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「あー。食べた食べた!もう食べらんないわよ!」
「みっちゃん、ずっと食べ続けてたね。この世の物すべてを食い尽くしてしまうんじゃないかと思ったよ。」
「んなわけないでしょ!大体あの変態ぴょんぴょんの親玉が悪いのよ!美味しいもの作りすぎ!
エコよ!エコなのよ世の中は!食べ残すのは罪なことなの!ひとは、料理作ってるんだからそんぐらいわかりなさいよ!」
「どうしてそういう話になるの…(怒)」

「でも杉ちゃん嬉しそうだったっスよ。みっちゃんの食べっぷりに。」
「そ、そう?まあ、私の美しい食べる姿には杉崎に限らず誰でも釘づけになるわよね!」
「…美しい…へえ…あれが…」
「そっか!なるほど!口の周りにいっぱい食べかすつけるのが本当の食事の作法なんだ!小生も明日から実践実践!」
「う、うそよ…」
「冗談っス」

「みっちゃん…よだれと涙で汚らしいくて恥ずかしいからこれで拭いて」
「ううう…」

「あ、あれ!きれいな夕日っス!」
「もう7時前なのにまだ日が完全に落ちないね。…でも、きれいだね。」
「でもさ、なんで夕日って赤いのかねぇ?」
「みっちゃん、事細かに説明してあげようか?」
「…やっぱいい。」

「みっちゃんもひとも…夕日で真っ赤だ…」


キレイダナ…


「みっちゃん」
「ん?なによ?ふたば」

ぎゅむむ!

「ち、ちょっと!い、痛いでしょ!?いきなり抱きついてなんなのよ!馬鹿!離しなさいよ!」

「ごめんっス…。なんだか急に抱きしめたくなって…」

「え…?ば、バッカじゃない///そーゆー趣味ないわよ!しかも近親で///
あ、そ、そっか。あははは///。姉妹であっても私の魅力には抗えないってことね…なるほど…」

「ひと!」ぎゅむ!
「痛いよ、ふたば!」
「ちょ、ちょっと!わたしだけじゃなかったの!?ふたばの馬鹿馬鹿!」


「夕日見てたら…いつも小生…ふたりに迷惑かけてばかりなのに…仲良くしてくれて…思わず嬉しくなってそれで…」

「な、なにしんみりしちゃってるのよ…。」


ぎゅむむ!


「ひ、ひと?」

「ふたばは大切な姉妹だよ?そんなこといちいち考えなくたっていいよ。」
「ひと…」

「ちょっとひとは!自分だけいい子になってずるい!私だってふたば抱きしめてあげるんだから!」

ぎゅむ!

「ど、どう?ひとはより愛情こもってるでしょ?」

くんくん

「何嗅いでるのよ?」

「…塩キャラメルの匂い…。今お腹一杯だから…ちょっと…」

「!! せ、折角抱きしめてあげたのに!ふたばのくせに生意気言ってんじゃないわよ!全く!」
「だって…」
「だってもへったくれもないわよ!全く!人の親切な行為を無にして!」
「・・・ごめんス。わかったっス…小生我慢するからみっちゃん抱きしめてもいいっスよ。」
「じゃ、お言葉に甘え…って何でこっちが下手に出なきゃいけないのよ!」
「みっちゃん、ひとりのりつっこみ…もう古いよ」
「もうわけわかんないわよ!馬鹿馬鹿!」



「あ、ここの街灯の蛍光灯まだ替えてないね。ちかちかして薄暗いよ。早く替えればいいのに。」
「そうよね。この暗さのせいで私が痴漢に襲われたら上尾市長、訴えてやるんだからね!」
「ないない」
「ユニゾンでいうなー!」

「でもさ、今日なんでみっちゃん、パンツはいて来なかったの?それなのにひっくり返って。スカートだし。
しんちゃんにも千葉君にもまともに見られちゃったし。」

「自分で捨てたバナナの皮でひっくりかえったっスよね。」
「行儀悪すぎた天罰だね」
「う、うるさい!」
「そういえば、その時しんちゃん『まただー!』とか言って落ち込んでたけど…なんでだろ?」
「おまただから『またー』なんじゃないの?そういえば千葉君も顔を背けてたね。一体どんな醜いおまたなんだろう?」

「あ、あんたいっつも私とお風呂はいってんだからそんぐらい知ってるでしょ///!
美しいものを直視したらそうなるもんなのよ!たぶん!
って、人の思い出したくないことを今ここでいちいち展開しないでくれる!?
元はといえば、ふたば!あんたが悪いんだからね!
洗濯取り込んだ時、雨上がりのぬかるんだ庭に全部ひっくり返したから、
それで履くのがなくなったんでしょ!もう!」

「新しい柔軟剤買ってきたからって洗ってあるパンツも全部洗いなおすって、
他に洗うものあったのに洗濯機ひとりじめして…やっぱり天罰だよ」
「て、天罰なんて…あるわけないじゃないーー!もう!神様の馬鹿馬鹿ーー!賽銭返しなさいよね!全くもうー!」

「おまたといえば、おがちんなんて毎日見えてるっスよね。ちらっとだけど。」
「クラス全員見てると思うよ。し、佐藤くんも。私はもう慣れたけど。」
「加藤のガードがなければ…たぶん今頃拘置所に入ってるよね。
でもそのほうが大好きな変態警官といつも一緒で幸せなんじゃないの?」
「…だよね」
「兄妹愛っていいことっスよね!」

「でも私のはあんな変態集団といっしょにしないでよね。私のはたまたまなんだから。たまたま!」
「え?みっちゃんて…たま…あるの?」
「あ、そういえばふたばには言ってなかったけど最近、みっちゃん…アレがついて…性転換?」
「そうなんすか…じゃ今度からお兄ちゃんって言わなければいけないっスね…みっちゃんにいちゃん!」
「ふたりとも馬鹿馬鹿ー!いい加減にしなさいー!」

「さてみっちゃんは今日、馬鹿を何回言ったでしょうか?当たった人には今日パパとお風呂入る権利を譲ってあげまーす!」
「そんな権利いらないわよ!」
「えー?パパとお風呂だよ?」
「いりません!」
「ふむー。ひとは?」
「私もいらない」
「パパとお風呂なのに?」
「いらない」
「いいのになー…パパとお風呂…。でもこれでパパひとりじめできるからま、いっか。」

なんだか楽しいな。
みっちゃんとふたばと一緒にこうやって馬鹿話しながら家路に向かうのは…。

いつの間にか日も暮れて、薄暗くなったこの時間…。
私は好き…だなぁ…。



そういえば。

先生。

元気にしているかな…。



「ひと!」
「ひとは!」

「え?」

「何ぼーっとしてるのよ。家についたわよ。玄関開けてよ。鍵持ってんのあんたなんだから。」
「あ、もうついちゃった…。」
「パパ…やっぱりまだ帰ってなかったっスね…家の中明かり点いてないもん。」
「今日遅くなるって言ってたから。…じゃ開けるね。」


カチャ


<おしまい>