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Happy Birthday!

16歳の誕生日、おめでとう。
こうして君にバースデーカードを送れること、心の底から嬉しいよ。

ねえ、知ってるかな。私と君がこうしてバンドしてるって、わりと凄いことなんだ。

ちょうど私より1年遅れで君が生まれてくれたから。
親御さんがジャズバンドをしてくれてたから。
小学4年の時にギターを習い始めたから。

私がベースを始めたから。
進学先に桜高を選んだから。
律が文芸部の入部希望届を破っちゃったから。

軽音部が廃部寸前だったときにムギが見学に来てくれたから。
半ばあきらめてた時に唯が入部してくれたから。

嫌がる山中先生が最終的になんとか顧問を引き受けてくれたから。
学祭のときに和が講堂使用の許可を取り付けてくれたから。
初めての学祭ライブが大成功だったから。

そして翌年、やはり君が桜高に入学してくれたから。
憂ちゃんと新歓ライブを聴きに来てくれたから。
演奏に感動して入部してくれたから。

みんなが度肝を抜くようなギターテクを持っていてくれたから。
自分の理想と違ってても我慢してついて来てくれたから。
君の笑顔が見たいと一生懸命部活を盛り上げたから。

そんなささやかな幸運の積み重ねがあったから、私は君という後輩を得ることができたんだ。

もっともただ後輩というだけなら、今の1年たちはみんなそうかもしれない。

だけど君は軽音部での後輩。
誰よりも頼りになる後輩
私にとって特別な後輩。
たった一人の後輩。
最高の後輩。

なにより2回目の学祭ライブでは、見事に唯の抜けた穴を埋めてくれたしね。

君のおかげでどれほど頑張れたか知れない。この情けない先輩を支えてくれたことには、もう感謝の言葉も思いつかないよ。

この奇跡のような出会いを、私は誰に感謝すればいいのだろう。
この燃えるような喜びを、私はどうやって伝えればいいのだろう。

まだまだ書きたいことがたくさんあるけど、たった一枚のバースデーカードじゃ、とても全部書き切れない。
残念ながらもう余白もほとんどないから、今回はこのくらいにしておくね。

それでは、ありったけの好意をこめた言葉を、最後に添えておきます。

今までありがとう。そしてこれからもヨロシクね。

不肖の先輩、秋山澪より。最高の後輩、中野梓さまへ。

(おしまい)