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シャー ジャバジャバ

ひとりベッドに腰かけ、扉の向こうのシャワー音を聞きながら『次』に想いを馳せる。
普通は逆な気もするけど、まぁ私と先生ならこんなものだろう。

「さて」
とりあえずひとりの時間ができたんだ。
今の間に……
「ふぐ~…むぐぐ」
ベッドに顔をうずめて残り香を……違う。落ち着け。

まず自分の状況から。

顔。泣きすぎて目がはれぼったい。せめて朝、ケチらず新しいリップ使っておけばよかった。
服。ここに来るときはいつも気を使ってるけど、かと言って1番のお気に入りというわけでもない。下着も。
身体。コートのせいで来るときに汗をかいてる。いつものように、足元まで視線を遮るものは何も無い。

「いきなり心が折れそうになったよ……」

とりあえず次にシャワーを借りて…いやダメだ。
‘あの’先生の決心なんだ。なるべく間を置かずにたたみかけた方がいいだろう。いっそ服は先に脱いでおこうか。
……うん。いいかも知れない。
時間短縮になるし、面倒だと思われるようなプロセスも省ける。

とにかく躊躇させずに動かさなければ。

「……………………」

靴下、カーディガン、ワンピース……キャミソール………ブラ、そしてパンツ。
脱いだ服を丁寧にたたみ、先生の目に付くようテーブルに置く。

いつもの先生の部屋。その中心に立つ裸の私。
いつもと違う、いつもにはなかった時間にさらされて、心臓は痛いくらいに早鐘を打つ。
うう…このままドアを開けた先生とばったりって言うのも……なにかないかな……そうだ。

先生の布団。

ちょうどいい隠れ家を見つけた私は、さっそくベッドの上で膝を抱えて座り、頭からすっぽりと布団をかぶる。

むふ…いいなぁ、コレ。先生の匂いにつつまれて、周りの全てから守られて。
机の下を想い出す……。
やっぱり先生はすごいな。さっきまでは胸の中があんなにぐるぐるしてたのに、もう青空になった。
これさえあれば他に何もいらないよ。

ガチャ

来た。

「ひとはちゃん……」

近づいてくる優しい『視線』。
ドアをくぐり、テーブルを通り過ぎて、私の右隣へ。
ギシリ、とスプリングを軋ませて、あたたかな重みが私の右腰に触れる。
布団を隔てて、先生と触れ合う。

「…………」 「…………」

いけない、先生を止めさせちゃ。迷う時間を与えるな。動け。
頭はどんどん指令を送ってる。
だけど動けない。動いてくれない。
弱くて薄っぺらなだけじゃなく、肝心なときには言うことまで聞かないなんて、この身体はどこまで……!

「好きだよ、ひとはちゃん」
「あ……」

先生が布団ごしに、ゆっくりと、背中をなでてくれる。
ゆっくり、何度も。何度も。
大きくて硬い、そしてなによりも、あったかい手。ずっと私を引いてくれる手。
私の欲しかったものが、今ここににある。

「隠れてないで出ておいで~」
ふんわり丸い声が布団を通り抜け、私の耳に入る。
硬いところも尖ってるとこも全然無い、ただ安心だけをくれる大好きな音色。……だけど、
「………私は小さな女の子じゃありません」
「あ…ごめん。違うんだ。
こうやって丸まって隠れてるひとはちゃんがネコみたいで、つい。
ほらボク、ネコ好きだからさ」
進むほど、『次』にはそぐわない明るく賑やかなものになっていくのはどうだろうか。
……リラックスさせてくれようとしてるんでしょうけど、もうちょっとムードの方にも気を使ってくださいよ。もうっ。

「何が『つい』なんです。それじゃ一緒じゃないですか。
……出てきて欲しいですか?」
「うん」
「………見たい、ですか?」
「……はい。見たいです」
「がっかりしないって約束してくれます?」
「がっかりなんて絶対しないよ!!ありえない!!」
「…………おっぱい、ありませんよ」
言い切ったところで、布団の向こうの気配はブルリと震え、背中の手も止まってしまった。
やっぱりか……。

わかってたことだけど、自分で言いたくなんて無かったけど、
でもこれだけは、まだ見えないうちに少しでも通り過ぎておかなきゃいけない。
目の前で眉をひそめられたりなんかしたら、涙を堪えきれる自信が無いよ。

「で…でも完全に全く無いってわ「あのさぁ…それ系のネタ引っ張るの、もうやめない?」 ……」

「ボクそれ、あと何年言われ続けなきゃなんないの……」
へなへな漏れ出た声とため息は、少なくとも『今』の私に向けられたものじゃない。……と、思う。思いたい。
もっとはっきり確かめるために、勇気を出してもう一歩。

「本当に完全にネタなんですか?」
「…………100パーセントとは言えないけど……。
だけど今1番好きなのは、ひとはちゃんだよ。
今はひとはちゃんに触れたいんだ。お願い」

………………………まあ、先生らしいか。

「じゃあまずは頭だけ触れさせてあげます。
そこで誠実さが感じられたら、その先のことも考えてあげましょう」

覚悟を決めて、ゆっくりと、外へ。光差し込む出口の向こう、明るい世界へと。
其処に広がるのはいつもの部屋。
知らないところなんてどこにもない。怖いものなんて何もない。気持ちいい優しさだけで満たされた大好きな世界。
だけど、今はまだ隣を見れない。
見たら心臓が爆発しちゃうかも。まだもうちょっと助走が必要だよ。

「ありがとう」
「感謝してください。
ん……」

ごしごし、強い力でなでられる。
気持ちいい。
アゴを膝に乗せ、目をゆったり閉じて、私はその感覚だけに集中する。

ごしごし、ごしごし。ごしごし、ごしごし。

幸せ……。

今までの『幸せ』が嘘みたい。そうだよ、これが本当の『幸せ』なんだ!

「ひとはちゃんの髪はサラサラしてて気持ちいいなぁ~……。
こうやって思う存分なでられるなんて、夢みたいだ」
「…じゃあもっと早くしてくれたら良かったのに……」
私はずっと待ってたのに。我慢してたのに。
いつだって、何だってさせてあげたのに。
先生のヘタレ。

「そうはいかない……ううん、そうだね。もっと早くこうしてあげたら良かったんだね。
ごめん」
ごしごし、ごしごし。気持ちいい。

………しょうがないなぁ。

「許してあげましょう」
「うん、ありがとう。
やっぱりひとはちゃんは優しいなぁ」

ごしごし、ごしごし。気持ちいい。だから許してあげよう。私は優しい。心が広いのだ。
「………んぅ……」
むふ~。

ごしごし、ごしごし。ごしごし、ごしごし。ごしごし、ごしご「あのう」

「何ですか?
手、止まってますよ」
「あっ、ごめんね。
………いつまで…っていうか…ううん、そうだよね。ごめん。なんでもないよ。
ひとはちゃんが幸せなら、ボクも幸せだよ」

いけない、そうだった。

あんまり幸せだから『次』を忘れちゃってたよ。
……あ~、でももうちょっとだけ。むふふー。
今日はどんどん幸せの最高値が更新されていくなぁ。『最後』はどこまで行っちゃうんだろう。
楽しみなような、怖いような。

ごしごし、ごしごし。ごしごし、ごしごし。ごしごし、ごしごし。ごしごし、ごしごし。

……さて、私は優しいから、そろそろ『待て』を解除してあげましょうか。
なんてね。

「ふぅ…まったく。
こらえ性のない人ですね」
でも最後にもうひと助走だけ。
私は右目だけ開けて、ちらりと隣を見てみる。

「うぅ……っ!
ごめんなさい………」
そしたら、すぐ近くに顔中を真っ赤に染めて俯く先生が。
しかも目尻に涙までためちゃって……!

むふぅ!むちゃくちゃ可愛い!

「女子高生とできるからってがっついて。みっともない。
完全に野良犬そのものですね。
生きてて恥ずかしくないですか?」
「ご…ごめん…。返す言葉もないです……」
私の言葉で先生はますます赤くなっていく。りんご飴みたいで美味しそう。

目の前にゴチソウを置かれた私は、はしたなくも布団にヨダレの染みを作ってしまう。
お胎がきゅんと疼いて、シーツまで濡らしちゃいそう。
もっともっと可愛い姿が見たくて、頭の中に色んな台詞がポコポコ浮かんでくる…けど、ちょっと落ち着けひとは。
あんまり調子に乗って勢いを削いじゃったら意味ないよ。楽しむのは一旦『最後』まで行ってからにしなさい。

その後なら、いくらでも好きにできるんだから。

「まぁ私は優しいですからね。先生にだけ特別です。
死ぬほど感謝してください」

先生にだけ。特別。

はっきり宣言してからお尻をずりずりずらしてベッドの中心へ移動し、仰向けになる。……布団を掴んだまま。
だって私の心臓、こんなにドクドクいってるんだよ?手を放したりなんかしたら飛び出していっちゃうよ。

「…うん。
ありがとう、ひとはちゃん」

大きな手が、布団を掴んで持ち上げ「その前に、恋人にする事があるでしょう?」

「あっ、そうだった。ごめん」
「もうっ…。
ん……」

おでこ、まぶた、鼻、ほっぺ。くちづけの雨が次々に降り注ぐ。
私に幸せを注いでくれる。

「大好きだよ、ひとはちゃん」

また触れ合う、唇。

「んふ……」
……先生は唇まであったかいんだ……。

不思議だ。触れるたびに新しい発見がある。伝わる想いがある。
これならきっと、これから一生、何度やっても飽きないな。

「……取るね」
「………………………」
私は目を閉じて、うなずく。
祈りと共に。

……お願い、がっかりしないで。

ほどなく、身体は少し冷たい春の空気に晒される。
「う………っ!」
と同時に、空気を伝って震えと動揺が私に届いた。

「な…なんですか?」薄すぎる?何か変?やっぱりクリの触りすぎ!?

胸を貫く痛みに耐え切れず目を見開くと、天井を背景に先生が青ざめた顔で布団を持ち上げたまま固まってしまっていた。

そんな!!

「ちっ…ちが…っ!
ひとはちゃんが綺麗過ぎて、ほっ…本当に綺麗で!
びっくり、して……!」

えっ……。

「おっ…お世辞も度が過ぎると気持ち悪いですから!」
「本気で言ってるよ!
うぐっ…ちょっ……信じられないくらい綺麗……過ぎて、こんなっ、シミも傷も1つも無いって現実に見ると恐い……。
それに真っ白でツヤツヤしてて、雪みたい……。
ボクなんかが触ったら……」
「ヘタレ」
 嬉しい。

…けどちょっと大げさ過ぎじゃないかな?

「うわ…えぇ~……?
ボクこれ、後で訴えられないかなぁ……」
「私が良いって言ってるんですから、誰も訴えません」
 私が良いって言って認めていても、パパが殺すかも。


……………危ない。


『私』を見た途端、先生からみるみる熱が失せていってしまった。
ここでさらに余計な事を言ったら、完全にフリーズしちゃうかもしれないよ。
……やっぱりこんな身体じゃ興奮できませんか?

「……ここまで来て触れないんなら、それこそ末代まで祟りますよ…」
「ひぃっ!
いやいやいや!触れます!触れさせてください!!」
それでもなんとか、震える声を押さえつけて先生を突っついてみると、
動き出したはいいけど首をぶんぶん振りながら必死で言い訳されてしまった。

………言い訳、されるくらい何の魅力も感じてもらえないのか……。

ガリガリ。耳に異音が木霊する。
いけない、無意識に爪を噛んじゃってた。こんなときに、こんなみっともない姿を見せちゃうなんて。
ああ~、さっきから全然上手く進んでくれない!!

「あっ……違うんだよ。ごめんね、情け無いところばっかり見せちゃって。
想像してたよりずっと綺麗過ぎて、びっくりしちゃったんだ。
こんなに綺麗な子がボクの恋人だなんて、幸せ過ぎて恐くなったっていうか……それくらい嬉しくて、舞い上がっちゃってたよ!
もう落ち着いたからね。……落ち着いたら、もっと触れたくなった」
「……なら証明してください」

私は両腕を広げる。恥ずかしさなんて追い出して、先生の全部を受け入れられますって示して見せる。
もらってください。こんなに小さな身体だけど。

「うん」

ふわりと先生の手が肩に触れる。
シャワーの火照りの残った、あたたかでしっとりした感触が気持ちよくて、それだけで私は鼻から吐息を洩らしてしまう。
「ん……」
「う…わぁ…なんてスベスベ……っ!」

ふわふわ。少しずつ、下へ。優しく丁寧に、塗り広げるように進んでいく。
気持ちいい……。

「んふっ」
「うわわっ!ごごごごめんひとはちゃん!痛かった!?
ごめんね!」
もっと欲しいのに、ちょっと声のオクターブを上げただけで幸せは逃げてしまい、
空いた胸にはすぐさま痛みが襲い掛かってくる。

ああっ…!そうじゃないの……っ!

「ち…うんです。
さっきのは、その……き…ち、よ…くて……」
う…うぅ……恥ずかしい……。けど、幸せに帰ってきてもらう事の方が重要だ。
顔が熱いのなんかなんでもないよ!

「そっ…そうなんだ!よかっ…よかったぁ~…!
はぁ~、緊張する……。
美術館で芸術品を扱う人って、こんな気持ちなんだろうな……」
『慣れてる』はずの先生だけど、言葉のとおりすごく緊張してくれてるみたいだ。
汗だくの顔でむちゃくちゃな事まで言っちゃってるよ。

……いや…褒めてくれてるんだろうけど、ここまで来られるとちょっと引いちゃうかな…。

「……そんなに緊張しないでいいですよ」
なんていうか、なんだかなぁ。

「う…うん。
続けるね」

ふわふわ。だけど幸せは帰ってきてくれた。
良かった……。
私はほっと胸をなでおろし、もう一度先生のくれる感覚に全身を預ける。

「は…ぁ」
「ひとはちゃん……」

たどり着いた、薄い丘……平原。わかってるよ、私はAすらないんだから。
こうやって寝転がると、完全にまっ平ら。薄っすらとアバラすら浮いた、正しく洗濯板になっちゃうんだ……。

「…先生、ごめんなさ「大好きだよ、ひとはちゃんの全部が」 ……」

ずるい。

そんな真っ直ぐ告白されたら、ふわふわ柔らかく笑われたら、これでも良いんだって勘違いしちゃいます。
嘘だってわかっていても、嬉しくなっちゃいます。
本もDVDもパソコンの画像も、大きいのばっかりなくせに。

「好きだよ」
ふわり。軽く、触れるか触れないかくらいのソフトなタッチ。
だけどふたりの汗で濡れて柔らかくなった手のひらは、私の肌を吸い付け、吐息に切なさ乗せるのに十分な刺激を送ってくる。

「あ……」
上手い…のが、悔しい。『誰』でどれだけ『練習』したんだ、この人は。
後で絶対問い詰めてやる…っ。

「う…わあっ。スベスベなのに吸い付いてきてっ。
なんかもう、夢みたいに気持ちいい手触り……っ」

ゆっくりゆっくり丁寧に、円を描いて手が踊る。滑らせるような優しさから、塗りこむような力強さへと変わっていく。
ううん、違う。潰されちゃってる。
先生の手のひらで、私の乳首が……っ。

「あ…うぅ…ん」

くにくにと潰されるたび、うなじがぽぉぉ…として、
背中からおしりに向かってク、ク、クッ…てねじられちゃうような電気が走る。

「う…ん~っ……」

ころころと転がされるたび、自分のだなんて信じられないくらいに甘く蕩けた声が漏れ出しちゃう。
う、うう、ぅ~……だってしょうがないよ!こんな、の…っ、自分でするのの何倍も……!

「うんっ…くっ、ふぅ~……はぁっ。
せん、せ……。
そんな…っ、面白くない、ところ、はぁ……。
長々、触ってくれなく、てっ…んっ…」
「ひとはちゃんのおっぱい、柔らかくて、すべすべしてて、すっごく気持ちいいよ。触ってると幸せなんだ。
だからもっと触ってたいけど…だめ?」

うぐっ…ずるい。
そんな上目遣いと甘えた声を使われたら、断れないに決まってるじゃないですか。

「…ダ…メじゃ、ないです…あはぁ…。
もうっ、人がしゃべってるときは…んやぁっ」
「ありがとう。
ごめんね、ひとはちゃんが綺麗だから止められなくて」
「さっきから、同じ事……!」
「ごめん。それしか言えなくて。
だけど本当に『綺麗』って言葉しか思い浮かばないんだ。
声も綺麗で…ちょっと動かすだけで、こんなに綺麗に啼いてくれるのが嬉しくてさ」
握るように手が、次いで指が閉じて、最後にキュッと摘まれて「引っ張っちゃダメ!」

「そう?
それじゃ」
「きゅうっ!」
プッ。上へ引き伸ばされていた乳首が、はじかれるように解放される。
最後の最後の瞬間まで先生の指に擦られて、電気、すご過ぎるよ……!

「ひとはちゃんのおっぱい、すごく綺麗だよ。
真っ白で、真ん中は桜色で…こんな、蕾みたいな……」
先生の声の熱が一気に上がる。
すごく気になって、『視線』をたどる。思わずたどってしまった。

うそ…っ!

辿りついた場所には、言葉通りの桜の蕾。見たことの無いくらいに勃ち上がった、私の乳首。
自分でしてるときは摘むほども無くて、ただ手のひらに『粒』としてしか感じられなかったはずのそこは、
繰り返し受けた刺激のせいで硬くしこり、はち切れそうなくらいに膨らんで、ツンと上を向いていた。

「やぁっ…これっ…!」
「うん。すごく綺麗だよ」
先生は止まらない。休ませてくれない。
大きな手で小さな乳房を包み、人差し指と中指の間に乳首を挟んで、今度は左右から押し潰すみたいに……っ!

「んっああっ」
また高い声、はじけてしまう。
限界まで張り詰めた表皮には、指紋や手の皺まではっきり感じられて、
ちょっと動かれただけでも驚くくらいの摩擦が伝導してくる。

「ひとはちゃん、気持ちいい?」
ころころ、蕾を弄びながら。なんて嬉しそうな声を出すんだこの人は。
むぐぐ……。

「んぅ…くっ……。
ま…だ、まだです、ね。こんな程度、じゃ…あっ、ひぐっ!」
「うーん、じゃあもっと頑張るね」

不躾な質問にたっぷりと皮肉を返してあげたというのに、先生はますます嬉しそう。手もいっそう元気にはしゃぎまわる。
今度は尖った乳首に人差し指の背を沿えて、親指でゴシゴシとシゴくように……っ!
私の乳首がシゴかれちゃってる!

「うああっ!やっ、きぃっ!」

柔らかな指のお腹、少し硬い関節、鋭い爪。
強弱だけじゃなく、質まで次々変わる刺激に、頭が追いつかない!!

「ひとはちゃん、気持ちいい?」
「んやぁっ!気持ち…っ、いいですっ!気持ちいいですから!ちょっと、待っ…んふぅっ!」
「ほんとう?」
「ほんとです!あっ…く!こんな、大きくなったの、はじ、めてっ…!
あ…ふぅ……」
全身が燃えそうなくらい恥ずかしい告白と引き換えに、「はあっ、ふぅ~…ふっ……」 やっとひと息つけた。
ああもうっ!これも後で覚えといてくださいよ!!

「………ほんとだ。さっきよりもっと大きくなってる……」
息を整える中、熱に浮かされた声につられて瞼を開くと、先生と目が合った。
瞳が語りかけてくる。

『くちづけしたい』

触れて。

先生が右手を肩に。左腕を背に。唇をおっぱい…その中心へ近づけながら、私を持ち上げ……………。

………………………………。

「……続けないんですか?」

唇を吸い寄せようとしたその体勢のまま、先生がギシリと首を上げる。
もう一度、目が合う。
先生の瞳がぐるぐる廻ってる。

「………大好きだ」
「なんでもう一度」迷うんです?

…ううん、わかってます。伝わりました。
驚いたんですよね、あんまりにも『手ごたえが無い』から。

結局そうか。そりゃそうだよ。こんな身体、触れても面白い事なんてひとつも無いんだ。

「ひとはちゃん違うっ!誤解しないで!!
大好きだ。世界一幸せにしたいって想ってる。ひとはちゃんに触れたい。
…抱きたい。
たださっきはちょっと…ちょとだけ、びっくりしちゃって……。
何ていうか、細さが……ボクの……違う、ごめん。心の底からひとはちゃんを抱きたい。嘘じゃないよ」

先生が私に真っ直ぐ目を合わせて、真摯な態度で謝罪を並べる。その中には、ひとカケラだって嘘は無い。
肩と背に触れる手からも、同じく。
心の底から、私の事が大好きだって伝えてくれてる。

「いいんですよ。
わかりました」


だけどもう遅いよ。


「私が触れます」
「えっ…んぐっ」
返事、の前に塞ぐ。

ほらほら、危ないですよ?下手にしゃべったら歯の間の薄い舌を噛み切っちゃうかも。
だめだめ、逃げられない。下手に引き剥がしたら首に回った細い腕が抜けちゃうかも。
弱くて小さいひとはちゃん。
硝子細工よりも慎重に扱ってください。

「ん…んぐ……ぅ…」
「ぺちゃ…んぅぅ…。ちゅぅ……」

……さてと。

まぁこうなる気はしてたから、これはこれでいい。むしろ冷静になれて良かった。
先生、がっかりさせてごめんなさい。だけどその分いっぱいサービスしてあげます。
大丈夫、私は何でも知ってますから。『初めて』だってきっと上手くやってみせますよ。

「くふぅ…せん、せい……」
私は冷静。

恥なんてどうでもいい。手段なんてどうでもいい。
苦しいのも綺麗じゃないのも薄っぺらなのも。例えどんなに痛かったって。なにもかもどうでもいい。

とにかく『今』、『最後』まで行ってしまうことだけが重要なんだ。

「んふっ…くちゅ……」
冷静に、本から仕入れたノウハウをたどる。
唇をなぞり、差し入れ、歯茎をくすぐり、相手の舌に絡ませ、唾液を流し込む。
おっと、先生のを飲んであげるのも忘れないようにしなきゃ。

「あ…うくっ…ひとっ…くちゅ……」
たどるうち、たどたどしかった先生に熱が戻ってくる。
自分の舌を私の舌に巻きつけ、とろとろの唾液をたっぷり乗せて、私の口内へと押し戻してくる。

「んくっ…。こくん」
喉を大きく鳴らして飲み込んであげたら、目の前の瞳が嬉しそうに細まった。
ふふっ…もっともっと下さい。私、先生のならいくらでも飲んであげれますよぉ。

「ぷぁ…あ…。
先生……」
「ひとは、ちゃん……」
ぽおっと、瞳の奥に炎が灯り始めたのが、見える。
そうです。それでいいんです、先生。

「さあ、今度は先生が寝転んでください」
「ひとはちゃ「早く」

わかってます。先生のことなら何でも。
強い先生。弱い私が傷つかないよう、精一杯手加減してくれる。
優しい先生。小さな私をつぶさないよう、動きを停めてくれる。

だからこんな小さな身体でも、簡単に組み敷ける。

「ぺちゃ……」
顎、首筋、鎖骨…順々にチロチロと舌を這わせていく。
もちろん軽く噛んでマーキングも忘れない。しっかり痕を残さなきゃ。
この人は私の恋人なの。誰も近寄らないで、って。

「うぁ……」
さっきのお返しに、先生の乳首を爪ではじいてあげたら、あま~い吐息と仕草が返ってきた。
むふう。

「ふふふっ…ぴくってした。
男の人もここが気持ち良いんですね」
「あ…いや、気持ち良いって言うか、くすぐったいって言うか……」
「じゃあ気持ち良くなるまで舐めてあげます」
「そうじゃなくて…はっ…ぁ……っ。
ひとはちゃん…っ」
私のよりちっちゃなツブを、舌でクリクリしてあげる。一周するたび、声の音階が上がって…やぁん、背中がゾクゾクしちゃうよ。
それに…むふう。そんなにおめめをウルウルさせっちゃって。
んもうっ、なんでこんなに私を喜ばせるのが上手いんですか?

「ちゅう…ちゅっ……」
舌の動きはそのまま、さらに手のひらでゆっくりと先生の身体をなぞる。
う~ん…なんだかんだ言って鍛えてるんだ。本当に硬い。『私』と全然違うよ。
さすが『先生』。鉄棒も、跳び箱も、水泳も。何だってできますもんね。

「んふぅ……」
「ひぁっ!ひとはちゃん!!」
そして先生がひと際可愛い悲鳴を上げる――お腹でソコに触れた瞬間に。
『手ごたえあり』だ。私はそのまま自分の全身を先生の身体に乗せる。
擦り付けるながら圧し掛かり、お腹ぜんぶを使って押し潰してあげる。

「う、あぁ……ひとはちゃんのお腹、スベスベで気持ちいい……!」
グリグリするたび、先生が夢見心地の表情を見せてくれる。
どんどん弱いトコロを晒してくれる。
ああっ!ここまで来れば、もう私の方が『上』ですよ!

………はいいけど、コレ……。

確かめるため、舌を腹筋に移しつつ両手で包むようにして触れて……握って、みる。
「うあっ…ちょっ…!ひとっ…!
そんな、ぎゅって…ぇ…!」
「なにがどうなんです?どうしたんですか?はっきり言ってください」
 ちょっちょっちょっ!待って待ってコレ!はっきり言って無理だよ!

どっくんどっくん。

心臓みたいな…それ以上の鼓動を伝えてくる、硬質的な熱が手の中で暴れてる。見れない。正直見るのが怖い。
いやホント無理!こんなの絶対入らないって!

「ほらほら、どうしたんですか?」
言葉で時間を稼ぎつつ、私は思考を最高速で走らせる。

そりゃ神戸さんも最初見たときは無理だと思ったって言ってたし、だから『破れる』んだろうけど……。
だけどこんなの入れたら『痛い』なんてレベルじゃ済まないよ!
だって私の入り口がアレだよ!?直径が全然違ってるって!ほらっ、力を込めないと指がまわらないじゃない!
え…えぇ~…。裸のまま病院とか行きたくないなぁ……。

「…ほら、先生……」
落ち着け、再確認だ。
私はさらに力を込めて握る。するとすぐ、硬さが手のひらの肉を押し返してきた。
…やはりこの大きさなのか……。

むむむ…ここまではある程度、本が役立ったけど……。
神戸さんがよく言ってた『ファンタジー』ってこういう事だったのか?
でも逆に言えば、彼女も最初は無理と思ったけど最後は無事入ったわけで……背、5センチ以上違うんだよなぁ……。
神戸さんの彼がどんな人なのかも知らないし。いや、会っててもコレのサイズなんてわかるわけないんだけど。

「………ほら……」
「……ひとはちゃん……?」

はっ!

いけないいけない、手を停めるな。サービスを止めるな。『私』を飽きさせるな。
少なくとも台詞はまだまだ使えるはずだ。

「カチカチになってますね。私のお腹、そんなに気持ち良かったですか?」
「……ごめん」
「私は気持ちよかったかどうかって聞いてるんですけど?
……もういいです。こっちのセンセイに聞きますから」

先生がまごまごと目線を反らせてくれてる間に、私は勇気を出して直視する。

……大きさ、は一旦意識から外そう。外せ!
形は…別にグロテスクとは思わないな。ちょっと根元のもじゃもじゃが気になるけど。
それに膨らんだりくびれたり…単純な『棒』ってわけじゃないんだ。先っぽはシューマイみたいになってるし。
まぁ先生は多分……
「やれやれ、こっちのセンセイも恥ずかしがり屋なんですね」
「うぐっ……」
私の率直な感想に、先生は露骨に声を詰まらせ泣き顔を作る。

……この反応、やはりそうなのか。
つまり下に引いて剥いてあげた方がいいわけだな。

今度はそっちが味わう番だよ。

「隠れてないで出ておいで~」
「うううっ……やめて…っ」
私はとっても優しくしてあげてるというのに、
先生ってば両手で顔を隠しながらイヤイヤって駄々をこねて、まるでちっちゃな子供みたい。

むふぅ!!!

この画は一生覚えておこう。

「おやおや、情けないですね。
せっかくこっちはお顔を出そうとしてるのに」
お宝映像をたっぷり脳裏に焼き付けてから私はもう一度『そこ』へと視線を落とし、
次いで添えた両手をゆっくり下ろしてゆく。
わ、わ、わ。ピンクの中身が出てきた。亀の頭…というより、そら豆みたい。
思ってたよりずっとツルってしてるんだ。朝日を照り返してピカピカ光ってるよ。

むりゅりゅりゅ。

そんな音が聞こえてきそうなくらい、生々しい動きで剥けていくおちんちん。
外側はサラサラした皮膚なのに、内側は軽く張り付いて、自身が粘膜であることを強く主張してくる。
剥かれるほどに、複雑な生き物へと変わっていく(やっぱりちょっとグロいな)……ところでこれ、どこまで下ろせばいいんだろう?

「痛っ!待って引っ張りすぎ!」
「えっ!?ごめんなさい!」

まずい!失敗しちゃった!
血とかは出てないから大丈夫…でも大事なトコロなわけだし…。

「ごっ…ごめんなさい先生!わた…私…!」
「うっ…ううん、大丈夫だよ。全然大丈夫だった。
ごめんごめん、ちょっと大げさに痛がっちゃった」
そう言って、いつもみたいにふわふわと笑ってくれる。私の心を軽くしてくれる。
だけど…ううっ、目の端には薄っすらと涙がうかんじゃってるよ。おちんちんもピクピク震えてるし。
やっぱりかなり痛かったんですね。

「ごめんなさい……。
……お詫びに痛かったところを舐めてあげますから」
うむ。いい流れに持ち込めた。
これで一気に名誉挽回だよ!

「いやだから痛くなかったんだってば…ひとはちゃん!」

無視無視。
根元に両手を添えてしっかり固定し、顔を寄せていく…けれどあと数ミリに近づいたところで、唇に熱を感じて思わず止まってしまう。
触れたら火傷しちゃいそう……まずは舌先で、温度と味を確認してみようか。

「ん…ちろっ……」
おそるおそる頂点の切れ目に沿わせると、まずじわっと熱さが伝わってきた。…大丈夫だ。これなら私のお胎の方が熱いよ。
味の方も大丈夫。特になにも感じない。さっきしっかり洗ってくれたんだ。
……ちょっと残念かも。

「ダメだって!汚いよ!」
「ちゅっ…ん……」
大きく張ったカリの周囲を舌先で撫であげ、ツルツルの頭に舌腹を押し付ける。
そのたびに、両手の中でおちんちんが嬉しそうにビクビク跳ね回る。
すごい。
明らかに身体の外にあるものなのに、こんなに強い力で動かせられるんだ。

「んちゅっ……。
ふぅ……」
最後に先っぽにくちづけしてから離れ、ひと息つく。

「あ……」
直後、こっちまで悲しくなっちゃいそうなくらい切ない声が上がった。わかりやすい人だなぁ。
だけどありがたい。
こんなにはっきり弱いところを見せてくれたら、こっちは落ち着ける。冷静になれる。
心配しなくていいですよ。大丈夫。さっきまでのは練習ですから。

「うぁ…あん……」
小さな身体。だから精一杯口を開いて。

「んぁぐ……」
大きなそら豆、ぱくん。