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「パパー!背中流してあげるっスー!」
ふたばはそう言って、身体を擦り寄せてくる。
「すまんな、ふたば。お願いするよ」
冷静にお願いする草次郎だったが、内心では背中に当たっている胸に気がいってしまっていた。
最近──ふたばの発育がいいのか──以前よりも胸が膨らんできた気がする。
「どうしたの、パパ?気持ちよくない?」
背中を洗っているふたばは草次郎の反応がないせいか心配そうに見ていた。
「そ、そんなことないぞ、ふたば。ふたばの背中洗いは世界一だ」
慌てて言い繕う。
父親として、意識してはいけないと分かっていながらも、やはり男としての本能がどうしても意識させてしまう。
「じゃあ、もっと洗うっスよー!」
さっきよりも勢い良くタオルを擦り付け始める。
ガチャ。
「は、入るわよ」
突然、浴室の扉が開いたかと思うと、ひとはと、少し遅れてタオルを巻いたみつばがお風呂に入ってきた。
「今日は父の日だから、背中でも洗ってあげようと思って」
ひとはが言った。
唖然とする草次郎。
「お、お前たち……」
草次郎の瞳には涙が浮かんでいた。
三人の優しさの前には風呂の狭さなど言えるはずもなく、草次郎は三人に言った。
「じゃあ、お願いしようかな」
そう言われてひとはとみつばはふたばと代わろうとする。しかし……。

「ダメっス!背中洗いは小生の役目っス!誰にも邪魔させないっス!」
ふたばはタオルを譲らない。
「ちょっと!それないと洗えないじゃないの!」
「ダメっス!素人には危ないっス!」
「ふたば、いいから貸して」
「ダメっス!」
ふたばは頑として首を縦に振らない。
「ふ、ふたば……二人にも貸してあげたら……」
「パパは黙ってて!」
「……はい」
娘の迫力に、父は黙っているしかなかった。
「どうするのよ!?あぁなったらふたば、意地でもタオル貸さないわよ!」
「うーん……仕方ないから別の所洗おうか」
「べ、別のところって……?」
「足とかお腹とか」
「なにで!?」
「手で」
平然と、ひとはは言ってのける。
みつばは絶句していた。
「嫌ならいいよ?私がやるから」
ひとはは、手にボディソープを付けてお腹を撫で始める。
「お、おい、ひとは……」
さすがに草次郎もそれは恥ずかしいらしく、止めようとする。
そこへ、意を決したみつばも素手で足を洗い始めた。
「きょ、今日だけだからね!?」
羞恥に顔を赤く染め、みつばは丁寧に足を撫で回していく。
ひとはも優しい手つきで脇や胸の辺りを洗っていく。そして、ふたばは力強く背中を擦ってくれていた。
(な、なんだこれは……これじゃまるで)
草次郎の、長年眠っているマグナムが僅かに反応する。
(い、いかんっ……)
「も、もうその辺でいいぞ、お前たち……」
慌てて草次郎は言ったが、意地になっている三人は止まらない。
(だ、誰か助けて……)


そんなある日の風景。