澪「熱38度5分もあるし、風邪だよ」
梓「頭痛いです・・・」
普段は元気な梓は、風邪を引きベッドでうなだれていた。
梓「うう・・・」
梓はシーツで軽く顔を隠した。くすりと笑うと私は梓の手を握る。
澪「今日はゆっくり休むんだな」
午後になり梓はますます具合が悪そうだった。
澪「お粥作ったけど食べられる?」
梓「・・・ハイ。澪先輩の作った物なら何でも・・・・」
ゆっくりと起き上がった梓の息は荒い。
澪「はい、あーん」
梓「猫舌なんでふーふーしてください」
澪「・・・・ほら、ふーふー」
多少照れ臭かったがリクエストには応えておいた。
梓「美味しいです」
にこりと微笑む彼女を見て、一気に心拍数が上がった。屈託のない笑顔はそれだけで心を掻き乱す。
澪「梓、喉乾いたろ、水飲むか?」
澪はテーブルに準備しておいたミネラルウォーターを掴む。
梓「飲ませて下さい・・・・」
澪「へ?」
梓「・・・澪先輩が飲ませて下さい」
澪の脳裏に浮かんだのは洋画などで見られる口移しで飲ませるアレ。
澪「そそそそそそそんな?」
梓「?」
梓「喉乾きました・・・」
澪「・・・・しょうがないな、と、特別だぞ///」
澪は覚悟を決めると、少なめの量の水を口に含み梓を抱き寄せる。
梓「!?」
澪「ふっ・・・んんちゅっ」
梓「?!・・・・・・ふ・・・ちゅっ」
澪「ど、どうだ?飲めたか?」
梓「・・・・・・もっと飲みたいです・・・」
澪「///」
3回ほど繰り返しようやく梓は満足してくれたらしい。感覚が麻痺したような気分になる。
昼食後、薬を飲んでも梓の頬は赤みをおびていた。汗もかいており、パジャマは微かに湿り気がある。
澪「梓服変えよっか?」
梓「あ、ありがとうございます」
ゆっくりとパジャマのボタンを外す。梓は上半身だけ起こした状態だ。
潤んだ瞳で見上げられ、心臓はバクバクいっている。
梓「このまま脱がされたら・・・・・・変な気分になっちゃいます」
澪「でも・・・着替えないと」
梓が耳元で囁く。「澪先輩が欲しい・・・」
梓「澪先輩が悪いんですよ?あんな水の飲ませ方するから」
澪「え?梓が飲ませてくれって言うから」
梓「?・・・私は水を飲ませてくれって言っただけです」
澪「・・・・・・・・・///」
澪はようやく己の壮大な勘違いに気づく。
梓「じゃあ」
澪の身体は全く抵抗を示さず、なすがままにベットに倒された。
オシマイ\(^o^)/