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幼女憂「おねえちゃん!」

幼女唯「あ、うい~!どうしたの?」

澪「うい?唯の友達か?」

幼女唯「ういはね~、ゆいのいもうとだよ!」

幼女憂「もう!いままでどこにいってたの!ほんとうにしんぱいしたんだから…!」ポロポロ

幼女唯「ごめんね~ずっとみおといっしょだったの」

幼女憂「みお?」

澪「こ、こんにちは」

幼女憂「ずっとおねえちゃんのめんどうをみてくれたんですね?ありがとうございます」ペコリ

澪「できた妹…いやできすぎだろ!」



幼女憂「ほら、かえるよおねえちゃん」

幼女唯「かえる?いまからみおとあいすたべなきゃ」

幼女憂「だめ!ままもしんぱいしてるの!」

幼女唯「あいす…」

幼女唯「みお…」

澪「唯…」

幼女憂「おねえちゃんもみおさんにおれいして。あねがおせわになりました」ペコリ

澪「別に私は…」

幼女唯「うぁぁ」ポロリ



幼女唯「うああぁ…」ポロポロ

幼女憂「かえろう、おねえちゃん」

幼女唯「やだやだ!みおとあいすたべるの!みんなでぶんかさいらいぶにでるの!」

澪「唯…」

澪「…」

澪「唯、お前はお姉ちゃんなんだから妹を困らせちゃダメだろ?」



幼女唯「みおはゆいとはなれるのかなしくないの?」ポロポロ

澪(悲しいに決まってるだろ。お前のことを本当の娘だと思っていたんだから…)

澪「唯の家族が見付かって嬉しいよ。だからほら、早く帰れ」

幼女唯「やだやだ!みおといっしょにあいすたべる!がっこうでおちゃのむ!」ポロポロ

澪「我が儘な子は嫌いだよ。唯」

幼女唯「みおきらいー!うあーん」ポロポロ

澪「憂ちゃん、唯を任せたよ。じゃあ私は帰るから」ダダダ

澪(バイバイ唯。この一ヶ月本当に楽しかったよ)ポロポロ

後ろから唯の泣き声が聞こえたが、澪が後ろを振り返ることはなかった。



音楽室

梓「唯ちゃんが…」

律「別れの挨拶もしてないってのに」

紬「近くに住んでるだろうけど、住所なんてわからないものね」

澪「いや、いいんだ。元々私達は出会うはずのない関係なんだから。こんな楽しい夏休みを過ごせただけで唯に感謝しなきゃな」

律「そう…だな」

梓「唯ちゃんのためにも絶対にライブ成功させましょう!」

澪「そうだな!よし練習練習!」



文化祭ライブ前日、唯宅

幼女唯「きになるよるきみへの~♪このおもいびんせんにね~かいてみるよ~♪」カキカキ

幼女憂「おねえちゃん、なにかいてるの?」

幼女唯「ひみつ!ねぇねぇ、うい~『と』ってどうかくの?」

幼女憂「こうだよおねえちゃん」カキカキ

幼女唯「おぉ、さすがうい!」



幼女憂「おねえちゃん、いっしょにねよ?」

幼女唯「いいよ~!おいでおいで~」

幼女憂「えへへ///」もぞもぞ

幼女唯「あったかあったか♪」

幼女憂「あったかあったか♪」

幼女憂「もうひとりでどこかいっちゃだめだよ?」

幼女唯「うん」

幼女憂「ふふ、おやすみおねえちゃん」

幼女唯「おやすみぃ」



文化祭ライブ当日、午前6時

幼女唯「」パチッ

幼女憂「zzz」

幼女唯「そーっと…」

幼女唯「てがみおーけ!ばけつおーけ!どうぐおーけ!」

幼女唯「いってきます!」ビシッ



幼女唯「」トテトテ

幼女唯「ここでいいか」

幼女唯「おぉ、いっぱいいる」

幼女唯「えいっ」チャポッ

幼女唯「」スルスル

幼女唯「おぉ、でかい」



幼女唯「4人ぶん捕まえた。えへへ」

幼女唯「」トテトテ

犬「バウバウ!」

幼女唯「!」ビクッ

犬「バウバウ!」

幼女唯「だ、だめ!これはあげないよ!」

犬「ウーっ…」

幼女唯「だめったらだめ!」

犬「ワンワン!」

幼女唯「う、うんたんうんたん!」シュッシュ

犬(!?ワンツーだと!?)

幼女唯「うぅ…あーん!」ポロポロ

幼女唯「あー!あー!」トボトボ

犬(ご、ごめんね…)



幼女唯「グスッ」

幼女唯「あっ」ヨロ、ドテッ

バシャッ、ワサワサ

幼女唯「あぁ!にげられちゃう!」

幼女唯「…(´;ω;`)」

幼女唯「う…うぅ」ポロポロ

幼女唯「…」ポロポロ

幼女唯「…!」ゴシゴシ

唯は乱暴に涙を拭い、逃げ出したそれをバケツに入れた。



幼女唯「がっこうのばしょがわからないよぅ…」トボトボ

幼女和「あ、ゆいちゃん」

幼女唯「のどかちゃん!」

幼女和「ひとりでどうしたの?バケツの中身何?うっ…!」

幼女唯「ざりがに!」

幼女和「とらうまが…」



和母「唯ちゃん、今からどこに行くの?」

幼女唯「みおのがっこう!」

母「小学校?」

幼女唯「んーん。おっきいがっこう」

母「高校かしら。この辺だと桜高くらいしかないけど」

幼女唯「さくらこう!みおのがっこうだ!」ぺかー

幼女唯「つれてってつれてって!」



音楽室

澪「」ガクガク

律「大丈夫かよ澪?」

澪「ななななにがでございますか?」カタカタ

梓「大丈夫じゃないですね…」

律「すぐに私達の番だぞ?ボーカルなんだからしっかりしてくれよな」

澪「うぅ…」



桜高校門

幼女唯「おばさん、のどかちゃん、ありがと」

母「いいのよ。あら、今日は文化祭だったの」

幼女唯「みおらいぶしてる!どこでやってる!?」

母「ライブ?体育館かしらね?」

幼女唯「つれてってつれてって!」



体育館

アナウンス「次は軽音部によるバンド演奏です」

わーわー

澪「うぅ…人がいっぱい…」

梓(澪先輩頑張って)

澪「こんなことじゃ唯に笑われちゃうな…」

バーン!

幼女唯「みーおー」

澪「そうそう、みおーって元気な唯の声が…え?」

律「唯!?」



観客の目が小さな来訪者に集まる。
それを知ってか知らずか、唯はトコトコとステージに向かって歩いた。

澪「唯…なんで…」

幼女唯「んー!んー!」

唯はステージに向かって手を伸ばす。
律と紬が唯を引っ張りあげた。

律「なにしてんだよお前…服もボロボロにして」

幼女唯「ころんだ」

梓「一人で来たの?」

幼女唯「うん!みんなにおれいしなきゃないから!ほい、おみやげ!」

唯はザリガニを掴むと、澪の目の前に差し出した。



律「そこで澪の悲鳴が」

澪「ありがとう唯」

律「あ、あれ!?」

澪「唯の気持ち、受け取ったよ。このザリガニは大切に育てる」

幼女唯「えへー」

澪「でも一人でこんなとこ来たらダメだろ。なにかあったらどうするんだ?パパもママも憂ちゃんもすごく悲しむぞ。私だって…」

幼女唯「ごめんなさい…」

澪「…」ギュウッ

幼女唯「ん…」

澪「馬鹿…私達のためにこんな危ないことして…」

幼女唯「(´・ω・`)」

澪「まあ今は細かいこと気にしないで、一緒に唄うか。唯」

幼女唯「うん!」ぺかー



澪「唯のカスタネット、ずっと私が持ってたんだ」

幼女唯「わぁー!」

幼女唯「うんたん♪うんたん♪」パンパン

幼女唯「ちゅーにんぐおっけえ!」

律「はは、調子のいい奴だな」

律「よし、いくぞみんな。澪、大丈夫か?」

澪「当たり前だろ?誰に向かって言ってるんだ?」

律「娘に似て調子のいい奴だな。じゃあいくぞ、1、2」



澪、幼女唯「なんでなんだろ~♪」

澪、幼女唯「キラキラ光る願いごとも~♪」

澪、幼女唯「ぐちゃぐちゃへたる悩み事も~♪」

澪、幼女唯「そうだホッチキスでー閉じちゃおう~♪」

澪、幼女唯「始まりだけは軽いノリで~♪」

始めは軽いノリだった。可愛いから一緒にいたいだけだった。

澪、幼女唯「知らないうちに熱くなって~♪」

知らない内に唯が本当の娘だったらいいな、って思うようになってた。
ねぇ、唯。
唯は私のこと、どう思ってるのかな。
私、少しはママらしいことができたかな。
唯が私のことをママって呼んでくれたら、すごく嬉しいな。



音楽室

幼女唯「せいこう!」

律「お前が言うな!それ私のセリフ!」

幼女唯「あはは~」

梓「澪先輩、いつもより声が出てましたね。今までで一番良かったんじゃないですか?」

澪「唯のおかげかな」

幼女唯「んぁー?」

澪「唯を見てるとさ、小さいことにビビって怖がってる自分が馬鹿らしくなってさ。すごく落ち着いて唄えたよ」

澪「ありがとな唯」

幼女唯「?」



幼女唯「そうだ!みおにわたしたいものがある!」ゴソゴソ

幼女唯「はいっ!」

澪「手紙?」

手紙にはミミズが這ったような字で、『ありがとう』と書かれていた。
字を見ただけで、唯が慣れない手つきで一生懸命書いたものだとわかった。

澪「…唯」ポロ

幼女唯「ありがとう、みおまま。えへへ」

澪「唯…唯!うわあああん」ダキッ

幼女唯「なんでなくの?いいこいいこ」ナデナデ

澪「うああぁぁぁああ」ポロポロ

~~~
紬「ふふ♪」

律「これじゃあどっちが親かわかんねえな」

梓「本当ですね」

律(初めて同意された!?)



幼女唯「またここにきてもいい?」

澪「当たり前だろ」

幼女唯「へへ、やったぁ」ぺかー

紬「それじゃあ、ライブも成功したことだし、お茶にしましょうか」

幼女唯「わーい!じゅーすじゅーす!」

紬「ケーキもあるのよ唯ちゃん♪」

幼女唯「きょうはたくあんがいい」

紬「あらまぁ♪もちろんあるわよ♪」ベリッ

幼女唯「おぉ…!」



幼女唯「ぽりぽり」

幼女唯「うまい!」テッテテー

澪「ふふ」ナデナデ

幼女唯「えへへ」



3日後、音楽室
幼女唯「おはおー」

律「お、きたなー」
幼女唯「りったん!」

梓「待ってたよ唯ちゃん」
幼女唯「あずにゃあ!」

紬「唯ちゃん、今日も沢庵があるわよ♪」
幼女唯「もういらない」
紬「(´・ω・`)」

澪「唯」
幼女唯「みお!」
澪「今日も帰りにアイスたべような」

幼女唯「うん!」

幼女唯、澪「ばにら!」

澪「ふふ」ナデナデ
幼女唯「えへへ」

~~~
幼女唯「おしまい!」