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とある夏の朝。

「キッスしたかったんですか?」
「…何?やぶからぼうに…」
「とぼけないでください。この前のプールの授業で宮内さんにキッスしようとしてたじゃないですか。
生徒でファーストキッスを済ませようなんてどんだけ変態なんですか?」
「違!あれは宮ぅ…下さんが溺れたからで!担任として人工呼吸を…」
「でも少しはキッスを意識しましたよね?」
「う…それは…」
「ほら、やっぱり。今回は宮野さんの狂言だったから大事には至りませんでしたが、
もし生徒が本当に溺れた時にどうするんですか?」
「…面目ない」
「これでは恐ろしくておちおち水泳の授業も出られません。ですから…」
「?」
オホン
「…ですから、わわ、私が練習相手になってあげますよ」
「……何の?」
「人工呼吸のです。いざ実戦になって慌てられては助かるものも助かりませんから。」
「…何でひとはちゃんが?」
「泳げない私が溺れる可能性は非常に高いですから。
もし溺れた時に先生がそれでは私が困るんです。」
「確かにそれはそうかもしれないけど…」
「つべこべ言ってないで始めましょう。私が横になって溺れた人の役をやりますから、きちんと対処して下さい。」
コロン
(そこ、僕のベッドなんだけど…)

「…お、おぉ~い、大丈夫ですかぁ~?ええっと、き、救急車ー。
それから、気道の確保、と」
ぐいっ
「…ごくり」

「…やっぱりダメー!練習とはいえ、きききキッスだなんて!」
「はぁ…練習もまともに出来ないなんて、どんだけヘタレなんですか…生徒を見殺しにする気ですか?」
「そうじゃないけど…」
「仕方ありませんね。それでは、私がお手本をしてあげます。」
「ひとはちゃんだって経験無いでしょ!」
「私はチクビと何度もしてますから」
よっこいしょ
「……あの、何で僕の膝の上で向かい合わせになるわけ?人工呼吸は⁉」
「何言ってるんです?私が言ったお手本は"キッスの"お手本です。ハムスターに人工呼吸なんてしませんよ。」
「で、でも…」
「デモもストもありません。練習からこれでは先が思いやられます。始めますよ?」
「ちょ、まっ…」

「んっ…」
チュッ
「んふ…はっ…」

(やっ…柔らかい…これが女の子の唇…)

「ん…ふぅ……どうですか?初めてのキッスの味は?」ドキドキ
「う、うん、柔らかくって、あと、いい匂いがしたよ」
むふぅ
「それじゃ、忘れないうちにおさらいです。今度は先生からしてください。」
「ひとはちゃん…」

んむ…チュ…チュッ…
はぁ…
あ…ふ…チュッ…

「はぁ…ふぅ…」
(む、夢中になってしまった…)むふぅ
「れ、練習終わり…」
「ええ⁈そ、そんな…」

「じゃあ、私と本番、しますか?先生」