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沖縄から帰って来てから数日
梓「み~お、電話だよ」
あの星空での告白以来変わった事が少しある。
 私が澪先輩に対して名前だけで呼ぶ事
 私とみお、2人の左手薬指のリング、これ私がみおに頼まれ
デパートに取りに行った品物だったのはビックリだった。
 一番大事なのが、私こと中野梓から《秋山梓》になりました///
これに至るまでは大事な事なのに、拍子抜けする位ポンポンと話
が進んじゃたんだよね。
(回想)
 沖縄から帰ってすぐに、みおが自分の両親と私の両親に家に来
るように連絡して都合の合う日に来て貰った。
澪「大事な話が有ります」
みおは2人の両親の前で切り出したんだよね緊張しちゃたよ。
澪「私と梓は、同性しか好きになれないんだ。
  そして2人は交際していて、夫婦とかにはなれないけど、
  梓と一緒に生きて行きたいんだ、だから2人でいる事を
  許して下さい。お願いします」
  そう言ってくれた、みお、凄く嬉しくて私も亜
梓「私も澪先輩と一緒に居たいです
  嘘偽りない気持ちです。」
2人して恥ずかしい言葉を言ってしまいました。
澪母「梓母さん」
梓母「何でしょうか?」
澪母「秋山姓に養子縁組みでもよろしいでしょうか?」
梓母「家に依存は有りませんよ、ね、あなた」
梓父「ミュージシャンの娘が同性愛者で結婚、ぶっ飛ん
   でて良いな、賛成だ。」
澪母「あなたは?」
澪父「大事な澪を変な男に嫁に出す位なら、この方が良
   いな、見た目澪に妹が出来たみたいだしな。」
澪母父梓母父「確かに姉妹みたいだな」
澪梓『どうしてこうなった』
 私達の両親は物分かりが良いのか、ぶっ飛んでいるの
か・・・あっという間に養子縁組みして帰って行った。
なんというご都合・・・その時から名前呼びになったん
だよね。
(回想終了)
澪「あずさ、あずさ」
梓「ひゃうっ、みお」
あの時の事を思い出していた為ボンヤリして
呼ばれてビックリしちゃた。
梓「ごめん、みお電話だよ。」
澪「ありがとう梓」
みおに子機を手渡し、洗濯物干しの続きに
戻った。




庭に出て干し物をしていると、家の中からみおの声が響いて来た。
澪「えぇっー」
何があったんだろう?
気になりつつも干し物を終わらせて家の中に入ると、みおが子機
を持ったまま固まってった。
梓「みお、どうしたの?」
澪「あ~ず~さ
  何か受賞パーティーするみたいで、コメント考えて来て下さ
  いって・・・人前でコメントって」
相変わらずの恥ずかしがり屋な、みお
梓「みお、放課後ティータイムでボーカルしてたから大丈夫だよ。」
澪「そうかな・・・そうだ梓も付いて来てくれ。」
梓「私は大丈夫だけど、良いの付いて行っても?」
澪「大丈夫、私の友達なら数人は来ても大丈夫だってさ」
こうして、私もみおの受賞パーティーに付いて行く事になった。
みお唯・紬・律・和先輩更に憂と純に声を掛けた。
皆来てくれるみたい。
集合場所は、桜ヶ丘女子高でムギ先輩が
『澪ちゃんの晴れ舞台だから車はまかせて』
どんな車で来るのか心配だ。 
パーティーまで時間を作る為、みおはまた忙しく働いて
いる体調を崩さない様、食事には気をつけた。
パーティーの数日前
澪「梓、買い物に行こっか?」
梓「仕事は終わったの、みお」
澪「おかげさまで終わったよ、梓の御飯で頑張れたよ
  ありがとうな」
みおが私にお礼を言ってくれる、その一言は日々の家
事のやる気になる。
梓「みおの為だから///」
我ながら恥ずかしい言葉だ、みおも顔が赤い。
気恥ずかしいので話を戻す。
梓「買い物って何を買うの?」
澪「出版社から連絡有って、ある程度ドレスアップしてくれって
  、だから買いに行こ梓。」
梓「わかった、行くよ」
澪「皆には伝えて有るから多分ドレスで来るから可愛いの選ぼう
  なせっかく買うんだからな。」
なにやら話が大きくなってきたけど、みおと居ると色々あるなと感じた。




桜ヶ丘女子高生前
久しぶりに軽音部の先輩方や、憂・純に会えた皆大人になった様な
変わらないような、ともあれ懐かしい思い出話に花を咲かせている
と一台の真っ黒な長い車が止まり、運転席から黒服の運転手が降り
てきて後ろの席のドアを開けるとムギ先輩が降りてきた、相変わら
ず凄い!
ムギ先輩に促され皆車に乗り込む、皆ドレスアップしていて華やか
な車内になっていた。 
パーティーの行われるホテルまでは、30分位掛かる。
それまでの会話で
律「澪、梓と一緒に住んでるからって襲ってないだうな」
ケラケラ笑いながら、律先輩が言った、鋭いなこの人・・・
唯「え、澪ちゃんとあずにゃんてそんな関係だったの///」
律先輩に乗って唯先輩が頬に両手をやり、体をくねらす。
この2人のコンビネーションは流石だ。
紬「まあ、本当澪ちゃん梓ちゃん、私は本人同士が本気なら、良いと思うの
  勿論応援するわ!」
ムギ先輩が目を輝かせ私とみおに顔を近づける。
純「梓は、澪先輩好きだったもんね。」
ニヤニヤとムカつく言い方をする、純め
憂「純ちゃん止めなよ、でも梓ちゃん私は梓ちゃんの味方よ
  どんな事が有っても」
憂~
和「そうね、本人同士の問題だから、無理に聞かないわ、けど気持ちは憂と同じよ」
和先輩の言葉の後に律・唯先輩、純も勿論味方だと言ってくれた。
私とみおは周りの優しさで、頑張れる本当に幸せ者だ。
みおは皆に私が秋山姓に養子縁組みした事を打ち明けた、自分事の
ように喜んでくれた。 
《ホテル》
ホテルは豪華で料理も豪勢、何でもみおの絵本が英文化され
欧米でも売り出されているらしく、総発行部数が絵本では、
有り得ない快挙らしい、シリーズ化されているらしく、あの
顔がパンな絵本みたくアニメにもなるらしい。
本当にみおは凄い、隣りで歩く私は嬉しくもあり、不安でも
ある、この気持ちはやはり胸の奥にくすぶり続けていた。
式次第も一通り流れて、みおは壇上から降りて私達の場所に
来た。
その時雑誌のインタビューも一緒だった。
イ「秋山さん、受賞及び発行部数おめでとうございます。最近特に
  作品が素晴らしとの評価ですが、何か嬉しい事でも。」
流石マスコミだ、色恋沙汰にさたいらしいです。
澪「この先一緒に居て守って行きたい人がいるからです。」
みおが恥ずかしがり屋のみおがそんな事を言うなんて・・・ビックリしていた
イ「そんな相手がいたのですか?」
澪「梓が私の全てで、梓がいなかったら、ここまで来れたかわかりません、だ
  から、この受賞は2人のです。」
みおが私の腕を引っ張って隣りに並んでカミングアウト周りやインタビューは
ビックリだ、けど仲間は皆笑顔で私達をハグしてくれた。
周りもそれに連られて拍手をくれた。




この業界もフリーダムか、心配をよそに式は終了した。
みおの言葉に、私のわだかまりも消えた、みおと歩く
自分は大丈夫なんだと。
式から数ヶ月がだった。
みおがインタビューされた本は発売された多少の苦情みたいな物も有った
みたいだけど、概ね世間的に理解されてみおの人気は落ちてないらしい。
今日は、軽音部の皆に呼ばれて桜ヶ丘女子高に来た。
みおと私は講堂の舞台袖に連れられていき、さわ子先生と菫に着替えさせ
られた。ウェディングドレスだったさわ子先生お手製らしい、この人はど
こまで行くのか・・・でもみおのドレス姿綺麗つい見とれてしまう。
澪「梓、綺麗だよ」
梓「みおも綺麗です」
さ「しっかし、本当に姉妹みたいね2人とも、着せかいがいがあるわ。
  あらもう、時間ね菫ちゃん2人を案内してね。」
菫「はい、先生先輩方こちらへ」
梓「何でしょうね、みお」
澪「大体分かる、軽音部のノリだな」
みおは笑顔で言った。
講堂前に連れられてきた、私も大体想像が付いた 
菫「では、どうぞ先輩方中へ進んで下さい。」
菫ちゃんが言いながらドアを開けると、私とみおの三年の時の同級生達
そして壇上には、神父の格好した律先輩が立っていて、唯・ムギ・和先輩
純・直が聖歌隊の格好だ、あれもさわ子先生が言葉がでないでいると
澪「さあ、梓行こう。みんなが祝福してくれる。
  こんなに嬉しい事はないぞ。」
梓「はい!」
私とみおはバージンロードを歩き、律先輩の怪しい神父の元に
愛の宣誓を誓いキスをした、聖歌隊の歌と共に、その後部室で
プチ披露宴を開いてくれた。
澪「梓、みんなの期待に応えるよう幸せになろうな」
梓「やってやるです」
2人笑顔で向き合って、冷やかされたが良い思い出になった。




あれからどれだけの時間が流れていったんだろう。
みおとお買い物に行った時、迷子騒動に巻き込まれた、
迷子ではなく、置き去りだった。
その子は艶のある黒い髪で見た目私達2人に似ていた。
色々な経緯を経て、養子に迎えた私達の娘として、子育ては
大変だったけど、娘は2人のママを受け入れ元気に育ち、普通
に恋愛し、結婚し子をなした血の繋がりはないが、2人の孫達
だ、孫も大きくなり曾孫が出来た時、みおは病気でこの世を去
った。
みおは、笑顔で亡くなった。
幸せだったんだよね、きっと・・・
それ以降、私も体調を崩し病院のベッドの上もう意識も朦朧とし
家族が呼ばれてベッドの周りに居てくれた、同性同士だから残っ
た方は、寂しくこの世を去ると思っていたから心から嬉しく思う
走馬灯の様流れる過去・・・終わると同時に懐かしい姿が、
梓「み・お・」
私はか細い声で呟く、子供や孫が不思議がるが、私には見え
る、あの桜ヶ丘女子高の制服を着た、始めて出会った時の若
々しいみおが・・・
澪「梓、迎えにきたよ・・・同じ年になったな。」
あの声、姿が私の大事なみお
梓「みお・・・」
そのまま私の意識は遠ざかる、身体を抜け出す意識・・・
私も桜ヶ丘女子高の制服を着たあの時の梓だ。
澪「さあ、行こう梓、苦しみも何もない世界へ」
梓「また一緒に居られるんですね?」
澪「勿論さ、ずっと一緒だって誓ったろ。」
手を差し出すみお、その手を掴み私も言った。
梓「みおが嫌がったって、ずっと離さないです!」
2人は笑顔で光の中へ歩いていく、悠久の刻の中へ・・・