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シティーハンター

概要

1987.4.6~1988.3.28放映。全51話。

よみうりテレビ・日本テレビ系列にて毎週月曜日の19:00~19:30にかけて放送された。

1970年代から80年代にかけてのリアルロボットブームを牽引していた日本サンライズ(現・サンライズ)にとって、この『シティーハンター』は、初めての「少年誌原作物」となるアニメ作品だった。

アニメ化にあたり、サンライズ側は主人公である冴羽獠役に神谷明を推薦していたが、集英社側より「神谷は少年ジャンプ作品に出演し過ぎている(*1)」との指摘を受け、同じく北条司原作である『キャッツ・アイ』で内海俊夫役を演じた安原義人を最有力候補として考えていたが、安原のスケジュールの問題により断念(*2)。最終的には、集英社側の了解を得て、神谷明の起用が決定した。

登場人物

全話登場しているのは冴羽獠のみである。ここでは、あくまでアニメ版からの視点で紹介する。

冴羽獠(声:神谷明)
槇村(声:田中秀幸)
槇村香(声:伊倉一寿(*3))
海坊主(声:玄田哲章)
野上冴子(声:麻上洋子)
野上麗香(声:鷹森淑乃)

オープニングアニメ

絵コンテ・演出:青木悠三/作画監督:北原健雄/原画:いのまたむつみ、直井正博、他

『新ルパン三世』『ルパン三世PARTIII』など、主に東京ムービー作品において、抜群の感性による鮮烈なオープニングアニメを提供してきた青木悠三が担当。サンライズ作品でオープニングアニメを担当するのは、後にも先にもこの作品だけか?

青木悠三は当時の同人誌のインタビュー内において、80年代における『ルパン三世』のスタイルとして「都会の闇に生きるルパン」を掲げており、青木が中心となって作られた『ルパン三世PARTIII』の前期オープニングでは、青木自らがそのコンセプト通りに製作し素晴らしい作品に仕上げたが、この『シティーハンター』においても「CITY=大都会」の象徴である高層ビル群(摩天楼)のイメージを演出の縦糸とし、真夜中の大都会を駆け巡りつつも心に深い闇を落として生きる冴羽と香を表情豊かに描いている。

また、背景のポージングだけではあるが数多の美女に「もっこり」するイメージを連想させたり、冴子にちょっかいを出して香の100tハンマーを喰らうまでの一連のシーンなど、シティーハンターの要所を捉え詰め込んだ内容の濃いオープニングである。ビルの窓の形や輪郭もそうだが、本人が一番力を入れたと思われる車関係の演出や作画(ミニ・クーパーのデフォルメ具合)など、青木独特の感性も映えている。26話まで継続する。

エンディングアニメ

絵コンテ・演出:青木悠三/作画監督:神村幸子/原画:青木悠三

一部のファンからは「オープニングを越えたエンディング」とか「シティーハンターの真のテーマソング」といった声があがるほど、ファンにとってはおなじみのエンディングテーマである。1話から51話の最終回まで変更されることなく継続し、その結果作品のイメージに与えた影響は計り知れないものがある。その証しとして、1997年に放送されたテレビスペシャル『グッド・バイ・マイ・スイート・ハート』ではアレンジ版が、そして1999年に放送されたテレビスペシャル『緊急生中継!? 凶悪犯冴羽獠の最期』ではオリジナル版が復活して使用されている。

クロージングのストップモーションからイントロが流れ、視聴者の余韻を残しながらシームレスでこのエンディングへと入って行く演出は非常に評価が高く、今後のテレビシリーズでもその手法を貫いている。

このエンディングテーマの演出も、初期オープニングと同様に青木悠三(劇中では「港野洋介」名義)が担当。一部作画にも参加しているようにも見える。冒頭、猛烈な勢いで流れていくヘッドライトとビルの窓の明かり、そこへ冴羽の表情が浮かび上がり、女性のシルエットに向かって走り出す。また、冴羽の手から零れていく蝶の影(人間らしさや優しさをイメージしたものか?)と、倒れこんだままそれを再び掴もうとして消えていく儚さ、大都会の路地裏で心に闇を抱え膝を抱く香、高層ビルの屋上で大都会のイルミネーションを下にして佇むイメージなど、シティーハンターの世界観を濃密に凝縮した演出を施している。

各話タイトル

  1. 粋なスイーパー XYZは危険なカクテル
  2. 私を殺して!!美女に照準は似合わない
  3. 愛よ消えないで!明日へのテンカウント
  4. 美女蒸発(レディバニッシュ)!!ブティックは闇への誘い
  5. グッバイ槇村 雨の夜に涙のバースデー
  6. 恋しない女優 希望へのラストショット
  7. 心ふるえる銃声 悲しきロンリーガール
  8. 美人に百発百中(ワンホールショット)?! 女刑事には手を出すな
  9. ギャンブルクイーン 華麗なる恋の賭け
  10. 危険な家庭教師?女子高生に愛の手料理
  11. レオタード美女は チューリップがお好き
  12. 子供は得だね!危険な国のモッコリ美人
  13. オレの敵は美女? 史上最大の美女地獄!!
  14. 16歳結婚宣言!アイドルに熱いキッス
  15. 獠が女子大講師?麗しのお嬢サマを守れ
  16. おきゃんスチュワーデス 獠の教官物語
  17. 夏の美人デザイナー 獠の心はハイレッグ
  18. 夏の夜のお告げ?!祈祷師に恋の手ほどき
  19. 思い出の渚 オーディションは危険がいっぱい
  20. 山から姫が降りてくる 獠の長~い一日
  21. 姿なき狙撃者!!獠と冴子の危険なゲーム
  22. 愛のキューピット ダイヤモンドに乾杯!!
  23. 毒バチブンブン!!空から花嫁降ってきた
  24. バラ色の入院生活?狙われた白衣の天使
  25. 愛の国際親善?!ライバルはブロンド美人
  26. 愛ってなんですか?獠の正しい恋愛講座
  27. 獠と海坊主の 純情足ながおじさん伝説(前編)
  28. 獠と海坊主の 純情足ながおじさん伝説(後編)
  29. 依頼料は500円!?メルヘン美人は獠好み
  30. 恋のライバル出現!?香さんをいただきます
  31. バリバリラブ!乙女心を駆けぬけろ!
  32. 獠死なないで!!ハードボイルドマグナム
  33. がんばれ海坊主!!ハードな初恋協奏曲
  34. 衝撃!!獠の父親宣言 寝てる子は起こすな
  35. 突撃美人キャスター 獠のマル秘モッコリ取材
  36. 女子大生愛のツッパリ!誰かが私を狙ってる
  37. 新宿仁義一直線!着流し美人は弟子志願(前編)
  38. 新宿仁義一直線!着流し美人は弟子志願(後編)
  39. プッツンかぐや姫!獠も手を焼く記憶喪失
  40. もっこりパートナー!依頼料はシャワーの後で
  41. 冴子の妹は女探偵(前編)-翔んだ女(パッションレディー)の大胆秘密
  42. 冴子の妹は女探偵(後編)-翔んだ女(パッションレディー)の大捕物帳
  43. 女心のクッキー記念日 胸ボクロと初恋の唄
  44. 子供100人に聞きました!?獠は僕らのヒーローだ
  45. 三姉妹は招くよ!獠ちゃんのスキー天国
  46. 盗ってもスリリング 明日に向ってすれ!!
  47. モッコリが特効薬?! 美女ハスラーと愛の球跡
  48. 春よこい恋未亡人! さあ喪服をぬいで…
  49. 迷えるシスター もっこりは愛のお導き!?
  50. 史上最強の敵!!獠と香のラストマッチ(前編)
  51. 史上最強の敵!!獠と香のラストマッチ(後編)

スタッフ

原作 北条司(集英社『少年ジャンプ』連載)
企画 諏訪道彦(よみうりテレビ)
キャラクターデザイン 神村幸子
総作画監督 北原健雄
美術監督 宮前光春/東潤一
撮影監督 古林一太
音響監督 浦上靖夫
音楽 国吉良一/矢野立美(7~)
オープニングテーマ(1~26) 「City Hunter ~愛よ消えないで」作詞:麻生圭子/作曲:大内義昭/編曲:戸塚修/唄:小比類巻かほる
オープニングテーマ(27~51) 「ゴーゴーヘブン」作詞:銀色夏生/作曲:大沢誉志幸/編曲:安部隆雄/唄:大沢誉志幸
エンディングテーマ 「Get Wild」作詞:小室みつ子/作曲・編曲:小室哲哉/唄・演奏:TM NETWORK
レコード EPIC・ソニー
監督 こだま兼嗣
プロデューサー 植田益朗(日本サンライズ)(1~15)/植田益朗(サンライズ)(15~)/諏訪道彦(よみうりテレビ)
制作 よみうりテレビ/日本サンライズ(1~14)/サンライズ(15~)

キャスト

冴羽獠 神谷明(1~51)
槇村 田中秀幸(1~5)
槇村香 伊倉一恵(4~51)
海坊主 玄田哲章(6、7、27、28、32、33、46、50、51)
野上冴子 麻上洋子(8、13、21、32、39、41、42、46、48、50、51)
野上麗香 鷹森淑乃(41、42、50、51)

レギュラーキャラ出席表

話数 冴羽 槇村 槇村香 海坊主 野上冴子 野上麗香 備考
1 - - - -
2 - - - -
3 - - - -
4 - - - ※香初登場
5 - - - ※槇村死亡(享年28)
6 - - - ※海坊主初登場
7 - - - ※サングラスを外した海坊主
8 - - - ※野上冴子初登場
9 - - - -
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11 - - - -
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13 - - -
14 - - - -
15 - - - -
16 - - - -
17 - - - -
18 - - - -
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41 - - *野上麗香初登場
42 - -
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47 - - - -
48 - - -
49 - - - -
50 ※回想シーン
51 ※回想シーン

後半に登場する麗香が少ないのは当然として、意外に少ないのが海坊主。

なお、最終回前後編はしっかりと全員出席で幕を閉じる形となっている。

*1: 例として『バビル2世』『キン肉マン』『北斗の拳』など。特に『キン肉マン』は3年半、『北斗の拳』は4年とロングランを記録したヒット作であり、少年ジャンプ作品の主人公声優としては、いささかマンネリ感があったのではないか。

*2: 刑事ドラマ『ジャングル(日本テレビ系列)』への出演が決まった影響もあるらしい。

*3: 伊倉一恵