DMT-08 「恒久編 第4弾 第三次大陸崩落(エンド・オブ・メモリー)」


恒久編」最後の弾。



story

世界は、消滅した。
目の前からすべてが消えた今、この世界に在る必要などなくなった。だが、滅びなかった地域があった。それは勇者の力により救われた竜族達の集落、アルパレス神殿、そして生命の歴史が刻み込まれた記憶の貯蔵庫、星の脳「エタニティ・メモリー」だけだった。

その頃、スタープリンスはバラムキージャと戦っていた。
「今頃、世界は滅んだはずだ。こんな場所にもう用はない。」
「エレンは!エレンはどうしたんだ!」
「誰だそれ。そんな下等な生物心配してんじゃねーよ、くだんね。」
バラムキージャがそう言った時、スタープリンスは思った。愛とは何なのか。生命の価値は、基本的に定まっていて、それに比例した個人的観念により決まる物なのか。
「お前はこの星で育ったから、無駄な生き方をしてしまったんだ。無駄な境遇で、無駄な概念にとらわれながら。」
スタープリンスは、それを否定できなかった。
「僕はこの星で教わった物…愛が無駄で、憧れ、友情、憎しみ、悲しみ…。それがすべて無駄だと言うのか…。」
スタープリンスは葛藤した。この星を捨て、故郷に帰るか、それとも、迷いつつもこの星の愛を信じるか。
「何を迷うか。私はこの星を破壊する。お前はこの星を捨てるしかない。」
スタープリンスの心は歪み始めた。
その時、とある記憶が蘇った。


「ねぇ、もしも私が…、もしもだよ。君を好きだとすれば、それは絶対に『愛』と言えるのかな…?」
「きっと言えるさ。例え世界のすべてがそれを否定したとしても、そこにある物を信じ、愛することが、大切なんだと思う。」
「じゃあ、もしも私が君を好きだって言ったらどうする?」
「え…それって、」
「あ、いや、なんでもない。なんでもないよー!」
エレンはうつむいて笑っていた。


「僕はこの星が好きだ。そして、そこには愛する人がいた。その場所を壊されてたまるか…。」
スタープリンスはバラムキージャを倒した。

「エレン、もう一度君に会いたい…。」
スタープリンスは残された力で空間を歪めた。
「神よ。この星を救い給え。私の愛しい方に、もう一度会わせて…。」
滅びる前の世界で、エレンはそう祈っていた。
「エレーン、エレーン、どこだー!」
目の前には、火が渦巻くだった。
「エレーン!」
その時、スタープリンスの足に何かが当たった。
「これは…エレンの笛だ。この近くに、エレンはいる!」
スタープリンスはまた探し始めた。
「エレーン!」
その時だった。
「その声は…スタープリンス!」
「エレン!やっと会えた!」
「これからずっと、一緒にいられるかな…。」
スタープリンスはしばらく黙った。
「ごめん。もう行かなければ。実は…」
スタープリンスはそこまで言って、言うのを止めた。
「また、迎えに来てくれるのね。」
「あ、あぁ。きっと来るさ。きっと…。」
そして、スタープリンスは火の渦に消えていった。
スタープリンスは、元の時代に戻った。


「エレン、迎えに来たよ。これからは僕等、仲良く平和に暮らせるんだよ。だから、だから、もう一度、笑顔を見せてよ!」
スタープリンスはその時、本当の悲しみを知った。
「この悲しみ、嘘じゃない。絶対に。」
すると、何かが聞こえて来た。エレンの笛の音だ。
「エレン、ありがとう。最後に言わせてほしい。愛してる。」
スタープリンスはその地に一輪の花を植えた。そして、その花にエレンと名付けた。

収録カード

ビクトリー1種類


スーパーレア5種類


ベリーレア5種類


レア15種類


アンコモン15種類


コモン20種類



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