だぶるあずにゃん!

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mioazu

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純「じゃ、明日までこの子のことお願いね」

梓「もーう‥ちゃんとこの埋め合わせはしてよね」

純「分かってるって ほんじゃ!」

バタン

梓(‥‥‥‥もう純行ったよね‥?)

梓「‥‥‥ 久しぶり~あずにゃん2号~♪」スリスリ

2号「ニャー」

今日は久しぶりに純の家の飼い猫あずにゃん2号(命名:私)を預かる事になりました

梓「純の家で何度か会ってたけどこうやって2人きりになるのはあの時以来だね~」ナデナデ

2号「ミャーオ」

梓「さて‥‥ 今から何して遊ぶっ? 猫じゃらし? それともボール?」ワクワク

ピンポーン

梓「あれっ、誰だろ? もしかして純が戻ってきたのかな? もうまったく‥」

ガチャッ

梓「なーにぃ純? 何か忘れm‥‥

?「えっ? じゅ‥純‥ちゃん‥?」

梓「みっ‥みみみ澪先輩!?//」

澪「あれ、えと‥約束の時間通りに来たんだけど 純ちゃんがどうかしたの

梓「いいいえっ! 何でもありません! どうぞあがって下さい!!//」

梓(そうだったーっ! 今日は澪先輩に勉強教えてもらうため(という理由を付けて)
  家に招待してたんだったー!)

澪「そ、そうか‥? じゃあお邪魔します」




2号「ニャー」

澪「ん? あ、梓 その猫は一体?」

梓「へ? あ、この子ですか? 実は先ほど純が‥」

澪「か‥‥」

梓「か?」

澪「かわいいいいいいいいいいいいいいい!!」ギューッ

2号「ニャー!?」ジタバタ

梓「澪先輩!?」

澪「うわ~ちっちゃくてふわふわだ~// 梓の家って猫飼ってたのか!」キラキラ

梓「あっ、いえ 純の家の飼い猫で、今日一日だけ私が預かる事になってるんです」

澪「へぇ~ あっもしかして前に梓が純ちゃんから預かったって話してた猫ってこの子か?」

梓「は、はいっそうですそうです」

澪「えーと確か名前は‥‥‥ ! そうそう『あずにゃん2号』!」

梓「はうっ!?」ドキッ

澪「でも純ちゃんの家の猫なのに梓、自分で勝手に名前付けちゃうんだもんなーふふっ」クスクス

梓「も、もう! そんなに笑うことないじゃないですかっ!//」

澪「ゴメンゴメン でもなんだかんだ言って梓、唯の付けた『あずにゃん』って
  あだ名気に入ってたんだな」

梓「べっ別にそういうわけじゃありませんっ!//」ドキドキ

梓(あっあれ‥? 私さっきから変にドキドキしてる‥
  澪先輩の前だからってのもあるけど‥いつも以上に‥)

澪「はははっ おっと、そろそろ勉強する部屋に案内してくれる?」

梓「あっ、そうでしたね ずっと玄関にいるのもあれですし‥」

澪「なっ なぁ梓?」

梓「は、はい?」

澪「あずにゃん2号、部屋まで抱いて行っていい?」キラキラ

梓「ど、どうぞ~//」




~中野家居間~

澪「あずにゃん2号~ネコじゃらしだぞ~?」フリフリ

2号「ニャーゥ ニャッ!」ヒュンヒュン

梓(あの澪先輩が‥この部屋にあるレコードには目もくれずずっとあずにゃん2号と遊んでる‥)

梓「あのぉ‥ 澪先輩? そろそろ勉強の方を~‥」

澪「あっ そうだった‥! じゃあさっそく始めようか
  今日は梓がわかるまでみっちりやるからなっ!」

梓「はっ‥はいっ!」ウキウキ

梓(よかった~やっと私の方を見てくれた‥)

2号「ニャー‥」ゴロゴロ

澪「ん? どうしたーあずにゃん2号?」

2号「ニャッ!」ピョコン

澪「うおっと!?」

梓「!?!?!?!?!?!?!?!?」

梓(あ‥あああ‥あずにゃん2号が‥澪先輩のぉ‥膝の上にぃいい!?)

2号「ニャー♪」スリスリ

梓(ちょっ、あずにゃん2号!! 澪先輩の膝の上なんて恐れ多いですっ!!
 私の‥私の憧れの場所なのにいいいいいいい!!)ゴゴゴゴ

澪「‥‥‥‥あずにゃん2号~」ムスッ

梓(おっ! 澪先輩が怒ってるっぽい そうですちゃんと注意してあげてください!)

澪「‥‥‥も~ そんなに私の膝の上がいいのか~?」ナデナデ

2号「ニャーニャー」ゴロゴロ

梓「」

澪「でも少し大人しくしておいてくれよ~ 今から梓に勉強を

梓「もういいです‥‥」

澪「えっ?」




梓「もう勉強とか‥いいです‥ 澪先輩はどうぞあずにゃん2号と遊んでいてください‥」ガタッ

澪「おっおい梓‥? どうしたんだよ急に!? どこに行くんだ?」アタフタ

梓「別に澪先輩には関係ないところです」

澪「‥‥‥おい、待てっ! あずにゃん!!」

梓「‥‥‥‥‥えっ? い、今澪先輩なんて‥?」

澪「あっしまった‥ついついあずにゃん2号の呼び方に釣られて‥」

梓(い、今澪先輩が‥私のこと‥あっ‥あ、あずにゃんって‥//)フラフラ

ズルッ

梓「えっ!?」

澪「あっ、梓っ!! 危な


――――――――――――――――――――――

梓(‥‥んっ ここは‥どこ‥ まぁ、どうでもいいや‥)

梓(なんか‥さっきまで可愛いと思ってたあずにゃん2号が急に憎らしくなってきちゃった‥)

梓(ううん‥あずにゃん2号が悪いんじゃない‥勝手にヤキモチ妬いて‥澪先輩にあんな態度とって‥)

梓(はぁ~‥ネコに嫉妬とか私って恥ずかしいな~‥ ははっ‥)

梓(でもっ‥私だって澪先輩に可愛がって欲しい‥! 澪先輩に甘えたいよう‥)

?「」ナデナデ

梓(そう‥ こうやって優しく私の頭を撫でて欲しい‥   ‥ん?)

梓「ふえっ!?」パチッ

澪「あっ梓! よかったーっ やっと気が付いた‥」

梓「澪‥先輩‥ 私一体‥?」

澪「さっき足を滑らせて頭打ちつけたんだよ もうホント心配させて‥」

梓「ごっごめんなさい‥澪先輩‥  ‥あれ? そういえばさっきから私の後頭部に当たる
  この柔らかい感触は‥ !?! み、澪先輩のお膝ー!?//」バッ

澪「こーらっ まだ少し安静にしとけ」グイッ

梓「にゃうっ!?」ポムッ




梓「で、でも澪先輩 ずっと膝枕の状態じゃキツいのでは‥?」

澪「私は大丈夫っ それより梓、どこか痛むとこは無いのか?」ナデナデ

梓「ふゃ‥ひゃい! らいひょうぶです‥//」
梓(しいて言うならドキドキしすぎて胸が痛いです‥//) 


澪「‥‥梓、ゴメンな‥」

梓「えっ? な、何で澪先輩が謝るんですか!?」

澪「今日は梓の勉強見てやるために来たのに、私といえばずっとあずにゃん2号のことばかり‥」

梓「そ、そんなことっ! それより私こそ‥さっきは澪先輩にあんな態度とって‥ごめんなさい‥」

澪「梓‥ ううん、やっぱり私が悪い! そうだ、梓 何かして欲しいこととか無いか?」

梓「へっ?」

澪「一つだけ梓のお願い聞いてあげるってことで今回は許してくれないか‥
  あ、出来れば叶えられる範囲のお願いで頼む」

梓「だから澪先輩は悪くな‥ でも、ホントにいいんですか‥?//」キラッ

澪「う、うん 先輩に二言は無いぞー」
澪(急に目の色が変わった‥!)




梓「え、えーとですねぇ‥ うーん‥‥ あっ!」

澪「な、何だ!?」

梓「そういえば‥あずにゃん2号は?」

澪「あぁ、あずにゃん2号ならずっとそこにいるぞ」

梓「あっ、あずにゃん2号‥ あれ、どうしてあんなにうな垂れてるんですか?」

2号「」ションボーリ

澪「たぶん‥ 梓が倒れたことに何らかの責任感じちゃってるんじゃないかなぁ‥」

梓「あずにゃん2号‥」

澪「ほらっ、梓!」ポン

梓「は、はいっ!  あずにゃん2号! おいで!!」

2号「ニャー‥」トコトコ

梓「うぅ‥ ゴメン‥ ゴメンねっ あずにゃん2号~!!」ギューッ

2号「ニャー」ペロペロ

澪「ふふっ‥ あずにゃんにあずにゃん2号 同じ名前同士ちゃんと仲良くしないとなっ」クスッ

梓「あっ 澪先輩またあずにゃんって‥//」

澪「おっとゴメン なんかついついクセになってるみたいで‥」

梓「‥‥‥よしっ! 決めました、澪先輩への願い事!」

澪「へ?」




梓「ふわーっ! 終わったー!」ノビーッ!

澪「お疲れ様、勉強よく頑張ったな!」

梓「はいっ 今までわからなかったところも理解できたし
  澪先輩のおかげです! ありがとうございますっ!」

澪「ふふっ でもすっかりグッタリモードだな~」クスッ

梓「ふぇ!? いえ、そんなこと‥ いえ、実は疲れちゃいました‥//」

澪「『ここ』でよければ休む?」パンパン

梓「!?  はっ‥はいっ!//」


梓「ふゅ~ 澪先輩の膝枕‥とっても気持ちいいです‥//」

澪「あんまそういうこと言うな‥照れる‥//」

2号「ニャー」ピョコン

澪「うおっ! おいおい‥あずにゃん2号も膝の上がいいのか?」

梓「あずにゃん2号も澪先輩の膝枕の気持ちよさがわかるんですよー ね~?」

2号「ニャッ!」

澪「やれやれ‥」

澪(まったく‥どっちも甘えん坊さんだな でも、 ふふっ‥ 可愛いな♪)スリスリ

梓「ひゃうっ! み、澪せんぱーい!// アゴの下スリスリするの止めてください!//
  そ、そんな猫じゃないんですからっ‥! くすぐったいです‥//」

澪「おっとゴメンゴメン‥」
澪(私から見れば可愛い猫みたいなものなんだけどなー まぁ本人には黙っとこう」

梓「そっ‥それよりも‥」

澪「んー?」

梓「私は‥ 頭ナデナデしてくれる方が嬉しいです‥//」ポッ

澪「ふふっ りょーかい」ナデナデ

梓「えへへっ♪  みーお先輩!//」

澪「もう、なんだー『梓』?

梓「んーもう、澪先輩! ね・が・い・ご・とっ!」

澪「そ、そうだったな‥!」     


澪「あっ‥‥あず‥にゃん?//」

梓「はいっ♪」

おしまい




~おまけ~

梓「そういえば澪先輩って何で私のこと「あずにゃん」って呼ぶ度に何か申し訳無さそうだったんですか?」

澪「えっ!? そ、それは、えーと‥ なんていうか 
  あ‥あずにゃん‥とか がっ‥柄じゃないだろ?// 私の//」カーッ

梓「‥‥‥‥‥‥‥プッ」

澪「あっ梓! 今笑っただろう!!//」

梓「そ、そんなことないですよ~ ただ澪先輩可愛いなって‥‥‥‥プッ」

澪「あ~~~ず~~さ~~~!!」コチョコチョ

梓「キャ~!」ウキウキ

本当におしまい
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