先輩方が卒業したあとのGW

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mioazu

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先輩方が卒業したあとのGW

久しぶりに5人揃ってスタジオに集まり、音合わせをしました

練習し終わったあと、私達は澪先輩の家のアパート(大学の下宿先)に集まりました

私ももう3年生、勉強に手を抜いている場合じゃありません

先輩方と一緒の大学に行くためにも・・・

澪先輩に勉強を教えてもらっていました



澪:ここはこうして、で、ここは・・・
梓:なるほど
唯:あーずにゃん!えい!

唯先輩が私に抱きついてきました

梓:ひゃ!!
澪:こら!唯!勉強の邪魔をするな!
律:おらーーーーーーー

律先輩は唯先輩にアームロックをしかけました

唯:り!りっちゃんギブギブ!!!
律:はっはっは!私の勝ち~~!
澪:梓の勉強の邪魔だろ、まったく・・・

澪先輩が愚痴を言っています

この二人のテンションは高校のころとなんら変わっていない

大学に行ってもみなさんの様子は変わっていない・・・

紬:お茶、はいりましたよ~
唯・律:やったーーーー!
澪:ムギ、悪いな
梓:ありがとうございます・・・

大学でも4人で活動している先輩方

高校のころと一緒で、仲良くやっているそうです

本当に良かった・・・

だって私は、先輩方が大好きだから

HTTが大好きだから・・・




時計は夜中の1時をまわり、ムギ先輩、律先輩、唯先輩はとっくのとうに寝ていました

私はこの時間まで自分の勉強につきあってもらってました

澪:ふぅ・・・このへんにしておこうか
梓:そうですね
澪:もうみんなも寝てるし・・・私たちも寝ようか
梓:はい
澪:ごめんな、狭くて。寝るスペースがあんまりないと思うんだけど・・・

私は明日も学校が休みということもあり、澪先輩のアパートに泊まることにしました


澪先輩のアパートの広さは七畳。5人で寝るには困難をきわめます

ちなみに唯先輩と律先輩は二人仲良くベッドの上で寝ています

ムギ先輩は床の上に布団をしいて寝ていました

梓:仕方ありませんよ。1人暮らしですし・・・
澪:だいたいこの二人は・・・私のベッドなのに・・・
梓:幸せそうに寝ていますね
澪:ふふ。そうだな
梓:本当に変わっていませんね・・・良かった
澪:梓・・・?
梓:あ!なんでもないです・・・

ついつい口がでてしまった

澪:寝る前にもうちょっと梓とおしゃべりしようかな フフッ

澪先輩は笑顔で私にそう言ってくれました

梓:そうですね・・・私もみなさんの現状とかもっと知りたいですし

私は寝る前に、澪先輩とおしゃべりすることにしました




澪:軽音部はどう?
梓:はい、純や憂が入ってくれて、1年生も二人入ってくれました

桜ケ丘高軽音部もまだまだ存続中です

新入部員も二人入ってくれました

一人はドラムの経験者で、もう一人はギターの初心者

初心者の子にはつきっきりで教えてるけど、唯先輩に指導してたから、なんら苦労は感じません

澪:憂ちゃんはキーボードなんだっけ?
梓:はい。ピアノしてたし、それに憂だから、のみこみも早くて・・・
澪:だろうな・・・そういえば、あの子。純ちゃんは?
梓:純はベースです。腕前はなかなかですね。澪先輩みたいなベーシストになりたいってよくいってます
澪:私みたいなベーシストだなんて・・・なんかおそれ多いかな//
梓:そんなことないですよ。私も澪先輩のベースは素晴らしいと思っています
澪:そ、そうかな・・・は、恥ずかしい//

下を向く先輩

自分に自信のないところも相変わらずだな~・・・

梓:先輩方はどうですか?
澪:私達は自分たちでサークルを立ち上げてバンド活動してるよ
梓:立ち上げるって・・・すごいですね
澪:一応ちゃんとしたバンドサークルはあったけど、私達は私達でやりたいかなぁと思って・・・
梓:そうなんですか・・・
澪:それに、そのサークルに入ったら、またみんなでできないかもと思ってさ。ほら、人が多いからいろんなバンドと組めるんだよ、だから・・・

そこまでして・・・

澪:ふふ、もちろんお前の事も忘れてないよ、梓
梓:え?
澪:ギターはちゃんと一人あけてるからな。来年は私達のサークルに入るんだぞ。梓


ど・・・どうしよ・・・

澪:梓?

目から汗が・・・




澪:どうした、梓?

ギュッ

澪:!?

私は澪先輩の胸に飛び込んだ

梓:大学に入ったら・・・み、みなさんが離れ離れになってるんじゃないかなって思って・・・ グスッ
澪:・・・
梓:心配してて・・・ずっと心配してて グスッ
澪:梓・・・
梓:今も楽しいけど・・・やっぱり先輩方と一緒にいる方が楽しい・・・ グスッ
澪:そうか・・・

ギュッ

澪先輩も私を抱きしめてくれた

澪:そんなこと言うなよ
梓:う・・・う・・・うぅ・・・
澪:私たちは・・・梓のこと、ひと時も忘れたことなんてない
梓:う・・・う・・・
澪:それに・・・今の軽音部には満足してないのか?
梓:い、いえ・・・そんなつもりじゃ
澪:じゃあそういうことは言うな、一年の後輩がこんな部長を見て、なんて思うか
梓:す・・・すいません・・・ グスッ
澪:ふふっ、よしよし

澪先輩は私を撫でてくれた

梓:・・・もう少し・・・このままでいてください
澪:ふふっ、私ももう少し、こういたいかな
梓:離れたくないんです・・・
澪:私もだよ・・・梓

ギュッ




律・紬・唯:ニヤニヤッ
澪・梓:!!!!
律:いや~甘えん坊でちゅね~梓ちゃん
唯:あずにゃんかわいい~
紬:あぁ・・・いいわぁ// ポッ
澪:お、お前ら起きてたのか!!
梓:は、はずかし~・・・
律:それにいらん心配しすぎだぜ、あ~ずさ
梓:え?
唯:そうだよ、あずにゃんの事を忘れたことなんてないよ
紬:新入部員の子が見てたら思うでしょうね
梓:み、みなさん・・・
澪:それは私のセリフ//
律:澪ちゃ~ん、今日はやけにくさいですね~
澪:うるさーーーーーーーーーい!!

私の悩み事はこの1日で解決できました

本当に良かった・・・

みなさんのためにも、軽音部の方ももっと頑張らないと!
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