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宮下・吉岡「カンパーイ!!」

宮下「ゴクッ……ゴクッ……」

吉岡「プハーッ!!」

宮下「おお、吉岡いい飲みっぷりだな」

吉岡「アルコールは結構イケる口だよ」

宮下「ほう、意外だなー」

宮下「で、どうだ?」

吉岡「うん?」

宮下「旦那さんとは」

吉岡「普通にラブラブだよ」

宮下「ハハッ、こやつめ」

吉岡「宮ちゃんは前付き合ってた人とどうなったの?」

宮下「あー、うん」

宮下「別れた」

吉岡「そっか……ゴメンね変なこと聞いて」

宮下「まあ私っていつもこんな感じだしな」

吉岡「宮ちゃんってさ、あんまり男の人と長く続かないよね」

宮下「うん」

吉岡「なんでだろうね」

宮下「そこら辺の話はな……」

宮下「私ってさ」

吉岡「うん」

宮下「長くても半年しか男と続いたことないんだよね」

吉岡「うん」

宮下「必ずと言っていいほど初めてセックスした二週間後くらいで別れるんだよ」

吉岡「へー、そうなんだ」

宮下「最初は気づかなかったんだけどさ」

吉岡「うん」

宮下「さすがに大学生くらいになると、自分のセックスに何か問題があるんじゃないか、って考えだしたんだよね」

吉岡「なるほど」

宮下「で、そのこと友達に喋ったらさ」

吉岡「うん」

宮下「『宮ちゃん威圧感あるからねー』って」

吉岡「あー、それはわかる」

宮下「身長か?身長がわるいのか?」

吉岡「女の子なのに180もあるからね」

宮下「で、色々頑張ったんだよ」

吉岡「どんな風に?」

宮下「ズバリ、『宮ちゃん流!男に逃げられないための低威圧感セックス☆』」

吉岡「すいません、焼酎とモツ煮と枝豆持って来て下さーい」

宮下「おい、そこスルーすんなよ」

吉岡「だってこういう話のときの宮ちゃんウザいんだもん」

宮下「まあ、とにかく色々頑張ったわけよ」

吉岡「聞いてあげるよ」

宮下「まず、体位をバック多めにした」

吉岡「ふむ」

宮下「でも私ってさ」

吉岡「うん」

宮下「騎乗位が好きなんだよ」

吉岡「どうでもいいカミングアウトだね」

宮下「特に顔騎」

吉岡「うわっ」

吉岡「いくら私でも顔騎はないと思うな……」

宮下「そ、そうなのか?」

吉岡「顔射なみにAVの中でしか存在し得ない技術だよ」

宮下「一般的にはそうなのか?」

吉岡「そうだよ!もう!」

宮下「話続けるぞ」

吉岡「うん」

宮下「バック多め、っていうのは背が高い人向けのアドバイスだったんだけどね」

吉岡「どこでそんなの知ったの?」

宮下「eggとか」

吉岡「高校生じゃないんだから……」

宮下「別にいいだろ!」

吉岡「まあ続けなよ」

宮下「気持ち良くないんだよ」

吉岡「バック?」

宮下「うん」

吉岡「私は結構好きだけどな」

宮下「え?」

吉岡「旦那がバック好きなの」

宮下「うん」

吉岡「見えないところから攻められるって良くない?」

宮下「うーん」

宮下「吉岡さあ」

吉岡「うん?」

宮下「おまえ結構マゾっ気あるだろ?」

吉岡「否定はしないよ」

宮下「今日は顔真っ赤にして否定しないんだな」

吉岡「大人になるって嫌だね」

宮下「結局最後は騎乗位でフィニッシュしちゃうんだよね」

吉岡「ふーん」

宮下「で、たいてい2回目はなくてそのまま終わる」

吉岡「んー」

宮下「そんなに男と女の関係でセックスって重要なのかな……」

吉岡「そりゃあそうだよ」


宮下「今まで私の話するだけだったけどさ」

吉岡「うん」

宮下「おまえの話もしてみてよ」

吉岡「まあまあ」

宮下「あんまり話したくないのか?」

吉岡「だってうちはラブラブだし」

宮下「だったらいいんじゃないのか?」

吉岡「だ、だってそんな話するのは恥ずかしいよ!」

宮下「さっきバックが好きとか言ってていきなり何を言い出すんだ」

吉岡「あーもう!宮ちゃんのスケベ!」

宮下「おまえそういやさっき焼酎頼んでたな……もしかして酔うと純粋になっちゃうのか?」

吉岡「宮ちゃんが悪いんだよ、もう!」

宮下「可愛いヤツだな、ははは」

宮下「あ、電話だ……もしもし?今から会えないかって?ああ、すぐ行きます」

吉岡「誰から電話?」

宮下「うちの大学の先輩だった人だよ。合コン足りないとすぐ呼ばれるんだよ」

吉岡「今でもそういう関係があるって素敵だね」

宮下「吉岡も一緒に行くか?」

吉岡「さすがに旦那は裏切れないよ!」

宮下「そう言わずにさ、いるだけでいいから二次会とかこつけようぜ!」

吉岡「宮ちゃんのハレンチ!」

宮下「でも、夫に内緒で合コンに行くのって、なかなかいいシチュエーションじゃないか?」

吉岡「くっ、宮ちゃん私にそれを言うのは卑怯だよ!」

宮下「吉岡!今日は一緒に学生時代にもどろーじゃないか!」

吉岡「もう仕方ないなー、今日だけだからね!」

こうして2人の夜は一層更けていくのでした……







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最終更新:2011年04月08日 01:22