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唯「う~ん、このレモンティー、冷たくっておいしい~!」

律「ホントだなあ~マジ生き返るぜ~」

梓「確かにおいしい…ムギ先輩、いつもありがとうございます!」

紬「うふふ、いいのよ?さあ、おかわりあるからどんどん飲んでね!」

澪「……」

唯「澪ちゃん飲まないの?冷たくっておいしいよ~?」

澪「…みんな!」



律「いきなり大きな声出してなんだよ澪ー?」

紬「あ、もしかしてケーキが食べたいの?今用意するから待ってて!」

唯「わーい!」

澪「そうじゃなくて…今がどういう期間かわかってるのか?」

梓「夏休み…ですか?」

澪「そう!夏休みです!」

唯「それが…ああ!」



澪「そうか、やっとわかって…」

唯「大変だよりっちゃん!早く合宿のこと決めなくちゃ!」

律「ああ!そうだったな!夏休みといえば合宿だよ合宿!今回はどこ行く?」

紬「海にしましょう!別荘、また借りられるよう頼んでみるわ!」

梓「海ですか…日焼けしないようにしないと…」

澪「ち、ちがーう!」



梓「じゃあ…」

唯「あ!お祭り!?」

律「おお!祭りか!楽しみだなあ!」

澪「お前らなあ…いいか?今は夏休みで!それが終わったらなにがある?」

唯「始業式!」

律「なんでやねん!」ビシッ!

澪「あーもう!が・く・え・ん・さ・い!」



紬「そういえば…そうねえ」

梓「夏休み終わったらあっという間ですもんね…」

澪「それなのにみんな緊張感なさすぎ!もっと気合い入れて練習しないと!」

律「なんだよ、自分だってだらだらしてたじゃん…ブツブツ」

澪「…なんか言ったか?」

律「なんでもないでぇす!」



律「と、とにかく練習頑張らないとな!さあやるぞ!」

唯「おー!頑張ろー!」

紬「おー♪」

梓「皆がこんなにやる気に…さすが澪先輩です!」

澪「あはは、皆だってやるときはやるさ!さあ、頑張るぞ!」



10分後

唯「あづーい…」

律「もう…だめえ…」

梓「だれるのはやっ!」

唯「ムギちゃん…レモンティーのおかわりを…」

律「しぬぅ…」

紬「は、はい!」

澪「お…お前らなあ…」



唯「ゴクゴク…はぁおいしい…ねえ澪ちゃん、もうちょっと日が陰ってから練習しない?」

澪「は?だってまだ始めたばかりじゃ…」

律「んなこと言ったってこの暑さじゃまともに練習できないだろ…」

紬「そうねえ…なんだか頭がボーッとしちゃうし…」

梓「汗が垂れてきて目に入ったり…暑いと大変ですし…」

澪「そ、そんな…」



澪「お前らやる気ないのかよ?学園祭、成功させたくないのか?」

唯「やる気はあるけど…あっついよ~…」

律「なぁ、合宿まで練習は軽めにしようぜー?合宿に行ったらちゃんとやればいいし!」

唯「それいいね!そうしようよ澪ちゃーん」

紬「合宿なら楽しく練習できるし!」

梓「まあ…合宿で一気にスパートをかけていくのも、悪くはないんじゃないですか?」

澪「そんなんで…」



澪「そんなんで満足のいく演奏なんて出来るわけないだろ!?」

唯「大丈夫だよ!ホントに合宿でちゃんとやるから…」

律「そうだよ、だからさぁ」

澪「そんなんじゃダメだろ!ムギ、梓はどう思う!?」

紬「でも澪ちゃん、皆の言うことも一理あるわ!もし体調崩したら大変よ?」

梓「学園祭まではまだ時間ありますし、少しずつでいいんじゃないんでしょうか…?」

澪「お前らまで…わかったよ!もういいよ!」



澪「私は家で個人練習やるから!お前らはゆっくりお菓子でも食べてろ!」

唯「澪ちゃん!?」

律「ちょっと待てよ澪!」

紬「澪ちゃん、落ち着いて…」

梓「澪先輩!」

澪「じゃあ!また明日!」



さわ子「あら澪ちゃん、今かえ…」

澪「邪魔です先生!さようなら!」

さわ子「じゃ…邪魔…」

澪(なんだよどいつもこいつも…なんでそんなにやる気ないんだ…!)

澪「皆のバカ…!いっそみんなでやめればいいんだ!」



翌日

澪(でも…冷静になって考えると私の方が大人げなかったかも…ちゃんと皆に謝らないと…)

ガチャ

澪「お…おはよう…」

唯「あー澪ちゃん!おはよう!」

紬「おはよう澪ちゃん♪」

律「おーす…」

澪「みんな…えっと…その…」



唯「澪ちゃん、昨日は私たちが悪かったよ…ごめんね?」

紬「今日は午前中の涼しい間にできるだけ練習しましょう?」

澪「え……」

律「まあ…少しは頑張らないとだからな」

澪「お前ら…ありがとう!」

澪(やっぱり…皆やる気を出してくれれば…)

澪「……って、あれ?梓は?」



紬「そういえば梓ちゃん、今日はまだねえ」

律「いつもは早く来るのに…唯より遅いなんて珍しいな」

唯「なぬー?私だってたまには早く来るもん!」

澪「でも変だな…もう部活始まる時間過ぎてるぞ?なにかあったのかな」

唯「うーん…じゃあちょっと電話してみるよ」



梓『…はい』

唯「あ、もしもしあずにゃん?」

梓『あ…唯さん、おはようございます、どうしたんですか?』

唯「唯さん…?まあいいや、今日遅いけどどうしたの?なにか用事?」

梓『え?遅いって…何がですか?』

唯「だから…部活だよ!」

梓『部活?なんの話ですか?』

唯「ええ?あずにゃん?」



律「どうした唯?」

唯「うーん…なんかあずにゃんが変なの」

紬「変?」

唯「うん…」

澪「ちょっと代われ、私が話聞いてみる…もしもし梓?」

梓『は、はい?』

澪「どうした?なんかあったのか?相談したいことがあるなら…」

梓『あ、あの…』

澪「ん?どうした?」

梓『どちらさまでしょうか…?』



澪「え…?な、なに言って…?」

梓『すみません、私これで…プッ…ツーツー…』

澪「な…ちょっと、どういう…?」

律「どしたんだよ澪、梓のヤツなんだって?」

紬「風邪でもひいたの?」

唯「澪ちゃん?」

澪「みんな…梓が…」



律「な、なんだよそれ?」

唯「あずにゃんが…澪ちゃんのことを?」

紬「どういうことかしら…?」

澪「わからないけど…もしかして梓、昨日のこと怒って…」

唯「そんなことないよ!あずにゃんはそんなこと絶対しないよ!」

澪「でも現に梓は…!」

律「…よし、ここでしゃべっててもしょうがないし、梓の家に行ってみようぜ!」

唯「そうだね!直接話聞かなくちゃ!」

紬「澪ちゃん、きっと大丈夫よ!」

澪「うん……」



ピンポーン…

梓「はーい…」

唯「あ、あずにゃん!ちょっといい?」

梓「唯さん…なんですか?」

律「なんですかじゃねえだろ梓ー!」ガバッ

梓「きゃあっ!?」

紬「何があったの梓ちゃん?」

澪「昨日のこと怒ってるなら謝るよ!だから…」

梓「あ、あの…ちょっと…」



律「ほれほれー!言ってみ言ってみ?」グリグリ

梓「は、離してくださいよ!」バッ!

律「え…?」

紬「梓ちゃん?どうしちゃったの?」

梓「唯さん!なんなんですかこの人たち!初対面なのにいきなり…」

澪「しょ、初対面…?」

唯「え?え?なに言ってるのあずにゃん?」



梓「私、こんな人たち知りません!唯さんの知り合いですか?」

唯「な、なに言ってるのあずにゃん、みんな軽音部の仲間でしょ?」

梓「軽音部?唯さんこそなに言ってるんですか?私、部活なんて入ってませんよ?」

唯「な…えぇ?」

澪「あ…梓…?」



律「梓!ふざけるのもいい加減にしろよ!早く学校行って練習するぞ!」

梓「ちょ…離して!やめて!」

紬「りっちゃん、無理矢理にしちゃダメよ!」

律「だ…だって…」

唯「あずにゃん、ホントにみんなのこと知らないって言うの?」

梓「知りません!私、これから憂と約束があるんで…失礼します!」

澪「待ってあず…」

バタン!



律「なんだってんだよ…梓…」

紬「悪ふざけとか、そういうふうには見えなかったけど…」

唯「うぅ…あずにゃん…どうしちゃったんだろう…」

澪「もしかして…ストライキ…みたいなヤツかな?」

唯「すとらいく?」

澪「ストライキ!やっぱり私のこと怒ってて、だからああいうふうに振る舞ってるんじゃ…」



紬「それはないわ!だって…」

澪「だって?」

唯「昨日澪ちゃんが帰ったあとね?あずにゃん、練習もっと頑張ろうって言ってたの」

澪「で、でもホントは…」

律「確かに昨日怒ってたけど…それは私たちにだし、部活のストライキなんて絶対しないだろ」

澪「じゃあ…どうして?」



律「わからん…ていうかあいつの気まぐれじゃないか?」

紬「梓ちゃんだってたまには、そういうことしたくなる日だってあるかもしれないわ!」

唯「そうだよ…きっとそうだよ!明日になればいつものあずにゃんだよ!」

澪「な、ならいいけど…」

律「よし!じゃあ私たちは学校戻って練習やろうぜ!」

唯「おー♪」

紬「そうね!澪ちゃん、梓ちゃんはずっと頑張ってきたんだし、
 たまにはお休みあげてもいいんじゃないかしら?」

澪「うん…そうだな!」

澪(そうだよ…梓は気分転換がしたいだけだよな!)



夕方

律「よし…今日はここまで!」

澪「あ、みんな…明日なんだけどさ」

唯「明日?」

澪「4人で梓を迎えに行ってやらないか?もしかしたら気にして来にくいかもしれないし」

紬「いいわね!じゃあ明日、早く集まって行きましょう!」

唯「さんせ~い!」

律「唯、明日遅れるなよ?」

唯「もー!わかってるよ~!」

澪(梓…明日はちゃんと練習しような…)




唯「うい~!ア~イ~ス~!」

憂「だからご飯食べてから!」

唯「ぶ~!」

憂「あ…そういえばお姉ちゃん、梓ちゃんと何かあったの?」

唯「え?どうして?」

憂「今日梓ちゃんに部活のこと聞いたら、私は部活なんて入ってないって言うから…」

唯「え…?憂にまでそんなことを…?」



憂「それにね?他の先輩のこと聞いても知らないって…私の方が怒られちゃった」

唯「あずにゃん…まさかホントに…?」

憂「さ、お姉ちゃん?ご飯だよ!」

唯「う、うん!」

唯(…でも、明日になればきっといつも通りになるよね!きっと…きっとそうだ!)


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