ちくちく
「ひとはちゃーん、そこ暗いでしょ?こんなところで編み物なんて止めようよ」
「慣れてますから気にしないでください」
「そうじゃなくて、ひとはちゃんの目に悪いんじゃないかと心配なんだよ」
「余計なお世話です」
「トホホ…ところで今編んでいるそれはマフラーかな?」
「はい」
「随分長いね。大人用かな?」
「そうですよ」
「そっか。ならお父さん用かな、ひとはちゃんは優しいね」

ギヌロ

「ひぃっ!僕何か悪いこと言った!?」
「なんでもありません…」

クラスの子たち
((あそこまで鈍けりゃ、そりゃ童貞だわ)


「うー、さむさむっ」
「ふたば…寒いなら何か上着着ろよ」
「持ってきてないっスよ」
「だよなぁ…」
「あ、じゃあ学校にいる間だけでもしんちゃんの上着貸して欲しいっス!」
「あー、そうだな、通学の時のヤツでいいなら…」
「しんちゃん、ありがとうっス!」
「ま、待ちなさいよ!ふたばにだけなんてさせないんだから!」
「いやでもふたば寒そうだし。風邪引かれたら寝覚め悪いだろ?」
「そっ、それなら私のを…!」
「サイズ合わねぇし、二度手間だしな。ほら、ふたば」
「「「ちょっー!!」」」
ドタバタ


「…なんでみんな僕のところに集まるの?」
「だって巻き込まれるのゴメンだし」
「前もあんなコトあったわよね…」
「はぁ…まぁいいけど。あぁいうラブコメ的なことはよそでやって欲しいよね」
「「「「「矢部っちが言うなーーーーーっ!!!」」」」」

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最終更新:2011年03月03日 22:00