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平日・学校の教室

ぴしゃあああぁぁーん!!!

 ウワァッ!!
 キャアアアァー!!!

 ザワ…ザワザワザワ…

地響きが鳴り響くような音により教室は喧騒に包まれる


みつば「雷ごときでわめくだなんて情けない連中ねぇ・・これだから愚民どもは」

杉崎 「あらぁ~?なぜか携帯に白眼をむき出しにしてビビってるみつば様が撮れているわぁ~?」

みつば「ちょっ!? け、消しなさいよおおぉー!!」

杉崎 「アべヒャヒャヒャヒャヒャ!!」

バタバタバタ ポテチテト

吉岡 「今の杉ちゃん…同性の壁なんか簡単に越えちゃいそうだよね><」

宮  「むしろ人としての一線を越えそうな顔だったな…」

吉岡 「そういえばさっちゃんは?」

宮  「昼ぐらいから見てないな、どうせまた幽霊でも探してんだろ」



佐藤 「ふたばー帰るぞ」

ふたば「しんちゃん、サッカーは?」

佐藤 「いやムリだろ…」

千葉 「それじゃあ今日はイケメンの部屋の物色だな」

ふたば「オッス」

佐藤 「なんでそうなる!?」

 コソコソ
緒方 「おのれふたばぁ~っ…!」

加藤 「いいなぁ~」

伊藤 「………」

緒方・加藤「うらやましいぃ!!」伊藤さん 「………………………」


教室内は帰りの会が終わったばかりで随分騒がしい

ひとは「うるさい…」

ひとは「・・・・・・・・・」

窓の外を眺める

空は灰のように暗くて

サァー
ゴゴゴゴォ・・・

雨の降る中に重い音が鳴り響いている

今日は朝からこんな天気だった

ひとは「………」

そろそろ行こうかな

ランドセルを背負う

そして

ひとは「ごめんね、少しの間だけ我慢してね」

チクビ「チー」

パサッ
チクビのゲージにビニールをかける

これで雨に濡らさず持ち帰れる

明日は休日

いつもなら先生が自宅に連れ帰るはずなのに

今日は私が面倒を見るため、丸井家に連れ帰ることになった

なぜなら・・・先生は突然お昼頃に、早引きしてしまったらしいのだ

チクビを連れて帰るのも忘れる…それほど体調が悪かったのだろうか

朝はそんな状態にはまったく見えなかったけれど

いや…間の抜けた先生のことだ、普通にど忘れでもしたんだろう

たいしたことはないはず

ひとは「………」

明日、様子を見に行ってみよう

帰り道

ひとは「…え?」

先生…と松岡さん?

・・が向こうの角に入っていったような

雨で霞んでよくは見えなかったけど

まさかね

早く帰らないとチクビが濡れちゃうよ

お昼頃

教室にて

ピシャアアアアアアアァァァーン!!!
ゴゴゴゴォ……

「これ絶対近くに落ちたぞ…」
「怖いねー」
 ザワザワ…

ガタッ
と、立ち上がる少女がいた

松岡 「この天気…絶好の悪霊日和だわ!」

松岡 「昼休みだし、こうしてはいらないわ」

嬉々として教室を飛び出していく松岡であった


廊下にて

次の授業に備え、職員室と教室を行き来する男性教師がいた

矢部 「また雷かぁ…怖いな~」

矢部 「あ、のど乾いちゃった…」

ちょうど近くにあった水道の蛇口に手をかける矢部

矢部 「(そういえば…こういうのをつたって雷に感電する…な~んて前にテレビでやってたっけ)」

矢部 「(あれ軽くトラウマなんだよねぇ)」

…そう思いつつも、気にせずに流れ出ている水を口に含もうとすると

バヂイイイィィィッ

矢部 「んがががががあああああああああぁぁぁぁ!!!!」

鉄棒のようにピンと垂直になったり、ぐにゃりと輪ゴムのように崩れたり

ビクンビクンと次々に態勢を変えては暴れる矢部

シュウウウゥゥゥ…
パチリ…パチ…

矢部 「…………!……!」

周りに誰もいない中、感電した矢部は意識を失っていくのだった

そして

松岡 「あ!」

松岡 「矢部っち!?ど、どうしたの!?しっかり!」

ゆさゆさ
矢部 「…う、うーん」

松岡 「あ、起きた」

矢部 「ぼ、僕は一体…」

松岡 「何があったの!?まさか悪霊に襲われたとか!?」

矢部 「???……君は、誰?」

矢部 「(この子は誰?いやその前に…僕は?)」

松岡 「や、矢部っち…?」

ふと、水道にかけられた鏡を目にした矢部

矢部 「これは、誰?こんな顔…知らない」

松岡 「え?え?…こ、これはまさか」

矢部 「ま、まさか…?」

松岡 「矢部っち…悪霊に乗り移られてしまったのね!!!!」

矢部 「やべ…?れい???」

松岡 「あなたは矢部っちに取り憑いた幽霊ね!」

矢部 「ゆ、幽霊…僕が?」

松岡 「赤の他人の体に取り憑いてしまったんだもの、自分の顔が知らないものなのはそのせいよ!」

矢部 「は、はぁ…」
 チラリ
鏡をもう一度見てみる矢部

矢部 「僕は幽霊で…この男の体に取り憑いた……そ、そう言われてみると、納得できるような…」

松岡 「そうそう!その通りよ!!」

※注意 記憶喪失の患者にあることないことを吹きこむことは本来の記憶に支障が起こり得るので絶対にやってはいけません

松岡 「で…悪霊さん、あなたの名前は?」

矢部 「うぅ…頭がっ…ごめん、思い出せないよ…」

松岡 「記憶喪失の悪霊なのね…それじゃあ矢部っちのままということで」

矢部 「うん…なぜかしっくりくるし、それでいいよ」

松岡 「(それじゃあ本題に…)あっあのぅ…////」

矢部 「…ってぇ!僕はこれからどうすればいいんだ!」

松岡 「あ」

矢部 「このまま生活?それとも成仏?でもでもどうやって!?ええと、ええと…」

松岡 「お、落ち着いて!」

矢部 「で、でも…!」

松岡 「大丈夫、一緒に考えてあげるから…ね?」

矢部 「あ、ありがとう…いやよかったよ、最初に君みたいな子に会えて」

松岡 「わ、私も一番最初にあなたを見つけられてよかった////」

矢部 「な、なんとか早引きの許可を貰って来たよ」

松岡 「机から矢部っちの家の地図も手に入れたし…行きましょう」

校門前

傘を差しながら並び歩く二人

矢部 「この男、学校の教師だったとは…(校長らしき人をごまかすのにすら苦労したのに…このまま生活していくのは大変そうだ)」

松岡 「まずは矢部っちの家に行くの」

松岡 「あなたは自分についてゆっくりと調べて、これからの生活に備えるの」

矢部 「な、なるほど…」

松岡 「明日は土曜日だし時間はたっぷりあるわ、頑張ってね」

矢部 「うん…あ、そうだ」

松岡 「どうしたの?」

矢部 「家に食べ物があるかもわからないし、お財布もあることだから買い物をしてから行こうか」

松岡 「そうね、あなた自身の食べ物の好みも知る必要があると思うし」

―――数時間後

矢部と松岡は食糧の入ったビニール袋を手に再び矢部宅を目指す

矢部 「随分と時間を使っちゃったなぁ」

松岡 「この時間だとみんなも帰り始めてる頃だわ…見つかる前に急ぎましょう」

そういいながら矢部宅付近への角を曲がっていく二人なのだった

矢部宅

矢部 「うわ…汚い」

今まで掃除をしなかった自分の部屋の汚れように顔をしかめる矢部

松岡 「さぁ矢部っち、どんどん自分のことについて調べてみて」

矢部 「う、うん」

――再び数時間後

矢部 「うーん、どれもこれもよく手になじむ…このフィギュアなんかもう特に」

松岡 「(おっぱい本がいっぱい…悪霊矢部っちもやっぱりエロスが好きなのかな?)////」

矢部 「なんとなくこの男の人物像がつかめたよ、なんとか生活できるかも」

松岡 「よかったね」

矢部 「あとは・・早く成仏する方法を見つけて、この体を返さないと…」

松岡 「え!?そっそれはダメだよぉ!!////」

矢部 「ど、どうして?」

松岡 「あなたは悪霊なの!善意で自分から成仏しちゃいけないものなの!」

矢部 「悪霊…?」

松岡 「そうよ、それで悪霊は悪いことをするべき存在なの」

矢部 「僕は悪霊で…悪いことをするべき…」

松岡 「うんうん、だから悪霊であるあなたは取り憑いた人間のことを気にしてはダメなの」

矢部 「そういう、ものなんだ…君が言うなら…きっと僕はそうあるべきなんだよね、わかったよ」

※注意 記憶喪失の患者にあることないことを吹きこんでは絶対にいけません

松岡 「(ほっ)…あ、それから」

矢部 「?」

松岡 「この町には天才美少女霊媒師がいるの、悪霊である正体がバレたら彼女に退治されてしまうかも」

矢部 「た、退治ぃ?なんだか物騒だなぁ…」

松岡 「でも安心して!私も見習いだけど霊媒師なの、私があなたを守ってあげるわ!」

矢部 「そ、それは嬉しいけど、どうして君は悪霊である僕を…?」

松岡 「う、うん・・・実は私ね…幽霊な人が好みなの」

矢部 「えー…」

松岡 「今まで何度もアタックしたんだけど…ことごとくフラれちゃって…」

松岡 「だ、だからねっ、悪霊さんが、あなたが私をこんなに頼ってくれることがうれしくて…」

矢部 「そ、そうなんだ…」

松岡 「それから!よ、よかったら!私と付き合ってください!! ////」

顔を真っ赤に紅潮させ、目を固くつぶりながら深々と頭を下げる松岡

矢部の返事を待っているのだ

矢部 「…き、気持ちは嬉しいけど…君はまだ子ど………うぅっ!?(あ、頭が!?)」

悪霊とは=悪しき霊のことである

もともと持っていた辞書の知識がふと矢部の脳裏によぎった

矢部 「(僕は…悪霊…)」

コトワルナ コノママジャ ケサレテシマウ アクリョウ ナンダカラ ネンレイ グライ キニスルナ

矢部 「(そうだ…自分は悪霊なんだ…せ、せいぜいこの子を利用してやろうじゃないか)」

松岡による擦りこみによって独特な倫理観を持ってしまった矢部は

ギュッ
と、松岡のことを抱きしめた

松岡 「や、矢部っち…?////」

矢部 「嬉しいよ、これからもずっと……僕の助けになってくれないかな?」

松岡 「よ、よろこんで!」

松岡はパヤパヤとした表情で強く矢部の体を抱きしめ返す

静まり返る狭い部屋の中で、

二人は数分の間、お互いの温もりを確かめ合い続けるのだった

――2時間後

松岡 「あー、お腹いっぱい」

二人は夕食を終えたところだった

矢部 「ところで、お家に帰らなくてもいいの?」

松岡 「うん、休日の前にはよく外でキャンプしていたことがあったから、きっと今日もそうだと思われるはずだよ」

矢部 「へ、へぇ…自由な家風なんだね……あ」

松岡 「どうしたの?」

矢部 「ち、ちょっとトイレに行ってくるね」

松岡 「いってらっしゃ~い」

松岡 「ええ!?おしっこができないの!?」

矢部 「や、やり方が思い出せないんだああぁ~!!」

松岡 「どど、どうしよう…男の人のやり方なんてわからないし…」

矢部 「もう、まずいかもぉっ…」

松岡 「うーん……そうだ!!体のことならこの本に載ってるかも!?」

松岡は散乱していたエロ本を一冊拾い上げ、パラパラとめくり始める

松岡 「ええと…あ!? 液体を…上手に発射させてあげるには?…こ、これだわ!!」

矢部 「とりあえずトイレで踏ん張り続けてみるしか…」
グィ
松岡 「矢部っち!!こっちにおいで! 私が出させてあげるわ!」

矢部を引っ張り風呂場へと連れていく松岡

松岡 「ここに座って、足を開いて」

矢部 「う、うん…」

松岡 「じゃあ…おちんちん、出すよ…」
ジィー
松岡 「(わっ、悪霊矢部っちのおちんちんだ…前の時はこんなにドキドキしなかったのに////)」
ギュッ
矢部 「うぅっ…」

松岡は矢部の背後にまわり、指で作った輪っかでそれを優しく締めつける

松岡 「矢部っち…おしっこ出させてあげるから、少しの間だけ我慢してね…////」
クイクイクイ シュッシュッ
松岡は少し興奮した様子で矢部のモノを上下にしごき始めるのだった

シコシコ
シコシコシコ…

松岡 「はぁっ…はぁっ…はぁっ…!」

矢部 「……!…っ!」

風呂場には松岡が夢中でイチモツをしごきあげる音と

彼女の荒れた吐息、矢部の快感を我慢する唸りが響き続けていた

松岡 「矢部っち…どう?どう?気持ちいい?痛くない?おしっこ出そう?」

必死に指の輪っかを上下運動させつつ、質問攻めをする松岡

矢部 「な、何かがせり上がってくるみたい…!もうちょっと、で…っ!」

松岡 「いいんだよっ…我慢しないで…ここで出しちゃおう? ね?」
シコシコシコ 
シコシコ

矢部 「でも、でもぉ…!」

松岡 「はぁ…はぁ…////恥ずかしがらないで…全部見ててあげるから…ね?ね?」

松岡は慈愛の目をしながら、まるで赤子をあやすかのように矢部をうながす

矢部 「かはぁ…!で、出る!でる!」

松岡 「いいよ!いいよ矢部っち!」

シコシコシコシコシコ
ビュッ ドピュッ 

松岡 「きゃ! す、すごっ…!ああん!」

シコシコシコ
ピュッ ピピュ…ピュ・・
シコシコシコ
シコシコ

風呂場の床を汚しきってなお、卑猥な上下音は鳴りやまない

矢部 「ちょ…と、とめっ…あぁ…!」

シコシコシコシコ
シャー
………

松岡 「はぁっ…はぁっ……」

矢部 「はぁ…はぁ…」

風呂場には二人の呼吸の音だけが響き続けるのだった

――1時間後

グッ!グッ!グィッ!グッ!

松岡 「あ!あ!あ!あ!あーっ!あ!あん!あぁ!」

風呂場には今だ松岡と矢部が残っていた

松岡 「ああん!あ!あ!は…あぁ!あー!あ!あ!」

いつも制服のような服装をしている松岡

だが今はスカートとパンツを穿いていない

おまけにワイシャツのボタンは全て開かれ

その隙間にはかわいらしいブラが覗いてみえる

そんな中、ネクタイだけはいつものように首から垂れ下がっていた

さらに全身はシャンプーの泡にまみれ

松岡の肌はツルツルに輝きとても滑りやすくなっていた

そのぬめりが松岡の秘部と矢部の肉棒の擦れ具合から生じる快感をはるかに高めていた

松岡 「ああん!あ!あ!いぃ!あっ!あ!あ!あ!」

獣のごとく執拗に腰を振り続ける矢部

その獣にまるでカエルのようにのしかかられた松岡

少女はそのリズムにあわせるかのように嬌声をあげ続けていた

松岡 「矢部っち…!あ!あ!あ!矢部…あ!また…あっ!あ!きちゃうよぉ!あっ…!」

松岡 「あ!あ!ああぁ!あぁぁぁあああああああぁぁぁーーっ!!」
ビクンッ
と肢体を震わせると松岡は矢部にしがみつき数度の痙攣を繰り返す

ズン!ズン!ズン!ズンッ!
松岡 「ひゃ!あ!あ!あん!あ!とめっ!まって!あ!ああ!」

矢部の執拗かつ圧倒的な欲望をぶつけられ続け、松岡もまた自らの欲望を暴かれ続けるのだった

松岡 「あ!ああ!あああぁぁあああぁぁー!!」

それはちょっとした欲望

シャワーで風呂場の床を洗い流すその姿

自分の放ったものを処理する、その少女の姿に

艶やかさを見い出してしまった

それがいけなかった

オカセ アクリョウナラ ワルイコト スルベキ

擦りこまれた思い込みによって、すっかり欲望に支配されてしまった彼は

もう止まらなかった

矢部 「うっ!」
ビュル! ドビュルルルゥ
ビュー ビュルル・・ビュ…

松岡 「ハァハァ…お腹のなか……あ、熱ぃ…////」

ドサッ
風呂から出てきた矢部は両手に抱えていた松岡をベッドに下ろした

松岡 「はぁっ!はぁっ!はぁっ!////」

肩で息をする松岡は、もはや足腰が立たないほどに消耗しきっていた

矢部 「はぁ…のどが・・(冷蔵庫にたしかビールが…)」


―――10分後

ベッドには矢部に跨り、自ら腰を振る松岡がいた

とても十代の少女とは思えないほど現実主義的かつ沈着とした顔つきで

とうてい子供とは思えないほどの妖絶な表情で乱れる松岡が

ギシギシ
松岡 「霊に取り憑かれただなんて、そんな非科学的な嘘までついて……ん!」

松岡 「私を…あ!襲うなんて…あぁ!矢部っちたらもぅ…!はぁっ…!」

ギッギッギッ
松岡 「そんなに私のことが好きだったのね…?かわいいわ……ウフフフフフ・・」

松岡 「あぁっ!…あん!…あ!…あぁ!」

肉棒を引き抜いては腰を浮し、そして落とす

松岡 「ああぁん…!はぁっ…はぁっ…」

その行為は口移しによってアルコールに酔った松岡が

疲れて意識を失い、眠りにつくまで続くのだった

ビビュルルルウゥ・・
松岡 「矢部っちぃ…あぁ矢部っちぃ…あ、ああ、あああっくぅ…!」

深夜・1時頃

松岡 「スゥースゥー・・・」

矢部 「これでよし」

矢部はアイロンがけをした松岡の服を置いて立ち上がる

矢部 「・・・・・・・・・僕は霊じゃない?…嘘?じゃあ僕は一体・・・」

現実主義モードの松岡に犯された矢部は再び混乱の境地に達していた

ゴゴゴゴォォォ・・

矢部 「まだ雷が………雷?なにか引っ掛かるような…」

ピシャアアアアアアアアアァァァーン!!

矢部 「あ」

矢部 「雷、だ・・・感電して気絶・・・それで…それで?」

それまでしか思い出せなかった

気絶した矢部に悪霊として取り憑いてしまったのか

はたまた自分こそが矢部であり、雷で記憶喪失になってしまったのか

わからない

矢部「わからない…けれど」

やるべきことはわかった気がする

矢部であって矢部ではない悪霊の矢部はそう悟ったのだった

松岡 「ん、んん…矢部っちぃ?どうしたの?」

矢部 「ごめん」

松岡 「?」

矢部 「もう、悪霊の矢部っちは消えなくちゃいけないんだ」

松岡 「……え!?」

矢部 「優しくしてくれてありがとう、それじゃあ・・」

松岡 「い、いやだよ!」

松岡はベッドから飛び上がり矢部にしがみつく

松岡 「は、初めてこんなに幽霊と仲良くなれたのに・・もうお別れだなんて…!」

矢部 「ごめんね‥でも、このままだと悪霊の僕はいつか悪いことしか考えられなくなっちゃいそうなんだ」

松岡 「え、エロスなことならいくらでもしていいよ!だって、あなたが好きなんだもの!だから…!」

矢部は松岡の頭を撫でる

矢部 「悪霊だろうと記憶喪失だろうと矢部っちは教師なんだよ」

松岡 「…………」

矢部 「君がもっと大きくなったら、幽霊だろうと誰だろうときっとうまくいくと信じているよ」

松岡 「大きく…なったら?」

矢部 「よければ・・その時は立派な霊媒師として僕を呼びだしてほしいな」

松岡 「……わ、わかったわ!約束だよ!!それまで完全にこの世から成仏しちゃダメだよ!!」

矢部 「うん・・・・じゃあ、おやすみ」

――――
土曜日 早朝4時

松岡 「は!?」

松岡 「ここはどこ?……あ!もしかして!?」

松岡 「霊に操られてこの家に運ばれてしまったのね!?」

松岡 「こうしてはいられないわ!!まだ近くにいるかもしれない!!!」

バタン
アルコールで昨日の記憶がすっかり吹っ飛んでいた松岡は元気よく矢部宅を出ていくのであった

早朝の4時、私は先生の家へと向かって歩いていた

ひとは「す、少し早すぎたかも…」

もうすぐそこだけど、ペースを落してゆっくりと歩くことにする

チクビ「チー」

ひとは「あ、ごめんね…起こしちゃった?」

ゲージの中のチクビ謝る

今回はビニールがかかっていない

雨はつい先ほど止み、日の出も同時に登って来たばかりだ

ザザッ!
松岡 「そこにいるのは三女さん!?」

ひとは「………っ」

ま、松岡さん…!こんな時間に何故!?

松岡 「さては三女さんも霊の存在を察知してやってきたのね!」

ど、どうしよう……先生の家まで撒けるだろうか?そして向こうに先生がいるけど

ひとは「…え?先生?……先生!?」

なんということだろうか、電柱の下で先生が倒れていた

その時、なぜか電柱の電線が黒こげになっていたが全然気には止めなかった

ひとは「せ、先生…起きてください」

まさか死んではいないだろうか

矢部 「…うーん、ひとはちゃん?」

よかった

ひとは「何を酔っ払いのように寝ているんですか、昨日は早引きまでした分際で」

まさか途中で倒れたのだろうか?熱があるのではないだろうか

矢部 「き、昨日……?うぅ、だめだ…思い出せないよ」

ひとは「と、とにかく先生の家で休みましょう、死にますよ」

先生に肩を貸して体を支えてあげることにする

矢部 「う、うん・・ありがとう」

ひとは「ま、松岡さんも…手伝って……松岡さん?」

松岡 「あ、あ、ああ……////」

松岡 「わ、私は…私は生身の人間になんか興味ないんだからああああああぁぁぁ~!!!」

松岡さんはいきなりそう叫びながら走り去って行ってしまった

ひとは「・・・・・・・・・は???????」

松岡 「もう!なんでぇ?」

松岡 「(矢部っちを見ただけでどうしてこんなにドキドキするのぉ~!!)」

松岡 「私が将来結婚するのは悪霊さんなんだからああああああぁぁぁ~!!!!」  ~完~