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○月×日 晴れ
赤ちゃんが出来たと病院の先生から告げられた。嬉しくて涙が出た。
しかも、三つ子だそうだ。どんな子達が生まれてくるのだろう?

○月×日 晴れ
少しづつお腹が大きくなってきた。
私の中で新しい命が育ってきているんだ。
草次郎も、嬉しそうにしている。
名前の候補をいくつも書いて来て、私に見せてくれる。

○月×日 雨
雨だ。買い物に行きたい。頑張って働いている草次郎に、手料理を食べさせてあげたいのに……。

○月×日 また雨
いい加減買い物に行きたい。外で運動は出来なくても散歩をしたい。マタニティとは言え、お洒落をしたい。
草次郎に今晩のご飯は無いよ、と言ったら、仕方ないさ。雨だからな、と言って凄くガッカリしてた。面白い。

○月×日 晴れ
やっと外に出た。
草次郎も休みらしいから、どんな服を着て行こうかと散々迷ってしまった。
久しぶりのデートだ。嬉しい。
お金はないから、遠出は出来なかったが、幸せだった。
気のせいか、お腹を蹴っているような気がした。

○月×日 曇り
洗濯物が乾かない。
本当に酸っぱいものが食べたくなってきたので、冷蔵庫にあった梅干しをおかゆに混ぜて食べた。
さすがに暖房がないと寒い。

○月×日 晴れ
病院に検査に言った。
エコー写真で、赤ちゃんがどうなっているか見せてもらえた。
絡まり合うように身体を曲げて、三人仲良く眠っているようだった。
幸せになればいいなと思う。

○月×日

○月×日

○月×日

○月×日

○月×日
この前病院で、あなたの身体では三つ子を産めないと言われた。
どうすればいいか、わからない。
草次郎も、落ち込んでいた。

○月×日 曇り
先生に産む事を告げた。
私は死ぬかもしれないと言われた。
草次郎には大丈夫と言っておいた。

○月×日 曇り
入院した。
このご飯なら私の方が美味しく作れる。

○月×日 曇り後雨
夢を見た。
三人の女の子と夕ご飯を作る夢。
一人はすぐに飽きてテレビの前の草次郎の所に行った。一人は下手だが、一生懸命手伝ってくれている。一人は料理が上手で、二、三年もしたら追い越されるかもしれない。
五人で出来上がったご飯を食べた。

……死にたくない

○月×日
おなかがいたくなってきた


ふたばは、静かにそれを閉じた。