「帝王」による統治は完全に永遠であると思われていた。
しかし、「時空の渦」の向こうに広がる無限の世界から、新たなる脅威体である「フェイブル種」が産み落とされた。水文明の誇る最高の解析技術をもってしても原因はまったくの不明。しかし、それとはお構いなしにフェイブルの侵略が始まる。
フェイブル種は既存の概念の類似品のようなもので、模倣を得意としていた。無数に広がる世界のいずれかから、「覚醒」という未知の力をもたらし、
《アンゼラ・ルナ・エンディア》を筆頭に存分に暴れた。
これを重く見た「帝王」が黙っているはずもなく、全勢力を傾けてフェイブル種を撲滅することを決断。「覚醒」の力を逸早く解明することに成功した闇文明の「帝王」が、彼らの持つ武器を強化するために技術を注いだ。圧倒的な力で防衛戦に臨む帝王たち。
……しかし、それを見たフェイブルたちは、思わぬ方法で帝王を打ち破る。