、もちろんあの大怪盗。 「今夜零時、“カリオストロの首飾り”ヲ頂戴シニ参ル」 依頼を受けたルーキとワトソンは、さっそく富豪の住む城へ向かうのだった。 (探偵編 背景ストーリー 完)

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