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~♪

律「……澪。おはよ」

澪「律。珍しいな私より早く起きてるなんて」

律「あー、まあね。……昨日はごめん!」

澪「別にいいよ。もう気にしてない」

律「ほんと?」

澪「本当。ちょっと昨日は不安定だっただけだから。いつもの律の悪ふざけだってことは分かってたよ」

律「そっかぁ。よかったー」

澪「それであっさり解決したと思えるお前が羨ましいよ」クスッ



律「分かってるって。なになに? 私はそれでなにをすればいいんでしょうか?」

紬『……りっちゃんならきちんと聞いて貰えると思うの……』

澪(親友だもんな。あのこと相談しても……)

澪「…………。か、考えておくよ」

律「そうか……、そのほうが何をさせられるか分からない恐怖を長引かせることができるもんな。さすが澪」

澪「うるさい!」ゴツン

律「ってぇ! あはは」

澪「ほら、行くぞ」

律「あいあいさー!」



~♪

憂「梓ちゃん、どこ行くの?」

梓「ん、唯先輩のところ」

憂「多分もうお昼食べてるんじゃないかな」

梓「うん、ちょっと部活のことで用事があるから一緒に……って思って」

純「なによー。私たちとじゃ一緒に食べられないっての?」

梓「そういうんじゃないって。今日は先輩に用事があるから」

憂「……で、でもきっとみんなで食べてるんじゃないかなぁ」

梓「その時は戻ってくるよ。行ってくるね」

憂(うー。行っちゃった。止められなかった……)

梓(唯先輩と一緒に食べられるかな……)



純「憂ー。仕方ないから二人で一緒に食べようよ」

憂「仕方ない。一人で食べようかな」

純「もー憂ったら。よーし勝手に憂の前に座っちゃうぞ」

純「あ、そうだ昨日のアレ見た? 今週のCDランキング納得いかないよねぇ~」

憂「お姉ちゃんと同じお弁当おいしいなぁ。ぱくぱく」

純「憂のお弁当おいしそうだね。私にもおかず一つちょうだい」

憂「ごちそうさまー」

純「ずっと無視かよ! 泣くぞ!」



唯「ほえ、あずにゃん。どうしたの?」

梓「いえ、その、用事があるんじゃないんですけど……、よければ唯先輩とお昼を一緒にと」

唯「あ、それお弁当? じゃあ一緒に食べようよ。みんなもいるよ」

梓「で、でも三年生の教室では……ちょっと」

唯「あーそうだよね。なら部室で一緒に食べようか」

梓「え、いいんですか///」

唯(澪ちゃんと一緒に食べられないのは残念だけど)

唯(このままあずにゃん帰すにはいかないもんね)

唯「いいよ。ちょっと待ってて」

律「梓がなんの用事って?」



唯「お昼一緒に食べようって。私とあずにゃん音楽室で食べるからみんなこのまま食べちゃっててよ」

澪「わ、私も一緒に行こうか」

紬「でも、もうご飯広げちゃってるから。私たちはこのまま食べちゃいましょうよ」

唯「うん、私が行ってくるよ。ごめんね」

澪「」ムー

律(まじぃかなぁ。でも昨日やらかしたんなら今日は大丈夫……のハズ)

律(ムギも変に刺激しないでくれよ)チラッ

紬「……?」ニコ

律(……あーこりゃ無理かも。まさかね)

澪「…………」ハグハグ



~♪

梓「すみません。突然に……」

唯「いいよ。いただきまーす!」

梓「それ憂が作ったお弁当ですか」

唯「うんそうだよー。おいしいよ。あずにゃんのは?」

梓「これはお母さんが作ってくれたんです。あと」

唯「ほえ。これなに?」

梓「お昼に付き合って貰ったお礼です。コンビニのプリンですけど」

唯「あ~ん! あずにゃんありがとう!」ダキッ

梓「せっ先輩! ご飯食べてるんだからやめてください!///」

唯「嬉しいなぁ。お返しに私のおかずあげるよ」

梓「それじゃあ私のお礼の意味がないじゃないですか。ご遠慮します」

唯「ならあずにゃんのとおかず交換しようよ」

梓「それなら……///」



~♪

唯「お昼のデザートプリンプリン~♪」

コポコポ

梓「お茶どうぞ」

唯「お~至れり尽くせりだね~」

梓「むつかしい言葉知ってるんですね」

唯「むっ、あずにゃんなにげに私のことバカにしてない?」

梓「褒めただけですよ」

唯「ん~……」ズズッ

梓「…………」ズズッ

唯「あずにゃん」

梓「なんですか」

唯「あずにゃんは何か悩み事があるのかな?」

梓「なんですか藪から棒に」ドキッ



唯「前に言ったよね、悩みがあるなら私が相談にのるよって」

梓「べ、別にありませんよ。悩みなんて」

唯「でも、この前部活帰るときちょっと様子おかしかったし」

梓(あれは……先輩が澪先輩と仲良くしてたから……)

梓「部活のあとの私用がちょっと面倒だっただけです。だから大丈夫です」

唯「そうなの? あずにゃんって真面目で頑張り過ぎちゃうから心配だよ」

梓(……そんなこと言わないでください)

唯「私は頼りない先輩かも知れないけど、一人で大変なときは言ってね」ナデナデ

梓(そんなに優しくしないでください!)

唯「あずにゃんは私の可愛い後輩なんだから」

梓(…………)

梓「…………」グッ...



梓「好きです。唯先輩」



唯「……へ?」

梓「好きなんです。先輩後輩とか友達だとかそういうんじゃなくて好きなんです!」

梓(待って待って止まれ私!)

梓「先輩はいつも私のこと気にかけてくれて、いつも優しくしてくれて。頼りないなんて言うけれどやらなきゃいけないときは一生懸命頑張って、その頑張る姿がとても素敵で」

梓(だめ今言うつもりじゃなかったのに絶対唯先輩に嫌われる!)

梓「いつも憎まれ口きいてますけど、私ずっとずっと前から唯先輩のことが好きだったんです!」

唯「あず……にゃん」

梓「こんな悩み……唯先輩に相談できるわけないじゃないですか!」

梓「…………」ダッ

唯「あずにゃん!」



梓(どうしようどうしようとうとう言っちゃった!)タッタッタ

梓(いきなりあんなこと言われて唯先輩も困るよね)タッタッタ

梓(それより女の子の私から告白されるなんて気持ち悪いと思われてる)タッタッ

梓(どうしよう、どうしよう……)テクテクテク

梓(ムギ先輩にはもう少し様子見てゆっくりって言われてたのに、一人で盛り上がっちゃって)

梓(返事も聞かないで。……返事聞くの怖い)

梓「…………」グスッ

梓「唯先輩……」

~♪



唯「…………」ガラッ

澪(唯……?)

律「おかえりー。梓どうだった?」

唯「え、あ、うん。元気だったよ。この前のことも用事が大変だからって」

律「そうか。部活のときは私も梓のことからかってやらないとな!」

澪「からかってどうする」コツン

唯「はは……」

紬「…………」

紬(梓ちゃん……)



澪「掃除お疲れ様」

唯「澪ちゃん……」

澪「昼に梓と何かあったのか?」

唯「……な、なにもないよ。部活、行こうよ」

澪「唯は隠すのが下手だよな。見え見えだって」

唯「今日は部活休むよ……」

澪「どうしたんだって。行くって言ったり休むって言ったり」

唯「…………」

唯「ごめん、なんでもないよ」

澪「唯、なんでもないなんてことないだろ」

唯「…………」

唯「ちょっとこっちに来て……」




澪「人前じゃ話しにくいことなのか?」

唯「うん、ちょっと……」



唯「澪ちゃんは……女の子が女の子を好きっておかしいと思う?」

澪「えっ?」ドキッ

唯「やっぱり少し変だよね」

澪「い、いや。まあ普通は女子と男子で恋愛するものだけど、お互いがいいなら同性でも……」ドキドキ

唯「……そっか」

澪「そ、それで?」

唯「うん……、ありがとう。もう大丈夫」

澪「え、いいの?」

唯「うん。相談のってくれてありがとう、澪ちゃん」ニコ

澪「いや……」

澪(あーびっくりした。唯からまさかの……と思った)

唯「澪ちゃん部活行こ」

澪「ああ、うん」

澪(でも、つまり今の相談って、まさか……梓から唯が告白されたとか……? まさかね)ドキドキ



紬「そう、唯ちゃんに告白したのね」ニコニコ

梓「……口に出したら止まらなくなってしまって」シュン

紬「ううん。それでいいのよ。私もよくわからなくて申し訳ないんだけど、恋ってそういうものだそうだから」

梓「///」

紬「唯ちゃんきっと驚いてるでしょうから、返事は急かさないでね」

梓「……はい。でも返事聞くのが怖いです……」

紬「うん。大丈夫。唯ちゃんならきっと悪いようにはしないわ」

梓「そう、でしょうか……」

紬「急かさないって言っても、明日か明後日にお返事貰うようにしたほうがいいと思うの」

梓「はい、そうします。今の気持ちを忘れられちゃったらつらいですし……」



澪「あれ、まだ誰もいないな」

唯「そうだね」

澪(唯と二人きり……)ドキドキ

澪(さっきの相談、やっぱり梓との話なのかな。……だとしたら、私……)

澪「なあ、唯」

唯「なに? 澪ちゃん」

澪「さ、さっきの――」

紬「こんにちは~」

梓「お、お疲れ様です……」

唯(あずにゃん……)

唯「ムギちゃん、あずにゃんお疲れさま~」

澪「お疲れさま」



梓「……もう、澪先輩がいるから先に練習してると思ったです」

唯「へ?」

紬「さっきりっちゃんと会ってちょっと遅れてくるって言われたの」

梓「ですから、だらけられるのは唯先輩だけです。三対一の多数決で今日は練習しますよ」

澪「そうだな。律のペースにのせられない内に練習始めようか」

唯(あずにゃん……どうしたんだろう。普段通りみたい)

澪「よし唯、用意しろよ~」

唯「う、うん……」

紬「唯ちゃん、練習終わったらお茶用意するからね」

唯「わ、わーい」

唯(な、なんなんだろう。さっきのって、もしかしてあずにゃんジョーク?)

唯(わかんないよ、私……)

唯(帰りにもう一度聞かないと)



~♪

律「わりぃわりぃ。遅れちった」

澪「律、もう練習終わってるぞ」

律「ごめんってば。ちょっと和と話しが長引いちゃってさ」

紬「部活動のこと?」

唯「最近りっちゃん和ちゃんと仲いいね」

律「あー、ああまあ。部活のこととかで色々ね」

唯「そっか。和ちゃんと仲良しだとなんだか私も嬉しいな」

紬「りっちゃんちょっと待ってね。今お茶淹れるわ」



律「いや今日はいいよ。練習終わったんなら今日はもう終わりにしよう」

梓「とか言って、追加の練習したくないだけなんじゃないですか」

澪「はは。梓の言うとおりだ」

律「そんなことはないぞ。家に帰ったらイメージトレーニングは欠かしてないんだから」

澪「イメージならいつもうまくいくからな」

唯「私も夢の中ではビッグスターになってるよ!」

梓「それじゃあ意味ないじゃないですか」

紬「うふふ」

律「なんだよ明日はちゃんとやるっつーの」



律「じゃあな~」

澪「おつかれ」

紬「さようなら」

紬(梓ちゃん、頑張って)

唯「じゃあね~」

梓「失礼します」

唯「…………」テクテク

梓「…………」テクテク

唯「…………」チラッ

唯「あ、あずにゃん」

梓「! な、なんでしょうか……」



唯「あの、お昼のこと……」

梓「…………」

唯「あの……」

梓「い、いきなりあんなこと言ってすみませんでした///」

唯「あずにゃん……」

梓「で、でも、あれは私の本当の気持ちです。だから……その……///」

梓「明日、明日返事ください。お昼に、部室で待ってます///」ダッ

唯「あずにゃん!」

唯「行っちゃった……」

唯「明日……」

唯(……私、どうすればいいんだろう)