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みお「…」ぺらっ

おとこのこ「みおちゃんっていつも本ばっかり読んでるよなー!」

みお「ひゃっ…」びくっ

おんなのこ「そうだよ、クラスのみんなとあんまり遊ばないし、みおちゃんって暗いよー」

おとこのこ「みおちゃんに近づいたら、みおちゃん菌が移って暗くなりそうだよなー」ゲラゲラ

みお「ぅぅ…」ぷるぷる


待てー!


おとこのこ「はっ…この声は!」

りつ「わたしだー!みおちゃんをいじめたらだめなんだぞー!」

みお「りっちゃん!」

おとこのこ「ごめんなさい…」


りっちゃんはだいじなおともだちです、わたしがこまったときにいつもたすけてくれます



みお「…」もじもじ

みお(おトイレに行きたいよお…)カァァァッ

みお(だけど授業中におトイレにいくのは恥ずかしい…)

ちろちろちろ

みお「ぁ…」

みお(もっちゃったよぅ…)

みお(どうしよお…みんなにばかにされちゃうよお…)ぐすっ


りつ「!」

つるっ ばしゃっ

みお「わっ!」

りつ「ああっ手がすべって水筒の中身が隣の席の秋山さんにかかっちゃった!」

みお「え…りっちゃん…?」

先生「こら、りっちゃん、秋山さんに謝りなさい!」

りつ「えへへ、ごめんね」

りっちゃんはだいじなおともだちです、わたしがこまったときにいつもたすけてくれます



おんなのこ「きょうのプール楽しかったねー」

みお(あ…)

みお(プールの時間が終わって教室に戻ってきてみたら私のおぱんつがない…)

みお(だれかがまちがって穿いちゃったんだ…)

みお(どうしよお…)ぷるぷる


りつ「!」


りつ「みおちゃん、このおぱんつ、つかっていーよ!」

みお「え…それってりっちゃんの…」

りつ「いーのっ!」

みお「りっちゃん…」

りつ「これからは間違われないように、目立つおぱんつにしたらいいぞ、しましまとか…」


りっちゃんはだいじなおともだちです、わたしがこまったときにいつもたすけてくれます



みお「うぅ…かないしいよぉ…」

みお(図書室から浦島太郎の絵本を借りて読んでるけど…)

みお(浦島太郎がおじいさんになってしまった所で悲しくて最後まで読めないよお…)ぐすっ

りつ「!」

後日

りつ「みおちゃん、浦島太郎の絵本の続きを読んでみて」

みお「ええーっ…、読みたくないよ…」

りつ「いいから!」

みお「そ、そこまでいうなら…」

みお「浦島太郎は玉手箱を開けておじいさんになってしまいました…」



みお「竜宮城から帰ってきてみると元の世界では300年が過ぎていて…」

みお「家族もいなくなった浦島太郎にはもう行くところもありません…」ぐすっ

みお「浦島太郎は入水自殺を試みました…」ぽろぽろ

みお(家族もいなくなって、おじいちゃんになっちゃって…かわいそう…)
ぺらっ

みお(あれ、次のページに自由帳の1ページが挟まってる…)

みお「えーと…ところが、その時、浦島太郎の背中から女の子の声が聞こえてきました…?」

みお「『おじいさん、まってー』その声の主はピチピチした金髪ギャルでした…?」

みお「そうなのです、なんと300年後の世界では老人のモテモテブーム到来していたのです…!?」

みお「浦島太郎の老けっぷりはショーン・コネリーもびっくりのいい男…」

みお「浦島太郎はモテブームに便乗して世界中の女の子といちゃいちゃして幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし…?」

みお(このへたくそな絵はりっちゃん…)

みお「りっちゃん、なにこれー!?」

りつ「えへへー、絵本作家の大先生、リツ・タイナカがハッピーエンドを演出して見せたんだぞー!」フンスッ

みお「もーっ、物語がめちゃくちゃだよー…」くすっ

りっちゃんはだいじなおともだちです、わたしがこまったときにいつもたすけてくれます



先生「と、いうわけでウサギさんのお世話係は、みおちゃんとりっちゃんに決まりました」

みお「ひぃっ…」

りつ「みおちゃんがんばろーねー!」

みお(ウサギさん…目は赤くてギラギラしてて、怖い…)がくがく


うさぎ「ぴょんっ♪」

みお「ひゃあっ…」

りつ「みおちゃん怯えすぎだよー、こんなにかわいいのにー」なでりなでり

うさぎ「ぴょんっ♪」すりすり

みお「うん…」そー…

うさぎ「ぴょんっ♪」

みお「うわああああああああっっ!」がくがくぶるぶる

うさぎ「…」しゅん

りつ「うーん…」




りつ「みおちゃんみおちゃん」

みお「りっちゃん?」

りつ「このぬいぐるみのうさちゃんをあげる!」

みお「ええっ!?」

りつ「これで練習するんだ!そうすれば、きっと本物のウサギも好きになるよー」

みお「そっか…」

みお「うん…このぬいぐるみならかわいいし、大丈夫かな…?」つんつんっ


みお「うさちゃん、ぎゅーっ」

うさぎ「むきゅーっ」じたばたじたばた

りつ「みおちゃん、すごくウサギに慣れたね、極端だけど…」

みお「うん、うさちゃんを寝る時とかにいつも抱いて眠ってるんだよー」

りつ「はは…」

りっちゃんはだいじなおともだちです、わたしがこまったときにいつもたすけてくれます



みお(キャンプ…ママやパパから離れて一泊するのははじめて…)

みお(寂しくて眠れないよ…)ぐすっ

みお(灯は落ちて、バンガローは静かになっちゃった…)

みお「ぁ…、みんな寝たの…?」

しーん
みお「みんな寝ちゃったんだ…」

みお「…」じわぁ…

しゃれ…こうべっ…

みお「!?」

りつ「でこっ…」

りつ「ぴーん」

みお「…っ」くすっ

みお「もー、りっちゃん、まだ起きてたのー」

りつ「おきてないぞー、寝言だぞー」

みお「ねえ、おはなししよう?」

りっちゃんはだいじなおともだちです、わたしがこまったときにいつもたすけてくれます



りつ「わたしは寝言だけどおはなししてもいいぞー」

みお「ふふ、うん…」

みお「りっちゃんって、いつもクラスのみんなと仲良くできてすごいねえ…」

りつ「えっへっへっ、もっとほめなさい、寝言だけど」

みお「わたしは、恥ずかしがりだし、怖がりだし」

りつ「えー、でもみおちゃんもすごいよー」

みお「ねごと?」

りつ「ううん、寝言じゃなくて本心」



りつ「みおちゃんは、かわいいし、あたまもいいし、すごく女の子らしい…」

りつ「そーいうの私には無いからさー、すごいよー…」

みお「…」かぁぁっ


りつ「みおちゃんは、将来何になりたいのー?」

みお「え、えーとね…」

みお「わたしは…およめさん!」

りつ「ぷ、みおちゃんらしいや」

みお「あっいま笑った!」

りつ「今のは寝言だーい」



みお「りっちゃんは?」

りつ「え…?」

りつ「わ、わたしは…」

みお「えへへ、あててあげようか?」

りつ「な、なんだよー」

みお「りっちゃんもおよめさんでしょー!」

りつ「ち、ちがうし…」

みお「ふふ」

みお「りっちゃんもすごく女の子らしいよ」

りつ「ぐーぐーぐー」

みお「あっ、寝た振りしてるー」

りつ「寝たふりじゃないよ!本当に寝てるんだよ!」

りつ「ぐーぐーぐー」



みお(ふふ…)

みお(りっちゃんのおかげで寂しかったのが嘘みたい…)

みお(私もそろそろ寝ようかな…)


みお(りっちゃん、いつもいつもありがとう…)にこっ


りつ「ぐーぐーぐー」


りっちゃんはだいじなだいじなおともだちです、わたしがこまったときにいつもたすけてくれます



「みーおっ!」


「うーん…」


「おきろ~」


「ママ…もう少しだけ…」


「みお!!」



澪「わっ!?」

律「あっ」

ドテッ

律「ありゃー…澪の奴、椅子ごと転んじゃったのか…」



澪「痛い…」ウルウル

律「あ~すまん…だけど熟睡してた澪が悪い!」

澪「あ、ここは部室…?」

律「寝ぼけてんのか?部室で受験勉強中に澪が居眠りを始めたんだろ」

澪「あれ、そうだったっけ…」

律「あまりにグッスリ眠ってたから、唯も紬も梓もお前を起こさずに先に帰っちまったよ」

澪「そっか…」



澪「なあ律ー」

律「ん?」

澪「夢を見てた…」

律「メルヘンな夢?」

澪「ううん、昔の夢」

律「そっか」

澪「うん」



澪「律」

律「んー」

澪「大学にいってもよろしく頼むな」

律「お断りします」

澪「ばかりつ」

律「ばかと言ったほうがばかみお」

澪「ふふ…」クスッ

律「えへへ…」クスッ




りっちゃんはいまでもだいじなおともだちです

これからもなかよしでいたいです。

小学4年生 あきやまみお


おしまい